2021年6月の読書記録

6月の読書記録を残しておきます。

 新型コロナワクチンの予防接種ですが、なかなか思うように進みませんね。

実家の両親は2回とも済みましたが、我が家では夫が1回目を終わったばかりです。

私は7月に1回目、8月に2回目の予約をかかりつけ医にしてありますが、

ここへきてワクチンが足りないなんて話も出てきて

いったい政府は何をやっているのでしょう?

オリンピックもいいけれども、もっと国民の事を考えてほしいものです。

 

6月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:2032ページ
ナイス数:1812ナイス

怪談実話傑作選 磔 (竹書房怪談文庫)怪談実話傑作選 磔 (竹書房怪談文庫)感想
怖かったです。久しぶりに怖さを感じられる本に出会えました。実話との事で、筆者なりにルールをもうけて書かれてあるだけに今まで読んだ事のないお話が多かったです。ただ、『草爺』だけは切なかったです。この方の作品を引き続き読んでみたいと思います。
読了日:06月30日 著者:黒木 あるじ
丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。5 (角川文庫)丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。5 (角川文庫)感想
とうとう一哉さんの事と吉原家の呪いの件が解決しましたね。まさか白砂神社と繋がっていたとは。途中から何となく犯人の予想はついていましたが、悲しいですね。そして次郎と澪は新しい一歩を踏み出しました。良かった。巻末の晃くんと美優さんの話は切なかったですね。
読了日:06月27日 著者:竹村優希
写真集「ねことじいちゃん」写真集「ねことじいちゃん」感想
ねことじいちゃんの映画があったなんて知りませんでした。しかも監督が岩合さん!この写真集はその映画に登場した大吉さんやタマや島の風景などで、とても癒されます。それにしてもタマ役のベーコン、落ち着いたものですね。立派な役者ですね。良かったです。
読了日:06月26日 著者:岩合光昭
ひきこもり図書館 部屋から出られない人のための12の物語ひきこもり図書館 部屋から出られない人のための12の物語感想
今の時期にピッタリだと思い、読みました。引きこもりにちなんだ作品のアンソロジー萩尾望都さんの『スロー▪ダウン』とエドガー▪アラン▪ポーの『赤い死の仮面』は既読でした。その他の作品は初めて読んだものばかりでした。その中でも『フランケンシュタインの方程式』には笑ってしまいました。『私の女の実』は衝撃的でした。
読了日:06月25日 著者:萩尾 望都,萩原 朔太郎,フランツ・カフカ,立石 憲利,星 新一,エドガー・アラン・ポー,梶尾 真治,宇野 浩二,ハン・ガン,ロバート・シェクリイ,上田 秋成
ねことじいちゃん(4) (メディアファクトリーのコミックエッセイ)ねことじいちゃん(4) (メディアファクトリーのコミックエッセイ)感想
島のお店が閉店し店主夫妻が島を出ていかれた。大吉さんが島外へタマの餌を購入しに行こうとしたら、島の皆から頼まれた物をたくさん買う羽目になってしまって、過疎とか、高齢者ばかりの地域の現状はたぶん同じなのだろうと思った。じいちゃんとばあちゃんと猫の島。自然が豊富で素敵だけれどもそれだけではどうしようもない現実もある。子供たちがテグスで魚釣りをしている場面では、息子が幼い時に四国でやったことを懐かしく思った。大吉さんがキンパをお裾分けされた場面では、昨夕食べたばかりだったので偶然にちょっと驚いた。
読了日:06月20日 著者:ねこまき(ミューズワーク)
無名騎手無名騎手感想
『女騎手』の続編。夏海が騎手としてストイックに頑張っている姿には偉いと思った。しかし、時代背景のせいなのか?女性騎手に対する周囲の対応があまりにも酷く感じられた。厩務員までわざと夏海が落馬するかもしれない手抜きをするなんて酷すぎる。天才と言われながら落馬事故で体を壊して姿を消した騎手の自殺から始まった一連の事件。今回も犯人の動機とトリックになんだかなあと思ってしまいました。そんな事出来るの?というのが正直な感想です。それにしてももっと夏海には競馬で活躍してもらって父親の鼻を明かしてもらいたいと思います。
読了日:06月17日 著者:蓮見 恭子
老犬たちの涙 “いのち”と“こころ”を守る14の方法老犬たちの涙 “いのち”と“こころ”を守る14の方法感想
年老いたから、病気になったから、身勝手な理由で犬たちを死に追いやる。酷いです。私は年齢的にも環境的にも無理なので犬や猫を飼う事はありません。最後まで責任をもって飼えない以上それが正しいと思っています。私たちに出来る事。終生飼養の覚悟。介護サポーターを見つける。困ったときは早めに相談。犬の為の貯蓄。犬の健康管理。正しいしつけ。鑑札と注射済票、迷子札をつける。行方不明になったらすぐに捜索。犬の老化現象や老犬がかかりやすい病気、介護サポートについて学ぶ。老犬の気持ちを理解する。続く
読了日:06月13日 著者:児玉 小枝
ねことじいちゃん3 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)ねことじいちゃん3 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)感想
大吉さんとタマの日常に癒されます。タマは賢いね。大吉さんを上手く利用している。都会育ちのイケメン先生(お医者さん)、島の女性に大人気ですね。ただ、島の人から頂いた食材に苦戦されていますが。
読了日:06月13日 著者:ねこまき(ミューズワーク)
ねことじいちゃん (2) (メディアファクトリーのコミックエッセイ)ねことじいちゃん (2) (メディアファクトリーのコミックエッセイ)感想
相変わらず良いですね。大吉さんとタマのゆったりとした日常。ただ、タマが行方不明になった時は心配しました。戻ってきた時はほっとすると共にその後の展開に笑ってしまいました。
読了日:06月12日 著者:ねこまき(ミューズワーク)
空色バトン空色バトン感想
母親を突然亡くした兄妹。その亡くなった母親のお通夜にやってきた同級生たちから、中学生時代にマンガの同人誌を作った事を知らされる。母親と同級生たちの過去の話。夢見る中学生たちの同人誌作り。各々に青春だなあと思える。マンガや絵の事が出てくるので、色々な『色』が登場します。
読了日:06月11日 著者:笹生 陽子
さくらいろのりゅうさくらいろのりゅう感想
役に立たないと村人から言われ、こいしと呼ばれていた少女。いつもひとりぼっちだった。ある日山の中のいずみで龍と出会います。「なんてきれいなりゅう!」とこいしがりゅうの鼻先をなでます。その日から少女はひとりぼっちではなくなりました。それにしても欲に目のくらんだ村人たちの酷い事。龍とこいしが可哀想だ。龍とこいしはその後どうなったのだろう?幸せに過ごせたのだろうか?少し切ないラストだった。
読了日:06月05日 著者:町田 尚子

読書メーター

2021年5月の読書記録

毎日暑いですね💦

5月の読書記録を残しておきます。

ゴールデンウイークは調子よく読めていたのですが、途中で失速してしまいました。

 

 

5月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:1760ページ
ナイス数:2863ナイス

Roman 2 (ヤングジャンプコミックス)Roman 2 (ヤングジャンプコミックス)感想
アナタが 今 生きている それが『私が生きた物語の証』イヴェールの長い物語の終わりと始まり。どんな状況であれ、女性は子供へと命を繋ぐ。大切な我が子。そこにロマンはあると思う。
読了日:05月28日 著者:桂 遊生丸
Roman 1 (ヤングジャンプコミックス)Roman 1 (ヤングジャンプコミックス)感想
生まれてくる朝と死んでいく夜の物語。イヴェールから始まってイヴェールにつながる物語。人々の儚くも強く輝く命の歴史。つなげていこうとする意志。ロマンですね。
読了日:05月28日 著者:桂 遊生丸
おじさまと猫(7) (ガンガンコミックス pixiv)おじさまと猫(7) (ガンガンコミックス pixiv)感想
ジョフロワさん、見た目でちょっと怖かったんだけど、良い人でした。まさか子猫を拾う事になるとは。。。ジョフロワさんのお父さんも素敵な方ですね。父子の関係がこれから良くなりそうですね。それにしてもラストには驚いた!おじさま、娘さんがいたの?詳細を早く知りたい。次巻が待ち遠しいです。
読了日:05月18日 著者:桜井海
四文字の殺意 (文春文庫)四文字の殺意 (文春文庫)感想
義母の本棚から借りました。『ひめごと』『ほころび』『ぬれぎぬ』『うらぐち』『やぶへび』『あやまち』の6編。不倫がらみの話が多い。『ひめごと』私にとってはあり得ない話。『ほころび』は家庭を顧みない夫にたいしてした妻のいたずらにちょっと溜飲が下がった。『ぬれぎぬ』柴犬のタローに拍手。『うらぐち』それは御利益がないと思われても仕方がない。『やぶへび』は慎重な人ほど陥るものに面白さを感じた。『あやまち』平凡な日常ほど幸せな事はないと、私には思えるのだけれどもそれでは満足できない種類の人がいるのだなと思った。
読了日:05月15日 著者:夏樹 静子
おじさまと猫(6) (ガンガンコミックス pixiv)おじさまと猫(6) (ガンガンコミックス pixiv)感想
森山君、良かったね。まさか冬樹(おじさま)が手助けしてくれるとは。奏さんも影中さんも。セッション、楽しそうでした。仲間の為ならば舞台に立てると知ることが出来て良かった。ふくまるもマリンと一緒に過ごせて幸せそう。マリンも優しい。マリンにゾッコンの奏さんも可愛いです。森山くんの弟の雅人君。兄弟のわだかまりがとけて良かった。ジョフロワさんという新たなキャラが登場。次巻が気になります。
読了日:05月13日 著者:桜井海
陰陽師 太極ノ巻 (文春文庫)陰陽師 太極ノ巻 (文春文庫)感想
義母の本棚から借りました。『二百六十二匹の黄金虫』『鬼小槌』『棗坊主』『東国より上る人、鬼にあうこと』『覚(さとる)』『針魔童子』の6編。読みやすかったです。源博雅は色々な事に不思議を感じる、感受性の強い人ですね。安倍晴明は彼のそんな所が好きなのかもしれませんね。二人のやり取りが面白いです。
読了日:05月10日 著者:夢枕 獏
女騎手女騎手感想
2009年横溝正史ミステリ大賞優秀賞受賞作。『薔薇と言う名の馬』から改題。今でこそ女性騎手が複数誕生して活躍もしていますが、数が少なかった頃の競馬界での女性騎手の立ち位置が分かりました。ミステリとしてはイマイチですが、競馬界の事を知る上では良かったと思います。競走馬は経済動物なので仕方がない面もありますが、だからこそ引退馬たちに目がいくようになってきたことが少し嬉しいです。
読了日:05月06日 著者:蓮見 恭子
写真集「Merci ALMOND EYE」写真集「Merci ALMOND EYE」感想
アーモンドアイの写真集。本当に可愛い顔をしています。彼女の活躍の裏には、チームアーモンドアイの素晴らしい連携と惜しみない愛があったのですね。彼女の初仔が楽しみです。
読了日:05月02日 著者:シルク ホースクラブ
優しい音楽優しい音楽感想
『優しい音楽』亡くなった兄にそっくりな人を恋人に出来るものだろうか?永居さんが嫌な気持ちになったのは分かる。けれどもその後の展開がしっくりこない。ちょっと残念。『タイムラグ』不倫相手の女性に子供を預ける男の気が知れない。でも深雪さん、人が良すぎる。千波ちゃんの願いを聞き入れて、恋敵の奥さんの弁護までしてしまうのですから。深雪さん自身の幸せを掴んでほしい。『がらくた効果』絶対あり得ない。全くの他人のホームレスのおじさんを家に連れて帰ってくるなんて!小説だからこそのお話だと思います。
読了日:05月02日 著者:瀬尾 まいこ

読書メーター

2021年4月の読書記録

5月になりましたね。

4月の読書記録を残しておきます。

 

 

 4月の読書メーター
読んだ本の数:16冊
読んだページ数:3142ページ
ナイス数:2338ナイサウ

花まんま花まんま感想
『トカビの夜』『妖精生物』『摩訶不思議』『花まんま』『送りん婆』『凍蝶(いてちょう』の6篇。どれも大阪を舞台にしたノスタルジーあふれる作品だった。差別や貧困、DVなど暗い部分もあるけれども、そういった事と不思議な事が同居していた時代だったと思う。朱川さんらしいお話でした。
読了日:04月29日 著者:朱川 湊人
幸福な食卓幸福な食卓感想
いきなり父親が父親であることを辞めると宣言する所から始まり、戸惑ったけれども、だんだん事情が飲み込めた。皆がバラバラでいるようで繋がっている不思議な家族。母親が家を出たわけも私は理解できた。でも兄の直ちゃんは綱渡りしているような生き方だなあと感じた。途中で変わってきたけれども。小林ヨシコさんのお蔭で。強烈なキャラクターの持ち主だけれども、救世主なのかもしれない。佐和子と大浦君とのやりとりは微笑ましくて好きだ。だから突然の事に呆然としてしまった。
読了日:04月28日 著者:瀬尾 まいこ
聞こえているのに聞き取れないAPD【聴覚情報処理障害】がラクになる本聞こえているのに聞き取れないAPD【聴覚情報処理障害】がラクになる本感想
APD (聴覚情報処理障害)という症状を全然知りませんでした。読んでみて自分はたぶん違うだろうと思いました。「聞こえているのに聞き取れない」事があるので読んでみたのですが、チェック項目には当てはまりませんでした。元々左耳の聴力が弱かったのですが、今年の検査では更に悪くなっていました。ストレスで発症した耳鳴りの影響もあるようです。APD の人も周囲の協力を得られれば、普通に暮らせると書かれてありました。APD の事がもっと広く知られるようになれば、生きづらさを抱えて悩む人も減るのだろうと思いました。
読了日:04月26日 著者:平野 浩二
ねことじいちゃん (メディアファクトリーのコミックエッセイ)ねことじいちゃん (メディアファクトリーのコミックエッセイ)感想
大吉じいちゃんと猫のタマの日常。とてもほっこりしました。お料理上手ですね。奥さんの三回忌に息子さんだけしか帰ってこないなんて薄情では?、と思ってしまいました。猫の集会はあるあるですよね。大吉さんが倒れたときはどうなることかと気をもみましたが助っ人登場でほっとしました。
読了日:04月25日 著者:ねこまき(ミューズワーク)
今日もお疲れさま パンとスープとネコ日和今日もお疲れさま パンとスープとネコ日和感想
相変わらずしまちゃんはシオちゃんに手厳しい!もう少し優しくしてあげてもいいのにと思うのはいけない事でしょうか?仕入れ先のパン屋さんが諸事情で閉めることになり、新しくお付き合いすることになったパン屋さんがとても素敵です。個人経営は【人】が頼りだから難しいですね。アキコもしまちゃんが休んだ時にそれを痛感する。うちも零細企業だから誰かが倒れたら本当に大変なので。住職の訃報はちょっと複雑でしたね。奥様は元気そうでホッとしましたが。
読了日:04月25日 著者:群ようこ
すぐわかる水墨画の見かたすぐわかる水墨画の見かた感想
『線は、僕を描く』を読んで水墨画に興味を、ほんの少しですが持ったので、図書館で借りました。とても初歩的な説明をされてあるのですが、やっぱり私には難しいです。『線は、僕を描く』でも出てきますが、筆遣いを体感できないと理解は難しいと感じました。そんな中にあって、久隅守景(くすみもりかげ)の「納涼図屏風」の親子3人の絵には心魅かれました。家族が崩壊して自身も破門になりながら描いたこの絵には、彼の家族団らんへの思いが感じられ切なかったです。
読了日:04月22日 著者: 
廉太郎ノオト (単行本)廉太郎ノオト (単行本)感想
音楽の授業で瀧廉太郎さんの事を本の少し習う程度でよく知りませんでした。作曲家としての瀧さんの方を習った程度でピアノ奏者としての瀧さんを知りませんでした。若き天才の喜びや悲しみ、悲嘆、絶望が胸に迫ります。又幸田露伴の妹の延や幸が天才バイオリニストだった事も知りませんでした。明治の時代に凄いですね。作詞家東くめと作った幼稚園唱歌、いいですね。皮肉屋の新聞屋に廉太郎の気持ちが伝わって良かった。
読了日:04月21日 著者:谷津 矢車
続々・怪談和尚の京都怪奇譚 (文春文庫)続々・怪談和尚の京都怪奇譚 (文春文庫)感想
『天眼』『嘘』『孤独』『憑依』『現身』の5つのテーマで書かれてありました。怪談ですが、仏様の教えでもあります。今この世で努力して完成できずとも、来世でその続きが出来るのならばいいかもしれませんね。今の努力は決して無駄ではないのだと思えると希望がもてます。
読了日:04月16日 著者:三木 大雲
散歩するネコ れんげ荘物語散歩するネコ れんげ荘物語感想
シリーズ4作目。キョウコの母親は脳内出血で認知症になってしまった。キョウコの事を全く覚えていない事に返ってほっとしながらお見舞いに行く姿になんだかなあと思ってしまった。コナツさんの我儘ぶりには呆れてしまったが、最後はまあなんとかなったようで良かった。ただ、おまけがついてきて驚いたが。問題はキョウコだと思う。母親の花器を義姉にお願いして勝手に持ち出して使うなんていいのだろうか?実の娘だから母親の許しが無くてもいいのだろうか?いくら認知症になっているからといってそれはないんじゃないの?と思ってしまった。
読了日:04月12日 著者:群ようこ
ネコと昼寝―れんげ荘物語ネコと昼寝―れんげ荘物語感想
シリーズ3作目。部屋にやってくるようになった猫に萌えるキョウコ。気持ちは分からないでもない。コナツさんには困ったものだと思った。でも適材適所ということもあるからね。コナツを食事に誘うキョウコはお人好しにも思えるけれども、基本的には世話好きなのかもしれない。キョウコの母親が倒れ、これからどうなるのかが気になるところで次巻へ。
読了日:04月11日 著者:群 ようこ
しょうたとなっとう (ふしぎいっぱい写真絵本)しょうたとなっとう (ふしぎいっぱい写真絵本)感想
しょうた君は納豆が嫌いです。私も納豆は苦手だったので気持ちはよく分かります。おじいさんがしょうた君を畑に誘います。おじいさんの畑仕事を手伝っていくうちに納豆がどうやって出来るかを知ります。しょうた君、納豆が好きになって良かったね。私もお酢をかけると納豆を食べられるようになりました。
読了日:04月11日 著者:星川 ひろ子,星川 治雄,小泉 武夫
あおあお感想
可愛らしいお話でした。青いものが大好きなバーティー。可愛い犬と出会って飼う事になったけれども、犬は青くない。困った。どうしよう?彼が考えた事が可愛らしいです。想像はつきますが。。。
読了日:04月11日 著者:ポリー ダンバー
働かないの―れんげ荘物語働かないの―れんげ荘物語感想
れんげ荘での生活も3年となり、すっかりその生活に馴染んだものと思いきや、そこは真面目なキョウコ。悩みつつ生活していました。東日本大震災にもれんげ荘は無事で新しくチユキさんが入居。彼女もまた素敵な女性です。それにしても月10万円で、家賃3万円は固定費で出ていく残額で国保や年金も払いつつ生活できるものなのだろうか?役所から電話がかかってきた時はその件かと思ったら、働いて税金を納めてほしいという事だったか。ただ、今は健康でもいつ怪我や病気をするか分からないから、やっぱり備えは大切だと思ってしまう心配性の私です。
読了日:04月11日 著者:群 ようこ
線は、僕を描く線は、僕を描く感想
とても良かったです。高校生の時に両親を亡くし、叔父夫婦に良くしてもらいながらも、心の中が真っ白になって生きる気力を無くしていた青山霜介。大学に入って唯一出来た友達の古前君からある展示会のパネル設置のアルバイトを頼まれる。そこで出会ったのが水墨画の大家、篠田湖山だった。全くの素人の霜介になぜ声をかけたのか?それは物語を読み進めるうちに分かってきます。一人の孤独な青年の成長物語。生きるということを取り戻した青年のお話でした。
読了日:04月08日 著者:砥上 裕將
フラミンゴボーイ (児童単行本)フラミンゴボーイ (児童単行本)感想
戦争と差別と障害。とても良かったです。ヴィンセントと同じ気持ちでケジアに早く続きを語ってもらいたくて、はやる気持ちを抑えて、仕事や家事の合間に読みました。フラミンゴボーイ、素敵な言葉です。ロレンゾの不思議な能力(フラミンゴや動物の気持ちが分かる力と傷ついたものを癒す力)を羨ましく思いました。戦争や差別と戦った家族と、人の心を失わなかった兵士との素敵なお話でした。
読了日:04月04日 著者:マイケル モーパーゴ
動物警察24時動物警察24時感想
Tokyo Animal Police 通称TAPのメンバー璃々と涼太。そして警察官の天野。この3人が動物たちを救うために必死に行動する姿が描かれてある。璃々が熱くなりすぎるきらいがあるけれども、気持ちは凄くわかる。モノ言えぬ動物たちを酷い目に遭わせることは、私も許せないと思うから。無償の愛を注いでくれる動物たちは愛しい存在だ。
読了日:04月01日 著者:新堂冬樹

