七夕の記念切符

平成7年7月7日の近鉄電車の記念切符を持っています。

夏休み前に休みをもらって、息子を伊勢志摩へ連れて行った時のものです。
当時の息子は電車が大好きで、伊勢志摩ライナーに乗りたいという希望と
志摩スペイン村へ行きたいという希望を叶える為でした。
親バカでしょう?


伊勢志摩ライナーに乗ると、席にじっとすわっているはずもなく、
私は息子について電車内をウロウロ。
7月7日は賢島の水族館へ行きました。
その賢島駅でその記念切符を丁度販売していたので、記念にと購入したのです。
水族館ではマンボウを不思議そうに見つめていました。
子供向きの遊具等があって、小さな電車の乗り物もありました。
電車にのって短い8の字型の線路をぐるっと回ってくるものです。
息子は喜んでその電車に乗りました。
ところがお金を入れても動きません。お金も戻ってきません。
水族館へ戻って職員の人を呼んできました。
職員の方は迷惑をかけたからと、余分に息子の乗った電車を走らせてくれました。
なんだか温かみのあるいい時代だったように思います。


そして電車で志摩磯部まで戻り、バスで志摩スペイン村へ。
(当時は確か志摩磯部からバスが出ていたと思います。記憶違いかもしれませんが)
その日はホテル志摩スペイン村へ入り、荷物を置いてホテル内をぶらぶらしました。
翌日に朝からスペイン村へ行く予定でした。
ホテルの部屋からはスペイン村の園内がよく見えました。
夜中、灯りをつけたパレード用の車が園内を動いているのが見えました。
たぶん、明日の為の練習なのかなあと言いながら、3人で見ていました。
スペイン村で一日楽しんだ息子との思い出は、大切な思い出です。


記念切符を見ると、あの楽しかった旅行が思い出されます。