2014年4月の読書記録

4月の読書記録を残しておきます。
さらっと読める本が多かったおかげで気が付けば13冊になっていました。
春は花粉のせいもあり、なかなか体調が整わず、疲れ気味でした。
でも、夜寝る前の読書のひと時が唯一の楽しみでした。
5月もこの調子で読んでいこうと思います。




2014年4月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:3143ページ
ナイス数:415ナイス

北の馬と南の馬北の馬と南の馬感想
都井岬御崎馬の事は知っていたが、尻屋崎の寒立馬の事は知りませんでした。『南の馬』の御崎馬は人の手によって守られているとはいえ、南国の為暮らし安そうに見える。それに引き換え『北の馬』の寒立馬は氷点下の冬を過ごす姿にとても生きる厳しさを感じた。どちらも子馬は天真爛漫な感じで可愛い。駆け回る姿は生命力に溢れている。
読了日:4月29日 著者:前川貴行
萩尾望都作品集 (〔第2期〕9) 半神 (プチコミックス)萩尾望都作品集 (〔第2期〕9) 半神 (プチコミックス)感想
表題作『半神』は切り離された双子の妹への思いが切ない。『酔夢』も繰り返される悲劇が切ない。『マリーン』も子供の頃読んだときとても衝撃を受けた作品です。『あそび玉』も。唯一『ハーバル・ビューティー』だけはコミカルでホッとできる作品です。
読了日:4月29日 著者:萩尾望都
魔女の心臓(4) (ガンガンコミックスONLINE)魔女の心臓(4) (ガンガンコミックスONLINE)感想
ユニークな仲間、リッカが加わりこの先がますます楽しみになってきました。ルミエールとリッカの関係も面白いです。番外編②のリッカが妖精にやさしくて素敵です。外伝『灯は水晶』のリッタはとてもいじらしいです。リッタには兄弟仲良く幸せになってほしいです。
読了日:4月28日 著者:matoba
萩尾望都作品集 (〔第2期〕-8) 訪問者萩尾望都作品集 (〔第2期〕-8) 訪問者感想
表題作は『トーマの心臓』のオスカーがギンナジウムに来るまでのお話。オスカーの父への思いが切ない。とても好きな作品です。今までに何回も読みました。家族って、夫婦って、親子っていったいどうすれば分かり合えるのだろう?一番近いからこそよく知っている面と、全然見えていない面がある。やはり“言葉”でのやりとりって普段から大切なのかな?お互いを思っているのに、伝わらないもどかしさがとても切ないです。
読了日:4月22日 著者:萩尾望都
真夜中のパン屋さん 午前2時の転校生 (ポプラ文庫 日本文学)真夜中のパン屋さん 午前2時の転校生 (ポプラ文庫 日本文学)感想
相変わらず濃いキャラクターが登場しますね。結局安倍さんも美作先生も“悪い人”ではなかったということですよね。孝太郎の歪んだ父親への愛情も、孝太郎の立場からすればわからないでもない。でも、これからは孝太郎も父親とうまくやっていければいいなあと思います。やっぱり斑目さんは頼りになりますね(笑)それと後は希実ちゃんの過去がとても気になります。記憶がすっぽり抜け落ちているっていったいどんな過去が?クレさんと希実の母親の律子とが会った場面で今作は終わっているので本当に次巻が気になります。
読了日:4月20日 著者:大沼紀子
8秒で幸せをつかむ「片づけ力」8秒で幸せをつかむ「片づけ力」感想
大津さんの経験を元にして書かれてあるので、説得力があった。私は神経質で、元々綺麗にしていないと落ち着かないタイプだった。でも仕事の忙しさとストレスでなかなか片付けられなくなり、いつしかイライラしながらも、体がしんどくなって段々諦めみたいな気持ちになってしまった。どうせ私なんて何をしても人より劣っているのだと。そんな気持ちになってしまっていた。でも、大津さんの言葉に救われた。この本の通りにやってみようと思う。
