2012年7月の読書記録

7月の読書記録を残しておきます。
萩尾望都様の作品が中心になりました。
疲れていたので、大好きな望都様の作品で癒されました。



7月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:3341ページ
ナイス数:227ナイス

萩尾望都作品集〈12〉トーマの心臓2 (プチコミックス)萩尾望都作品集〈12〉トーマの心臓2 (プチコミックス)
人が人を好きになる事。愛する事。そこには【許す】という事が包み込まれている。エーリクやオスカーのおかげで、やっとその事に気付いたユーリ。新たな道へと歩み出す。少年達の透明で、それでいてとても濃い時間。こんな風に青春を送れるなんて、どんなにステキな事だろう。もう一度あの頃に戻りたくなる。
読了日:07月30日 著者:萩尾 望都
萩尾望都作品集〈11〉トーマの心臓1 (プチコミックス)萩尾望都作品集〈11〉トーマの心臓1 (プチコミックス)
初めて読んだ望都様の作品が『トーマの心臓』だった。その表題の異様さにいったいどんな意味が込められているのだろう?と思った。当時は自分よりも年上のユーリ達の学校生活を見て、自分もその年齢になったら、あんな風に知的な会話をするのかな?とか、あんな風に学校生活を楽しむのかな?と思っていた。実際はそうはならなかったけれども。人が人を好きになること。まっすぐに向かっていくエーリクの思い。密かに見守るオスカーの思い。ユーリのトーマへの思い。各々の思いがどこに向かうのかは次巻に続く。
読了日:07月30日 著者:萩尾 望都
真夜中のパン屋さん (ポプラ文庫)真夜中のパン屋さん (ポプラ文庫)
良かった。胸がジーンとした。都会の片隅にある真夜中のパン屋さん。いつもニコニコしていながらうまく人心を操るオーナー暮林。イケメンで口の悪いパン職人の弘基。ひょんな事からパン屋に居候する事になった高校生の希実。そして真夜中のパン屋さんにやってくる珍客達。小学生の男の子こだま。引きこもりの脚本家斑目。ニューハーフのソファイア。みんな様々な事情や問題を抱えながらも、やがて繋がっていく。『パンは平等な食べ物。おいしいパンは、誰にでも平等においしい』その通りだと思う。私もパンが大好きだから(笑)
読了日:07月21日 著者:大沼紀子
萩尾望都作品集〈10〉キャベツ畑の遺産相続人 (1977年) (プチコミックス)萩尾望都作品集〈10〉キャベツ畑の遺産相続人 (1977年) (プチコミックス)
表題作はコミカルで面白くてとても好きな作品だ。『ユニコーンの夢』はちょっと切ない。『温室』は不気味で私は怖くてあまり好きではない。『ママレードちゃん』『オーマイ ケセィラ セラ』は少女の微妙な胸のうちが表現されていて微笑ましい。『ハワードさんの新聞広告』は、苦笑いしながらハワードさん、お疲れさん!と言ってあげたい感じ。
読了日:07月17日 著者:萩尾 望都
萩尾望都作品集〈9〉ポーの一族 (1978年) (プチコミックス)萩尾望都作品集〈9〉ポーの一族 (1978年) (プチコミックス)
ポーの一族』完。前巻でリデルから昔話を聞いていたオービン卿とエドガーとの出会い。そして、憑かれたようにエドガーを追い求めた結果が。冷酷なバンパネラであるはずが、人を愛し、思わず救いの手を差し伸べたり、救えなかった事を後悔したりする。そんなエドガーとアランは、やはり心は人間なのだと思う。「好きなら好きなほど 愛してれば愛してるほど きみは後悔するんだ 幸福にしてやれないもどかしさに!」というエドガーの言葉が心に突き刺さる。
読了日:07月15日 著者:萩尾 望都
萩尾望都作品集〈8〉ポーの一族 (1978年) (プチコミックス)萩尾望都作品集〈8〉ポーの一族 (1978年) (プチコミックス)
アランの目覚め。そして2人での旅が始まる。リデルと森の中で過ごす話は好きだ。エドガー達がリデルを仲間にはせずに人間界へ戻す所が。『小鳥の巣』ではリデルの時とは違って、繊細な心の持ち主であるロビンを仲間に迎える為に探しにくる2人。キリアンの話を聞いて涙するエドガーに人間らしさを感じる。エドガーもアランもお互いを思いながらも内に大きな孤独を抱えている。永遠に姿は少年のまま。でも、心は?心は時に冷酷なバンパネラだったりするが、少年の無垢な部分も見られて2人の危うさが浮き彫りになり、余計にこの作品に魅かれる。
読了日:07月14日 著者:萩尾 望都
半分の月がのぼる空〈4〉 grabbing at the half-moon  (電撃文庫)半分の月がのぼる空〈4〉 grabbing at the half-moon (電撃文庫)