読書メーター

2021年3月の読書記録

3月の読書記録を残しておきます。

 

3月の読書メーター
読んだ本の数:18冊
読んだページ数:3950ページ
ナイス数:2341ナイス

れんげ荘れんげ荘感想
45歳で会社を辞めて無職になって家賃3万円の古いアパートで一人暮らしを始めたキョウコ。貯めた貯金から毎月10万円だけ引き出して生活すれば80歳位までは暮らしていけるという計算。随分思いきった事をしたものだと思いました。母親から逃げたかったのは理解できる。あんな母親は嫌だ。でもれんげ荘はちょっと住めるレベルでは無いような。。。湿気の酷さとカビは絶対無理です❗(>_<)
読了日:03月27日 著者:群 ようこ
体内の「炎症」を抑えると、病気にならない! : クスリに頼らず全身の臓器を元気にするコツ (単行本)体内の「炎症」を抑えると、病気にならない! : クスリに頼らず全身の臓器を元気にするコツ (単行本)感想
出来るだけ易しく解説してくれているように感じました。野菜や魚の調理の仕方や油の摂り方が間違っていたことに気づくことが出来ました。ゾンビ体操には笑ってしまいましたが、早速やってみました。面白いです。お風呂でグーパーもやってみようと思います。
読了日:03月25日 著者:池谷 敏郎
アンと愛情アンと愛情感想
アンちゃん、成人式なのですね。高校を卒業してなんとくみつ屋でアルバイトで働きだしてから、本当にたくさんの事を学んで成長したなあと感じました。みつ屋の皆さんも素敵です。はなびら餅は関西では普通に新年のお菓子であったので、関東では近年出回り始めたと知って驚きました。やっぱり東西で違うものですね。巻き柿は知りませんでした。検索してどんなお菓子か見ました。相変わらず面白いお客様が多くてその度に寄り添うアンちゃんが良いですね。立花さんとはいったいどうなんだろう?アンちゃんの続きの物語が楽しみです。
読了日:03月24日 著者:坂木司
続・怪談和尚の京都怪奇譚 (文春文庫)続・怪談和尚の京都怪奇譚 (文春文庫)感想
シリーズ2作目。『無念』『供養』『呪い』『巡る』『禁戒』の5章。運のよい人、悪い人の違い、それは言葉―。運のよい人は言葉が綺麗で、言葉の悪い人は運がよくない。そして正しい行い。言葉と行いが両方揃って運がよくなる。和尚さんの言葉に納得しました。
読了日:03月21日 著者:三木 大雲
丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。4 (角川文庫)丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。4 (角川文庫)感想
又々変なキャラが登場。自ら心霊物件に住んでサイトまで立ち上げているなんて異常としか思えない。それが高木さんの後輩でやたら人懐こい晃。憑かれているというのにお構い無し。でもほっとけないのが澪。それにしても澪の回りはイケメン揃いですね。マメは相変わらず可愛い。澪にメッセージをよこした次郎の兄、一哉は果たして?謎は解ける様子が無い。
読了日:03月20日 著者:竹村優希
少年と犬少年と犬感想
泣きました。健気な動物の話には弱いです。多聞という名の賢くて健気な犬に魅了されました。憐れな人間たちを癒しながら旅を続けてついに目的地に到達してほっとしたのも束の間、まさかそんな事になるとは。。。でも賢い多聞はきっとそういう事が起こることを予知していたのかもしれません。そう思うと余計に切なくて涙が出て止まらなくなりました。
読了日:03月17日 著者:馳 星周
リフォームスタイリストの世界リフォームスタイリストの世界感想
仕事の勉強の為に読了。昨今リフォームは勿論、リノベーションという言葉はよく聞かれるようになった。昔と違って古民家や中古住宅を購入して自分好みの家にリノベーションする事は、稀有なことではなくなってきた。その流れに乗ってリフォームスタイリストと言う資格が登場した。本書はリフォームスタイリストについての簡単な説明書。
読了日:03月15日 著者:リフォームスタイリスト普及推進協議会
「お手伝いしましょうか?」 うれしかった、そのひとこと「お手伝いしましょうか?」 うれしかった、そのひとこと感想
以前、大阪メトロの駅で白状を持った人をみかけたけれども、声をかける事が出来ずにいると、夫が声をかけました。正しい誘導の仕方を夫は知らなくてちょっと迷惑をかけてしまいましたが、一緒に電車に乗る事と降りる事が出来ました。声をかけた夫の勇気を凄いと思いました。この本で正しい声の掛け方が分かりました。これからは勇気をだして「何かお手伝いできることはありますか?」と声をかけようと思います。
読了日:03月14日 著者:高橋 うらら
NHK 世界で一番美しい瞬間 (単行本)NHK 世界で一番美しい瞬間 (単行本)感想
ラックローズ(セネガル)のピンクの湖が印象的でした。ブエノスアイレス(アルゼンチン)のハカランダの紫の花の並木道も素敵です。夕暮れのケーブルビーチ(オーストラリア)の海岸を駱駝に乗ってゆく姿は、自分も体験したいと強く思いました。
読了日:03月14日 著者: 
さかなだってねむるんです (ふしぎいっぱい写真絵本)さかなだってねむるんです (ふしぎいっぱい写真絵本)感想
魚はまぶたがない。目を開けたまま眠ります。色を変えたり粘膜の糸で寝袋を作ったりイソギンチャクの中に入ったり、様々な工夫をして眠っている。泳ぎながら眠る魚も。自然て奥が深い。
読了日:03月13日 著者:嶋田 泰子,伊藤 勝敏
いその なかまたち (ふしぎいっぱい写真絵本)いその なかまたち (ふしぎいっぱい写真絵本)感想
礒の潮溜まりに生息する生き物たち。透明なエビやカメノテは懐かしく見ました。フジツボも。小さな魚や貝や生き物がたくさんいるのですね。
読了日:03月13日 著者: 
旅と小鳥と金木犀―天然日和〈2〉 (幻冬舎文庫)旅と小鳥と金木犀―天然日和〈2〉 (幻冬舎文庫)感想
良かったです。石田ゆり子さんは若い頃からこんな風にしっかりとした考え方を持っていらっしゃったのですね。『天然日和』の時よりもよりハッキリと考え方だけではなく、感じ方やちょっと神秘的な一面も知る事が出来て、そう感じました。今でも美しくて若くてご活躍されている秘訣がここにあったのですね。
読了日:03月12日 著者:石田 ゆり子
0円で会社を買って、死ぬまで年収1000万円 個人でできる「事業買収」入門 (光文社新書)0円で会社を買って、死ぬまで年収1000万円 個人でできる「事業買収」入門 (光文社新書)感想
個人事業主である知人が休眠会社を購入して法人化するという話を聞いて、この本が目に留まりました。そんな方法があるのか?と思ったので。とても興味深く読みました。亡き義父やたくさんの中小企業の社長を見て来たから、本書に書かれてある創業者の事は分かります。引き継いだ2代目の夫の事も当てはまりました。『分社』の所でちょっと辛くなりました。大企業が各部門を分社するのはなんとも思わないのに、いざ中小企業でそれをやると負債だけを残された社長は悲惨すぎるなあと思ってしまったので。ドライに徹する事が出来ないとダメなのかも。
読了日:03月10日 著者:奥村聡
まっ黒なおべんとう (新日本にじの文学)まっ黒なおべんとう (新日本にじの文学)感想
広島の原爆で犠牲になった少年の実話をもとにしたお話。原爆資料館へ行った時にこのお弁当箱は見ました。こんな事情があったのですね。辛いですね。楽しみにしていたお弁当を食べることも出来ずに何が起こったかも分からずに亡くなったのでしょう。そんな少年▪少女がたくさんいたのでしょう。
読了日:03月08日 著者:児玉 辰春
津波の霊たちーー3・11 死と生の物語津波の霊たちーー3・11 死と生の物語感想
東日本大震災から10年になるので読みました。外国人記者の目線から、日本人の長所でもあり短所でもある、先祖への思いや風習やお上へ逆らうことへの躊躇などが書かれてありました。大川小学校の悲劇も人によって感じ方も行動も違っていく過程が丁寧に綴られてありました。難しいですね。ただ言えることは、大川小学校の悲劇を、失われてしまった子供たちの命を無駄にしないように、自分に出来ることをしていこう、と思います。それにしても教育委員会の対応のお粗末さに、だからイジメ問題も無くならないのだと感じました。
読了日:03月08日 著者:リチャード ロイド パリー,Richard Lloyd Parry
カラー版 マンガでわかる 会社の設立・運営カラー版 マンガでわかる 会社の設立・運営感想
会社の基本的な成り立ちなどを勉強したくて読みました。マンガをはさみながら書類の見本や書き方など易しく図解してありました。
読了日:03月07日 著者: 
呼び覚まされる 霊性の震災学呼び覚まされる 霊性の震災学感想
東日本大震災から5年後の調査記録。どの章も興味深いテーマで書かれてあったのですが、特に魅かれたのが1章の『死者たちが通う街』と6章の『672ご遺体の掘り起こし』でした。1章はタクシーの運転手に聞取り調査したもので、霊を乗客として乗せた事への恐怖よりも又遭遇したら又乗せると答える運転手たちの優しさがしみました。6章はそんな大変な事があったのか!と驚くと共にたった9人のチームでご遺体を仮埋葬し、その後掘り起こして正式に埋葬する作業をされた事に感謝の気持ちと尊敬の念を抱きました。
読了日:03月04日 著者: 
これは経費で落ちません! 6 ~ 経理部の森若さん ~ (集英社オレンジ文庫)これは経費で落ちません! 6 ~ 経理部の森若さん ~ (集英社オレンジ文庫)感想
穏やかな会社のはずの天天コーポレーションの部長たちや秘書のマリナに不穏な動きが。。。美華と共に探り始めた沙名子。結果はなんだかなあと思いました。沙名子が「落ちろ」と呟くのも同感です。それにしても面倒くさい社員が多いですね。沙名子や太陽も悩まされてばかり。そして沙名子の太陽に対する気持ちが変化してきていてちょっと面白かったです。
読了日:03月01日 著者:青木 祐子

読書メーター

 

ユキが今月(4月)で8歳になりました。 本当に早いものです。

2021年2月の読書記録

3月3日、今日はひな祭りですね。

2月の読書記録を残して起きます。

 

 