読了日:4月18日 著者:大津たまみ
萩尾望都作品集 (〔第2期〕-7) 恐るべき子供たち (プチコミックス)萩尾望都作品集 (〔第2期〕-7) 恐るべき子供たち (プチコミックス)感想
コクトーの原作を読んだ事がないので、望都様の描く世界と比べられないのですが、なんとも幻想的な話だと思います。いつまでたっても『子ども』のままの姉弟の幻想的で壮絶な生き方。振り回される周囲の人間はたまったものではない。悲劇だと思います。
読了日:4月15日 著者:萩尾望都
萩尾望都作品集 (〔第2期〕-6) ウは宇宙船のウ (プチコミックス)萩尾望都作品集 (〔第2期〕-6) ウは宇宙船のウ (プチコミックス)感想
宇宙に関するお話と不思議なお話が多い。望都様の独特な世界観。レイ・ブラッドベリの『ウは宇宙船のウ』、ステキな絵で印象深く描かれてあって、とても好きです。
読了日:4月13日 著者:萩尾望都
ブラック・ジャック(1) (手塚治虫文庫全集 BT 58)ブラック・ジャック(1) (手塚治虫文庫全集 BT 58)感想
無性に読みたくなって図書館で借りました。やっぱり内容がとても濃い。人間ドラマだと思う。どの作品も心を揺さぶられます。中でも『シャチの詩』『幸運な男』『二つの愛』が好きです。『ときには真珠のように』の本間先生の「人間が生きものの生き死にを自由にしようなんておこがましいとは思わんかね」という台詞は心に残った。でも愛する人の命はなんとしても助けたいと、どうしても願ってしまう。おこがましいと思っても、神の領域だと思っても…。
読了日:4月13日 著者:手塚治虫
なぜ名前だけがでてこないのか: 脳科学者が教える本当に正しい記憶力の鍛え方なぜ名前だけがでてこないのか: 脳科学者が教える本当に正しい記憶力の鍛え方感想
題名が面白かったので手にとってみた。だって正に私の事を表していたから(^_^;)))名前って意味記憶だからエピソード記憶よりも忘れやすいとの事。エピソードにくっつけて覚えれればいいのだろうけれども、私にはなかなか難しそうだわ。
読了日:4月13日 著者:澤田誠
かたみ歌かたみ歌感想
『ひかり猫』は大好きな猫の話という事もあって、白猫は死んでからしかマンガ君と遊ぶことができなかったのだ、そんなに寂しかったのだと思うと涙が出てきてたまらなかった。『おんなごころ』はとてもやるせない気持ちになった。ママの言うとおり。子供を道連れにするなんて最低。『紫陽花のころ』は御主人の思いが切ないし、『夏の落とし文』はお兄ちゃんの事を思うとやっぱり心が苦しい。『栞の恋』も好きな作品だ。全編に絡んでくる幸子書房の御主人の事が最後の『枯葉の天使』でようやくわかった。彼も又不思議な世界に生きる住人だったのだ。
読了日:4月9日 著者:朱川湊人
先生と僕先生と僕感想
ミステリー大好きな中学生の隼人と、怖がりだけれども特殊な能力の持ち主の大学生の二葉とのお話。二葉の能力って凄い!私も欲しいです(^_^;)「額縁の裏」は暗い気持ちになりました。背筋がぞっとしました。宗教がらみって怖いです。「見えない盗品」では、日頃思っていたことを二葉が言ってくれて嬉しかったです。動物たちは飼い主を選べない。飼う以上最後まで責任を持ってお世話をして可愛がって欲しい。切に願います。
読了日:4月6日 著者:坂木司
ウィンター・ホリデーウィンター・ホリデー感想
大和と進君の秋から冬にかけてのお話。とても良かった。父と息子。母と息子。親の思い。子の思い。お互いにとても大切。どちらの思いもよくわかる。いつか、三人で暮らせるようになれればいいね!コブちゃんとナナには驚いた!こちらも幸せになれるといいね♪
読了日:4月2日 著者:坂木司

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