退院後は1ヶ月に1回の通院でした。
とは言っても、小児科と外科2つの3つの外来に通っていましたので、
まとめる事が出来た時は月2回、ダメな時は月3回行かなければなりませんでした。
出来るだけ早い時間にと予約を入れますが、それでも家を出る時間帯が、
通勤ラッシュとぶつかりました。
息子をおんぶして、ママさんコートをはおり、携帯用の離乳食や粉ミルク、哺乳ビン、
お湯を入れた水筒、紙おむつ、着替えが入った大きなカバンを持ち、
電車で長時間立ちっぱなしでの通院は本当に疲れました。
ただ、都合がつく限り、義母が付き添ってくれたことは助かりました。
ありがたかったです。
時には病院の近くの仕入先等へ行く用事のある主人が、車で送ってくれた事もありました。
この時は楽ちんで助かりました。
息子の手術跡は、縫っていない為(カサブタと共に取れるシールで止めてあった為)
薄いし細くてあまり目立ちませんでした。
ドレンの抜糸した後の方が、縫った後がしっかりわかりました。
主人の時代ではしっかり縫っている為、主人の太くて大きな傷跡を見ていた私にとって、
息子の傷跡はとてもきれいに見えました。
それだけ医療技術が主人の時代より進んでいるのだなあと感じました。
赤ちゃんの為、薬を飲ませるのは、国循の場合注射器でした。
外来の帰りに薬と共に注射器を何本か渡されます。
液体に溶かした薬を注射器で吸い取り、息子が口を開けた瞬間に、ピストンを押して
流し込むのです。
慣れないうちは、タイミングをはかるのが大変でした。
でも、母は強しですね。
息子の為絶対飲ませなければ!という思いのせいか、すぐにコツをつかみました。
息子にとってはいい迷惑だった事でしょう。
いきなり口の中に訳のわからないものを流し込まれるのですから…。
外来では、共に入院していた赤ちゃんやお母さん達に時々会う事がありました。
お互いの近況を報告して、元気になった事を喜びました。
しかし、天に召されてしまった赤ちゃんの事を伝え聞く事もありました。
その時ばかりは少し気分がブルーになりました。