国民の痛みに鈍感な政府

派遣切りが問題になっています。
正規雇用者の解雇によって何万人もの人が職と住む所を失うとの
報道に胸が痛みます。
年末を迎えたこの時期に、なんと惨いことかと…。


うちの会社は派遣社員もアルバイトも雇ったことはありません。
ですから、派遣社員制度の事をよくは知りません。
都合のいい時だけ雇って、都合が悪くなれば簡単に解雇なんて
そもそもそんな派遣社員制度をなぜ作ったのでしょう?
人間は『物』ではありません。
使い捨てカイロみたいに扱っていいはずがありません。
うちの会社は一人の人間を何年もかけてじっくり育てていきます。
だって企業は『人』で成り立つものだからです。


こんな緊急事態に政府はカンフル剤を打つどころか、
無策のまま迷走を続けています。


日銀がいくら銀行への貸出金利を引き下げた所で、
その資金は、そういう派遣切りを平気でする大会社にしか
どうせ、まわりません。
いくら資金が回ってきたところで、そういう企業は
正社員や自分達管理職の首を守る為に使うだけで
正規雇用者の数を再び増やそうなんて考えるはずがありません。
政府はもっと国民の痛みを知って迅速に手を打ってほしいもです!