笑う事と笑えなくなる事

『MR.BRAIN』の最終回で、主役の九十九役の木村拓哉さんの台詞が印象深かったです。
犯人役の上川隆也さんに向かって
「人を殺したら笑えなくなりますよ」
と言った台詞です。
ドキッとしました。
そして、その台詞がずっと心に引っかかっていました。
じゃあ、あの人はなぜ笑えるのだろう?と。。。



「あの人」とは義父をはねて死なせてしまった加害者のことです。
殺そうと思って殺したわけではないので、交通事故は不可抗力だから
人を殺したという意識がないのだろうか?と思いました。



「訴えるのなら訴えてくれ」とタンかをきったのに、刑事裁判で執行猶予付きの有罪判決を受けた後、
こちらがいよいよ民事裁判を起こそうとして連絡を取ろうとしたら、行方知らずになっていました。
その「あの人」がWeb上で、Vサインをして笑って写っている写真を見つけました。
主人と息子には見せましたが、義母にはとてもじゃないけど見せられませんでした。



「あの人」はどうしてあんな風に笑えるのでしょう?
今すぐにでもひっ捕まえて問い詰めてみたい。
なぜ、笑えるの?と。。。
悲しさともどかしさと悔しさと。。。
複雑な思いがずっと渦巻き続けています。。。