お雛様

今日は雛祭りですね。
息子しかいない我家ではお雛様を飾る訳でもないのであまり関係がありませんが…(~_~;)
この時期になると必ず義母が愚痴ります。



義母は手広く商売をされている家のお嬢さんでした。
船場風に言えば『こいさん』です。
でも、3歳の時に生母が亡くなり、後妻である継母に育てられました。
継母は決して虐めたりはしなかったそうですが、そんなに可愛がってくれたわけでもなかったそうです。



義母の幼馴染は自宅に立派なお雛様を飾り、義母はお呼ばれされたそうです。
でも、義母の家にお雛様はありませんでした。
義母は
「お雛様を買えないわけではないのに、継母やったからしてくれなかった。友達の家が羨ましくて」
と、ウン十年たった今でも、そう愚痴るのです。



そんなものなのかなあと、私にはどうもピンときません。
私は人形が嫌いなので、お雛様が欲しいと思った事はありませんでした。
フランス人形のような西洋人形をはじめとして日本人形など全然ダメです。
部屋に置きたいとは思いません。
ぬいぐるみさえも(かろうじて大丈夫ですが)、寝室には絶対置きません。
人形のある部屋で寝ることは絶対したくありません。
結婚する時に人形をお祝いにと言ってくださった方にも、丁寧にお断りしたぐらいですから。
こんな私なので、義母の愚痴にうんうんと共感する事ができないのです。
ただ、聞くだけしかできないのです。
申し訳ないなあと思いながらも毎年、同じ話をただ聞いている私です。