夏目の過去が明らかになったわけだが、やっぱり夏目という人間が好きになれない。裕一と自分を重ねているようだけれどもそれは可笑しいと思う。夏目の独りよがりに過ぎないし、小夜子さんに失礼だと思う。全く亜希子さんの言う通りだと思う。亜希子さんカッコいい!そして益々裕一を応援したくなった。素直に夏目に礼を言う裕一は格好良いと思う。裕一の方が夏目よりもずっと大人だ。里香も裕一がいるからこそ生きる希望を持てたのだと思う。それにしても世古口兄弟恐るべし。益々司君のファンになった私です(笑)
読了日:07月14日 著者:橋本 紡
萩尾望都作品集 (7) (プチコミックス)萩尾望都作品集 (7) (プチコミックス)
バンパネラになる儀式から逃れようと計ったはずが、返ってその為に少年のまま時を止める事になってしまったエドガー。せめてもと、エドガーは妹を陰からそっと見守る。美しい少女に成長したメリーベルは恋をし、自分の出生の秘密も知る事になる。ところが事件が起きる。そしてメリーベルも又永遠に少女のまま時間が止まる事になる。兄妹の強い絆、儚さ、切なさが詰まった巻。エドガー達の事を思い遺書を残したオズワルドも、エドガー達の事を調べようとするロジャーも魅力的。
読了日:07月13日 著者:萩尾 望都
萩尾望都作品集〈6〉ポーの一族 (1977年) (プチコミックス)萩尾望都作品集〈6〉ポーの一族 (1977年) (プチコミックス)
永遠の命をもつポーの一族。永遠に少年のままでいなければならないエドガーの計り知れない孤独。妹メリーベルを巻き込んでしまった事。失ってしまった事。アランとの出会い。何百年も生き続けるうちに心が冷え切ってしまっているのかと思えば、『はるかな国の花や小鳥』ではエルゼリの事を思い涙する人間らしさを持っているエドガーに、ほっとすると同時に、孤独の深さも感じる。
読了日:07月10日 著者:萩尾 望都
半分の月がのぼる空〈3〉wishing upon the half‐moon (電撃文庫)半分の月がのぼる空〈3〉wishing upon the half‐moon (電撃文庫)
相変わらず司君いい味だしてる。裕一のおマヌケな所や里香一筋の所も相変わらず。そして前の巻以来引き続き夏目の事は気に食わない。どんなに腕の良い医者だろうがその態度は本当に気に障る。17歳の高校生相手に大人げないし、言動が最低。里香も穏やかな笑顔を見せたりして少しほっとしたのもつかの間。いよいよ手術が行われ、果たして結果は?という所でこの巻は終わっている。本当に結果が気になるところです。
読了日:07月09日 著者:橋本 紡
いっしょにいるだけでいっしょにいるだけで
冒頭、スランプに落ちいっていた典子さんが神社で思わず「しあわせをください」と言ってしまった場面では胸をつかれた。私も又同じような事を願っていたから。「明日から心新たに仕事に向かいます。力をください」という件まで全く同じで驚いた。そしてそんな時に野良猫が仔猫を出産し、騒動に巻き込まれていく。犬派だとか猫派だとか普段よく耳にするけれども、基本動物が好きな事に変わりはないと思う。責任を持って飼うということも大事。典子さん母娘、仔猫の里親さん達、皆、ちゃんと責任を持って猫を愛し暮らしている事が素晴らしい。
読了日:07月08日 著者:森下 典子
知っておきたい日本の神話 (角川ソフィア文庫)知っておきたい日本の神話 (角川ソフィア文庫)
子供の頃古事記(子供向けのもの)を読んで神話が好きになったのですが、しっかり読んだ事がありませんでした。さらっと勉強する為にこの本を手に取りました。イザナギ・イザナミ、アマテラスオオミカミ、スサノオノミコト、ヤマトタケル、オオクニヌシ、ウミサチヒコ・ヤマサチヒコの話などは子供の頃聞かされた話でしたが詳しいことは知りませんでした。結局神話とは、天皇が神の子孫である事を正当化する為に作られた御伽噺なのですよね。ローマ神話やギリシャ神話に出てくる神々と同じで、日本の神々も又非常に人間臭いものでした。
読了日:07月04日 著者:瓜生 中
萩尾望都作品集 (5) 3月ウサギが集団で (プチコミックス)萩尾望都作品集 (5) 3月ウサギが集団で (プチコミックス)
この巻はコミカルでドタバタものが多い。『毛糸玉にじゃれないで』は大好きな仔猫が出てくる作品で好きだ。主人公のむつきの選択は、私も高校を選ぶ時に同じ選択をしたから共感できる。『10月の少女たち』は少女の気持ちがよく描かれてあると思う。『みつくにの娘』はちょっとせつない。きちが可哀想で。
読了日:07月03日 著者:萩尾 望都

2012年7月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター