正倉院の琵琶

子供の頃、確か中学生だったと思うのだけれど、
一人で正倉院展を見る為に奈良の国立博物館まで行った事があった。
当時薩摩琵琶に憧れていて、教科書に載っていた
螺鈿紫檀五絃琵琶」(らでんしたんごげんのびわ)の写真を見て
余りにも美しくて心魅かれたのだ。
どうしても一目見たくて、正倉院展でその琵琶が展示される事を知って
いてもたってもいられずに出かけて行ったのだった。


今までも何回もブログに書いてきたけれども
私は変人なので、好きなものを楽しむ為に
一人で出かけることは平気だった。
一人で映画にも行くし美術館へも行くし、
大好きなお城を見に行くこともあった。


その性格は息子にも受け継がれたようで彼も又
一人で好きなものの為に出かけていく。


話は戻って、この五弦の琵琶はリュートと元は繋がっているらしい。
リュートという楽器は高校生の頃に知った。
リュートに魅かれたのも、琵琶と似ていたからかもしれない。


楽器が好きだけれども、正直、私には弦楽器の才能はないらしい(大汗)
『好き』と『出来る』とは別なのだと、高校生の頃身にしみて感じた。
学校の授業の一環でクラッシックギターを習ったのだけれども
これがまた全然上達しない…(大汗)
美しい弦楽器は眺めるだけで、私には演奏することは叶わないようだ…。