今日は仕事そして子雀その後

今朝6時前に起きると、子雀は箱から飛び出して畳の上で鳴いていました。
「お父さんの朝食の用意があるから、その後でごはんあげるね」
と子雀に声をかけて朝食の用意。
子雀は部屋の中をうろうろ。
主人が部屋に入ってきて箱を覗いて
「あれ?おれへんやん!」
と言うので、
「ほら、そこ!ゲーム機の横!」
と私。
主人は
「おう、そこにおったんか!」とは言うものの、子雀には手を出さず。
主人は小鳥を育てた経験がなく、どう扱っていいのかがわからなくて、触るのが怖いようです。
私は子供の頃から嫁ぐまでずっとセキセイインコを飼っていて、裸の雛に餌を与えて育てた経験があるので、平気です。

コーヒーメーカーのスイッチを入れてから私が子雀を掴まえて嘴をあけさせ、
主人が爪楊枝の先で卵の黄身を舌を傷つけないように流し込みました。
ご飯粒を嘴の中へいれると気に入らなかったのか、クビをブルブル振ると、
ご飯粒は飛んで出てしまいました。
そんなこんなでなんとか食べさせてから私達も朝食をとりました。
そして主人は仕事へ。



私は市役所の相談窓口が開くのを待って電話しました。
今日は閉まっているので、明日9時以降に市の動物管理センターへ電話するように言われました。
なんとか明日までうちで世話して持ちこたえさせて、後は専門家にお任せしようと思います。
午前中は日陰になるので外においてやる方がいいだろうと思って、子雀は籠を伏せてその中に入れてベランダに出しています。
今の所は元気にしています。


お昼前、主人が昼食を取りに戻った頃、子雀は無事に飛び立っていきました。
ベランダに親鳥らしき雀がやって来たので、伏せていた籠を外しました。
部屋の中から見守っていると、親鳥が餌らしきものを嘴にくわえて、
子雀を誘いました。
そして子雀は親鳥について飛んでいったというわけです。
どうやら一晩眠って卵の黄身を食べて体力を回復していたようです。
自然に帰すことができてほっとしました。
後はあの子雀が自分の力で、自然界で生き抜いていってくれることを祈るだけです。