子供の心臓病の本

今日は『救急の日』との事で、ある本の事を思い出して引っ張り出してきました。
これです。    ↓

お母さんたちのこどもの心臓病

お母さんたちのこどもの心臓病

息子が国立循環器病センターへ入院した時に、お医者様だったか、
看護婦さん(当時)だったか覚えてないのですが、
教えていただいた本です。
国循の売店でも売っていると教えられて購入しました。



当時の(1990年)私は先天性心疾患の事をほとんど知りませんでした。
息子の病名(総肺静脈還流異常症)も初めて聞くものでした。
この本はお母さんに子供の心臓病について、とてもやさしく
わかりやすく説明されてあります。
お母さんが一番気になる点、たとえば症状の見方、脈の見方、顔色の見方、
呼吸の見方、体重の見方、病院の選び方、薬の飲み方、食事の注意、
予防接種の受け方等がわかりやすく説明されてあります。
後は様々な病気の説明(病名・どんな病気なのか・手術の方法・成功率等)が
説明されてあります。



院内で知り合った赤ちゃん達の病名を知るとすぐにこの本を開いて勉強しました。
同じ先天性心疾患でも、こんなにもたくさんの種類の病気があるのだと驚いたことを覚えています。
今は時代が流れたので、手術方法や薬などの対処も違ってきているかもしれませんね。
手術の成功率も上がっていることでしょう。



大阪城公園でパトカーや消防車やはしご車等が来て、市民の為のイベントがあった時に、(たぶん息子が2−3歳の頃)、救命救急の練習をする人形を持ってきておられ、一般市民に救命方法を教えてくださったことがありました。
あの人形は『大人』でしたので、救急隊員さんに子供の場合はどうすればいいのかをお尋ねしました。
救急隊員さんがとても快く説明をしてくださったのを覚えています。
子供の人形がなくて申し訳ないとおっしゃりながら、パンフレットを取り出して、身振り手振りで、丁寧に教えてくださいました。
子供の心臓は小さいので、大人みたいに両手で押すのではなく、
片手で押してくださいと教えられました。
赤ちゃんの場合は指で押しますとも教えられました。
でももうずいぶん前の事なので、ほとんど忘れてしまっています。



今はAED自動体外式除細動器』(じどうたいがいしきじょさいどうき)なるものが登場しましたが、使いこなせるのかはちょっと疑問です。
ちゃんと訓練を受けていないと焦ってしまうような気がします。
時間がとれれば救命救急の講習を受けてみたいなあ。