2012年5月の読書記録と近況

もう6月なんですね。
月日の経つのはなんて早いのでしょう。
うちの業界は益々厳しい状況になってきています。
圧倒的に仕事量が少ない為、仕事の奪い合いになっています。
計画停電もどうなるのか…。
先月から発電機の手配等の仕事が入ってきています。
計画停電が無しになれば問題はないのですが、有りとなった場合慌てない為に、お客様方は余分な出費となる事も覚悟の上で御要望されてきているのです。
推移を見守り、行動していくしかないですね。



5月に息子が可愛がっていたベタが天国に召されました。
きっちり1年の寿命でした。
庭がないので、プランターに埋めました。
私達を癒してくれてありがとう、と。
息子はもうベタを飼う事はやめるとの事。
次はセキセイインコを飼いたいなあと言ってました。
何度命が失われる経験をしても、(今までにも金魚や亀を亡くしても)めげない息子は、本当に命の大切さを理解しているのだと思います。
限りある命だからこそ、大事にしなければならないのだという事を…。



5月の読書記録を残しておきます。
10冊達成出来ていたなんてまとめをして初めて気がつきました(汗)



5月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:2702ページ
ナイス数:343ナイス

歌う船 (1984年) (創元推理文庫)歌う船 (1984年) (創元推理文庫)
何十年も前に読んだ物をひっぱり出してきて再読。頭脳船ヘルヴァの成長と冒険の物語。自分の相棒(ブローン)を探し求める旅物語でもあります。多少古臭い描写(テープで情報を交換するあたり)もありますが、今読んでもやはり胸がキュンとなります。サイボーグ船であっても、ヘルヴァは女の子なのです。人に恋する人間らしい人間なのです。ヘルヴァが可愛らしくていじらしくて仕方がありません。最後に良き相棒に恵まれて良かったとほっと出来るのがいいです。
読了日:05月30日 著者:アン・マキャフリー
うちのトコでは2うちのトコでは2
前作の続編。あいかわらず面白くて楽しい。特に方言は不思議な言葉が多くて興味深い。よく関西弁は怒っているように聞こえると関東方面の方から言われるのだけれども、私には東京のしゃべり方の方が冷たく聞こえて怖い。『うだつ』については以前自分のブログにも書いたように知っていたので、『うだつって何?』は面白かった。『ローカル交通ルール』は、大阪だけじゃないんだとちょっと安心(おい!)高知のよさこいへの思い、そして全国へ広がっていったお話も良かった。
読了日:05月25日 著者:もぐら
うちのトコではうちのトコでは
再読。忘れていた部分が多かったので、各々の県民性が良くわかって面白かった。良しにつけ悪しにつけ、やはり京都はインパクトが強かった(汗)千年以上も物を大切にするという点は尊敬するけれども、『何が気に食わないのか黙り込む、そして尋ねても無言』という点はゾッとした・・・。私は大阪生まれの大阪育ちではあるけれども、両親が鹿児島なので、鹿児島の『生存本能の限界に挑戦』という性格は、私の中にもあるなあと思った。阪神淡路大震災の場面では本当に神戸よくやった!と応援しながら読んだ。橋がかかって本当に良かった。
読了日:05月24日 著者:もぐら
葉桜葉桜
道教室の先生に恋する高校生の佳奈。天才少女である佳奈の妹の紗英。紗英は自らの背負う運命とでも言うべき物に、最後は立ち向かう気持ちになって良かったと思う。以前の人達がそうだったからといって紗英が同じ運命をたどるとは限らないし。最後に告白する事を心に決めた佳奈と先生とが、書で和歌をやりとりする場面は圧巻だった。心が震えた。こんなステキな恋の告白もあるのだと。ずっと前に止めてしまったけれども、また書道を習いたくなった。
読了日:05月19日 著者:橋本 紡
