8月の出会いとデートの場所

立秋〟とは名ばかりで、大阪は、相変わらず蒸し暑い日が続いています。
突然の激しい雷雨にも、ああ、またか、といった心境です。


20年前、年号がまだ『昭和』の頃の8月のこと。
母の知人の薦めでお見合いをしました。
お話はあっても、実際に会うところまでいったことがなかったので、私にとっては、初めてのお見合いでした。
ホテルのロビーで待ち合わせ、お義母さんとやって来た、そのお相手の方の第一印象は、(なんて色白な人だろう?)というものでした。
母と密かに、「色が白すぎて青白いよね」なんて話してました。
そうです。その人が今の主人です。
喫茶室で少し話をした後で、二人でどこか行ってらっしゃいと言われて、二人で向かった先が、どこだと思います?
大阪城でした。
大阪城公園を歩きながら、ただ、話をしただけでした。


2度目に会うことになった時、向かった先はやはり、別の【お城】でした。
私が【お城】や【お寺】や【神社】や【山】が好きだったので、自然とそういう流れになっていました。(笑)
普通、若いカップルなら、映画に行ったり、遊園地に行ったり、繁華街に行きそうなものですよね。
極めつけが、【高野山】へお参りに行って、大阪へ帰って来た時に、
プロポーズされました。


婚約中に、主人と主人の母と3人で、お参りに行ったのが、大阪と奈良の県境にある生駒山にある、宝山寺(生駒聖天)でした。
山の上にある、お寺と神社が混在する、とても空気の澄んだほっとできる場所です。
山上の澄んだ空気がとても好きなのです。


おなかに子供ができたとわかったときは、兵庫県の【中山寺】にお参りに行きましたし、息子が1歳の時には、主人と息子と3人で、お伊勢さん【内宮・外宮】にお参りに行きました。
その後も、機会があれば、あちこちの神社仏閣にお参りしています。


こうして振り返ってみると、主人とは、なんだか、落ち着いた場所(ある意味、年寄りくさい?)でしかデートしていなかったのだなあと、苦笑してしまいました。
でも、神様や仏様に祝福して戴いていたのかもしれないとも思えます。


ありがとうございました。
そして、これからも、よろしくお願い致します。
ただ、感謝あるのみ…。