2月の読書メーター
読んだ本の数:15冊
読んだページ数:3348ページ
ナイス数:1949ナイス

いのちのカプセル まゆ (ふしぎいっぱい写真絵本)いのちのカプセル まゆ (ふしぎいっぱい写真絵本)感想
繭って美しいと思う。蚕の繭は知っていましたが、この本に載っている虫たちの繭は知りませんでした。あの小さな体でたくさんの糸を吐いて繭を作る姿は健気です。モスラを思い浮かべました。せっかくサナギになっても成虫になるまでには苦難が続くのですね。他の虫に寄生されたり食べられてしまったり。自然の厳しいところですね。
読了日:02月28日 著者:新開 孝
精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉感想
ゲイで精神科医でコラムニスト。ご自分の事をそう自己紹介されているTomyさん。とても腑に落ちる言葉が並んでいました。いいですね。私が長く苦しんだ結果、見つけた方法も言葉として書かれてあって、ああ、同じように感じる方がいらっしゃるのだと思い、なんだか同志を得た気がしました。
読了日:02月27日 著者:精神科医Tomy
阪堺電車177号の追憶 (ハヤカワ文庫JA)阪堺電車177号の追憶 (ハヤカワ文庫JA)感想
良かったです。大阪に阪堺電車という路面電車が走っているのですが、その177号が昭和8年から平成29年までを回想する形式で物語が語られます。登場人物も少しずつ繫がりがある短編集です。
読了日:02月26日 著者:山本巧次
青空のむこう青空のむこう感想
交通事故で亡くなってしまった少年ハリー。亡くなる前に姉と喧嘩して酷いことを言ってしまった事をとても後悔していた。今まで読んだ本に出てくる死後の世界とは違っていて、でも良かったです。ハリーが学校を訪ねた時は彼の気持ちを思うと切なかったです。そして家族の様子を知ってなんとか自分の気持ちを伝えようとする場面も切なかったです。ハリーの性格のせいもありますが、全編明るい雰囲気があり、ラストは希望があります。
読了日:02月23日 著者:アレックス シアラー
ねこ歩きねこ歩き感想
猫の日』に読了。表紙の子のなんとも言えない表情に癒される。岩合さんの手にかかると猫も安心して色んな表情を見せてくれる。猫はやっぱり可愛い。
読了日:02月22日 著者:岩合 光昭
むしのかお (ふしぎいっぱい写真絵本)むしのかお (ふしぎいっぱい写真絵本)感想
あまりにも小さな虫の顔。子供の頃は観察した事がありましたが、こんなにたくさんの種類の虫の顔を見たことはありません。表紙の子といい、可愛いです。
読了日:02月21日 著者: 
たんぼのカエルのだいへんしん (ふしぎいっぱい写真絵本)たんぼのカエルのだいへんしん (ふしぎいっぱい写真絵本)感想
子供の頃アマガエルを飼っていた。オタマジャクシがカエルになる事は知っていてもどんな風に足がはえてくるとかは知りませんでした。この本で知ってビックリしました。まさかそんなところからはえてくるとは。。。面白かったです。
読了日:02月21日 著者: 
天然日和天然日和感想
女優の石田ゆり子さんが30代の頃書かれたエッセイ。良かったです。ご自分の事をせきららに綴っていらっしゃって親しみがわきました。石田さんは職人さんが何かを作っている所をじっと見るのが好きなんだそうです。実は私もそうです。人が何かを作っている姿は美しいし飽きずにじっと見ていられます。猫3匹と犬1匹との生活。仕事の事。本の事。(凄い読書家でもいらっしゃいます)こだわりの品々。気が付けば物であふれていた事。そしてそれをフリーマーケットで販売した事など。続きがあるみたいなので読んでみようと思います。
読了日:02月20日 著者:石田 ゆり子
南の子供が夜いくところ南の子供が夜いくところ感想
恒川ワールド。でも今回はちょっと違っていました。一家心中しようとしていた家族を助けた謎めいた女性ユナ。助けられて南の島で教授と暮らす事になったタカシ。その南の島々の歴史のような、幻想的な、恐ろしくもあり、悲しくもあるお話の数々。不思議すぎてちょっとついていけませんでした。
読了日:02月17日 著者:恒川 光太郎
涙猫~私とネコの心あたたまる11の物語~涙猫~私とネコの心あたたまる11の物語~感想
猫が出てくる短編集。10代まで、20代から40代まで、50代から70代までと分かれている。猫の恩返し的なハートフルなお話が多いけれども、私は『彼によろしく』のミュウが猫らしくて良いなあと思う。颯爽と生きていて生命力の強さを感じられる。泣ける話が多かったけれども、私は残念ながら涙は出ませんでした。
読了日:02月15日 著者: 
善人は若死にをする (1971年)善人は若死にをする (1971年)感想
高校生の頃、読書家のご近所の方から頂き読みました。今回は図書館で借りました。昔読んだ時も衝撃を受けましたが、すっかり内容を忘れていた今回も同じでした。1970年代にこれが書かれたなんて凄いなと思います。ブラックユーモアもしくは風刺のきいたショートショートといった感じです。
読了日:02月14日 著者:大西 赤人
金色機械金色機械感想
面白かったです。時代劇ですがSFです。宇宙船が爆発して帰れなくなり、迎えを待ちながらひっそりと暮らしていた幽禅家。そこに仕える金色の異形の者。(私の頭の中ではスターウォーズのC3POが浮かんでいました)金色様と呼ばれていました。その金色様と不思議な能力を持った人間たちとの切なくも壮大な人間ドラマ。恒川さんらしい世界が広がっていました。
読了日:02月11日 著者:恒川 光太郎
さくらい動物病院の不思議な獣医さん(4) (双葉文庫)さくらい動物病院の不思議な獣医さん(4) (双葉文庫)感想
優生に何があったのか?は分かりましたが、どうもスッキリしません。手塚君が怒るのも無理はありません。亜希のおじいちゃんには困ったものですね。人をそんな風に試す?のってどうかと思います。試練を与える?違うでしょう!と言いたくなりました。
読了日:02月09日 著者:竹村 優希
犬がいた季節犬がいた季節感想
捨てられて高校に受け入れられた犬のコーシローと、共に過ごした高校生たちの連作短編集。コーシローの世話をするコーシロー会。初代のメンバーの優花と光司郎の淡く切ない関係。最後の章に繋がっていて嬉しかった。アイルトン▪セナは私も好きだった。『セナと走った日』のサッチャンとタカヤンの関係がすごく良い。私が通っていた中学にも犬がいたので、昭和▪平成▪令和、それぞれの時代の高校生たちに気持ちを重ねながら読む事ができた。良いお話でした。
読了日:02月07日 著者:伊吹 有喜
陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)感想
面白かったです。嘘を見抜く達人の成瀬、演説の達人の響野、天才スリの久遠、正確な体内時計を持つ雪子という個性的な4人が銀行強盗をするのですが、なぜか憎めない。そしていつもは百発百中で成功させるはずが盗んだお金を横取りされた事から変な事に巻き込まれていく。不謹慎ですが、彼らを応援している自分がいて、なかなか痛快でした。
読了日:02月04日 著者:伊坂 幸太郎

読書メーター

2020年1年間の読書記録

昨年1年間の読書記録です。

目標の200冊には届きませんでした。

今年は200冊読みたいと思います。

 

