2016年8月の読書記録

8月の読書記録を残しておきます。
毎年7月8月は『夏』にちなんだものを読むようにしています。
怖いお話も好きなのですが、今年は読めませんでした。
なんとなく気分がのらなかったので。
毎月17冊以上読むという目標は達成できました。
9月もこの調子で読んでいきたいと思います。


2016年8月の読書メーター
読んだ本の数:23冊
読んだページ数:4997ページ
ナイス数:2908ナイス

なんでやねん リトルリーグ世界一 枚方リトルの秘密なんでやねん リトルリーグ世界一 枚方リトルの秘密感想
阪神の亀ちゃんが監督を務め、23年ぶりに日本のリトルチームが世界一になったその秘訣は?という事で講演を聴いてこの本を購入しサインをして頂き握手もして頂きました。久しぶりにひっぱり出してきて読みました。阪神時代ハッスルプレーで一世を風靡したものの、怪我に泣き戦力外通告を受けてしまった亀山さんの人となりや、子供達への温かい目線や野球の教え方、接し方など野球への情熱が詰まった1冊です。亀山監督に反発して子供をやめさせて別のチームへ移らせた親御さん達はさぞ悔しい思いをされた事でしょうね。
読了日:8月30日 著者:亀山つとむ
柴犬警察犬 二葉柴犬警察犬 二葉感想
日本犬が警察犬に向いていない事をこの本を読んで初めて知りました。そういえば警察犬と言えば一番初めに思い浮かべるのはジャーマンシェパードです。自分の無知さ加減に恥ずかしくなりました。そんな中、柴犬の二葉が見事警察犬に合格した事は本当に凄い事だったのですね。「短所と長所は紙一重。欠点は利点に変化する」という言葉は犬だけでは無く、人間にも当てはまると思いました。
読了日:8月29日 著者:
猫なんかよんでもこない。 その4 (コンペイトウ書房)猫なんかよんでもこない。 その4 (コンペイトウ書房)感想
悲しかった。歳をとったチン子の姿にとても愛おしさを感じ、元気で伸び伸びと育っていくポコの姿との差がハッキリと出ていて、チン子の事を心配しながら読んだら、案の定、チン子とのお別れとなってしまった。いつかはそういう日が来る事は分かっていても切ない。杉作さんと梅さんが必死にチン子に呼びかける場面は切なかった。杉作さんがチン子を昔住んでいた所へ連れて行く場面は辛かった。でも、チン子は杉作さんの事が大好きだったと思う。クロと共に空から杉作さん達の事を見守っていると思う。
読了日:8月28日 著者:杉作
風呂ソムリエ 天天コーポレーション入浴剤開発室 (集英社オレンジ文庫)風呂ソムリエ 天天コーポレーション入浴剤開発室 (集英社オレンジ文庫)感想
さらっと読了。お風呂や温泉大好きなのですが、入浴剤はあまり好きではありません。今まで満足のいく入浴剤に出会った事が無いので…。かろうじて無色透明無臭の塩の入浴剤が良かったかな。腱鞘炎や関節炎など、痛みの多い体なので、その塩の入浴剤は痛みには効いてくれました。だいたい匂いに敏感で匂いでしんどくなるタチなので無理な話ですよね。でも美月みたいに入浴剤を一生懸命作っていらっしゃる方には感謝します。いつか私でも楽しめる香りの入浴剤が出来るといいな。
読了日:8月26日 著者:青木祐子
([お]7-8)真夜中のパン屋さん 午前4時の共犯者 (ポプラ文庫)([お]7-8)真夜中のパン屋さん 午前4時の共犯者 (ポプラ文庫)感想
降ってわいた希実の実の父親の家のお家騒動。否応なく巻き込まれてしまった希実。そして暮林と弘基。突如現れた希実の変な伯父。律子や実の父の樹の言葉から恐ろしい人だといわれ、頭の中はその先入観一杯で読んでしまいました。でも、今までのお話でもそうでしたが、基本、悪い人は出てこないのですよね。希実と律子の関係には少し切なさが残りますが、希実のこれからには希望があります。周りの人達も良い人ばかりで良かった。後は秘密に気づいてしまったクレさんが、どうするのかな?多分秘密のままにしておくのかな。次巻で終わるのだろうか?
読了日:8月25日 著者:大沼紀子
美麗廃墟 美しく幻想的な廃墟たち美麗廃墟 美しく幻想的な廃墟たち感想
表題の通り美しい廃墟が載っていました。美しい自然の中にひっそりと佇む木造の病院。余りの美しさに息を呑みました。壊れたトラックが川の中に残されている写真も幻想的でした。心が傷付いて落ち込んでいたので、この美しい廃墟に心が癒されました。廃墟に癒されるなんておかしいと思われるかもしれませんが、私は救われました。感謝。
読了日:8月23日 著者:JordyMeow
キッドナップ・ツアーキッドナップ・ツアー感想
面白かったです。お父さんに誘拐されて夏休みの間一緒に過ごしたハルちゃん。心の中で、文句タラタラでも、やっぱり、お父さんの事が大好きなのですね。お父さんもいい加減なところがある一方で、ハルちゃんにきちんと言うべき事は言う、愛すべきお父さんでした。
読了日:8月22日 著者:角田光代
夏ものがたり―ものがたり12か月夏ものがたり―ものがたり12か月感想
『夏』に関する詩とお話15作品。「さそりの井戸」は既読。不思議なお話が多いけれども、ほのぼのする作品だけではなく、ちょっと怖いものもありました。やっぱり夏らしいかな?シリーズもので、各季節のものがあるみたいなので、季節ごとに読んでみたいと思います。
読了日:8月21日 著者:
ペンギンのバタフライペンギンのバタフライ感想
何故題名が『ペンギンのバタフライ』なのかが分かりません(>_<)ペンギンのキャラクターと関係があるのかな?でも、お話自体はファンタジーという感じで不思議なものばかりで好きです。5つのお話が少しずつ関わりがあります。もう一度やり直したいと思ったり、もう一度会って謝りたいと思ったり、そういう事、私にもあります。なので、共感出来ました。
読了日:8月19日 著者:中山智幸
水の迷宮 (カッパノベルス)水の迷宮 (カッパノベルス)感想
面白かった。どんどん引き込まれていきました。水族館にふってわいた脅迫事件。序章からの流れを考えると、脅迫者はたぶんあの人しかありえないだろうとは思っていましたが、はっきりとした目的が分かりませんでした。それを深澤さんが見事に解明してくれてスッキリしました。後は伸江さんが餌の入ったバケツを持ったまま館内を歩く姿には違和感を持っていました。水槽を見張る為とはいえちょっと可笑しいなあと。その謎も深澤さんの説明と最後のイルカショーで解けました。ただ、人を殺した事を有耶無耶にしたまま生きていく事は辛くないのだろうか
読了日:8月18日 著者:石持浅海
空が青いから白をえらんだのです―奈良少年刑務所詩集空が青いから白をえらんだのです―奈良少年刑務所詩集感想
テレビニュースで奈良少年刑務所が廃庁され、その後の活用方法が(ホテルとか)思案されているとの報道を見た後に、この本の事を知りました。表題にもなっている詩の題名は「くも」たった一行の詩にとても心惹かれました。感性が豊かだと感じました。「ゆめ」という詩にも衝撃を受けました。又母親に対する詩の数々に、いかに彼らが母親を愛し欲しているのかが伝わってきて息苦しくなりました。なぜ彼らは罪を犯したのか?そこには様々な原因があります。でも詩を書く事によって変わっていった彼らはきっと世間で立派に生きていくことでしょう。
読了日:8月16日 著者:受刑者
山のトムさん ほか一篇 (福音館文庫 物語)山のトムさん ほか一篇 (福音館文庫 物語)感想
戦後間もない時代に山の開墾をして暮らす女性と子供しかいない家に貰われてきた雄猫のトム。ネズミ退治の為でしたが、それを教える為にカエル取りから教えるとはちょっと驚きでした。でも、トムがとても自由にのびのびと過ごす姿に、もしかしたらこの姿が本来の猫の姿なのかしら?と思ってしまいました。決して楽ではない暮らしの中で、笑いとユーモアを忘れない暮らしぶりが良いです。
読了日:8月16日 著者:石井桃子
行きつ戻りつ行きつ戻りつ感想
『ラジオ文芸館』で「青年のお礼」を聴いて号泣しそうになるくらい良かったので原作を図書館で借りました。色々悩みを抱えた女性たちのお話。ただ不倫の絡むお話だけはやっぱりちょっと拒否反応が出てしまった。後は「泣き虫」に登場するお姑さんが小学校の頃の担任と重なり、主人公を非難することばかりでちゃんと教え導こうとしない事に腹を立てていた。中学の恩師と18歳で結婚した主人公に対して「中学の頃から男に色目を使う事を覚えていたのか」とは酷すぎる。それを言うならば自分の息子の方が十代の少女に手を出したのだから犯罪でしょう?
読了日:8月14日 著者:乃南アサ
夫をお金持ちにする64の習慣夫をお金持ちにする64の習慣感想
ごく普通の事を普通にするだけなんですよね。愛を持って。でも、全て夫の為とはおっしゃってはいません。自分を大事にした上で夫を立てて大切にする事。そこがポイントかな。我家でも実践している事も書いてありました。
読了日:8月12日 著者:芦澤多美
世界でいちばん美しい洞窟、魅惑の石窟 世界の写真家たちによる冒険の記録世界でいちばん美しい洞窟、魅惑の石窟 世界の写真家たちによる冒険の記録感想
世界各地の美しい洞窟や石窟。自然が創り出した造形にウットリ。でも、氷河などは地球温暖化のせいで後退して危険な場所もあるとのこと。あとはタリバンによって破壊された世界遺産バーミヤンの遺跡、修復が進められているとのことだけど、残念だ。コンサートが開かれたり、ホテルになっていたり、レストランになっていたり、楽しめる場所もあるのですね。
読了日:8月10日 著者:
海辺の王国海辺の王国感想
