2015年7月の読書記録

ちょっと遅くなりましたが、7月の読書記録を残しておきます。
読書メーターのイベントに参加した影響とコミックや写真集が多かったので、冊数が伸びました。
今や読書メーターは私にとってなくてはならないものになりました。
このブログで色々な事を経験した事と、義母のインターネット嫌いのせいで、
インターネットを通じて知り合った人と、リアルの世界で関わる事を制限してきました。
なので、読書メーターで仲よくなった方々とも、なかなかリアルの世界で近づく事が出来ません。
その勇気がありません。
又、義母にゴチャゴチャ言われるのかと思うと、げんなりしてしまって、面倒くさくなってしまいます。
なので、私と読書メーターとの関わりはあくまでも、インターネットの枠内になります。
今は仕方がないと思います。
それでいいのだと思います。
いつか、そうなる(現実に会う)機会に恵まれればそうなると思うので。



2015年7月の読書メーター
読んだ本の数:23冊
読んだページ数:4258ページ
ナイス数:1509ナイス

そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)感想
【第3回ガーディアン必読1000チャレンジ】大まかな内容しか覚えていなかったので十分楽しめました。そして、最後の方になってやっと犯人を思い出しました(^_^;)やっぱり面白かったです。古典ミステリーの名作だと思います。絶海の孤島に集められた人々が順番に殺されていく。そして最後には誰もいなくなった…。初めて読んだ時は本当に衝撃を受けました。ただ動機が私が覚えていた動機と違っていたので、長い時が経つ間に記憶がゆがんでしまったのだと思います。久しぶりに読めてとても良かったです。
読了日:7月29日 著者:アガサ・クリスティー
ひとなつの。 真夏に読みたい五つの物語 (角川文庫)ひとなつの。 真夏に読みたい五つの物語 (角川文庫)感想
『郵便少年』ぼくとヒサコさんの関係がステキです。ヒサコさんの手紙にジーンときました。『フィルムの外』映画の撮影現場となった家でひとなつを過ごした女子高生と小学生の話。何だか兄弟のような親友のような不思議な関係が良かった。『三泊四日のサマーツアー』沖縄の島で中学二年生の男の子達が過ごした体験。自然に感謝して友情を育む。一番のお気に入り。『真夏の動物園』修学旅行中の生徒と教師の話。学生時代に描いた絵を生徒に見せた場面が笑えた。『ささくれ紀行』主人公の気持ちは解らなくはないが、あまり好きにはなれなかった。
読了日:7月27日 著者:森見登美彦,瀧羽麻子,大島真寿美,藤谷治,椰月美智子
海中散歩海中散歩感想
海の中をお散歩して、様々な景色と生き物と出会う。とても涼しげで楽しかったです。魚たちのおどけたような顔、笑っているような顔、ちょっとすましたような顔、どれも魅力的です。又群れで行動している魚たちの姿は圧巻です。一番最後のヌーヴェルバーグの光と題された写真は神秘的でお気に入りです。
読了日:7月26日 著者:鍵井靖章
どろろ(4) (手塚治虫漫画全集 (150))どろろ(4) (手塚治虫漫画全集 (150))感想
最後まで読んで、ああ、そうだった、こういう終わり方だったと思い出しました。切ないですね。でも、去っていく百鬼丸の顔は明るいので、未来に希望を持てます。どろろの泣いている姿は切ないですが、きっと 百鬼丸は全てのパーツを取り戻して、どろろに会いに来てくれると思います。
読了日:7月26日 著者:手塚治虫
神様のカルテ0神様のカルテ0感想
イチさんは、研修医の時点で既に[引きの栗原]だったのですね。神様のカルテの原点の短編集。事務長がお金だけの人ではないこともわかったし、その事務長と大狸先生との居酒屋でのやり取りが良いです。犬の絹子が可愛い!辰也と千夏の原点も知ることが出来ました。ハルさんはやっぱり強くて優しくてステキな人です。孤独との闘い方を知っている、それはハルさんの壮絶な人生を想像させられました。早く続きが読みたいです。大学病院でのイチさんの物語を。
読了日:7月25日 著者:夏川草介
バスカヴィル家の犬 (角川文庫)バスカヴィル家の犬 (角川文庫)感想
【第3回ガーディアン必読1000チャレンジ】面白かったです。初読みだと思っていたのですが途中で読んだことがあるなあと気づきました。ワトスンの奮闘ぶりにやっぱり応援してしまいます。それにしても犯人の残虐さには腹が立ちます。最後はホームズたちに捕まって、その犯罪が白日の下に晒される事を願っていましたが残念です。ワトスンがホームズの性格をよく知っていて、彼の事を思いやりながら接している姿に良い人だなあと思いました。ホームズとのコンビはやっぱり最高ですね。