2020年の読書メーター
読んだ本の数:155冊
読んだページ数:31413ページ
ナイス数:27667ナイス

神様のパッチワーク (ポプラ物語館 81)神様のパッチワーク (ポプラ物語館 81)感想
とても気持ちがほっこりしました。特別養子縁組で家族になった結くんと香ちゃん。両親はそれを隠すことなく周囲の人も皆知っていて普通に暮らしています。そこに転校生がやって来て波風がたちます。でも家族の絆は揺るぎないものでした。神様のパッチワーク、素敵な言葉です。
読了日:12月27日 著者:山本 悦子
黄色いポストの郵便配達 (理論社ライブラリー)黄色いポストの郵便配達 (理論社ライブラリー)感想
私の頭が固くなってしまっているせいか、この世界観になじむまでちょっと時間がかかりました。桜の木もマンボウも黄色いポストも、そして主人公も変わっています。主人公の友達も。でもマンボウが良い味をだしています。美味しい紅茶が飲みたくなります。
読了日:12月20日 著者:斉藤 洋
レッドタートル ある島の物語レッドタートル ある島の物語感想
ある南の小さな島が語る命のお話。一人の男性が流れ着いて、何度も脱出を試みようとしながらも失敗して苛立っていたところへウミガメがやってきます。そこから話は不思議な展開をみせていく。命が生まれ失われていくのをただ見るだけしか出来ない小さな島。島のため息ってどんなだろう?
読了日:12月20日 著者:マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット,池澤 夏樹
ドッグテールズドッグテールズ感想
犬と人との短編集。『グッドバイ』亡くなった愛犬クロの飼い主を思う不思議なお話。『バックパッカー』何もかも失った主人公についてきたアラスカンマラミュートという犬種の野犬との心暖まるお話。『疾風』老猟師と猟犬疾風(はやて)との切ないお話。人間が出来ていない者が銃を持つとろくなことにならない。『遠吼え』狼王ロボを彷彿させるお話。簡単に犬を捨てるからいけないのに。悪いのは人の方なのに。『向かい風』心に傷をおった救助犬のハンドラーが再び相棒のボーダーコリーのエマと共に歩み始める。
読了日:12月19日 著者:樋口明雄
白い標的 南アルプス山岳救助隊K-9白い標的 南アルプス山岳救助隊K-9感想
今回は宝石泥棒と山岳救助などが絡み合い、今まで以上にハラハラドキドキの連続でした。こんなにも人の命が失われた事が、しかも殺人が起きたことにショックを受けました。でも夏実の人としての強さ、静奈の能力の高さ、山岳救助隊の仲間を思う気持ちの強さ、犬たちの勇敢さにあらためて感動しました。
読了日:12月19日 著者:樋口明雄
めだかのぼうけん (ふしぎいっぱい写真絵本)めだかのぼうけん (ふしぎいっぱい写真絵本)感想
めだかって生息している地域で姿かたちや暮らし方が違っているのですね。知りませんでした。お店で売られているめだかを自然に離してはいけないのは、その生態系を壊してしまうから。どの動植物でも同じですよね。その地域古来の生物を絶滅させてしまうかもしれない。めだかも自然ではなかなか見られなくなってしまった。寂しいですね。
読了日:12月13日 著者:伊地知 英信
ダンゴムシみつけたよ (ふしぎいっぱい写真絵本)ダンゴムシみつけたよ (ふしぎいっぱい写真絵本)感想
子供の頃よく遊んだダンゴムシ。虫ではなかったのですね。ビックリポンです。今の季節は地中で眠っているのですね。懐かしい。
読了日:12月13日 著者: 
わすれられないおくりもの (児童図書館・絵本の部屋)わすれられないおくりもの (児童図書館・絵本の部屋)感想
素敵な絵本でした。年老いたアナグマが亡くなってしまって友達たちは悲しみにくれます。でもアナグマに教わった事を皆で話しているうちに元気になっていきます。我が家も義母を亡くして最初は悲しかったけれども、だんだん思い出を笑って話せるようになりました。亡くなってしまっても思い出は消えることはなく、受け継がれていくのですよね。
読了日:12月13日 著者:スーザン・バーレイ
心に折り合いをつけて うまいことやる習慣心に折り合いをつけて うまいことやる習慣感想
当時89歳の精神科医中村恒子先生の言葉を同じ精神科医の奥田先生が聞き取って本にしたもの。読んで良かったです。恒子先生の柔らかい関西弁が心にしみました。私が救われた言葉は「仕事の質は中途半端で大いに結構。手抜きしてもいいから途中で投げ出さないこと」「うまくいかないことが続くときは立ち止まってはいけない。立ち止まると先に進めない」そして先生が酒飲みの夫との生活がしんどかった時、ゴールを決めて頑張られた姿に、私も先の見えない苦しみにゴールをみつければいいのだと知る事が出来きたのがなによりの収穫でした。
読了日:12月09日 著者:中村 恒子,奥田 弘美
九十歳。何がめでたい九十歳。何がめでたい感想
面白すぎて何度本を置いて笑い転げたことか。。。佐藤さんは本当に義母にそっくりです。義母もたぶん同じ事を言うだろうなあと思えるエピソードの数々。これが笑わずにおられようかというものです。思わず傍にいる夫に本を読んで聞かせて「ね、お義母さんにそっくりでしょう?」と同意を求めていました。コロナ禍の中、笑わせて頂いてありがたかったです。
読了日:12月05日 著者:佐藤愛子
ヘビのひみつ (ふしぎいっぱい写真絵本)ヘビのひみつ (ふしぎいっぱい写真絵本)感想
「蜘蛛の後は蛇かい!」と息子に突っ込まれながら読了。蛇ってなんか神聖な感じがするのですよね。昔の家にはアオダイショウがいたし、動物園で首に巻いてもらった事もあるし、わりかた蛇は平気なのです。マムシやヤマカガシは御免こうむりますが。まぶたがないのにどうして目が乾かないのだろう?と不思議に思っていたのですが、理由が分かりました。
読了日:11月29日 著者: 
クラゲゆらゆら (ふしぎいっぱい写真絵本)クラゲゆらゆら (ふしぎいっぱい写真絵本)感想
クラゲって水族館で眺めるぶんには気持ちが癒されますが、海では出来れば出会いたくないものです。クラゲにもいろいろ種類があってウリクラゲは名前通り瓜みたいだし、アンドンクラゲも昔の行燈のようです。昔の人のネーミングは面白いです。以前浜に打ち上げられたクラゲを見た事があったのですが、カツオノエボシだったのだとこの本で初めて知りました。クラゲの赤ちゃんの誕生シーンはテレビで見た事がありましたが、やっぱり可愛いですね。
読了日:11月29日 著者:楚山 いさむ
それでもこの世は悪くなかった (文春新書)それでもこの世は悪くなかった (文春新書)感想
面白かったです。義母が健在の時に読みたかったです。義母と感想を話し合えただろうから。佐藤愛子さんは義母とよく似ていると思いました。気性がです。義父と会社を起こしてやってきた姿を思うと、どちらかと言えば、義母の方が会社を支えていたと思えるので。女性の方が肝がすわっているのかもしれませんね。
読了日:11月28日 著者:佐藤 愛子
火竜の山: 南アルプス山岳救助隊K-9火竜の山: 南アルプス山岳救助隊K-9感想
又夏実とメイに会えました。静奈さんとも信頼関係が出来上がっていて素敵でした。ただ、今回は火山の噴火と誘拐事件と無責任な登山者の話が絡み合って相変わらずドキドキハラハラさせられました。御岳山の噴火はまだ記憶に鮮明に残っています。火山である以上いつ何時噴火するかなんてわからない。自然の力は強大です。その事にもっと登山者は畏怖の念を持たないといけないのではないでしょうか?そう思いました。夏実と深町さん、微笑ましいです。そして静奈さんにもどうやら春が来たようで、今後が楽しみです。
読了日:11月26日 著者:樋口 明雄
太陽はひとりぼっち太陽はひとりぼっち感想
『太陽はひとりぼっち』『神様ヘルプ』『オーマイブラザー』の3編。相変わらず花ちゃん母娘は楽しい。そんな花ちゃんに突然祖母が登場。ハチャメチャな祖母に閉口するも寄り添おうとする姿が健気です。三上君も登場し元気そうで何よりでした。花ちゃんへ思いがなかなか通じずちょっと可哀想ですが。そして木戸先生。なぜオカルトに詳しくなったのかが分かります。その理由らしきものが私にとっては、なんだかなあとモヤモヤしてしまって腑に落ちませんでした。木戸先生のお兄さんの失踪した理由に納得がいかなかった。ちゃんと話せばいいのに。
読了日:11月23日 著者:鈴木 るりか
クモのいと (ふしぎいっぱい写真絵本)クモのいと (ふしぎいっぱい写真絵本)感想
くもの糸に注目した写真絵本。ジョロウグモの巣は子供の頃よく見かけました。他には面白い形の蜘蛛の巣を張る種類もあるのだなあと知りました。たくさんの子グモたちが糸を出して風に乗って飛んでいく。こうやって小さな命が繋がっていく。蜘蛛の本を見ていたら、蜘蛛嫌いの息子が「蜘蛛好きの女子なんてありえへん」と言いながら後ろを通っていきました。ありえへんのかなあ。好きな女子はいると思うけれど。
読了日:11月22日 著者: 
ちいさなハンター ハエトリグモ (ふしぎいっぱい写真絵本)ちいさなハンター ハエトリグモ (ふしぎいっぱい写真絵本)感想
大好きなハエトリグモの写真。目の輝きがまるでナウシカのオームのよう。我が家も事務所もハエトリグモの赤ちゃんたちがたくさんいます。頑張れよ!って思いながらいつも見ています。ピョンピョンと飛ぶ姿が可愛いです。ハエを食べて退治してくれる良い子ですものね。
読了日:11月22日 著者: 
あかり野牧場あかり野牧場感想
日本の競馬界の流れがよく分かりました。小さな生産牧場の大変さも分かりました。生産牧場も育成牧場も厩舎も調教師も騎手も、そして馬主も大変な事に変わりはないのですよね。そうすると生まれてきたサラブレッドの仔馬の幼い肩にとてつもなく大きなものがのしかかっているように感じてしまいました。お話自体は感動的でしたが、そちらの重しの方が気になってしまいました。全ての誠実に頑張っている人たちを応援したくなりました。
読了日:11月20日 著者:本城 雅人
ばけたま長屋ばけたま長屋感想
独立した指物師の弦次が引っ越してきた長屋は幽霊が出ると言う曰くつきの物件だった。そこで知り合った三五郎と幽霊の絵を描くために引っ越した来た絵師の朔天。弦次と三五郎は朔天が幽霊画を描けるように協力していく。弦次は真面目、三五郎はお調子者、朔天は変わり者。3人が幽霊を求めて様々な場所に出かけていくのはちょっと滑稽でもありました。普段はちゃらんぽらんな三五郎が意外に鋭くて本当は何者?と思いました。ラストはナルホドと思いました。
読了日:11月17日 著者:輪渡 颯介
ぼくじょうにきてね (ふしぎいっぱい写真絵本)ぼくじょうにきてね (ふしぎいっぱい写真絵本)感想
5歳の少女が語る、自分の家がやっている牧場の日常。兄と共にお手伝いをする健気な姿が可愛いです。乳牛を飼育していて、ある日子牛が生まれます。少女は一生懸命お世話をするのですが、お別れがやってきます。雄の牛は牧場には必要ないから売られたのです。現実の厳しさを知った少女。そんな彼女にお父さんは優しく話しかけます。良い親子です。
読了日:11月15日 著者:星川 ひろ子,星川 治雄
ちょっと今から人生かえてくる (メディアワークス文庫)ちょっと今から人生かえてくる (メディアワークス文庫)感想
『ちょっと今から仕事やめてくる』に登場した人たちのその後のお話。青山の先輩の五十嵐のその後を知る事が出来てホッとしました。前作では五十嵐に対してモヤモヤが残っていたので。登場人物たちが各々先へ進んでいて良かったです。ヤマモトは相変わらず人の世話ばっかりやいていました。そのヤマモトも青山の計らいで先へ進めそうで良かったです。
読了日:11月13日 著者:北川 恵海
W (ダブル)W (ダブル)感想
競馬界の事が詳しく書かれてあってそれは良かったのですが、行われた悪事に気持ちが悪くなりました。そんな事で人が死ななければならないの?巻き込まれた馬たちが可哀想でした。悪事に手を染めた人間たちの事なんでどうでもいいと思ってしまいました。確かに不幸な境遇はどれだけしんどかったことだろうと思えるけれども、人を羨んでも仕方がありません。自分に恥じない生き方をするしかないでしょう。
読了日:11月12日 著者:本城雅人
路地裏ビルヂング (文春文庫)路地裏ビルヂング (文春文庫)感想
辻堂ビルヂングのテナントと大家と管理人と1階のお店の謎の店員にまつわる連作短編集。『道祖伸』『紙飛行機』『サナギマン』『空回り』『風穴』『居残りコースケ』の6篇。『道祖伸』では狡賢い大人の洗礼を受けた加藤達若者が可哀想に思えたけれども、その加藤が全編登場してきて、なんだか最初のイメージと違ってはじけてしまっていて、何があったのだろう?と思った。テナントの人たちのお話はまあ、よくあるお話が多かったけれども、管理人の最終話はちょっと読むのがしんどかった。
読了日:11月09日 著者:三羽 省吾
まちのコウモリ (ふしぎいっぱい写真絵本)まちのコウモリ (ふしぎいっぱい写真絵本)感想
子供の頃、夕空に蝙蝠の飛ぶ姿を見ながら家路についたものでした。嫁いでからも公園の近くだったせいか、蝙蝠をよく見かけましたが、いつの頃からか、見なくなりました。私が気づいていないだけでこの町のどこかで今も生き続けているのかな?そうであってほしいなあ。
読了日:11月08日 著者: 
ごめん。ごめん。感想
様々な人たちの『ごめん』にまつわる短編集。少しずつ登場人物が繋がっている。「ごめん」と素直に言えない気持ちはよくわかります。私もなかなか言えない。素直に言える時とそうでない時があります。困った人間です。日常ありえると思われるパターンが多くて、お話にすっと入っていけました。亡き義母から、男というものは「ハイハイ」と言う事を聞いておけばいいのよと言われていたのに、ついつい社長である夫に反論してしまう可愛くない女です。ごめんと言ってうまく立ち回れるようになりたい。
読了日:11月05日 著者:加藤 元
なんにもない部屋の暮らしかたなんにもない部屋の暮らしかた感想
ナルホドと思いました。捨てたい人と捨てたくない人が同居する家族。共有部分だけルールを決めて、後は自分の部屋は自由にするというのはいいですね。参考にします。
読了日:11月03日 著者:ゆるりまい
さくらい動物病院の不思議な獣医さん(3) (双葉文庫)さくらい動物病院の不思議な獣医さん(3) (双葉文庫)感想
ミニブタが可哀想でした。ブームだからと飼って手に負えなくなって捨てるなんて酷いです。生き物を飼うのなら最後まで面倒をみる覚悟を持ってほしい物です。それにしてもオスには牙があるなんて始めて知りました。手塚君の愛犬リクの事が分かり、ホッとしたものの切なかったです。誰も悪くない。そういうめぐり合わせだったのでしょう。優生にいったい何があったのでしょう?心配です。
読了日:11月03日 著者:竹村 優希
馬のきもち HOW TO THINK LIKE A HORSE馬のきもち HOW TO THINK LIKE A HORSE感想
著者は幼い頃馬の真似をして、訪れた人からまるで馬みたいだと言われた事があるそうだ。それぐらい馬が好きなのだろう。本書は彼女の体験談などを交え、馬の事を分かりやすく解説してくれている。馬の体の事、気質、調教、馬の一生など。馬の事が益々好きになった。
読了日:11月01日 著者:チェリー・ヒル
さくらい動物病院の不思議な獣医さん(2) (双葉文庫)さくらい動物病院の不思議な獣医さん(2) (双葉文庫)感想
シリーズ2作目。相変わらず人の感情の機微に疎い亜希。手塚君との距離が縮まってきた。ライバルと思える優生も手塚君の事を認め始めた。優生の私生活も謎だらけだが、手塚君の事も何も知らないと気づいた亜希がストレートに尋ねる所が可愛い。動物の方はミニチュアホースが登場して亜希と同じくらいテンションが上がった私です。馬は集団で生活するものね。ミニチュアホースのそらの気持ちが晴れて良かった。
読了日:10月28日 著者:竹村優希
さくらい動物病院の不思議な獣医さん (双葉文庫)さくらい動物病院の不思議な獣医さん (双葉文庫)感想
動物と会話できる獣医の亜希。動物の事が大好きな看護師の優生。二人がやっているさくらい動物病院にひょんなことからやってきた大学院生の手塚君。3人の日常に動物にからんだちょっとした事件が起こりますが、最後は解決します。動物と話す事が出来るなんて羨ましいです。手塚君も同じように思っているのですよね。亜希はその秘密を隠しおおせてると思い込んでいる所が可愛いです。亜希をめぐる二人の男性(優生と手塚君)の静かなバトルが面白いです。
読了日:10月23日 著者:竹村 優希
デッドエンドの思い出デッドエンドの思い出感想
「幽霊の家」「おかあさーん」「あったかくなんかない」「ともちゃんの幸せ」「デッドエンドの思い出」の5編。よしもとばななさんらしい世界が広がっていました。物寂しくて、静かで、切なくて、でも応援したいと思える女性たちでした。
読了日:10月21日 著者:よしもと ばなな
三鷹台おでん屋心霊相談所 (ハルキ文庫 こ)三鷹台おでん屋心霊相談所 (ハルキ文庫 こ)感想
霊が見えるけれどもその存在を否定する天哉。霊を信じているけれども見えない陽太。幼馴染の二人が出会い、一緒に怪奇現象を解決する相談所を開く。そのお客だったおでん屋の小和。偶然で出会ったような3人だったが、やがてその秘密が明らかになっていく。読み始めた時はちょっと思っていた展開とは違って失敗したかなあと思ったのですが、後半は3人の過去の事が分かってきて、そしてホッとできる結果になったので良かったです。軽く読める部類に入ると思います。
読了日:10月19日 著者:木間のどか
怪談和尚の京都怪奇譚 (文春文庫)怪談和尚の京都怪奇譚 (文春文庫)感想
三木大雲和尚さんが相談を受けた数々の心霊現象及びご自分の体験談。怖いお話が多かったです。お坊さんなのに霊が怖いんだ!と思ったのですが、考えてみれば和尚さんだって人間ですものね。丁度義母が亡くなったばかりだったので、四有(しう)の説明はありがたかったです。「生有」「本有」「死有」「中有」の四つで「四有」。「中有」が満ちるから満中陰。孤独死したおばあさんの放置されていたお骨を本堂で供養したら、おばあさんの霊がお線香の煙を一生懸命食べていた、という和尚さんの目撃談は身につまされました。
読了日:10月13日 著者:三木 大雲
ふたつめの月ふたつめの月感想
『賢者はベンチで思索する』の続編。良かったです。赤坂氏と久里子が再会して、又、久里子が色々相談して、様々な事を経験する事になります。嫌な思いもするのですが、久里子の受け止め方が良いなあと思います。赤坂氏と久里子との関係が素敵です。「ふたつめの月」そういう事だったのか!と思いました。赤坂氏の正体って。。。とちょっとミステリアスなラストでした。
読了日:10月10日 著者:近藤 史恵
賢者はベンチで思索する賢者はベンチで思索する感想
好きな仕事に就くことが出来ずに、ファミリーレストランのロンドでアルバイトをしている久里子。ふとしたことから、ロンドの常連の国枝と親しくなり、相談するうちに、知らず知らずのうちに様々な謎や悩み事が解決されていくことになる。21歳の女性と不思議な老人とのやりとりが良かったです。虐待の話はちょっと辛かった。犬も子供も守られる存在であってほしい。
読了日:10月07日 著者:近藤 史恵
あおいアヒルあおいアヒル感想
良かったです。迷子のワニの子供を助けたアヒルは、ママになってワニを育てます。やがて大きくなったワニは、衰えたアヒルを、自分がしてもらったのと同じようにお世話をしていきます。世界一幸せな親子だと思いました。
読了日:10月04日 著者:リリア
サイレントステップサイレントステップ感想
面白かったです。12年前、落馬事故で命を落とした父。あれは本当に事故だったのか?疑念を抱いた息子の和輝は騎手になり、父と同じ厩舎に入った。覚悟を持って。競馬ミステリーですが、人間ドラマでもありました。父が息子を思う気持ちに胸が熱くなりました。
読了日:10月04日 著者:本城 雅人
逃げ出せなかった君へ逃げ出せなかった君へ感想
短編がそれぞれ少しずつ繫がりあって最終章へとだんだんひきこまれていきました。夏野君の事はとても辛かったです。身近な人を自死で失っているので、大友君や村沢君の気持ちが痛いほど分かりました。ブラック企業パワハラから逃げ出せない人はたぶんマインドコントロールされてしまっていて、それしか道がないと思い込まされてしまっているのでしょう。ナガツ君のように。ナガツ君は救われて良かった。ブラック企業パワハラはきっとなくなることはないのでしょう。だから、そこから逃げていいのだと知る事、気づく事が大切だと思いました。
読了日:10月01日 著者:安藤 祐介
([お]12-6)みつばの郵便屋さん 奇蹟がめぐる町 (ポプラ文庫 お)([お]12-6)みつばの郵便屋さん 奇蹟がめぐる町 (ポプラ文庫 お)感想
秋宏の初恋の人登場や、お父さんからの衝撃的な告白などいろいろありましたが、今回も良かったです。このシリーズを読むようになってから、配達に来られる郵便屋さんに対して、凄く好意的に見ている自分がいます。先日も書留の引換証を無くして上司ともう一度やってきて、又サインをしてほしいと頼まれたとき、気軽に「良いですよ」と答えていました。雨の日も風の日も雪の日も春夏秋冬、本当に大変なお仕事だと思います。
読了日:09月28日 著者:小野寺 史宜
みつばの郵便屋さん 幸せの公園 (ポプラ文庫)みつばの郵便屋さん 幸せの公園 (ポプラ文庫)感想
