2015年8月の読書記録

8月の読書記録を残しておきます。
思ったほど読めませんでした。
戦後70年との事でもっと戦争に関する本を読みたかったのですが、読めませんでした。
ちょっと残念。
でも引き続き、少しずつでも読んでいこうと思います。



2015年8月の読書メーター
読んだ本の数:21冊
読んだページ数:3286ページ
ナイス数:1393ナイス

夏休み (角川文庫)夏休み (角川文庫)感想
『ローマ風の休日』は読んだことがありましたが、他の作品は初読みでした。やっぱり万城目さんの作品が一番読みやすかったです。『おなじ緯度の下で』も哲也の気持ちはわかりやすかったです。『クロール』は爽やかな気持ちになれました。その他の作品は夏らしいけれどもあまり心ひかれませんでした。全体的に期待していたほどではなくて、ちょっと拍子抜けしました。私には合わなかったようです。
読了日:8月30日 著者:
マッコウの海・小笠原マッコウの海・小笠原感想
表紙の大きく口を開けたマッコウクジラ、迫力があります。小笠原の海とザトウクジラとマッコウクジラやイルカなど。ザトウクジラのジャンプ、迫力があってつい先日見た『ジュラシックワールド』のモササウルスを思い浮かべました。水しぶきが豪快です。垂直に立って浮かんでいるマッコウクジラの姿にも驚きました。海中でマッコウクジラに取り囲まれたら、怖いだろうなあ。宇津さんはよく落ち着いていらっしゃったなあと思いました。だからこそこの迫力のある写真が撮れたのでしょうね。
読了日:8月27日 著者:宇津孝
マッコウの海・小笠原マッコウの海・小笠原
読了日:8月27日 著者:宇津孝
星空放送局星空放送局感想
『出さない手紙』牛乳を届けてくれる人への想いが可愛らしくて愛おしい。『カラスは月へ』カラスの想いに胸が締め付けられた。ウサギ思いのカラスがいじらしい。『星空放送局』美紀の願いを実現させる為に、皆が協力して起きた奇跡。一夜限りの彗星が飛ぶ特別な夜。
読了日:8月24日 著者:中村航
まるで海外のような日本の絶景まるで海外のような日本の絶景感想
これだけ写真集ばかり見ているので、見たことのある物も含まれていました。でも、やっぱり、自然の美しさは好きです。かけがえのない地球、その美しい光景をこの先も残していきたい。真名井の滝は行ってみたいな。
読了日:8月24日 著者:絶景トラベル研究会
緋色の研究 (角川文庫)緋色の研究 (角川文庫)感想
【第3回ガーディアン必読1000チャレンジ】ようやく読了。ホームズとワトソンが初めて出会う作品。最初はホームズの観察力と推理力を疑っていたワトソンが、だんだんと、いえ、どっぷりと、ホームズの世界にはまり込んでいくのが面白いです。古い時代なので、偏見に満ちた部分もありますが、それを差し引いても、イギリスとアメリカの世界の違いに驚かされました。
読了日:8月21日 著者:コナン・ドイル
犬たちも戦争にいった―戦時下大阪の軍用犬犬たちも戦争にいった―戦時下大阪の軍用犬感想
軍用犬の事は聞いたことはあっても詳しいことは知りませんでした。大阪は軍用犬の育成にこんなにも力を入れていたなんて知りませんでした。現代の目線からだと、当事、家庭犬を差し出さなければならなかった子供たちが可愛そうでなりません。又教育によって犬がお国の役に立つ、戦地でこんなにも手柄をたてていると教えられた事も可愛そうだと思いました。そして何よりも人を信頼して無言の兵士として戦場に連れていかれた犬たちが一番可愛そうです。もう二度と犬たちが戦争にかりだされる事のないようにしなければなりません。
読了日:8月18日 著者:森田敏彦
イルカの海 巨樹の森イルカの海 巨樹の森感想
御蔵島の自然と海とイルカ。御蔵島の事は全然知りませんでした。玉石、自然が作った丸い石。自然の力って凄い。スダジイ、巨木。オオミズナギドリとの共生。巣穴のために根っこが出てしまったり、飛び立つための滑走路になったり。豊かな海ではイルカが子育て。全ての子イルカが育つ訳ではない。厳しい自然の摂理。でも、どこまでも美しい。
読了日:8月16日 著者:宇津孝
牧師館の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)牧師館の殺人 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)感想
【第3回ガーディアン必読1000チャレンジ】ようやく読了しました。初めて読む作品でした。牧師館で起こった殺人事件を牧師のクレメントの目線から語られる作品。ミス・マープルは一登場人物に過ぎないのですが、最後に鮮やかに事件を解決して見せます。途中いくつかの伏線がはられているものの、私にはなかなか真相が見えませんでした。楽しませてもらいました。
読了日:8月14日 著者:アガサクリスティー
変奏曲 3 皇帝円舞曲 (ペーパームーンコミックス)変奏曲 3 皇帝円舞曲 (ペーパームーンコミックス)感想
天才ウォルフの幼年期から亡くなるまでのお話とウォルフの息子アレンと、エドナンの息子ニールのお話。ウォルフの妻ローラ、とてもしっかりしたステキな女性です。全てを承知の上でウォルフと結婚し、覚悟を持って共に生きた。お似合いの夫婦だったのだと思う。理想の夫婦。共に天才の息子として世間から見られる事になったアレンとニール。アレンにはアレンの苦しみや葛藤があったと思う。でも、人一倍繊細なニールにとってはそれを思いやる余裕はなかった。でも、音楽仲間と楽しく暮らしていて良かった。
読了日:8月14日 著者:竹宮恵子,増山のりえ
85枚の猫85枚の猫感想
岩合さんがとても良いとおっしゃっていたイーラさんの猫の写真集を図書館から借りました。猫が生き生きとしていました。表情がいいです。岩合さんが惹かれられたのもわかります。素人の私でさえ、心惹かれたのですから。若くして事故死されてしまったイーラさん。どんなに無念だったことでしょう。でも作品は永遠です。
読了日:8月13日 著者:イーラ
ドルフィン・スマイル―うみ・そら・イルカの写真集ドルフィン・スマイル―うみ・そら・イルカの写真集感想
とてもステキな本でした。美しい写真だけではなく、添えられた言葉の数々に、心が癒され、今正に私の欲しかったものだと、胸が温かくなりました。そう、熱くではなく、ホンワリ温かくなりました。ご夫婦とのことで、この方たちの他の作品も見たくなりました。
読了日:8月11日 著者:越智充奈子,越智隆治
変奏曲 2 アンダルシア恋歌 (Paper moon comics)変奏曲 2 アンダルシア恋歌 (Paper moon comics)感想
ウォルフの妹アネット。ウォルフと再会し、別れるまでのお話。アネットは本当に性格が良くて可愛らしくていい子です。エドナンと一緒にウォルフの死を乗り越えて生きていくだろう未来がまぶしい。
読了日:8月11日 著者:竹宮恵子
世界一美しい夢のお城図鑑世界一美しい夢のお城図鑑感想
世界の美しいお城。お城は子供の頃から好きですが、好きなのは日本のお城。社会人になってからは一人でお城を見にでかけてものでした。なので、西洋のお城はどんな印象を持つのかな?と思い図書館で借りました。西洋のお城はやっぱりディズニーのおとぎ話に出てきそうな感じを受けました。綺麗だとは思うのですが、日本のお城ほど心惹かれる事はありませんでした。ロマンチックな方にはお薦めです。
読了日:8月11日 著者:
変奏曲 vol.1 (1)変奏曲 vol.1 (1)感想