爆撃で家と家族を失ったハリー。悲しみの中、偶然出会った犬のドンと一緒に生きていこうと決心する。悪意のある人、親切な人、様々な経験を積んで、やっと良い人に巡り合えて良かったと思っていたら、最後には驚いた。そして悲しくなった。でも、マーガトロイドさんとドンとハリーはずっと繋がって行くと思う。ハリーはこの旅で大人になったし、きっと又一緒に過ごせる日が来ると思う。
読了日:8月10日 著者:ロバートウェストール
日本懐かしアイス大全 (タツミムック)日本懐かしアイス大全 (タツミムック)感想
昔懐かしい商品もありましたが、ほとんど知らないものが多かったです。厳しい親だったので、なかなかお小遣いでアイスを買う事が無かったから仕方がないですよね。でも、TVコマーシャルなどで見た『宝石箱』はよく覚えています。食べた事はありませんが。定番の『ホームランバー』は今でも買っています。後はカネボウの『BOB』は好きでした。『ビエネッタ』は初めて食べた時は嬉しかったのを覚えています。
読了日:8月8日 著者:アイスマン福留
岩合光昭の世界ネコ歩き岩合光昭の世界ネコ歩き感想
世界各地の猫たち。どの子も伸び伸びとしていて幸せそうだ。20歳のタイガー、堂々として写真に写っている姿に威厳を感じる。凄く様になっている。お気に入りの1枚です。でもパリではタルタルステーキシチリアではトマトパスタを食べさせてるけど大丈夫なの?
読了日:8月7日 著者:岩合光昭
明日―一九四五年八月八日・長崎 (1982年)明日―一九四五年八月八日・長崎 (1982年)感想
長崎に原子爆弾が投下される前日から当日の朝までの、普通の人々の戦時下の日常。明日何が起きるかなんて誰も知らない。そこには戦時下の不自由さはあっても普通の生活があった。結婚式が行われ、残った料理を持ち帰った妻は明日それを煮直して夫のお弁当に入れようと思っていた。赤ちゃんを産んだ母親は母の喜びに浸っていた。これからこの子と生きていくのだと希望に満ちていた。『明日』の事を知っている身としては堪らなく辛い。原子爆弾なんてこの世から消えてしまえばいい。
読了日:8月4日 著者:井上光晴
発達障害 うちの子、人づきあい だいじょーぶ!? (こころライブラリー)発達障害 うちの子、人づきあい だいじょーぶ!? (こころライブラリー)感想
ブロ友さんお薦めの本。ADHDのお子さんを持つお母さんで漫画家の、かなしろにゃんこさんが、お子さんの将来の事を思い、色々調べてまとめたもの。一昔前だと考えられないくらい、今はサポート体制が整いつつあるのですね。かつて仕事仲間でADHDの人がいて、その人の特徴を理解しようと努力したけれども、この本にあるようなサポートしてくれる機関が無かった為、結局、うまくいかずに決裂してしまった苦い過去があります。サポートしてくれる機関、学校などが出来ているとはいえまだまだ少数。これからもっと増えていくといいですね。
読了日:8月3日 著者:かなしろにゃんこ。
帰る家のないどうぶつたち帰る家のないどうぶつたち感想
2010年発行なので6年前になるが、きっと犬猫たちの状況はあまり変わっていないだろうと思う。殺処分から助ける為に引き出すボランティア団体は増えていることだろう。最近よく耳にするので。後はペットショップの問題だと思う。安易に子犬を販売しないで欲しいと思う。飼い主との相性など、ちゃんと見極めて販売して欲しい。いや、むしろペットショップでの生体販売はやめて、ちゃんとしたブリーダーと面談の上、この人なら大丈夫という人にしか売らないようにしてほしい。でないと帰る家のない子を増やし続けるだけだと思う。
読了日:8月2日 著者:松坂星奈
2本足の犬次朗―セラピー犬にチャレンジ! (ドキュメンタル童話・犬シリーズ)2本足の犬次朗―セラピー犬にチャレンジ! (ドキュメンタル童話・犬シリーズ)感想
電車に轢かれて後ろ足を失ってしまった次朗。朗らかに生きようねとの願いを込めてついた名前。次朗を保護してセラピー犬に育てた戸川さんには頭が下がります。たくさんの犬や猫を保護するだけではなくセラピー犬にまでしようと努力される姿に、なんて凄い人なんだろうと思いました。しかし、獣医さんによって全然対応が違うのには驚きました。本当に早く犬や猫たちが安心して暮らせる世の中になって欲しいものです。いい加減な飼い主にはもっと処罰をきつくして欲しい。というよりそういう人には飼う資格が無いと思う。
読了日:8月1日 著者:桑原崇寿
夢巻夢巻感想
「試練」にはクスッと笑ってしまいました。美しいお話もあれば、笑えるものもあり、奇妙なものもありました。どうしても星新一さんと比べてしまうのですが、星さんの方がインパクトがあったように思います。星さんの時とは時代もちがうし、風潮も変わってしまったので、ショート・ショートを書く事は難しくなっているのではないかと思います。田丸さんのショート・ショートはサラッと読める感じで、それが田丸さんの作風なのだろうと思いました。
読了日:8月1日 著者:田丸雅智