「かもめが呼んだもの」笑えました。まさかの葉書。無事に届けた秋宏が凄い。「テスト」特定記録郵便、私も利用したことがある。恐らくそういうことだろうと想像がついた。自ら秋宏に謝ったことは良かった。「お金は大切に」普通郵便にお金をいれてしまう。あり得ますね。でも秋宏が説明して分かってもらえて良かった。「幸せの公園」本当に幸せを呼ぶ公園だと思う。ほのぼの。局長さんも良い人ですね。
読了日:09月21日 著者:小野寺 史宜
しろとくろ (講談社の創作絵本)しろとくろ (講談社の創作絵本)感想
仲良しが一番。
読了日:09月20日 著者:きくち ちき
きつねの橋きつねの橋感想
源頼光の郎党、平貞道が白い狐の葉月とひょんなことから協力し合う物語。最初は葉月を警戒していた貞道がやがて強く思うようになっていく様が良かったです。葉月は幼い姫様の事を本当に大切に思っているのだなあと思いました。姫様の為ならばどんな事もしてしまう葉月。そこはやっぱり人間の常識とは違って、悪さをしていると思われてしまうのですが、一途な葉月が可愛いです。ラスト、姫様との別れを決心して都の方を橋の上から見つめる葉月を、自分の馬に引き上げて一緒に連れて行こうとする貞道も良いなあと思いました。
読了日:09月18日 著者:久保田 香里
魔女のパン (オー・ヘンリーショートストーリーセレクション 3)魔女のパン (オー・ヘンリーショートストーリーセレクション 3)感想
「魔女のパン」パン屋さんが可哀想でした。「アイキーのほれ薬」そういう結果になるような気がしていました。「同病あいあわれむ」そんな馬鹿な!「運命の衝撃」なんとなく結果は分かっていたけれども、笑えました。「ユーモア作家の告白」創作活動は難しい。しかしまさかそんな事で解決するとは。「休息のないドア」娘が可哀想。【O・ヘンリー誕生日読書会’20(9月1日~9月30日)】参加にて読了。
読了日:09月16日 著者:オー ヘンリー
心とろかすような―マサの事件簿 (創元推理文庫)心とろかすような―マサの事件簿 (創元推理文庫)感想
蓮見探偵事務所の用心犬、マサの視点から描かれる物語。表題作「心とろかすような」はやるせない気持ちになった。少女の将来が心配だ。「てのひらの森の下で」なんとなく芝居のような気はしていたけれども、なんだかなあと思った。「白い騎士は歌う」切ない。犯人のバカぶりに呆れる。「マサ、留守番する」動物を虐待する奴は最低だ。「マサの弁明」う~ん、何とも言えない。後味が悪い。
読了日:09月07日 著者:宮部 みゆき
妻の終活妻の終活感想
昭和の男性ってこんな感じでしょうね。男は外でバリバリ働き、女は家庭を守るもの。そう思い込んでいる。その典型だった主人公廉太郎は妻の杏子が末期の癌だと告げられ、現実を受け止められない。着々と終末に向けて準備を始める杏子。廉太郎が徐々に変わっていく様が丁寧に書かれてあった。杏子は淡々としているようで死への恐怖を内蔵させながらも夫の教育をする。最後に若き廉太郎の杏子への裏切りが暴露される。廉太郎は後悔するも後の祭り。全く妻を何だと思っていたのだろう?とちょっと腹が立った。私は杏子のようには出来ないなあ。
読了日:09月03日 著者:坂井希久子
([お]12-3)みつばの郵便屋さん 二代目も配達中 (ポプラ文庫)([お]12-3)みつばの郵便屋さん 二代目も配達中 (ポプラ文庫)感想
今回は美郷さんが秋宏の局に赴任してきた所から始まる。美郷さん、とても人間的に強くてしっかりしていて優しくて良い人!あの谷さんでさえまいってしまうんですものね。毎回いろんな事があるけれども、秋宏が声をかけた事でアルバイトに入った萩野君。いい子に見えたけれども、ちょっとした事から辞めてしまった。なんでも長続きしないと本人が言っていたけれどもそういうことか、と思った。けれどもその彼が又戻ってきた。その陰にはある人の力があった。素晴らしい。
読了日:09月01日 著者:小野寺 史宜
霊感検定 春にして君を離れ (講談社文庫)霊感検定 春にして君を離れ (講談社文庫)感想
今回は人間の厭らしさに腹がたった。安田といい、夏目を悪く言う人たちといい、霊よりも人間の方がやっかいかもしれない。清貴がひょっとしたら?という終わり方、凄く気になる!
読了日:08月29日 著者:織守 きょうや
霊感検定 心霊アイドルの憂鬱 (講談社文庫)霊感検定 心霊アイドルの憂鬱 (講談社文庫)感想
心霊スポットに撮影の為に行くというアイドルを守る為に協力する事になった修司たち。ストーカーや悪霊やらで大変だったけれども、ラストは胸にじんわりと温かいものが広がった。肉親の愛情の強さ。修司たち皆優しい。空をめぐっての修司と晴臣とのやり取りは笑える。霊感がないはずの馬渡先生がなぜ心霊研究会を作ったのか?その理由を知った時、驚くと共に納得もした。素敵な関係だと思う。
読了日:08月27日 著者:織守 きょうや
霊感検定 (講談社文庫)霊感検定 (講談社文庫)感想
大阪から転校してきた修司は実は霊が見える事を隠して生きてきた。生活費は自分で稼がないといけない為、アルバイトをしていたがそこで拾ってしまう。そのことがきっかけで高校の心霊研究会に巻き込まれてしまった。同じように視える仲間が出来て、良かったのかもしれない。第四章の話は良かった。傍から見れば笑える図なのだが、ユカちゃんがそれで満足してくれたのならば、修司たちも良かったのではないかと思う。
読了日:08月25日 著者:織守 きょうや
パーフェクト・ブルー (創元推理文庫)パーフェクト・ブルー (創元推理文庫)感想
元警察犬のマサの視線で語られる物語。今は蓮見探偵事務所で加代子の相棒を務めているマサ。犬だけれども、人間の言葉や行動や心理まで理解していて凄すぎる。そして物語自体はとても哀しいものでした。子供たちが哀れです。
読了日:08月23日 著者:宮部 みゆき
ともに戦える「仲間」のつくり方ともに戦える「仲間」のつくり方感想
ビズリーチの創業者、南氏の著書。いかにしてビズリーチを軌道に乗せたのか。そこには心強い仲間の存在がありました。自分の夢を語り続け、賛同してくれる仲間を見つけていく。凄く幸せな事だと思いました。彼が若いからこそ、若くて有能な人々が集まったのでしょうね。私にはもうそこまでの体力も気力もありません。もっと若い頃に彼のように、自分の気持ちを周囲にぶつけて、勉強して努力していれば、と思ってしまいました。今、共に戦える仲間は家族しかいません。家族を大切にしようと思います。
読了日:08月20日 著者:南 壮一郎
([お]12-2)みつばの郵便屋さん 先生が待つ手紙 (ポプラ文庫 日本文学)([お]12-2)みつばの郵便屋さん 先生が待つ手紙 (ポプラ文庫 日本文学)感想
今回もほんわかした気持ちになりました。ミスをした後が大事。その通りですね。今更ながら肝に銘じました。そしてトラブルメーカーの谷さんの登場。秋宏が谷さんにはっきりものを言ったことで、かえって距離が縮まりましたね。悪い人ではないのだけれども、私は苦手なタイプです。秋宏を尊敬します。春行と百波にもこの先の明るさが伺えます。
読了日:08月17日 著者:小野寺 史宜
これは経費で落ちません! 5 ~落としてください森若さん~ (集英社オレンジ文庫)これは経費で落ちません! 5 ~落としてください森若さん~ (集英社オレンジ文庫)感想
スピンオフ。4巻を読んでから時間が経ってしまっていたので、思い出しながら読んだ。真夕ちゃん可愛い。山崎柊一にそんな特技があったとは!平松由香利、忘れかけていたので思い出せて良かった。そういうことだったのね。男性社員の仕事での女性蔑視の厭らしさが本当に嫌で仕方がなかった。でも希梨香が大逆転してすっとした。勇さんは織子にいいようにされているなあと思った。沙名子はやっぱり沙名子だなあ。
読了日:08月16日 著者:青木 祐子
兵隊さんに愛されたヒョウのハチ兵隊さんに愛されたヒョウのハチ感想
この本を知るまでハチの事は知りませんでした。中国にいた部隊の成岡さんが野生の豹の子供を保護して、部隊で世話をしたら、すっかり懐いてしまったなんて驚きです。人を信じ切っていたからこそ、その後のハチの悲劇が胸に突き刺さります。戦時下、動物園の動物たちがどんな目にあったかは知っていましたが、ハチも又同じだったのですね。剥製になったハチは今も皆に戦争の悲惨さを伝え、決して二度と戦争をしてはいけないと、警鐘を鳴らしているのでしょう。
読了日:08月15日 著者:祓川 学
耳鳴り、難聴、めまいは耳キワさすりでよくなる!耳鳴り、難聴、めまいは耳キワさすりでよくなる!感想
ストレス性の耳鳴りが少しでもましになればいいなあと思って読みました。目をよくするためにも耳のツボを刺激する事を本で学びましたが、やはり、こちらも基本的には耳のツボを刺激する事によって改善をはかる方法が書かれてありました。目も耳も全身と繋がっているのだなあと改めて思いました。目の方と一緒に耳もこちらの方法を試してみようと思います。
読了日:08月14日 著者:内田 輝和
こどもホスピス―限りある小さな命が輝く場所こどもホスピス―限りある小さな命が輝く場所感想
ホスピスと聞くと手の施しようのない患者さんが最後を過ごす所と思いがちですが、こどもホスピスは違います。難病の子供たちが親や兄弟や祖父母などの家族や他の難病を抱えている子供たちやその家族、子供たちの願いを叶えるために力を貸して下さる方たちが楽しく過ごす場所。病院で辛い治療に耐え続けている子供たちが社会と繋がる場所です。子供たちが子供らしく振舞う事の出来る子供たちの大切な居場所です。お子さんを難病で亡くされた著者が奔走されて作ろうとされているこどもホスピス。もっと日本にも増えてほしい。
読了日:08月07日 著者:田川 尚登
ねこ背が治って心も体も強くなる! : 全身の疲れがとれて「いいこと」いっぱい! (王様文庫)ねこ背が治って心も体も強くなる! : 全身の疲れがとれて「いいこと」いっぱい! (王様文庫)感想
本当にこれで猫背が治るのかな?半信半疑ですが、一応やってみます。先日読んだ視力回復法の本でも酸素不足とあったのですが、この本でも酸素不足について触れられてありました。普段の呼吸では実はちゃんと呼吸できていなかったとは。。。とにかく頭痛が治って姿勢が良くなるのならば藁をも掴む思いでやってみます。
読了日:08月05日 著者:小池 義孝
しあわせになった猫 しあわせをくれた猫しあわせになった猫 しあわせをくれた猫感想
タイトル通り、幸せになった猫や幸せをくれた猫たちが登場。猫も自分が産んだわけでもないのに、子猫を育てる事がるのだと感動しました。なんて優しい。傍に置いてもらいたくて崖を上ってきた猫にも胸が熱くなりました。なんと健気な。。。やっぱり猫は可愛い。
読了日:08月03日 著者:佐竹 茉莉子
丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。3 (角川文庫)丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。3 (角川文庫)感想
シリーズ3作目。次郎の遠い親戚で強烈な個性の持ち主の玲奈が登場。澪と張り合うことに。別に張り合わなくていいのになあと思った。だって玲奈も澪もおのおの凄い能力を持っているわけだし、その力を合わせればいい方向へ進むのになと思ったから。ラストはちょっとその兆しが感じられてよかった。次郎の兄の一哉の足跡を求めて皆で調査するけれども謎は深まるばかり。次郎と高木さんと一哉さんの巻末のエピソードを読む限り、一哉が良くない事に手を染める人間には思えない。続きが気になります。
読了日:08月02日 著者:竹村優希
丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。2 (角川文庫)丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。2 (角川文庫)感想
シリーズ2作目。澪も少しずつ成長しているようで良かったです。黒水晶、頼りたくなる気持ちもよーくわかります。でも水晶は良い物も悪い物もその効果を強めてしまうから私は遠慮しています。。。今回の中では花枝さんのお話が心に突き刺さりました。事故の多い踏切、怖い。教団の話も哀れでした。やっぱり生きてる人間の方が恐ろしいと思う。次郎と高木さんとの出会いの話が良かった。
読了日:07月31日 著者:竹村優希
ぼーん・とぅ・びー競馬ファン (広済堂・競馬コレクション)ぼーん・とぅ・びー競馬ファン (広済堂・競馬コレクション)感想
面白かったです。私の知らない頃活躍したウマたちの事を知る事が出来ましたし、競馬ファンのあるあるが満載で、気が付けばウンウンと力強く頷いている自分がいました。
読了日:07月27日 著者:よしだ みほ
樹木希林 120の遺言 ~死ぬときぐらい好きにさせてよ (上製本)樹木希林 120の遺言 ~死ぬときぐらい好きにさせてよ (上製本)感想
樹木希林さんの生き方を如実に表した言葉ばかり。お顔の事を悪く仰っていますが、若いころのお姿など拝見すると私はとても可愛いと思いました。チャーミングで魅力的です。そして、とてもいい年の取り方をされたと思います。お顔に現れています。言葉の数々も深く心に突き刺さりました。落ち込む日々が続いていたのですが、本書を読んでから少しずつですが日常の事が出来るようになりました。この調子でもっと身軽になれるように、物を捨てていこうと思います。本当にやりたい事、好きな事を死ぬまでの間にする為に。
読了日:07月26日 著者:樹木 希林
私は幽霊を見た 現代怪談実話傑作選 (文庫ダ・ヴィンチ)私は幽霊を見た 現代怪談実話傑作選 (文庫ダ・ヴィンチ)感想
いろんな方の幽霊談。一番怖かったのはやっぱり稲川淳二さんのお話。以前テレビで見たことのあったお話でした。新倉イワオさんのお話は切なかったです。柴田錬三郎さんのお話は、石屋の娘さんが気の毒で、そして佐藤嘉久夫は酷いと思った。
読了日:07月24日 著者:平山蘆江,火野葦平,水木しげる,山田野理夫,阿川弘之,新倉イワオ,石原慎太郎,稲川淳二,佐藤春夫,長田幹彦,富沢有為男,徳川夢声,池田彌三郎,平野威馬雄,三浦朱門,遠藤周作,柴田錬三郎
アライバルアライバル感想
とても不思議で美しくもあり、恐ろしくもある世界が広がっている。妻と娘を置いて一人で異国へやって来た男性がその世界に少しずつ慣れていき、最後には妻と娘を呼び寄せる。家族が再会して抱き合う姿が美しい。そして娘が新しくやって来た人に道を教えている姿に繰り返される歴史を感じる。文章は一切ない。絵だけでストーリーを感じさせ、気持ちを揺さぶる。素敵な絵本。
読了日:07月19日 著者:ショーン・タン
なんにもできなかったとりなんにもできなかったとり感想
何をするのにも上手くできない鳥。一生懸命工夫してみてもやっぱり出来ない。そんな鳥にお母さん花が声をかける。そしてー。鳥はこれで幸せだったのかな?誰かの役に立てて幸せだったのかな?温かいお話ではあるけれども、切ないお話でもある。
読了日:07月19日 著者:刀根 里衣
丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。 (角川文庫)丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。 (角川文庫)感想
憧れの丸の内の大企業、吉原不動産に就職する事が出来た澪だが、配属された部署は心霊がらみの物件を扱うところだった。自分に霊感がある事を知らずに生きてきたなんて凄い。上司の次郎が謎だらけなので今後が楽しみ。次郎の幼馴染の高木さんが面白すぎます。澪に懐いたマメが可愛い!
読了日:07月18日 著者:竹村優希
淀川八景淀川八景感想
「あの橋のむこう」「さよならホームラン」「婚活バーベキュー」「ポロロッカ」「趣味は映画」「黒い犬」「自由の代償」「ザリガニ釣りの少年」淀川に絡めた8篇。う~ん、特にどうという感想はない。よくある日常、平凡な感じ。淡々とした、普通の人々の日常。それはそれでいいのかもしれない。
読了日:07月14日 著者:藤野 恵美
おじさまと猫 (5) (ガンガンコミックスpixiv)おじさまと猫 (5) (ガンガンコミックスpixiv)感想
ペットショップで一緒だったモジャを追いかけてふくまるが外へ飛び出してしまった!必死に探す冬樹さん。そして皆が協力してくれた。モジャが冬樹さんに保護されて無事に飼い主の元へ。良かった。そしてふくまると冬樹さんとの感動の再会。森山君のライブを見に行くことになった冬樹さん。それにしても森山君にいったい何があったのだろう?なぜバンド仲間は来なかったのだろう?冬樹さんが舞台に上がった。奏さんも協力するみたい。続きが気になる~!
読了日:07月13日 著者:桜井 海
おじさまと猫(4) (ガンガンコミックスpixiv)おじさまと猫(4) (ガンガンコミックスpixiv)感想
ふくまる、お姉ちゃんに会えて良かったね。小林さんとライブにいった冬樹さん。ライブが楽しいと思えて良かった。しかもあの人に会えたしね。そして、ふくまるもペットショップで一緒だった猫と遭遇。いったいその猫に何があったのか?次巻へ。
読了日:07月12日 著者:桜井 海
夜明けの図書館(6) (ジュールコミックス)夜明けの図書館(6) (ジュールコミックス)感想
ひなこが昔関わった彼が登場。立派になっていたけれども、相変わらずひなこを頼りにするところがちょっと可愛かった。パン屋さんのお話。商標登録って早い者勝ちなんですよね。でも先使用権というものがあって良かった。勉強になりました。暁月で一番美しいところ。私の好きな鷺草が出てきたし、三島先生が又意欲を出してくれてよかった。ぬいぐるみ、子供の頃はお気に入りの子を抱きしめていたっけと思い出させてくれました。オオサンショウウオのぬいぐるみ、可愛いです。
読了日:07月12日 著者:埜納 タオ
99のなみだ・夏 (リンダパブリッシャーズの本)99のなみだ・夏 (リンダパブリッシャーズの本)感想
「四人家族」「眠れない夜のFAQ」「パパに会いたい」「三つのかばん」「母と共に」「星のかけら」「はじめの一歩」「真夜中のピアノ」「ここではないどこか」「下手をすれば」「曲がり角の向こうで」「余生」の12編。大半は胸にぐっとくるお話でした。自分にも経験のある事やこれからそうなるかもしれないと思える事は、読んでてきつかったです。でも、泣き笑いで終われるお話には救いがありました。
読了日:07月12日 著者: 
必死すぎるネコ ~前後不覚 篇 (タツミムック)必死すぎるネコ ~前後不覚 篇 (タツミムック)感想
表紙の猫ちゃんもですが、もう笑わせてくれる猫ちゃん満載です。どうしてそうなったの?と聞いてみたい。可愛いです。
読了日:07月12日 著者:沖 昌之
おじさまと猫(3) (ガンガンコミックスpixiv)おじさまと猫(3) (ガンガンコミックスpixiv)感想
森山さんが冬樹をコンサートに誘ったことで、冬樹の過去が分かり、辛くなりました。ふくまると母猫とのシーンも兄弟猫との事も切なかったです。親友の小林さんが良いですね。話題のピアニストとして登場した日比野奏氏。猫を飼う事になり、冬樹と遭遇。そして冬樹の自宅へ。この後どうなるのだろう?気になるけど続きは我慢。やるべきことをやってから読みます。
読了日:07月10日 著者:桜井 海
おじさまと猫(2) (ガンガンコミックスpixiv)おじさまと猫(2) (ガンガンコミックスpixiv)感想
冬樹(おじさま)の少年時代の事が少し分かりました。猫を飼いたいと言った奥様の事を本当に愛していたのだなあと思いました。ふくまるがピアノに嫉妬する様が可愛いです。猫を飼った事がないのですが、ふくまるのいろんな行動は、猫を飼っている方から見れば、猫アルアルなのかな?と思いながら読みました。
読了日:07月10日 著者:桜井 海
おじさまと猫(1) (ガンガンコミックスpixiv)おじさまと猫(1) (ガンガンコミックスpixiv)感想
kindleで読んですっかりはまってしまい、1巻から5巻まで纏め買いしてしまいました。そして勉強そっちのけで1巻から3巻まで一気に読んでしまいました。ま、なんとかなるでしょう。。。ふくまるの種類の猫を調べてみました。確かに鼻ペチャでした。ここから先のふくまると冬樹さん(おじさま)との事が気になります。
読了日:07月10日 著者:桜井海
目がよくなって心も体も超スッキリ!: 0.2から1.5までアップも!カンタン視力回復法 (王様文庫)目がよくなって心も体も超スッキリ!: 0.2から1.5までアップも!カンタン視力回復法 (王様文庫)感想
最近どんどん老眼が進んでしまって困っている。遠方はよく見えるのに、近くを見るのに一々眼鏡をかけるのが面倒くさい。以前うちにいた職人さんが70歳を過ぎていても老眼ではなく、とても目がよかったことを不思議に思っていた。この本を読んで、70歳を過ぎていても目が良くなる可能性がある事を知った。さらに老眼も近眼も良くなるらしい。騙されたと思ってやってみようと思う。
読了日:07月10日 著者:今野 清志
楽しかったね、ありがとう楽しかったね、ありがとう感想
長生きしたワンちゃん、ネコちゃんのお話。「誰にも、どんな犬や猫にも、すばらしい物語があるのです」その通りだと思う。ここに登場する子たちは飼い主さんと素晴らしい物語を紡いでいる。私は犬や猫は飼った事がないけれども、セキセイインコとの別れは経験してきた。看取る事が出来たのは3羽だけ。他の子は朝起きてケージを覗いたら落鳥していた。そういうお別れだった。だから最期を看取れた方、看取れなかった方、各々の気持ちが少しはわかる。そして皆さんが全力で愛したことも。
読了日:07月07日 著者:石黒 由紀子
