2014年6月の読書記録

怒涛の6月でした。
何が何だか毎日が忙しすぎて訳が分からなくなることもしばしば。
そんな中、読書メーターでは『本を読んでルーム・トゥ・リードに寄付しよう』というイベントが行われ、頑張って本を13冊読むことが出来ました。
読書感想レビュー1投稿に付1円が寄付されます。
5月のように連休があればもっと読めたのだろうけれども、これが精一杯でした。
素敵な寄付イベント、昨年に続き2回目です。
これからも毎年行われるといいなあと思います。



2014年6月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:2437ページ
ナイス数:523ナイス

うさぎパン (ダ・ヴィンチブックス)うさぎパン (ダ・ヴィンチブックス)感想
スラスラと読めた。昔見た映画の『秘密』をちょっと思い出した。聡子さんの思いが切ない。聡子さんもミドリさんも良い人だなあ。全然登場しなかったお父さんの事がちょっと気になる。富田くんもいい子だね。素敵な青春恋愛もの?家族愛もの?といった感じ。
読了日:6月28日 著者:瀧羽麻子
消えてなくなっても (幽ブックス)消えてなくなっても (幽ブックス)感想
ラストが衝撃的でした。つきのとあおのってよく似た名前だなあと思っていましたが、そういうことだったのですね。とても切ないけれども、温かい、そんなお話です。スピードを求められる現代人、でも、時にはこの物語のように、ゆったりと自然に囲まれて暮らす事も大切だと思いました。心が悲鳴をあげる前に。『消えてなくなっても』ってとっても意味深なタイトルだなあと思っていましたが、読み終えた後は納得できます。好きな作品です。
読了日:6月28日 著者:椰月美智子
江戸猫 浮世絵 猫づくし江戸猫 浮世絵 猫づくし感想
浮世絵の世界の猫たち。今まで見たことのない猫たちばかりでとても新鮮で不思議な感覚になりました。東海道五十三次になぞらえた猫の絵はとてもユーモアに溢れていて面白かったです。猫ってあの丸い背中がとても可愛らしくて撫でたくなるのです。だから、『名所江戸百景田甫酉の町詣』に描かてある猫のまあるい後姿がたまらなく可愛くて仕方がなかったです。
読了日:6月26日 著者:稲垣進一,悳俊彦
ブラック・ジャック(5) (手塚治虫漫画全集 (155))ブラック・ジャック(5) (手塚治虫漫画全集 (155))感想
ブラック・ジャックの“優しさ”を感じる作品が多かったです。『ブラック・クイーン』しかり『死への一時間』しかり、『身代わり』も『詐欺師志願』も。そして『ハッスル・ピノコ』では思うような生き方が出来ないピノコに「くよくよするな」と声をかけながら、自分が一番落ち込んでいる姿に、ピノコへの深い愛を感じます。
読了日:6月22日 著者:手塚治虫
SPEED (The zombies series)SPEED (The zombies series)感想
面白かった!金城さんの作品は期待を裏切らない。ゾンビーズは相変わらず格好良すぎ!山下君も相変わらずの愛されキャラで楽しませてもらいました。佳奈子ちゃんから岡本さんに昇格した主人公も、よく頑張ったと思うし、内心の言葉も面白かった。佳奈子が中川をノックアウトした場面には溜飲が下がってスッキリした。『わたしは、スピードに焦がれている』って良いなあ…。
読了日:6月19日 著者:金城一紀
しっぽちゃんしっぽちゃん感想
群さんの書く動物の出てくるお話は、やっぱり可愛らしくて面白くて楽しいです。我が家はセキセイインコを飼っているので、セキセイインコのぴーちゃんを夫婦で取り合う姿に思わず苦笑いしてしまいました。うちも似たようなものですから(^^; 動物たちへの愛に溢れたステキなお話です。勿論動物たちが大好きな人間への愛にも溢れています。
読了日:6月14日 著者:群ようこ
地球の神秘地球の神秘感想
『地球上に実在する、神々しいまでの風景』まさにその通りです。なかでも、オーロラ、氷紋、ダイヤモンドダスト、月への階段が好きです。夜光雲はちょっと不気味な感じがします。極成層圏雲も不気味です。オゾン層の破壊に関係しているとのことで、余計にそう感じたのかもしれません。レーストラックは前にテレビで見た事がありました。不思議な現象ですね。
読了日:6月13日 著者:
彼女たちの朝ごはん彼女たちの朝ごはん感想
いつも他の人はどんな朝食を食べているのだろう?と思っていた。様々な朝食が並び面白くて新鮮だった。皆さん結構ボリュームのある朝食をとられているのだなあと思った。体の事を考えて工夫されている方が多かった。朝食のボリュームを多くして夕食を少な目にするのが理想だが、なかなか朝からたくさんは食べられない。だから、せめて栄養のバランスを考えて自分なりに工夫していたのだけれども、この本に登場する皆さんには負けました。
読了日:6月12日 著者:
彼女のこんだて帖彼女のこんだて帖感想
素敵な料理とともに登場人物が自分の人生と向き合っていくお話。料理はどれも美味しそうです。特に気に入ったのが【かぼちゃの宝蒸し】。是非作ってみたいです。お話も【かぼちゃの宝蒸し】が登場する『かぼちゃのなかの金色の時間』が特に好きです。主人公の久喜桃子と同じで、私も息子が赤ちゃんの頃からずっと働いているので、義母におまかせしていた事も多く、今も時々町で母子連れを見かけると後悔の念が湧いてくる事が多いです。もっと母親らしい事をしてやりたかったなあという後悔の念はずっと私の中にあるので、とても共感できました。
読了日:6月8日 著者:角田光代
ブラック・ジャック(4) (手塚治虫漫画全集 (154))ブラック・ジャック(4) (手塚治虫漫画全集 (154))感想
『人形と警官』『三者三様』『えらばれたマスク』『お医者さんごっこ』が好きです。『海は恋のかおり』と『ふたりの黒い医者』は切ない。同じ切なくなる作品でも『鳥たちと野郎ども』はまだ未来があると思える。
読了日:6月8日 著者:手塚治虫
世界のお弁当: 心をつなぐ味レシピ55世界のお弁当: 心をつなぐ味レシピ55感想
面白かった。世界各地のお弁当事情がわかって楽しく読めた。韓国のキムパ、見た目は巻き寿司にしか見えない!ハワイと沖縄のお弁当にスパムが使われいて興味深い。個人的にはインドとインドネシアと、表紙に載っているラオスのお弁当を食べてみたいな。レシピやお弁当箱、水筒も紹介されてあって、本当に楽しく読めた。
読了日:6月6日 著者:服部直美
ブラック・ジャック (3)ブラック・ジャック (3)感想
図書館で予約して借りているので、出版社がバラバラになってしまって、この本には前に『ブラック・ジャック2』で読んだ話も交じっていた。ピノコブラック・ジャックのやり取りは面白い。『執念』は凄い。『ある女の場合』は、ブラック・ジャックの気持ちや態度が粋で好きです。『ある老婆の思い出』も好きです。
読了日:6月2日 著者:手塚治虫
萩尾望都作品集 (〔第2期〕-17) AーA′ (プチコミックス)萩尾望都作品集 (〔第2期〕-17) AーA′ (プチコミックス)感想
一角獣種の事が中心のお話が多い。アディとレグ、クローンとなった二人のここからが新たなスタート。カレイドスコープアイのモリと一角獣種のトリルの事は切ない。でも、モリはタクトと出会った。未来は明るい。
読了日:6月1日 著者:萩尾望都

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