読書メーター


読書メーターTwitterを連携させているのですが、読メの呟き重視で、Twitterはほとんど見ていません。
読メでの呟きにナイスを付けると、連携されているTwitterにもナイスが流れます。
あまり気にも止めていなかったのですが、これが、人を不快な気持ちにさせてしまいました。
ナイスされるのは大嫌いと何度も呟いているので、削除してほしいと言われてしまいました。
その方の読メの呟きを見返してもそんな言葉はどこにも見当たらず、ようやく連携しているtwitterの事だと気付きました。
その方のtwitterを見ている訳ではないので、そんな呟きは全然知りませんでした。
単純に読メでの、その方の猫の写真が可愛かったのでナイスしただけでした。
読メの読友さんにアドバイス頂き、『ナイス』だけtwitterに連携しないようにする事が出来ました。
本当に読メの読友さんは良い方ばかりで助かります。
感謝です。


最後に、我が家のユキの笑える写真を。


いったいどんな菜っ葉の食べ方をしたんだか、せっかくの白い羽毛が緑に染まってしまっています。
この時ばかりは家族でユキが自分の方に来ないようにガードし合いました。
でもユキは夫ラブなので結局夫の肩に乗り、体を夫の服にこすり付けておりました(^_^;)



おっと書き忘れていました。
8月14日に息子と京セラドームに阪神ー中日戦を観に行きました。
チケットが当たったおかげでお盆休みを楽しく過ごすことが出来ました。
感謝。
過去においては、甲子園の観戦では負けなしなのですが、ドームでは勝った事がありませんでした。
不安を抱えながらの観戦でしたが、蓋を開けてみれば、大量得点を取ってくれて安心して楽しめました。
息子も喜んでくれて良かったです。