読了日:7月24日 著者:アーサー・コナンドイル
つなみ―被災地の子どもたちの作文集 完全版つなみ―被災地の子どもたちの作文集 完全版感想
東日本大震災を経験した岩手・宮城・福島の子供たちの作文及び絵画を集めた本。幼い子供たちがあの震災をどのように体験し、どのように感じ、どのように思ったのか。読んでいて切なくなりました。過酷な体験をしていながら、ほとんどの子供たちが感謝の言葉を書いているのが、本当にいじらしくてなりませんでした。特に福島の子供たちの作文は、胸に迫るものがあり、思わず涙しました。福島に戻りたいという子供たちが多くて、本当にその願いが叶う日が来るのだろうかと思うと辛かったです。
読了日:7月22日 著者:森健
どろろ(3) (手塚治虫漫画全集 (149))どろろ(3) (手塚治虫漫画全集 (149))感想
多宝丸を切ってしまった事と父親から命を狙われたことでショックをうけた百鬼丸は、どろろを遠ざける。自ら命を絶とうとするが、ビワ法師にとめられる。白面不動と戦う中で再びふたりが一緒に旅をすることになり、ホッとした。もう二人はお互いになくてはならない存在になっているのだと思う。そして、どろろの背中に秘密が…。その秘密をめぐって再び離ればなれになってしまった二人。次巻を読むのが待ち遠しい。
読了日:7月20日 著者:手塚治虫
どろろ(2) (手塚治虫漫画全集 (148))どろろ(2) (手塚治虫漫画全集 (148))感想
どろろの生い立ちがわかる。さらに百鬼丸がついに父親と母親に再会する。しかし…。妖怪を倒しながら、体を取り戻しながら百鬼丸の旅は続くのだが、再会した家族との間に不幸な出来事がおこる。百鬼丸が可愛そうだ。そして父親が酷すぎる。
読了日:7月19日 著者:手塚治虫
夢色の海夢色の海感想
本当に写真なの?と思うくらい、パステルカラーの美しい夢のような海の世界が広がっています。こんなにも淡い色の写真、見たことがない写真集です。別世界が広がっています。疲れた心を癒すには最高の写真集です。
読了日:7月19日 著者:鍵井靖章
みさき食堂へようこそ (わくわくライブラリー)みさき食堂へようこそ (わくわくライブラリー)感想
とても心があたたかくなるお話でした。誤解と思い込みですれ違ってしまう事って誰でも経験があると思います。そんなすれ違ってしまった心を、そうじゃないよと気づかせてくれて、前に進めてくれる、不思議なみさき食堂のハルさんとたまみちゃん。ただ、みさき食堂にやって来るのは人だけじゃないんだ!と、最後のお話がちょっと面白かったです。
読了日:7月19日 著者:香坂直,北沢平祐
やんごとなき読者やんごとなき読者感想
スゴいですね。エリザベス女王を主人公にして、こんな作品を書くなんて!女王がだんだん読書にはまっていく姿が、可愛らしくて、庶民と何らかわらなくて共感出来ました。最後の女王の台詞には驚かされました!そのあと、どんな大騒ぎになったのだろう?と思うと可笑しくて楽しいです。
読了日:7月18日 著者:アランベネット
日本の絶景パレット100日本の絶景パレット100感想
日本の絶景を「日本の色」で分けて掲載した写真集。それぞれの色にどんな効果があるかも書かれてあって参考になった。今は暑い季節なので、青の絶景に涼しさを感じてホッとした。滝の絶景にも。ひまわりが好きなので、名寄のひまわりにも心ひかれた。鶏足寺って名前が変わっていて、行ってみたいと思った。紅葉の名称との事。屋久島のハート形、可愛らしい。
読了日:7月17日 著者:
どろろ(1) (手塚治虫漫画全集 (147))どろろ(1) (手塚治虫漫画全集 (147))感想
父親の野望の犠牲となっておよそ人間とは思えない姿でこの世に誕生した百鬼丸。医者に育てられ、体を作ってもらう。でもやがて別れの時が…。その世界観に最初から引き込まれました。旅の途中で泥棒のどろろと知り合い共に旅をすることに。百鬼丸ではなく、どろろがタイトルになっているところにこの先に何か謎があることが想像出来る。二人の旅の続きが気になる。
読了日:7月15日 著者:手塚治虫
月光の夏 (講談社文庫)月光の夏 (講談社文庫)感想
