4月の読書記録

4月の読書メーター
読んだ本の数:12冊
読んだページ数:2120ページ

わ、かんたん。―発表します。家庭料理の、さらにベスト113皿 (オレンジページブックス)わ、かんたん。―発表します。家庭料理の、さらにベスト113皿 (オレンジページブックス)
川津さんの料理本は2冊目。簡単でそれでいて決して貧弱には見えないお料理が紹介されてある。
読了日:04月29日 著者:川津 幸子
山へ行く (flowers comicsシリーズここではない・どこか 1)山へ行く (flowers comicsシリーズここではない・どこか 1)
最後に収録されてある『柳の木』は深い愛を感じさせる作品。静かに心にしみてくる。『駅までムゲン』はドタバタの中にやはり愛を感じさせる作品。人が人を想う事、みたいな。中でも『あなたは誰ですか』が好きかも。こんなお父さん、疲れるかもしれないけれど(笑)『メッセージ』もそうだけど全体的に【愛】がテーマになっているように感じた。
読了日:04月26日 著者:萩尾 望都
音楽室の日曜日 (わくわくライブラリー)音楽室の日曜日 (わくわくライブラリー)
『理科室の日曜日』に続いて音楽室版もあると知り、同じく図書館で借りてきました。高校生の頃吹奏楽部に所属していたので、音楽室や楽器には興味があったからです。楽器達がどんな日曜日を過ごすのだろう?と興味津々で読みました。鍵盤ハーモニカとカスタネットの友情にほろりときました。又ベートーベンがとても可愛かったです!ベートーベンのイメージがガラリと変わりました!(笑)
読了日:04月18日 著者:村上 しいこ,田中 六大
理科室の日曜日 (わくわくライブラリー)理科室の日曜日 (わくわくライブラリー)
neimuさんの感想を見て、図書館で借りて読んでみました。理科室のビーカーや顕微鏡やアルコールランプや骸骨の標本達が日曜日にどんな風に過ごしているのかを、面白くおかしく、でもちょっぴりセンチに描かれてあります。関西弁で書かれてあるところも気に入りました。子供時代に読んだら、もっとワクワクしたかもしれません。久しぶりに童心に返って楽しく読ませていただきました(笑)
読了日:04月18日 著者:村上 しいこ,田中 六大
猫 (ホラーセレクション (10))猫 (ホラーセレクション (10))
曽祢まさこさんとエドガー・アラン・ポーの作品が読みたくて図書館から借りた。猫はやはり魔物的なイメージが強いのかもしれない。この本自体が猫に関するホラーばかりだから余計にそうなっているのだろうけれど。でも、それでも私は猫が好きだ。魅力的な猫、万歳!
読了日:04月09日 著者:エドガー・アラン・ポー,曽祢 まさこ,赤木 かん子
青青(あお)の時代 (第4巻) (希望コミックス (340))青青(あお)の時代 (第4巻) (希望コミックス (340))
結局いつの時代も権力の為に血の繋がりがあるからこそ激しく争う事になるのかもしれない。ヒルメとヒミコの姉妹も後継者争いをする王子達も。最後はイヨとシビの2人に平安が訪れたように見えるが果たしてどうなのか?『牧神の午後』の方はよかった。ニジンスキーの名前は知っていたがその半生は知らなかったので興味深かった。
読了日:04月08日 著者:山岸 凉子
青青(あお)の時代 (第3巻) (希望コミックス (337))青青(あお)の時代 (第3巻) (希望コミックス (337))
いよいよ正体を現したクチヒコ。ヒミコにとって代わろうと行動を起こした。ヒミコとイヨやシビの運命は?
読了日:04月07日 著者:山岸 凉子
青青(あお)の時代 (第2巻) (希望コミックス (323))青青(あお)の時代 (第2巻) (希望コミックス (323))
その不思議な力を表し始めたイヨ。否応なくヒミコや王子達の後継者争いに巻き込まれていく。
読了日:04月06日 著者:山岸 凉子
青青(あお)の時代 (第1巻) (希望コミックス (311))青青(あお)の時代 (第1巻) (希望コミックス (311))
邪馬台国の時代を舞台にイヨという少女が主人公の物語。まだ1巻だけしか読んでいないので、人物の事や国の事など把握しきれていない。あまりよくわかっていない時代の話なので、自由に空想を膨らませることができる。ヒミコやヒミコの姉や癖のある王子達。イヨを救ったシビの今後も気になる。
読了日:04月06日 著者:山岸 凉子
しにがみのバラッド。〈10〉 (電撃文庫)しにがみのバラッド。〈10〉 (電撃文庫)
花とゆめ』はこの先を想像するとちょっと楽しい感じの作品。未来があるっていう感じ。『世界の終りにハミングを』は消化不良をおこした。少女の心がどこまでも不毛のように感じて。『炭酸水と透明のキミへ』はよかった。ユカとコマチの掛け合いが面白い。そして、トウカとキョウカ、アンとモモのクライマックスへ。いよいよなのか?と思わせて10巻は終わっている。
読了日:04月06日 著者:ハセガワ ケイスケ
黒百合の系図 (花とゆめCOMICS)黒百合の系図 (花とゆめCOMICS)
黒百合の系図、10代の時に読んだけれど忘れていたので読み返してみた。今読んでみてもやっぱり恐ろしい。人の怨念ほど恐ろしいものはない。泥棒シンデレラも、無い物ねだりをせずに自然体で生きる事を説いた作品だと思う。
読了日:04月03日 著者:美内 すずえ
図書館ねこ デューイ  ―町を幸せにしたトラねこの物語図書館ねこ デューイ ―町を幸せにしたトラねこの物語
スペンサーの町民から、いいえ、世界中の人から愛された1匹の猫、デューイ。私はこの本を読むまでデューイの事は知らなかった。ある凍える朝、図書館の返却ボックスで震えていた子猫と出会った館長のヴィッキー。彼女とデューイとの深い絆に胸が熱くなった。人と猫の間にこんな素晴らしい絆が結べるのならば、人と人の間にもきっと結ぶ事ができるはず。天国からデューイはそう思って、私達人間を見守っているに違いない。
読了日:04月03日 著者:ヴィッキー・マイロン

読書メーター


萩尾望都さんの作品を久しぶりに読みました。
2−3年前に『残酷な神が支配する 』を読んで以来です。
コメントにも書きましたが、『様々な愛』がテーマになっているように感じました。
そしてコメントには書きませんでしたが、『くろいひつじ』は集団の中の異分子について描かれた作品です。
私の心に残った作品です。
長年、自分が集団の中の異分子だと感じていましたので。
家族の中でも、学校の中でも、私は異分子でした。
どこか人とは違っていて変わり者と思われていました。
私と関わってくれる人はとても少なく、関わってくれる人はとても優しい人たちでした。


私がSFに魅かれたのは、SFの世界では、変わり者を意識しなくてすんだからです。
当時はSF好きはまだ異端の存在でした。
SFの世界では超能力も科学力も自由。
宇宙人も登場するし、ロボットも、アンドロイドも登場します。
時には迫害もあるけれども、理解しようとする話もあります。
でも結局は人間の未熟さ、愚かさが勝っていたように思います。
集団の中の異分子、自分がそうであったから、そういう立場にある人を、理解はできなくてもただ寄り添い共に歩んでいく努力はしてきたいと思います。