二人の天才音楽家、ウォルフとエドナン。出会いと一緒に音楽活動をし、死が分かつまでの話。全くタイプの違う二人だからこそ、お互いに強く惹かれあい、そして限られた時間しかなかったからこそ、その音楽は光輝き、人々の心を魅了した。竹宮恵子さんの作品の中では一番好きな作品です。この本の中で原作者がいたことを明かされています。増山のりえさん。お二人の出会いがあってこそ、この素晴らしい作品が出来上がったのだと思います。
読了日:8月9日 著者:竹宮惠子,増山法恵
ママになったネコの海(カイ)ちゃん (ポプラ・ノンフィクション)ママになったネコの海(カイ)ちゃん (ポプラ・ノンフィクション)感想
若き日の岩合さん御夫婦とネコの海ちゃんのお話。岩合さんに猫が寄ってくるのは、海ちゃんとのこういう日々があったからなのだと感じました。この時代の岩合さんはまだ猫の写真がうまく撮れず、そして奥さんに対してとても我儘です。奥さんに対しての物言いが自己中で酷いなあと思うことがしばしばありました。奥さんは冷静に対処されていて偉いなあと思いました。ただ、海ちゃんと絆が切れてしまった時はちょっと読んでて辛かったです。海ちゃんには奥さんの気持ちが伝わらなかったのだなあと、残念でした。
読了日:8月5日 著者:岩合日出子
奥薗壽子のやっぱり、豆腐!奥薗壽子のやっぱり、豆腐!感想
豆腐は好きだが、いつも同じような食べ方しかしていないので、何かアレンジできないかと思い、図書館で借りました。レシピには身近にある調味料がほとんどで、水切りなどの手間も少なく、シンプルなものが多く、参考になりました。
読了日:8月4日 著者:奥薗壽子
にゃんだふるライフ ~うちの老猫が教えてくれたこと~にゃんだふるライフ ~うちの老猫が教えてくれたこと~感想
パプア君が天国へ旅立った後のはるさんとぞぞさんのお話。気になっていたので、新たに子猫のラーちゃんとウーちゃんを迎えることが出来て、ペットロスにならなくて良かったです。後ははるさんのご実家の猫のお話と友人の猫のお話。動物保護団体のお話も。命の長さは誰にもわからない。だからこそ、一緒に過ごす時間はかけがえのない時間。その通りですよね。私もインコたちとかけがえのない時間を大切に丁寧に過ごしたい。
読了日:8月3日 著者:ふじのはるか
海と写真の時間 (エイ文庫)海と写真の時間 (エイ文庫)感想
冬の海の写真、迫力があって良いと思います。確かに南国の色鮮やかな写真も癒されるので好きですが、この本を見て、冬の海もステキだなと思えました。ただ、途中の会話部分は、妙な関西弁が出てきたりして何だかそぐわず、無くてもいいのではないかと思いました。
読了日:8月3日 著者:藤田一咲
かぜのでんわかぜのでんわ感想
『風の電話ボックス』の事は知っていました。それを元にした童話。タヌキのぼうやの時はまだ落ち着いて読めましたが、うさぎのおかあさん、きつねのおとうさん、と読んでいくうちに胸が締め付けられました。くまのおじいさんが受話器を取った時、良かったと少し思えました。
読了日:8月2日 著者:いもとようこ
ダンゴウオ―海の底から見た震災と再生ダンゴウオ―海の底から見た震災と再生感想
震災後のダンゴウオがどうなったのかが気になっていた。鍵井さんが奇跡の出会いと書かれているように、ダンゴウオの写真におもわずよくぞ無事でいてくれた!と思いました。普段写真集は癒しの為に見るのですが、本書は違いました。震災後の瓦礫の海の移り変わりをしっかり見る為に、時間がかかりました。それだけではありません。見るのが辛い事もありました。でも、海は確実に再生していました。大好きなダンゴウオにも試練があることも知りました。卵を守りながら絶命していたお父さんダンゴウオ。その姿に魚でも親子愛があるのだと感じました。
読了日:8月1日 著者:鍵井靖章

読書メーター