認知症の人を理解したいと思ったとき読む本 正しい知識とやさしい寄り添い方 (心のお医者さんに聞いてみよう)認知症の人を理解したいと思ったとき読む本 正しい知識とやさしい寄り添い方 (心のお医者さんに聞いてみよう)感想
認知症の事が易しく分かりやすく説明されてありました。良かったです。そして何の知識もなく、義母に向き合ってきたやり方が間違ってなかったとほっと出来ました。経験は教師ですね。まだ義母は認知症と診断されたわけではないけれども、この本で得た知識を元に付き合っていこうと思います。段階が進んだあとの事も分かったし、今、打っておくべき手も分かったので良かったです。助かりました。
読了日:07月05日 著者: 
食べているのは生きものだ (福音館の科学シリーズ)食べているのは生きものだ (福音館の科学シリーズ)感想
私たちが日ごろ口にしているものは【生き物】だという事を写真で分かりやすく見せてくれる。私が5歳の頃、田舎で叔父が鶏を絞めるところを見たことがある。それは私たちに御馳走する為にした事で、その日の夕食に並んだ。なので幼心にも食べる為に生き物を飼っている事を理解した。当然食べ物を残す事はもったいないし、命を奪っておきながら、許されることではないと思ってきた。昨今、スーパーで買ってきた姿しか知らないから粗末にしやすいのだと思う。この本で生き物の命を頂いている事を知ってほしいと思う。
読了日:07月05日 著者:森枝 卓士
はみだしっ子 (第6巻) (白泉社文庫)はみだしっ子 (第6巻) (白泉社文庫)感想
いよいよクライマックス。この巻で一番心に響いたのは、サーニンがエルに言ったこの言葉「それなら クークー 何のためのに生まれて来たのサ?」グレアムは雪山事件を自らの手で始末しようとして阻まれて無気力になり、アンジーはその繊細さから傷つき、マックスは皆がグレアムを探しに行っている間、パムを守ろうと頑張る。グレアムからクークーの死について聞かされたサーニンが立ち直って良かった。そしてグレアムはジャックに雪山事件を語り始める。その後どうなったのかは読者の想像にまかされた形。大丈夫。ジャックなら受け止めてくれる。
読了日:07月03日 著者:三原 順
はみだしっ子 (第5巻) (白泉社文庫)はみだしっ子 (第5巻) (白泉社文庫)感想
怒涛の如く様々な事件が起きる巻。マックスがリッチーの標的にされて、庇ったグレアムが負傷。そして裁判へ。エルはキャシーの母親の画策で違う名前の馬と入れ替わってレースに出走しようとするが、なんとか止めた。そしてエルはクレーマー家へ。グレアムが雪山事件の事で動き始め、アンジーは自分が宛にされない事への苛立ちを覚える。リッチーの裁判で悉くやり込められた為、グレアムたち4人は有利になるように画策する。そしていよいよ最終巻へ。
読了日:07月01日 著者:三原 順
はみだしっ子 (第4巻) (白泉社文庫)はみだしっ子 (第4巻) (白泉社文庫)感想
いよいよ4人が養子になる話が登場。ジャックもパムも素敵な人。この二人の登場で物語に幅が出来ました。養子になった4人にも様々な感情が渦巻き、葛藤があります。でも良い家族になれそうな雰囲気があります。
読了日:06月30日 著者:三原 順
おじさまと猫 1巻【期間限定 無料お試し版】 (デジタル版ガンガンコミックスpixiv)おじさまと猫 1巻【期間限定 無料お試し版】 (デジタル版ガンガンコミックスpixiv)感想
ペットショップで売れ残っていた猫が素敵なおじさまに買い取られ、一緒に過ごすお話。自分なんて不細工で誰も選んでくれないと思い込んでいた猫が、家族に迎えてくれたおじさまに甘えまくるのが、健気で可愛いです。おじさまにも、猫を飼うにあたって何か事情があるように見えます。
読了日:06月28日 著者:桜井海
はみだしっ子 (第3巻) (白泉社文庫)はみだしっ子 (第3巻) (白泉社文庫)感想
社会の偏見と差別が露になる『奴らが消えた夜』でもマックスの思いがヴァトゥに通じて良かった。マックスが成長したと思える。そしてグレアムと心が通じて良かった。サーニンがエル(競争馬)と気持ちが通じていく様が好き。キャシーの母親のように感じる人もいるのだと衝撃を受けた話でもある。私はサーニンと一緒で馬が好きだから、キャシーの母親が昔は嫌いだった。今はそういう人もいるかもしれないと思える。『バイバイ行進曲』グレアムと父親との確執。ただ、グレアムの気持ちもエイダの気持ちも分かる。フーちゃんとアンジーが良い感じ。
読了日:06月28日 著者:三原 順
はみだしっ子 (第2巻) (白泉社文庫)はみだしっ子 (第2巻) (白泉社文庫)感想
一番辛い巻。雪山での事件。この後4人がバラバラになる。雪山に行かなければ、バスが運行しなければ、と思ってしまう。あの事件は不可抗力では済まされないのだろうか?分別のつかない幼い子供が起こした事件なのだから。グレアムとアンジーが可哀想。
読了日:06月27日 著者:三原 順
はみだしっ子 (第1巻) (白泉社文庫)はみだしっ子 (第1巻) (白泉社文庫)感想
懐かしいはみだしっ子。昔読んでいた時はグレアムが大好きでした。どこか陰のある彼に魅かれていました。読み進むうちに4人とも大好きになりました。両親から見捨てられた過去や大切な人を失った過去を抱えながら、逞しく生きる彼ら。子供だけで生きていけるはずはないと思いながらも彼らを応援していました。三原さんの心理描写は凄いと思います。引きつづき読んでいこうと思います。
読了日:06月25日 著者:三原 順
絶対に出る 世界の幽霊屋敷絶対に出る 世界の幽霊屋敷感想
知っている建物も載っていました。エピソードを知るとそんな残虐な事が行われていたのか、と思ったのですが、写真からは人間の哀れさや愚かさが伝わってきて、今も彷徨う幽霊を気の毒に思ってしまいました。
読了日:06月24日 著者:ロバート・グレンビル
ビジュアルストーリー 世界の秘密都市ビジュアルストーリー 世界の秘密都市感想
世界には様々な事情で作られた都市があるのだなあ。地下に作られた都市はまさに秘密都市。でもカナダの地下都市には圧倒された。秘密都市というよりも近未来都市みたい。立ち入り禁止の隔絶された都市。杭上の都市。砂漠の都市。映画の撮影の為に作られた都市。宗教的理由で作られた小さな都市のような修道院。閉鎖都市。ただ、写真と文章とがずれている箇所があって分かりにくかったです。
読了日:06月23日 著者:ジュリアン・ビークロフト
ナミヤ雑貨店の奇蹟ナミヤ雑貨店の奇蹟感想
とても不思議なお話でした。だんだん引き込まれていき、最後に全ての繋がりが分かった時、いいお話だなあと思いました。ただ、藤川博の両親の事だけがとても辛かったです。彼自身もどんなに辛い事か。大人になってから両親の事を知った衝撃はきっと彼の心に強く残り続ける事でしょう。ナミヤ雑貨店が起こした奇蹟はこれで終わりなのでしょうね。ちょっと寂しい。
読了日:06月22日 著者:東野 圭吾
図書室のバシラドール図書室のバシラドール感想
表題のバシラドール、スタインベックの造語で「目的地に急ぐより旅そのものを楽しむ人」との事。今回、この言葉が一番心に残りました。普段、夫から、私はすぐに結果を求めると注意を受けていたので、結果に至るまでにもっと考える事を教わった気がします。『夏休みのバシラドール』『文化祭のビブリオバトル』『来年度のマジックシード』の3篇。メディアリテラシーについても考えさせられました。すぐに鵜呑みせず、自分なりに調べる事、考える事、大切な事ですね。モヤモヤはありますが全体としては良かったと思います。
読了日:06月19日 著者:竹内 真
あなたの人生、片づけますあなたの人生、片づけます感想
一気読みでした。読みやすかったです。いわゆる汚部屋で心が不安定で片付けられない人や自立していなくて娘に頼りっきりの人、大きな家に今は独りぼっちでいつか昔みたいにたくさん人が来た時の為にと買いだめばかりしている人、子供を亡くした日から時が止まってしまった人、など様々な人生模様と片付けられない理由が登場します。やっぱり心って大事だと思いました。生活状況に精神状態は大きく影響するのだと思います。大庭十萬里さん、面白い人です。
読了日:06月14日 著者:垣谷 美雨
三原順傑作選 (’80s) (白泉社文庫)三原順傑作選 (’80s) (白泉社文庫)感想
はみだしっ子でグレアム達を養子にしたジャックとその友人ロナルドの幼い頃から大人になるまでのお話『ロングアゴー』3篇と他に6篇。はみだしっ子大好き。どの作品も三原さんらしく、人の心のブラックな部分と社会への警鐘とユーモアがあります。
読了日:06月13日 著者:三原 順
([お]12-1)みつばの郵便屋さん (ポプラ文庫)([お]12-1)みつばの郵便屋さん (ポプラ文庫)感想
タレントの春行を兄に持つ、郵便屋さんの秋宏が主人公のお話。秋宏の性格がのんびりしていて真面目で大丈夫かな?と心配になる。彼女が出来たいきさつも、え?といった感じでした。でも、類は友を呼ぶなのか、秋宏の周りには良い人がたくさん。穏やかなお話でした。
読了日:06月13日 著者:小野寺 史宜
魔法使いの嫁 13 (BLADEコミックス)魔法使いの嫁 13 (BLADEコミックス)感想
相変わらず校外学習に来てまで危険な目にあうチセ。湖水馬に髪の毛を渡すところが好き。馬だからかなあ。ルツも好き。ルーシーの一族の悲劇。襲った側にも何か事情がありそう。一筋縄ではいかない。消えた禁書。次巻でわかるのかな?
読了日:06月10日 著者:ヤマザキコレ
おじいちゃんがおばけになったわけおじいちゃんがおばけになったわけ感想
切ないけれどもほのぼのしました。突然亡くなってしまった お爺さんが孫の所にお化けとなって現れます。なぜおばけになったのかわからないというお爺さんと一緒に原因を探します。理由が分かった時、切なくもあり、ほのぼのとしました。
読了日:06月07日 著者:キム・フォップス オーカソン
おいで… (ゾッとする怪談えほん)おいで… (ゾッとする怪談えほん)感想
こ、これは怖い!さすがにこれは幼い子供なら泣くでしょう。乳母車と杖が不気味さを倍増させます。トイレの床が水浸しなのも嫌な感じです。
読了日:06月07日 著者:有田 奈央
明るい夜に出かけて明るい夜に出かけて感想
深夜ラジオを聞いた事がなくて、最初はリスナーである主人公の富山君の気持ちが理解できず、しまったなあと思ったのですが、佐古田さんが登場した当たりから引き込まれていきました。接触障害で人とコミュニケーションスが取れなくて、辛いトラウマを抱える富山君。幼馴染の永川君、バイト仲間の鹿沢さん、強烈な出会いをした佐古田さんと徐々に繋がっていく様が良かったです。職人という言葉も初めて知りました。職人と言えばうちの会社では現場で働いてくれる人の事を指すので、最初は意味が分かりませんでした。ラストは良かったです。
読了日:06月06日 著者:佐藤 多佳子
東京ホタル東京ホタル感想
良かったです。5人の作家が『東京ホタル』というイベントに絡めて書かれた短編集。どの作品も良かったのですが、小松エメルさんの「宙色三景」と原田マハさんの「ながれぼし」に特に心を動かされました。「宙色三景」は祖父、父、息子、孫とのパラレルワールドのような展開に驚きました。「ながれぼし」は母と娘の感情の機微に心を揺さぶられました。
読了日:06月04日 著者:小路幸也,原田マハ,中村航,小松エメル,穂高明
明日の記憶明日の記憶感想
まだまだ働き盛りの年齢で若年性アルツハイマーにかかってしまった主人公。受け入れがたい気持ちが痛いほど伝わってきます。メモ作戦、備忘録。でも周囲には異常な姿として映り、病気が発覚し会社を辞める事に。自分の記憶が失われていく恐怖、妻に迷惑をかける事になるおそれ、自分がいなくなった後の事。いえ、自分の人格が失われていく恐怖。どれだけの人がこの病気で苦しんでおられるのだろう?明日は我が身かもしれない恐怖がこみ上げてきて辛かったです。ただ、奥さんが最後まで寄り添おうとする姿に感動しました。
読了日:06月03日 著者:荻原 浩
絶対に住めない 世界のゴーストタウン絶対に住めない 世界のゴーストタウン感想
ゴーストタウンを見ると人間の営みの隆盛や、人生の儚さや、自然への畏怖を感じずにはいられません。この本に載っているゴーストタウンのうち、多くは金鉱や炭鉱などで栄え、やがて堀尽くして人びとが去ってしまったものでした。とても危うくて切ない。勿論鉱山ばかりではなく、遥か昔の文明の跡、火山や洪水でのまれてしまった町、原発事故で死の町になってました土地、呪われた町として放棄されたり、軍に取り上げられたりなど、ゴーストタウンになった理由は様々です。人が作った物は結局自然には敵わないのかもしれませんね。
読了日:05月31日 著者:クリス・マクナブ
うつの人の風呂の入り方: 精神科医からの「自分で治すための」46提案うつの人の風呂の入り方: 精神科医からの「自分で治すための」46提案感想
実はお風呂に入るのがしんどかったのです。せめてシャワーだけでもと自分に言い聞かせて浴びていました。その次は顔と体と髪を洗って一度にシャワーで洗い流すようにしました。手間を省けるので。そして今はやっと湯船につかれるようになりました。この本を読んで、私のやり方はあっていたのだと思いました。考えても仕方がない事を考えない。目の前の事に意識を集中する事。
読了日:05月29日 著者:秋田 巌
アロワナを愛した容疑者 警視庁いきもの係アロワナを愛した容疑者 警視庁いきもの係感想
『タカを愛した容疑者』『アロワナを愛した容疑者』『ランを愛した容疑者』の3編。シリーズにだいぶ慣れてきて、犯人の目星がつくようになってきた。『タカを愛した容疑者』だけがちょっとモヤモヤが残った。亡くなった人間が誰なのかは一番最初に特定する作業が行われると思うのだけど、とモヤモヤしてしまったのです。『アロワナを愛した容疑者』の犯人は狡猾ですね。『ランを愛した容疑者』の被害者と奥さんの愛が素敵です。薄さんと須藤さんのコンピはますます連携がよくなってきましたね。
読了日:05月28日 著者:大倉 崇裕
知識ゼロからの脱収納の断捨離術知識ゼロからの脱収納の断捨離術感想
『断捨離』といっても、言葉は知っていても実際どうやるのか?具体的な事を知らなかったので、読んでみました。確かに、我が家も捨てがたい物であふれています。頂き物は特に。物主体ではなく人主体で暮らせば、すっきりとして気持ちよく楽に暮らせる。なるほどなと思いました。ワークシートを使って少しずつ、まずは自分の物から始めてみます。
読了日:05月26日 著者:やましたひでこ
なぜ私たちは「助けて」を言えないの?なぜ私たちは「助けて」を言えないの?感想
まさに今の私にピッタリの本でした。常に疲れているのは、そういうことだったのですね。「助けて」と素直に言えない。それは相手も忙しいのにこんな事をお願いしたら迷惑だろうという遠慮。でも遠慮だと思っていたのは大間違い。人間は社会的な動物。本来お互い助け合って生きるもの。そこが抜けていました。実家の母の介護問題は姉妹で助け合う事が出来たのに、仕事や自分の家庭ではそれが言えず、夫や息子に返って迷惑をかけていたことを分からされました。『助けてを言う為の7ステップ』を参考にまずはリスト作りから始めてみます。
読了日:05月24日 著者:M.Nora.Klaver
海とジイ海とジイ感想
瀬戸内海の島が舞台の3つのお話。3人のジイが登場し、各々、孫や従業員などの若い世代と関わり、導く、静かな作品。義母の実家のお墓が四国にあり、お墓参りによく行っていたので、知っている地名が出てきて親近感がわきました。ラストのお話ではいろんな石が出てきてパワーストーン好きとしては嬉しかったです。そんな博物館があるのならば行ってみたいです。最後に3人のジイに縁がある事がわかり、ああ、そうか、こう繋がっていたのか!と思いました。
読了日:05月23日 著者:藤岡 陽子
JIN―仁― 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)JIN―仁― 1 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)感想
ドラマの再放送を見て原作も読んでみました。ドラマの南方先生は線が細い感じでしたが、原作の方ではもっと逞しかったです。ドラマとも設定がかなり違ってました。ドラマにはドラマの良さがあり、原作には原作の良さがあると思います。どちらも好きかな。
読了日:05月22日 著者:村上もとか
風と木の詩 (第8巻) (白泉社文庫)風と木の詩 (第8巻) (白泉社文庫)感想
図書館がやっと開館し、借りてくることが出来ました。セルジュが腕を痛めた理由がわかりました。そうだったのですね。セルジュも辛いけれども、ジルベールも辛い。酷い事をする人間は絶対どこにでもいるけれども、オーギュの息がかかっているせいか、特に酷いと思う。
読了日:05月17日 著者:竹宮 惠子
瀬戸の花嫁 2 (ガンガンWINGコミックス)瀬戸の花嫁 2 (ガンガンWINGコミックス)感想
シリーズ2作目。夏休みが終わるので瀬戸内から自宅に戻った永澄君。当然お嫁さんである人魚の燦ちゃんと見張り役の巻が着いてきた。学校も始まり、ドタバタは続く。なんにも考えたくない時に、さらっと読めます。
読了日:05月14日 著者:木村 太彦
人柱案山子人柱案山子感想
死なない人間を、神の怒りを鎮めるための案山子にする。人間って身勝手。案山子と少年との関わり。なんだかほっとした。
読了日:05月06日 著者:吉田より
瀬戸の花嫁 1 (ガンガンWINGコミックス)瀬戸の花嫁 1 (ガンガンWINGコミックス)感想
なんか笑えるコミックを読みたいと言ったら、息子が貸してくれました。瀬戸内海に住んでいる人魚の少女に命を助けられた少年が、人魚界の掟に従っていきなり結婚話が持ち上がり、人魚の父親の猛反対に遭うドタバタギャグコメディ。なんにも考えずにさらっと読めました。引きつづき読んでいこうと思います。
読了日:05月05日 著者:木村 太彦
モザイク・ラセンモザイク・ラセン感想
好きな作品。子供の頃から夢に出てくる少年、そして夢を見る少女。成長すると共にやがて少年が災難に巻き込まれる夢を見て事態は動いていきます。ラセンの向こうの世界。ワクワクします。さすがは望都様。超能力だけではなく、人間ドラマがあり、好きです。黒の王はとても可哀想な人だと思います。ラドリとミラの初々しい恋が素敵です。
読了日:05月04日 著者:萩尾 望都
訪問者 (1981年)訪問者 (1981年)感想
久しぶりに引っ張り出してきました。『トーマの心臓』の登場人物、オスカーの子供時代のお話。『トーマの心臓』では大人っぽくてしっかりしていたオスカーでしたが、こんな辛い子供時代を送っていたのです。両親の不仲、そして自分の出生の秘密、子供には辛すぎます。でも、それでも、父を愛し、待っていたオスカーがとても哀れで愛おしいです。父親も母親も、してしまった事は間違っていると思うけれども、そこが人間の弱さなのでしょうね。悲しいです。
読了日:05月03日 著者:萩尾 望都
トーマの心臓 コミック 全3巻完結セット (フラワーコミックス)トーマの心臓 コミック 全3巻完結セット (フラワーコミックス)感想
久しぶりに読みました。ユーリ、エーリク、オスカー、懐かしい面々。初めてこの作品を読んだ時は、少年愛にちょっと驚きながらも、ドキドキしながら読みました。でも子供だった私はわりと素直にそれを受け入れていました。大人になって読んでみて、ちょっと気持ちが違う事に気が付きました。この作品の中に登場する少年愛は、人間愛だと思いました。広く人間を愛する事だと。
読了日:04月26日 著者:萩尾 望都
花のもとにて花のもとにて感想
読み友さんお薦めの作品。デビュー作のチャカチャカした感じとはガラッと変わった雰囲気でした。初っ端から亜々子に魅かれました。自分はどちらかと言えば響子に近いけれども。大沢みたいな男性は苦手です。恋人なんてもってのほか、友人・知人でもごめんこうむりたい相手です。そんな相手を死ぬほど愛した亜々子が哀れです。響子は大沢をうまくコントロールしていけるのだろうか?たぶん亜々子の事を乗り越えたからこそうまくやっていけるのではないだろうかと思えました。ドロドロした人間ドラマは嫌いなのですが、このお話は引き込まれました。
読了日:04月26日 著者:堀田 あけみ
本当はちがうんだ日記本当はちがうんだ日記感想
こういうギスギスした時期(新型コロナ)だからこそ、この本を読んで良かったと思います。穂村さんの日常や思ったことなどが書かれてあり、ほのぼのさせてもらったりクスッと笑わせてもらったり。そんなしょうもない事で?と思ったり。ありがとうございます<(_ _)>
読了日:04月01日 著者:穂村 弘
サボテン島の風サボテン島の風感想
子供の頃に読んで忘れられず、図書館で探して何回も読んだ本。今回も図書館で借りました。戦後それほど経ってない頃に書かれた本なので、今では差別用語になるような言葉も出てきますが、根本は自然を愛し、仲間を愛し、共に幸せに過ごす事を願って書かれたお話です。石黒さんはサボテンを愛し、自分が購入した島で小さな集落の貧しい人たち、子供たちと苦楽を共にしています。差別や貧しさや自然災害や色々な問題が降りかかってきますが、皆で力を合わせて乗り越えていく、逞しいお話です。
読了日:03月15日 著者:武田 幸一
図書室のピーナッツ図書室のピーナッツ感想
『図書室のキリギリス』の続編。詩織には超能力があるのではないか?と生徒から疑われたが、なんとかごまかす。でもやがてその力が不思議なご縁を結んでくれることになる。図書室のなんちゃって司書から、本当に図書館司書の資格を取る為に勉強を始めた詩織に、偉いなあと思えた。仕事しながら勉強するのは大変だ。でも若いからまだ間にあうと思う。素敵な出会いもあり、生徒たちの成長もあり、こんな風に図書室で過ごすことが出来るなんてちょっと羨ましかった。高校生の頃、こんな風に過ごしたかったなと思ったので。
読了日:03月13日 著者:竹内 真
風と木の詩 (第10巻) (白泉社文庫)風と木の詩 (第10巻) (白泉社文庫)感想
パリで暮らすセルジュとジルベール。お互いを思いながらも相いれない部分が存在し世間の偏見にも苦しめられ距離が開いていく。切ない。そして最悪の結末を迎える。天使のような存在だったジルベール。長生きは出来ないであろうことは想像できたが、可哀想な最期だった。自分を見失ってしまったセルジュ。でもその手に止ったのは鳥だったのか、ジルベールだったのか…。番外編はその後のロスマリネとジュールのお話。ピアノを弾くセルジュも登場し立ち直った様子がうかがい知れる。ジュールの妹に恋するロスマリネが可愛らしかった。
読了日:03月05日 著者:竹宮 惠子
風と木の詩 (第9巻) (白泉社文庫)風と木の詩 (第9巻) (白泉社文庫)感想
出版社が違ったので間が飛んでしまった。後日借りて読む事にしよう。深く結ばれたセルジュとジルベール。しかし周囲がほっておいてはくれなかった。学院から逃亡する計画を立てる。しかも友人たちが手助けをしてくれた上にロスマリネも手を貸してくれた。しかしパリで暮らし始めた二人に世間の恐ろしい魔の手が忍び寄る。
読了日:03月04日 著者:竹宮 惠子
廃園日和廃園日和感想
今日で閉園するという遊園地で過ごす人々のエピソード。老夫婦のお話が良い。息子に世那(セナ)と名付けた男性。レーサーになりたかったわけだ。後の話と繋がってきて息子と遊園地で過ごしたわけが分かった。それにしても浮気相手の奥さんの会社に勤めて何食わぬ顔をして同僚となり、友達になる女性に恐ろしさを感じてしまった。そんな人、絶対恐ろしくて友達になんてなれない。最後に救いのある出会いがあるけれども、なんだかしっくりこなかった。昔遊んだ遊園地がどんどん閉園してしまった事と重ねながら読んだ。寂しいものですね。
読了日:03月03日 著者:行成 薫
生きてさえいれば (文芸社文庫NEO)生きてさえいれば (文芸社文庫NEO)感想
恋愛小説は苦手なのですが、小坂さんの作品との事で読みました。春桜も秋葉も可哀想すぎると思いました。のっぴきならない事情があって引き裂かれた二人だけれども、千景の行動のおかげで踏み出すことに。千景偉いね。ただ、冬月の気持ちがよくわからない。やはり小説の中のお話かなあと思い、現実感はありませんでした。恋愛小説が苦手な私の感想ということでお許しください。
読了日:02月25日 著者:小坂 流加
ねこの3つのねがいごとねこの3つのねがいごと感想
可愛らしい絵本でした。お腹を空かせた猫が捕まえた蛇を逃がしてやります。蛇は3つの願い事を叶えるというのですが、猫は天の邪鬼なのか、願い事なんてないと言い切ります。でもお腹が鳴り、…。結局3つの願い事全てが叶えられ幸せになる猫なのでした。
読了日:02月23日 著者:カリスタ・ブリル
ツナグ 想い人の心得ツナグ 想い人の心得感想
「プロボーズの心得」前作で気になっていた人のその後を知る事が出来て良かった。もう過去の呪縛に囚われる事なく幸せになってほしい。「歴史研究の心得」歴史上の人物に会いたいという依頼。不思議なご縁。「母の心得」これは切なかった。でも二人の母がこれからの人生をきっと幸せに歩んでいくだろうと思った。「一人娘の心得」歩美がお世話になっていた人の死。その一人娘の奈緒の気持ちの切り替えが素晴らしい。「想い人の心得」依頼人蜂谷とお嬢様との面会に立ち会った歩美。その事で自分の気持ちにも変化が。秋山家の当主杏奈がいい。
読了日:02月20日 著者:辻村 深月
風と木の詩 14 (フラワーコミックス)風と木の詩 14 (フラワーコミックス)感想
オーギュストの婚約を知って学院から逃走したジルベール。彼を連れ戻そうとするセルジュにパスカルやカールが力を貸す。どこまでも触れ合うことのなかったセルジュとジルベールがついに結ばれる。けれども周囲が二人をほっておいてはくれなかった。セルジュを守る為に自分の体を売るジルベールが哀れ。その為にセルジュはジルベールを誤解してしまう。秘密を知ったカール、早くセルジュに伝えてほしい。私が持っているのはこの巻まで。後は出版社が違うけれども図書館で借りるしかない。続きが気になる。
読了日:02月18日 著者:竹宮 恵子
風と木の詩 13 (フラワーコミックス)風と木の詩 13 (フラワーコミックス)感想
ついにオーギュストの手に落ちたセルジュ。そのことをジルべールに告げたことにより、オーギュストの館から学院へ帰されることになる。そしてジルベールはセルジュを追ってきた。二人の絆が試される。パスカルの妹のパトリシアがいい。しかしオーギュストの執拗な嫌がらせが…。ジルベールが行方をくらます。
読了日:02月17日 著者:竹宮 恵子
一切なりゆき 樹木希林のことば (文春新書)一切なりゆき 樹木希林のことば (文春新書)感想
樹木希林さんの日々の言葉の数々。ユニークで才能豊かな人というイメージがありましたが、やっぱりそうでした。若いころの写真を見るととても可愛らしいです。表紙の写真もとても素敵な笑顔です。樹木さんがどうしてマネージャーを置かずに一人で女優業を続けていらっしゃったのかの理由がわかりました。そういうことだったのですね。とても良い方だなと思いました。私も面白がって生きる事にします。
読了日:02月16日 著者:樹木 希林
風と木の詩 12 (フラワーコミックス)風と木の詩 12 (フラワーコミックス)感想
ジルベールとの距離が近づいたセルジュ。けれども、とうとうオーギュストが最後の手段にでた。ジルベールとセルジュを屋敷に呼び寄せた。ジルベールとの事をセルジュに見せつけるオーギュスト。本当に嫌になる。
読了日:02月15日 著者:竹宮 恵子
風と木の詩 11 (フラワーコミックス)風と木の詩 11 (フラワーコミックス)感想
オーギュストがあの手この手でセルジュをジルベールから引き離そうとする。セルジュにとってとても苦しい相手、アンジェリンを使ってまで。そして事件は起きる。セルジュは上級生たちにリンチをうけ大事な腕を負傷してしまう。ジュールに救われロスマリネの部屋で休む事になったセルジュ。悪夢にうなされるロスマリネに優しく接する。この事がロスマリネの心を動かす。しかしオーギュストってどこまで酷いのだろう?
読了日:02月13日 著者:竹宮 恵子
風と木の詩 10 (フラワーコミックス)風と木の詩 10 (フラワーコミックス)感想
叔母の策略でおばあ様の最期に立ち会う事が出来なかったセルジュ。さらに叔母から酷い仕打ちを受けて心の病を発症する。しかし名医に出会い、執事や召使たちに支えられ、静かな日々を過ごし、回復していく。皆良い人たち。やがてピアノを弾くことで叔母とも少し距離が縮まったかのように思われたが。叔母の娘、従妹のアンジェリンとの出会いと事件がセルジュを追い詰める。そして学院へ。ジルベールと出会う事になる。セルジュのジルベールに対する思いがだんだん強くなっていく。
読了日:02月12日 著者:竹宮 恵子
風と木の詩 9 (フラワーコミックス)風と木の詩 9 (フラワーコミックス)感想
アスランは何もかもを捨ててパイヴァと駆け落ちする。そしてセルジュ誕生。蛙の子は蛙でピアノが大好きなセルジュ。ジルベールとは真逆の両親の愛に恵まれた日々。けれども、幸せは長くは続かなかった。セルジュが父の子爵家に迎えられるまでのお話。幼い子供には過酷すぎる。ジルベールとは別の意味で。
読了日:02月12日 著者:竹宮 恵子
14歳、明日の時間割14歳、明日の時間割感想
こうきたか!と思いました。中学生が書いたとは思えません。中学校を舞台に、確かにこういう人、いると思えるお話でした。「体育」のおじいちゃんと茜ちゃんの関係がよかった。そして誰も悪者にしない、救いのあるラストでした。
読了日:02月12日 著者:鈴木 るりか
風と木の詩 8 (フラワーコミックス)風と木の詩 8 (フラワーコミックス)感想
アスランとオーギュストとの一瞬の出会い。若きオーギュストはやはり美形だし、迫力がありますね。バカロレアに合格して1年間の自由を得たアスラン。そしてパリオペラ座でのパイヴァとの運命の出会い。やがて二人は固い絆で結ばれていく。とてもロマンチック。
読了日:02月07日 著者:竹宮 恵子
風と木の詩 7 (フラワーコミックス)風と木の詩 7 (フラワーコミックス)感想
ボナールが一番もっともな事を言っていると思う。オーギュストにボナールが言った言葉。ジルべールと二人だけでどこかで暮らせばいい。本当にその通りだと思う。でも結局オーギュストも過去のトラウマから解放される事はなかったのだと思う。ジルベールをだしにして義兄から逃れる。ジルベールが学院へ入学する事になった理由がわかった。そして物語はセルジュの父、アスランの青春時代へ。
読了日:02月06日 著者:竹宮 恵子
黒猫の生涯 一話読切集 「喜怒哀楽」黒猫の生涯 一話読切集 「喜怒哀楽」感想
切ない。たった4ページの作品ですが、黒猫の気持ちも飼い主ご家族の気持ちもよくわかる。
読了日:02月06日 著者:タツノコ。
風と木の詩 6 (フラワーコミックス)風と木の詩 6 (フラワーコミックス)感想
ジルベールが身を守る為に下男を傷つけた為、オーギュストはパリへ発つことを決める。水を得た魚のように楽しむジルベール。ところがボナールと再会する。ボナールの人間らしい面が表れた巻。オーギュストは虐待を受けた義兄と再会する。義姉とも。次巻へ。
読了日:02月06日 著者:竹宮 恵子
手で見るいのち: ある不思議な授業の力手で見るいのち: ある不思議な授業の力感想
盲学校の生徒さんたちが骨を触って生物の事を学ぶ授業の様子と生徒たちのその後の進路についてや、その授業の先駆けとなった方の事などを記したノンフィクション。盲学校の生徒さんたちが素晴らしいです。骨を触ってどんな生物の骨なのかを、自分たちで骨の特徴をもとに考えていくところが素晴らしいです。目の見える私には出来ない。これこそ本当に生徒さんたちの考える力を伸ばす授業だと思いました。
読了日:02月06日 著者:柳楽 未来
風と木の詩 5 (フラワーコミックス)風と木の詩 5 (フラワーコミックス)感想
小悪魔的な魅力全開のジルベール。しかしボナール登場で、辛い展開に。オーギュストも又兄の犠牲者だった。でも父子(叔父と甥)でそんな事する?ちょっと引いてしまいます。そして下男に襲われたジルベールの仕返しを狙った不穏な微笑み。次巻へ。
読了日:02月04日 著者:竹宮 恵子
1980アイコ十六歳 (河出文庫 135A)1980アイコ十六歳 (河出文庫 135A)感想
昔読んだ時は面白いと思ったのですが、今読むとなんだか、チャカチャカしていてしんどかったです。それだけ私が歳をとったということでしょうか。先日読んだ鈴木るりかさんの方が読みやすいと思ってしまいました。でも、当時としては高校生が文藝賞を取ったという事で大騒ぎでしたね。そして著者自身が書いていらっしゃいますが、マスコミが嫌な事ばかり言うから避けていて、マスコミ嫌いと言われた事があったとありました。確かに当時のマスコミはアイドルにも嫌な質問をしていましたね。時代でしょうかね。
読了日:02月03日 著者:堀田 あけみ
風と木の詩 4 (フラワーコミックス)風と木の詩 4 (フラワーコミックス)感想
懺悔をした事でジルベールの叔父のオーギュストに興味を持たれてしまったセルジュ。オーギュストだけを愛しているジルベールとの間に溝が生まれる。そして物語はジルベールの幼少期へ。自分が虐待をうけて育ったとはいえ、オーギュストのジルベールへの仕打ちは酷すぎる。
読了日:01月28日 著者:竹宮 恵子
さよなら、田中さんさよなら、田中さん感想
面白かったです。それにしても凄い!小学生が書いたなんて!花実ちゃん、しっかりしているね。小学生の日常が書かれてあるのですが、ちょっとしたミステリーみたいな箇所もあって面白かったです。大家さんの息子さんとの事も。題名にもなっているお話は花実ちゃんの同級生の三上君目線からのお話で、これはこれでお受験にかける母親が三上君を追い詰める状況がリアルすぎてちょっと怖かったです。でもラストは三上君に救いがあってほっとしました。花実ちゃんのお母さんも面白い人です。でも追い詰められていた三上君にかけた言葉が心に響きました。
読了日:01月28日 著者:鈴木 るりか
風と木の詩 3 (フラワーコミックス)風と木の詩 3 (フラワーコミックス)感想
「憎しみで人が殺せたら」有名なジルベールのセリフ。ジルベールに冷たくするオーギュ。オーギュからの手紙で絶望して自分自身を見失ってしまったジルベールの願いにこたえるセルジュ。ジルベールを受け止めた事でロスマリネに目を付けられてしまうセルジュが心配になる不穏な展開。一方で、冬期休暇にパスカルの家に招かれたセルジュとパスカルの妹パトリシアとの出会いのシーンが好き。
読了日:01月26日 著者:竹宮 恵子
ザ・ウイスキーキャットザ・ウイスキーキャット感想
この本も昔の本が入っていた箱から出してきたのですが、全然記憶にありませんでした。おそらく20代で読んだと思われます。スコットランドのウィスキーを製造する酒蔵とそこでネズミなどを退治する役目を負った猫の、実話を基にした物語。ヌースという年老いた雄猫の回想形式で物語が語られていきます。彼を仕込んだアザー・キャットという雌猫がカッコイイです。ただ、取材でお世話になった人にこの本を届けようとして尋ねた時の顛末がショックでした。私は呑めないけれども、ウィスキーと猫を愛した人に哀悼の意を表します。
読了日:01月26日 著者:C・W・ニコル
風と木の詩 2 (フラワーコミックス)風と木の詩 2 (フラワーコミックス)感想
昔読んだからわかってしまっている。ジルベールが誰を待っているのかを。純粋で正義感あふれるセルジュ。混血の為孤独を知っている彼は、ジルベールに自分と同じものを感じ取り、友達になろうとするが、ジルベールは心を開かず、セルジュを傷つけ、試す。
読了日:01月24日 著者:竹宮 恵子
二年二組の勇者たち (1978年) (集英社文庫―コバルトシリーズ)二年二組の勇者たち (1978年) (集英社文庫―コバルトシリーズ)感想
10代の頃、何度も読み返していた作品。今読むと、差別的な発言や古臭い言葉遣いなどがありますが、それを差っ引いても青春小説としては面白いと思います。ある高校の校長先生が不良分子と判断した生徒ばかりを2年2組に集め、その2組の生徒たちの生々しい現実が綴られてあります。いろんな生徒たちが登場しますがなぜか憎めないのです。そして『人は変化する』の章では、今まで乱暴ばかりしていた生徒の変化が綴られます。懐かしく読みました。
読了日:01月23日 著者:富島 健夫
風と木の詩 1 (フラワーコミックス)風と木の詩 1 (フラワーコミックス)感想
図書館本を全部読んでしまったので、10代の頃に読んだ本を引っ張り出してきました。この作品は当時としてはかなり冒険だったと思います。子供心にもドキドキしながら読みました。セルジュとジルベールとの出会い。当時はこれからこの二人がどんな風になっていくのかの想像もつかない世界観に圧倒されていました。今読んでみてもかなり濃厚な表現ですね。順次続きを読んでいこうと思います。
読了日:01月22日 著者:竹宮 恵子
命のものさし: 動物の命・人間の命・わたしの命命のものさし: 動物の命・人間の命・わたしの命感想
「この命、灰になるために生まれてきたわけではない」重い言葉だと思います。獣医師渡邉清一さんの経験談。動物達の命を救うぞ!と獣医師となり働き始めたのが、配属されたのは反対に野犬を捕獲して命を絶つ仕事だった。その後動物園、動物愛護センターで働く内に命の価値について悩み続ける事になる。動物園の動物達は亡くなると皆が悲しんでくれる。かたや野犬や野犬の生んだ子犬、飼い主が身勝手に捨てたり持ち込むペット達は、ひっそりと殺処分されてしまう。食べる為に育てられる牛や豚の命。私達人間の命。同じ命に違いはない。人間は身勝手だ
読了日:01月21日 著者:今西 乃子
川のむこうの図書館川のむこうの図書館感想
『坂の上の図書館』に登場した竜司君のお話。竜司君にもそういう複雑な事情があったのですね。でも図書館を好きになってくれて良かった。悠人くんや美紀さんと同じ班になり、自由研究で図書館を利用したり、現地を調べに行ったり、古民家を管理しているおじいさんにお話を聞いたりしながら成長していく姿が良かったです。竜司君が自分の気持ちをしっかりお母さんに言えて良かった。最後の自由研究の発表会も楽しかったです。
読了日:01月20日 著者:池田 ゆみる
3月のライオン 13 (ヤングアニマルコミックス)3月のライオン 13 (ヤングアニマルコミックス)感想
二階堂君と宗谷名人との対局が印象的。主役の桐山君の影が薄くなってしまってる(苦笑) 二階堂君が全身全霊で向かっていきながら、将棋を楽しんでいる姿に、それだけ夢中になれることにある種の羨ましさを感じる。 あかりさんをめぐる二人の男性、このあとの展開が気になる。香子の狂おしい思いは報われる事はないのだろう。多分。自分で選んでしまった道だから、自分で責任を取るしかない。これ以上桐山君を苦しめないでほしい。本当に気づいたのならば。
読了日:01月19日 著者:羽海野チカ
図書室のキリギリス図書室のキリギリス感想
親友が務める高校の図書室司書になった詩織。司書の資格はないけれども、まずは3月までの臨時雇い、そして1年契約で雇ってもらえる事に。夫が突然失踪して離婚をして全く経験のない世界へ飛び込んだのだが、前任者の残した丁寧な仕事ぶりに魅かれ、生徒たちと触れ合い、だんだん仕事が面白くなってくる。ちょっとした謎解きもあり、詩織の心の葛藤もある。夫との事だ。ラストにはその夫も登場する。夫婦として生活していた頃の事がわからないのでなんともいえないが、二人がそれで納得したのならばいいのだろう。
読了日:01月18日 著者:竹内 真
アンジュール―ある犬の物語アンジュール―ある犬の物語感想
言葉は一切なし。デッサンのみの絵本。車から投げ捨てられた犬が必死に車を追いかけ、やがて取り残されてしまいます。どうして、そんな酷い事が平気で出来るのか!と最初は怒りの感情がわき、彷徨う犬の姿に胸を締め付けられます。最後に登場した人物の足元にあるカバンみたいなものを見て、思わず保険所の人間が犬を捕まえに来たのかとギクッとしました。違って良かった。彼に甘える犬の姿にホッとしました。
読了日:01月12日 著者:ガブリエル バンサン
ドクター・スリープ 下ドクター・スリープ 下感想
面白かったです。感動しました。真結族が子供の病に簡単にかかって滅んでいくのはお気の毒にと思いつつ、いい気味とも思いました。殺人を繰り返してきたのですものね。私の中にも悪い気持ちがあるのです。ダニーがローズとの対決の前にやたらと体調が悪い事にとても不安でしたが、そういう事だったのですね。良かった。ダニーとアブラに協力してくれた人たちがいなければ解決できなかった。まさかダニーの頭の中の金庫をこういう風に使うとは!そして父の愛情を感じる事が出来たダニー。アブラに癇癪を抑えるように話す場面もラストも良かった。
読了日:01月12日 著者:スティーヴン キング
ドクター・スリープ 上ドクター・スリープ 上感想
シャイニングのダニー坊やが父親と同じアル中になっているなんて!と最初はちょっと幻滅してしまいました。でもその生活を立て直し、穏やかに暮らし始めたのにその生活は長くは続かないことに…。ダニーと同じようにかがやきを持つ少女アブラからのSOSを受けて謎の集団真結族から彼女を守る決心をする。オーバールックでダニーを助けたハローランが、ダニーにそんな形で会いに来るとは!とちょっと面白かった。やっぱりハローランが好きです。続きが気になるので下巻を読みます。
読了日:01月08日 著者:スティーヴン キング
坂の上の図書館坂の上の図書館感想
自立支援センターで暮らすことになった小学5年生の春奈とお母さん。そのすぐそばには図書館がありました。それまでの事情は詳しく書かれてありませんが、春奈は字を読むのが苦手で九九も出来ない少女でした。でもそれだけでなんとなく過去の様子を推し量ることができます。図書館で絵本の読み聞かせを聞いた春奈はその絵本を借りて帰り夢中で読みます。やがて読書の楽しみを知り、字を覚え、学校でも活発になっていきます。本と出合った少女の成長物語。
読了日:01月04日 著者:池田 ゆみる
猫だもの:ぼくとノラと絵描きのものがたり猫だもの:ぼくとノラと絵描きのものがたり感想
しんぺいさんと野良猫との出会いと触れ合った日々と別れ。それが日記形式で綴られてあります。そしてその話を聞いたいせひでこさんがイラストを描かれていらっしゃいます。とても静かな猫と人間とのお話。
読了日:01月04日 著者:いせ ひでこ,かさい しんぺい
しずかな日々しずかな日々感想
母子家庭の枝田少年。内気で一人でいることの多かった彼に五年生になった時、声をかけてきたのが押野君だった。押野君にひっぱられてだんだん世界を広げていく枝田君。やがて母の仕事の関係で転校しなければならなくなる。その時初めて彼は自分の思いを口にする。転校したくない。そして祖父の存在を知らされ、そこからずっと一緒に暮らす事になる。祖父と押野君たち仲間と過ごす日々。何気ない『しずかな日々』でも彼にとっては宝物となる日々だった。普通の少年の成長物語がたんたんと書かれてありました。
読了日:01月04日 著者:椰月 美智子

