民事裁判

昨日、弁護士さんから、義父の交通事故の民事裁判の判決が下りたと、
判決の正本が送られてきました。
相手が行方知れずで出廷しなかった為、こちらの全面勝訴となりました。
でも、勝訴した喜びは少しもなく、ただ虚しいだけです。


判決の効力は10年間。
10年目を迎えたら、期限の延長を申し立てる事ができるそうで、それをすると
また10年効力が続くそうです。
訴えた側の主人が生きている限り、それは繰り返し続ける事ができます。


果たして、相手は10年の間に出てくるでしょうか?(見つかるでしょうか?)
それよりも、今現在、何処でどうしているのでしょう?
何を思って過ごしているのでしょう?


人ひとりが住民票をそのままにして忽然と姿を消しても、誰も騒がず、普段と
同じに過ぎていく日常。
(親は居場所を知っているかもしれませんが…。)
誰からも心配してもらえない、気にもかけてもらえない、
自分が誰なのかも隠して生きていくって、どんな世界なのでしょう?
(気にかけているのは、訴えを起こした私達遺族だけだったりして…。)
なんだか、恐ろしいですね。