わくらば追慕抄わくらば追慕抄
わくらば日記の続編。薔薇姫こと御堂吹雪という、鈴音と同じ能力を持つ女性が登場する。人の秘密を暴く事に執念を燃やすその姿に哀れさを感じずにはいられない。なぜ、上条姉妹を憎むのか、過去にどういう関わりがあるのか?これからの続編でという事なのでしょうね。人は弱いもの。過ちを犯さない方が不思議なくらいだと思う。それを反省しながら人は生きていくものなのだと思う。『夕凪に祈った日』はちょっと辛かった。同じ母親として、その究極の選択は本当に辛すぎる。寿子さんの気持ちが少しでも救われる事を願うばかりです。
読了日:05月18日 著者:朱川 湊人
千年の黙 異本源氏物語 (創元推理文庫)千年の黙 異本源氏物語 (創元推理文庫)
面白かった。源氏物語の『かがやく日の宮』がなぜ失われてしまったのか?そういう理由でしたか!と(笑)紫式部藤原道長とのやりとりも面白い。先に道長が『かがやく日の宮』を葬り去ったから、今度は紫式部が『雲隠』の本文を葬り去るという場面では胸のうちがすっとした。私も『雲隠』は本文がない方がいいと思う。読者が好きなように光源氏の死を想像する方が良いじゃない?と思うから。古文の教師が紫式部の事を根暗で陰湿な性格と評していた事が頭にこびりついていたのだけれども、すっかり印象が変わってしまった。次の作品も読みたい。
読了日:05月12日 著者:森谷 明子
蠍座蠍座
双子座の私とは一致点のない星座との事。確かに言われてみれば母との関係はあまりしっくりいくものではなかった。そして夫の母も又蠍座。ブログに対する感じ方の違いが大きく、義母の気持ちを立てて私はブログから遠ざかるしかなかった。でも、そのおかげで今は読メにどっぷりつかる事がで出来た。人間万事塞翁が馬ですよね。この本のお蔭で蠍座の特徴が分かったので、気をつけながらお付き合いしていこうと思う。
読了日:05月05日 著者:石井ゆかり
ゆんでめてゆんでめて
屏風のぞきが行方不明に?読みすすめる内に若だんなの気持ちがよくわかり胸が痛かったです。私も屏風のぞきは好きだったので、このまま会えなくなるのかと心配でたまりませんでした。でもほっとしました。弓手(ゆんで)と馬手(めて)。人生にはどちらか選らばなけばならない時ってあると思います。そのどちらを選ぶかによってその後の人生が変わってしまうのか?。私は基本的には変わらないと思います。微妙な点が変わるだけで、きっと出会うべき人には出会えると思うし、起こるべき出来事は形を変えて起こると思うのです。そんな事を感じました。
読了日:05月04日 著者:畠中 恵
蟹座蟹座
息子の星座。息子が子供の頃に読みたかったです。双子座である私と蟹座である息子とは一致点がないそうです。確かに子供の頃の息子は感情が激しくて手こずりました。その頃蟹座の特徴を理解していれば、もっと息子に寄り添って子育てできたのに、もっと息子の気持ちに添ってあげられたのにと思いました。でも愛情だけは注いできた自信があります。今現在大人になった息子との関係は良好なので良しとしましょうか…。
読了日:05月02日 著者:石井ゆかり
ころころろころころろ
『若だんな、目から光を奪われる!』という事でいったい何が原因でどうなるのだろう?と読み始めたところ、最初の話に登場する生目神様がそういう形で関わってくるのですね。桃太郎の話は私も鳴家達と同じように感じていたので拍手喝采で楽しく読ませてもらいました。でもさすが若だんな、物語の続きをちゃんと読み解きましたね。生目神様はちょっと可哀想ですが。表題作の『ころころろ』では、「仁吉が面白いことになっている」という鳴家の言葉の意味がだんだん明らかになってきて凄く面白かったです。
読了日:05月01日 著者:畠中 恵

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