今朝、洗濯をしているとたくさんのサイレンの音が近づいてきました。
鐘の音も聞こえます。
そして、すぐ近くでその音は止まりました。
何事かとベランダから見上げると、すぐ近くで真っ黒な煙があがっていました。
うちの目の前の道路の反対側、大きなビルの陰になっていますが、
たしかマンションのある方角です。
すぐに息子がとんできて、
「非常ベルが鳴ってるのとはしご車が来てるから絶対マンションやで!」
と言いました。
非常ベルと言うあたりがさすが設備業(建築業界)の息子。
主人が
「悪い予感がする」
と言って息子と一緒に出て行きました。
そうなのです。方角的にはちょっと気がかりが。。。
程なく主人から電話がかかってきました。
案の定、お客様のマンションが火事だったのです。
とりあえずそれだけ告げると電話は切れました。
心配しながらも洗濯を続けていると携帯にメールが届きました。
お客様であるマンションのオーナー様も、出火元の住人の方も無事とのことで
ほっとしました。
可哀相に、そのマンションの別の階の住人の方は裸足のまま飛び出して
来られたそうで(息子と主人が目撃)、どれだけ怖かったことでしょう。
逐一息子からメールが届き、テレビカメラが来てる、消防車が何台来てる、
最後には市会議員さんも来られたと伝えてきました。
火事の時、消防署へ提出する図面が大切な役割を果たします。
今回の現場でも、消防隊の方が図面を広げ、内部の様子を頭に入れると
階段で出火元までのぼっていかれたそうです。
エレベーターは電気系統がやられると動かなくなるので使用しません。
内部構造は勿論のこと、何処にどんな防火設備(消防設備)があるのか
という事を頭にいれておかないと、消防隊員自身にも命の危険がせまることに
なります。
だから、絶対非常階段に物を置いてはいけないし、
誘導灯が切れていてはいけないし、スプリンクラーが故障していてはいけません。
さらに勝手に部屋やビルの構造を替えて届出をしていなかったりしたら、
火事の時に恐ろしい目に遭うことになります。
ともかく、今回の火事で死者や怪我人がでなくて本当によかったです。