ずっと前に映画で見て凄く感動した作品。今回原作を手に取ってみた。実話を元にした小説との事。両親が鹿児島出身なので、知覧へ行った事がある。平和会館にも。特攻隊員の写真や遺書に涙した一人です。国の為に命を捧げた特攻隊員を犬死にと言う人がいたなんて信じられない。命令した国が悪いのに、彼らに罪は無いのに。彼らの尊い犠牲の上に成り立っている平和をもっと私達は大切にしないといけないと思う。戦争は二度としてはいけない。絶対に。
読了日:7月14日 著者:毛利恒之
必ず行きたい珠玉の絶景遺跡必ず行きたい珠玉の絶景遺跡感想
一番好きなのはマチュピチュ。ずっと行きたいと思っていたけれども、たぶんもう無理かな。あと、気になったのは、与那国島海底地形。古代都市なのだろうか?タプロームも心ひかれた。ガジュマルに呑み込まれていく寺院の姿に物悲しさを感じる。
読了日:7月13日 著者:
ボートの三人男 (中公文庫)ボートの三人男 (中公文庫)感想
英国紳士でしょう?なんでそんなにおバカなの?と突っ込みながら(関西人なので)読み終えました。愛すべき三人の英国紳士と犬のモンモランシーのボートの旅。楽しく読ませて頂きました。読メをしていなかったら、イベントに参加しなければ、決して読む事はなかったと思います。感謝です。
読了日:7月12日 著者:ジェローム・K.ジェローム
うみまーる―水の惑星の仲間たちうみまーる―水の惑星の仲間たち感想
井上慎也さんと高松明日香さんとで結成されたうみまーる企画による写真集。本当に素敵です。溜息が出ます。この澄んだ海の中に一緒に入りたい!と思います。疲れた心を癒して頂きました。ハリセンボンの笑顔に癒され、ウミガメが泳ぐ透明な海に癒されました。他の海の生き物たちにも。他の写真集も見たいと思います。
読了日:7月9日 著者:井上慎也
ちゅら海からの風ちゅら海からの風感想
沖縄の美しい海。空と海と陸地と、魚と鳥と。どの写真も息をのむほどの美しさです。お気に入りはハリセンボン。笑顔に見えるそのお顔が可愛らしくて大好きです。こちらまで笑顔になります。
読了日:7月8日 著者:うみまーる,井上慎也,高松明日香
みさおとふくまる さようなら、こんにちはみさおとふくまる さようなら、こんにちは感想
前回、カラーで写真を拝見しましたが、今回はモノクロ写真でした。みさおさんの花嫁写真に始まり、ふくまるちゃんの子猫時代から、成長していく姿が可愛いです。みさおさんとふくまるちゃんの何気ない日常が静かに(モノクロだからそう感じるのかも)続いていく様子に、静かな感動を覚えました。
読了日:7月7日 著者:伊原美代子
おべんとうの時間 2 (翼の王国books)おべんとうの時間 2 (翼の王国books)感想
お弁当第二弾。やっぱりお弁当って人となりが出ますね。美味しそうなお弁当が満載でした。ただ、気になったのが、ミニトマトをヘタ付きで入れている人が多かったこと。雑菌が付くから取った方が良いのになあと、変な所(細かい所)が気になってしまいました(^_^;)))
読了日:7月7日 著者:阿部了,阿部直美
おべんとうの時間おべんとうの時間感想
NHKの『さらめし』で阿部さんの事を知りました。そして読メでこの本の事を知りました。お弁当って本当に作る人の好みや思いやその地域の食べ物とか特色が豊かで奥が深いですね。印象に残ったのはつり堀の秋元さん、取材を受けられた時奥様の体調がすぐれないとの事でしたが、その後お亡くなりになったとの事。取材後も阿部さん御夫婦と交流があるのが素敵だと思いました。そして沖縄伊良部島の高校生と校長先生方とのエピソードも印象に残りました。南の島らしい、穏やかで長閑で優しい時間がありました。
読了日:7月4日 著者:阿部了(写真),阿部直美(文)
461個の弁当は、親父と息子の男の約束。461個の弁当は、親父と息子の男の約束。感想
息子さんの為に高校3年間お弁当を作り続けた作者と、そのことに感謝の気持ちを忘れない素敵な息子さんとのお弁当を通じての交流の記録でもあると感じました。最初はとてもシンプルだったお弁当が、どんどん美味しそうに劇的に変わっていくところが凄い!と思いました。私自身はもう息子のお弁当を作る事はなくなってしまいましたが、今度お弁当を作る時にはぜひ参考にさせて頂きたいと思える内容でした。いろんな食材や調味料、調理道具、まげわっぱのお弁当箱、どれも本当に心を揺さぶられました。食べることは生きること。あらためて感じました。
読了日:7月2日 著者:渡辺俊美

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