2012年2月の読書記録と近況

早3月ですね。
先月は結構頑張って本を読みました。
それプラス、苦手な物を一つ克服しました。
そんな大げさに言う事ではないのですが…(~_~;)


バナナを食べられるようになりました。
シュガーポットがいっぱい出たものはダメですが、以前みたいに見ただけで「嫌!」というわけではなくなりました。
苦手な物を無くしていくという作業は結構、良いことなのかもしれません。


息子が就活中です。
で、そろそろ車の免許を取りにいったら?と言ったのですが、重い腰をなかなか上げません…。
男の子だし、免許がないと就活にもひびくんじゃないの?と尋ねたのですが、どうにもこうにも…。
理由は簡単。
怖いから。


息子が怖がりなことは以前、コンタクトを目にいれられなかった事や、注射嫌いな事をブログにも書いたので周知の事です。
車を運転する事が怖いのです。
だから、なかなか免許を取りにいきません。
夫は自分と比べて信じられない!と言っています。
夫は10代で免許を取得し、中古車を購入して乗りまわしていたそうなので、
息子をさして、「いったい誰の子や?」とぼやいています。


まあ、本人がその気にならない限り仕方のない事です…。


2月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:1985ページ
ナイス数:366ナイス

ねこのばば (新潮文庫)ねこのばば (新潮文庫)
今回は暗いお話が多かったように思う。『茶巾たまご』の犯人の言葉が恐ろしかった。簡単に人を殺す癖に、自分はそんな風に殺されたくないなんて!『花かんざし』もやるせない思いが残った。でも一太郎と同じで、於りんちゃんの心の中にはいい思い出の方がたくさん残ればいいなあと思う。『産土』は佐助が中心の話でこれもちょっと切ない。『ねこのばば』だけは最後が笑えた。『たまやたまや』ではちょっと胸キュンだった。
読了日:02月25日 著者:畠中 恵
驚くべき雲の科学驚くべき雲の科学
雲って形をどんどん変えていき、その一瞬だけの不思議な姿や美しい姿を見せてくれて、時に感動させてくれるものです。私も又そんな雲を暇な時はボンヤリ眺める事が好きな少女でした。この本では世界中の珍しい雲の姿を見る事ができました。特に乳房型の雲や、UFO型、ロール雲などが印象に残りました。中にはおどろおどろしい雲もあり、よく映画などで良くない事の起きる前触れのシーンに使われそうな情景で、実際にそんな雲があるのだと驚きました。
読了日:02月19日 著者:リチャード・ハンブリン
ぬしさまへ (新潮文庫)ぬしさまへ (新潮文庫)
一太郎の考え方が好きです。一生懸命役に立つ人間になろうと、体が弱いのでなかなか思うようにはできませんが、努力する姿が良いです。仁吉のまさかの恋バナには感動しました。そういう事だったのですね…。『空のビードロ』も良いお話です。松之助の人間性と知らない間に結ばれていた兄弟愛みたいなものが良かったです。最後の『虹を見し事』では妖達が赤い櫛を出してきた時にピンと来ました。おまきの事を思うと切なくなりました。
読了日:02月19日 著者:畠中 恵
楽しさ届ける はじめての絵封筒楽しさ届ける はじめての絵封筒
読書メーターでつぶやいていらっしゃった方のおかげでこの本を知りました。こんなに楽しくてステキな本があったなんて!切手は封筒の所定の位置にしか貼れないものと思い込んでいました。目からウロコでした。まだ本の物真似に過ぎませんが、早速見よう見真似で絵封筒を作ってみました。大切な友達宛に送る予定です。この本を参考にして自分オリジナルの絵封筒を作れるように、少しずつ工夫していこうと思います。
読了日:02月14日 著者:内尾 夕子
音楽の在りて音楽の在りて
左ききのイザン』の前の話『ヘルマロッド殺し』が読めて良かった。『闇夜に声がする』は切なくなって好きな作品だ。表題作の『音楽の存りて』もステキな作品だ。文字を解明するよりも音楽を解明する方が難しい。けれども解明できたら感動すると思う。『守人たち』は、新薬師寺へ行った事があるので十二神将を思い浮かべながら読むと楽しめた。最後の主人公の気持ちを読んでそういう事だったのか!とわかった。『美しの神の伝え』は難しくて、むしろ望都様の繊細な絵で見てみたいです。
読了日:02月11日 著者:萩尾 望都
動物園の鳥 (創元クライム・クラブ)動物園の鳥 (創元クライム・クラブ)
巣立ちを予感させるエピローグといった所でしょうか。まあ、そう簡単に人は変われるものではないですよね。でも、1人で外出できた事は進歩といえるでしょう。滝本も又、坂木と鳥井の関係と同じような問題を抱えていたとは驚きでした。鳥井自身が、自分と坂木も同じだという事を頭では分かっていながらも、簡単に乗り越える事が出来ない点が人間らしくもあります。いつか彼らの続編を読んでみたいものです。
読了日:02月08日 著者:坂木 司
仔羊の巣 (創元クライム・クラブ)仔羊の巣 (創元クライム・クラブ)
今回は題名通り迷える仔羊達のお話です。幼さ故に一方向からしか物事を見ない為、誤解して自分の思い込みだけで行動してしまう迷える仔羊達。思春期のわががまで身勝手な行動で人を傷つけてしまいます。でも、誤解に気づいた時、素直に謝る勇気を持った子供達でもありました。その点は清々しい気持ちになりました。最初は二人だけの世界から出発した鳥井と坂木の物語ですが、だんだん登場人物が増えていき賑やかになってきました。さて、いよいよ巣立ちの時がやってくるのでしょうか?次へ進もうと思います。
読了日:02月06日 著者:坂木 司
星界の紋章〈3〉異郷への帰還 (ハヤカワ文庫JA)星界の紋章〈3〉異郷への帰還 (ハヤカワ文庫JA)
相変わらずラフィールとジントの掛け合いが面白い。ジントの心の中の声や突っ込みが笑える。ラフィールのジントに示す精一杯の優しさも可愛らしい。永遠には一緒にいられないであろう(ラフィールの方が長命)2人だけれど、このまま絆を大切に共に歩んでほしいなあと思った。
読了日:02月03日 著者:森岡 浩之

2012年2月の読書メーターまとめ詳細
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