お盆休み

請負商売をしていると、お盆休みも取れない時があります。
お客様が、お盆休みの間に工事をしてほしいと、おっしゃってくることがあるからです。
お盆に仕事が入っても、従業員さんには交代で別の日にお休みを取ってもらいますが、私達はそういうわけにはいかないので、お盆休みがないということになります。
そして、いつも、この時期になるまでお盆に休めるかどうかがはっきりしません。
だから、息子も、小さい時から、その状況に慣れてしまって、夏休みに親にどこかへ連れて行ってもらうことにあまり期待をもちません。



息子が小学1年生の夏休み、例のごとく、お盆休みがとれるかどうかはっきりしませんでした。
お盆に休めることがわかったのが、丁度1週間前。
泊りがけでどこかへ行こうと思っても、もうどこの宿も取れないと思われました。
でも、一か八か電話してみようということになり、主人と手分けして電話してみました。
何軒か断られた後、主人がかけたお宿から、
「お客さん、たった今キャンセルがでたとこです。一部屋空いていますよ」
との返事をもらいました。
(ほんまかいな!?)と心の中で突っ込みながらも、予約をとることができ、息子を一泊二日の小旅行へ連れて行くことができました。



始まりはそれだと思われるのですが、それから後、ぎりぎりになってから、お盆休みの宿泊先を探した時、不思議と必ずといっていいほど、宿をとることができるのです。
おそらく、主人の母方のお墓参りをいつも兼ねていますので、ご先祖様が、上からそういう風に後押ししてくださっているのかもしれません。



今年も、つい、昨日、宿を探したところ、取ることができました。
ご先祖様のパワー、恐るべし!