家電で思った事

昨夜遅く、インターホンが鳴りました。
時計を見ると23時25分。
主人が受話器を取ると、ご近所の一人暮らしの女性の方でした。
「すぐにお伺いしますので、おうちに戻っていてください」
そう言うと主人は受話器を置き、パジャマから作業着に着替えました。


以前ブログに書いた一人暮らしの年配の女性で、衰弱して救急車で病院へ運ばれたあの方です。
無事に退院してこられたのですが、親戚の方が心配して、先日、お部屋のリニューアル工事をさせていただきました。
そのエアコンの調子が悪いので見てほしいと言ってこられたのでした。
結果、エアコン自体に問題はなく、使い方の方でした。
今の時期、暖房で使用しようと思うと、設定温度を28度位にしないと
返って冷たい風がエアコンから出てしまいます。
取り付けた時にご説明して、設定温度も28度にしてあったのですが
いらわれたようで設定温度が変わっていて、暖かくならないとおっしゃっていたのでした。
ご年配の方はやっぱり冷えやすく、とても冷たい手をされて寒がっておられたとの事で
主人は設定をしなおして、使い方のご説明をして、その方のおうちを後にしました。


実は2−3日前にも呼ばれてお伺いしていました。
その時は、エアコンから変な音がするというものでした。
主人が伺ってみると、確かにエアコンが動いている間に
「ピピ。ピピ」と音がします。
でもこのエアコンからそんな音がするはずはないのだけれどと思いつつ、
いったん、エアコンを止めてもらいました。
すると、エアコンではなく、流し台の方から
「ピピ。ピピ」と音がします。
ガスの警報機にしては音が小さすぎるしと思いながら
よーくその辺りを見てみると、ガスコンロの栓が開いています。
ガスをつけっぱなしにされていて、でも、火は消えていた為、
それの警告音が鳴っていたのでした。
ご説明をしたのですが、ちゃんとガスを止めて火を消したとおっしゃるので、もう一度再現をして説明をしたそうです。


戻ってきた主人は
「本当はIHの方がいいんやけどなあ」
とポツリと言いました。
でもこればっかりはお客様のご意思次第ですのでどうすることもできません。
心配やねえと話していた矢先の昨夜の出来事でした。


一人暮らしでは本当にお困りだと思うのです。
今時の家電製品は便利なようであって、ご年配の方にはまだまだ扱いにくいものが多いのかもしれません。
これからますます進むであろう高齢化社会
本当の意味でもっとご年配の方の使い勝手をリサーチして
より扱いやすい家電製品が増えてくれればいいなあと思います。