読書メーター

2020年12月の読書記録

12月の読書記録を残しておきます。

 

12月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:1592ページ
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神様のパッチワーク (ポプラ物語館 81)神様のパッチワーク (ポプラ物語館 81)感想
とても気持ちがほっこりしました。特別養子縁組で家族になった結くんと香ちゃん。両親はそれを隠すことなく周囲の人も皆知っていて普通に暮らしています。そこに転校生がやって来て波風がたちます。でも家族の絆は揺るぎないものでした。神様のパッチワーク、素敵な言葉です。
読了日:12月27日 著者:山本 悦子
黄色いポストの郵便配達 (理論社ライブラリー)黄色いポストの郵便配達 (理論社ライブラリー)感想
私の頭が固くなってしまっているせいか、この世界観になじむまでちょっと時間がかかりました。桜の木もマンボウも黄色いポストも、そして主人公も変わっています。主人公の友達も。でもマンボウが良い味をだしています。美味しい紅茶が飲みたくなります。
読了日:12月20日 著者:斉藤 洋
レッドタートル ある島の物語レッドタートル ある島の物語感想
ある南の小さな島が語る命のお話。一人の男性が流れ着いて、何度も脱出を試みようとしながらも失敗して苛立っていたところへウミガメがやってきます。そこから話は不思議な展開をみせていく。命が生まれ失われていくのをただ見るだけしか出来ない小さな島。島のため息ってどんなだろう?
読了日:12月20日 著者:マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット,池澤 夏樹
ドッグテールズドッグテールズ感想
犬と人との短編集。『グッドバイ』亡くなった愛犬クロの飼い主を思う不思議なお話。『バックパッカー』何もかも失った主人公についてきたアラスカンマラミュートという犬種の野犬との心暖まるお話。『疾風』老猟師と猟犬疾風(はやて)との切ないお話。人間が出来ていない者が銃を持つとろくなことにならない。『遠吼え』狼王ロボを彷彿させるお話。簡単に犬を捨てるからいけないのに。悪いのは人の方なのに。『向かい風』心に傷をおった救助犬のハンドラーが再び相棒のボーダーコリーのエマと共に歩み始める。
読了日:12月19日 著者:樋口明雄
白い標的 南アルプス山岳救助隊K-9白い標的 南アルプス山岳救助隊K-9感想
今回は宝石泥棒と山岳救助などが絡み合い、今まで以上にハラハラドキドキの連続でした。こんなにも人の命が失われた事が、しかも殺人が起きたことにショックを受けました。でも夏実の人としての強さ、静奈の能力の高さ、山岳救助隊の仲間を思う気持ちの強さ、犬たちの勇敢さにあらためて感動しました。
読了日:12月19日 著者:樋口明雄
めだかのぼうけん (ふしぎいっぱい写真絵本)めだかのぼうけん (ふしぎいっぱい写真絵本)感想
めだかって生息している地域で姿かたちや暮らし方が違っているのですね。知りませんでした。お店で売られているめだかを自然に離してはいけないのは、その生態系を壊してしまうから。どの動植物でも同じですよね。その地域古来の生物を絶滅させてしまうかもしれない。めだかも自然ではなかなか見られなくなってしまった。寂しいですね。
読了日:12月13日 著者:伊地知 英信
ダンゴムシみつけたよ (ふしぎいっぱい写真絵本)ダンゴムシみつけたよ (ふしぎいっぱい写真絵本)感想
子供の頃よく遊んだダンゴムシ。虫ではなかったのですね。ビックリポンです。今の季節は地中で眠っているのですね。懐かしい。
読了日:12月13日 著者: 
わすれられないおくりもの (児童図書館・絵本の部屋)わすれられないおくりもの (児童図書館・絵本の部屋)感想
素敵な絵本でした。年老いたアナグマが亡くなってしまって友達たちは悲しみにくれます。でもアナグマに教わった事を皆で話しているうちに元気になっていきます。我が家も義母を亡くして最初は悲しかったけれども、だんだん思い出を笑って話せるようになりました。亡くなってしまっても思い出は消えることはなく、受け継がれていくのですよね。
読了日:12月13日 著者:スーザン・バーレイ
心に折り合いをつけて うまいことやる習慣心に折り合いをつけて うまいことやる習慣感想
当時89歳の精神科医中村恒子先生の言葉を同じ精神科医の奥田先生が聞き取って本にしたもの。読んで良かったです。恒子先生の柔らかい関西弁が心にしみました。私が救われた言葉は「仕事の質は中途半端で大いに結構。手抜きしてもいいから途中で投げ出さないこと」「うまくいかないことが続くときは立ち止まってはいけない。立ち止まると先に進めない」そして先生が酒飲みの夫との生活がしんどかった時、ゴールを決めて頑張られた姿に、私も先の見えない苦しみにゴールをみつければいいのだと知る事が出来きたのがなによりの収穫でした。
読了日:12月09日 著者:中村 恒子,奥田 弘美
九十歳。何がめでたい九十歳。何がめでたい感想
面白すぎて何度本を置いて笑い転げたことか。。。佐藤さんは本当に義母にそっくりです。義母もたぶん同じ事を言うだろうなあと思えるエピソードの数々。これが笑わずにおられようかというものです。思わず傍にいる夫に本を読んで聞かせて「ね、お義母さんにそっくりでしょう?」と同意を求めていました。コロナ禍の中、笑わせて頂いてありがたかったです。
読了日:12月05日 著者:佐藤愛子

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