2017年11月の読書記録

夫の叔父が亡くなり、バタバタしていたので遅くなりました。
11月の読書記録を残しておきます。
10月程は読めませんでした。


11月の読書メーター
読んだ本の数:19冊
読んだページ数:3535ページ
ナイス数:2275ナイス

ムダなことなどひとつもないムダなことなどひとつもない感想
千日回峯行を2回も成し遂げた大阿闍梨。いったいどんな方なのかなと思って読み始めたら、文体が口語体。語りかけるような感じで最初はちょっと戸惑いましたが、読み進むうちに慣れました。大阿闍梨なのに、気取った所がなくてとても面白い方でした。そして大切な事をそっと教えて頂きました。感謝。
読了日:11月28日 著者:酒井 雄哉
もふもふ インコ川柳もふもふ インコ川柳感想
もう鳥好きにはたまりません!可愛らしい写真とクスッと笑わせてくれる川柳。面白かったです。うちの子にもあるある!と思うものもあって、気持ちを温かくしてもらいました。【(。・ө・。)酉年に鳥本を読もう】イベント36冊目。
読了日:11月26日 著者:
タンタンタンゴはパパふたりタンタンタンゴはパパふたり感想
実際にあった事と知ってちょっと驚きました。オス同士のペンギンのカップルがいるなんて!そしてしっかり卵を温めて孵し子育てまでしてしまったなんて!とても温かな絵と文体で良かったです。愛があれば家族になれるのですよね。【(。・ө・。)酉年に鳥本を読もう】イベント35冊目。
読了日:11月26日 著者:ジャスティン リチャードソン,ピーター パーネル
償い (さだまさし絵本シリーズ)償い (さだまさし絵本シリーズ)感想
本当の償いとは何かという事を、ある裁判官が全然反省していない様子の被告の少年達にこの話をした事はあまりにも有名な話。はたして少年達の心に響いたのか?疑問が残ります。でも多くの人はきっとこのお話を読むと心が痛むと思います。加害者となってしまった男性。そして被害者の遺族となってしまった女性。どちらの気持ちも痛いほど分かります。私もまた被害者の遺族だから。
読了日:11月26日 著者:さだ まさし
聖の青春聖の青春感想
村山聖さんの事はお名前だけは存じていましたが、こんなにも凄い棋士だったとは思いませんでした。『3月のライオン』の二階堂のモデルと知り読んでみました。ネフローゼを患い思う様にいかない体を抱え、最後まで物凄い執念で将棋に向かっていた姿には、こちらも苦しくなりました。母親のトミコさんの気持ちが凄くよくわかるので、どうして母親にそんなに冷たくするの!と腹が立った場面もありましたが、そんな事百も承知の上だったのですよね。それにしても大人の事情で奨励会入りが遅れたのには呆れました。森師匠との関係、ステキでした。
読了日:11月25日 著者:大崎 善生
しろさんとちびねこしろさんとちびねこ感想
しろねこさんとちびねこさんの関係がとても良くて可愛らしかったです。とっても仲良しで。でもちびねこさんが大きくなり年月がたてば当然しろねこさんがいなくなる日がやってきてしまい…。悲しくて仕方がないちびねこさんはくろさんになり、新たなちびねこさんを迎えしろさんがしてくれた通りに接します。くろさんとちびねこさんの関係の始まりです。こうやってずっと代々関係が続いていくのかな?切ないけれども命のリレーを見ているようで良かったです。22日ニャンコの日に読了。
読了日:11月22日 著者:エリシャ・クーパー
世界の雪景色世界の雪景色感想
寒い所は苦手なので、美しい雪景色は写真集で。雪って本当に綺麗ですね。表紙の雪景色も素敵ですが、アルプス鉄道のスリリングな雪景色が印象的でした。トナカイや犬ぞりも良いですね。ただ、野生のトナカイは全滅してしまったそうです。残念。犬ぞりも今では観光用との事。
読了日:11月21日 著者:海野 弘
ジルベスターの星から (サンコミックス)ジルベスターの星から (サンコミックス)感想
『ジルベスターの星から』好きな作品。ラストのヴェガのセリフが良い。「私は何人も何人もあなたにジルをあげようと決心しました。たくさんたくさんジルの兄弟をつくりましょう」女性の逞しさと愛が溢れていると思います。「真夏の世の夢」昔読んだ時は衝撃的でした。不思議で恐ろしいと感じました。「ハートあげます」「ヒップに乾杯」「ルナの太陽」どれもコミカルでありながら切なさの残る作品。「ブラボー!ネッシー」コミカルで明るい作品。ネッシーが可愛い。
読了日:11月19日 著者:竹宮 恵子
夜のピクニック夜のピクニック感想
素晴らしい青春小説でした。読後はとても爽やかな気持ちになりました。杏奈のおまじない、途中で気づきました。貴子も融も似た者同士でなかなか進展しなくてうまくおさまるのだろうかとヤキモキしましたが、良い友人達のお陰で良いラストを迎えられてホッとました。夜のピクニックという表現も良いですね。こんな行事があるなんてちょっと羨ましくなりました。でも、実際はキツイだろうなあ。
読了日:11月19日 著者:恩田 陸
じゃりン子チエ (12) (双葉文庫―名作シリーズ)じゃりン子チエ (12) (双葉文庫―名作シリーズ)感想
本当に実際にはありえない家庭環境にありながら、チエちゃんは逞しい。そしてヨシ江さんのキャラがなんともいえない。好きです。特にテツと関わった時のヨシ江さんは面白いです。けれども「サナダ虫」を初めて知りました。調べてその姿に呆然としました。真田紐に似ているからってあんまりなネーミングと思ってしまいました。(真田幸村が大好きなので)
読了日:11月16日 著者:はるき 悦巳
眉山眉山感想
なんて人間的に素敵で潔い生き方でしょう。感動しました。不倫は嫌いですが、このお母さんのように毅然として誇りを持って娘を育て、そして自分の最後まできっちり決めて生ききった凄さにはただただ敬服するだけです。娘の咲子もきっとこの先、自分らしく生きていくことでしょう。母と父の事を誇りに思って。
読了日:11月14日 著者:さだ まさし
じゃりン子チエ (11) (双葉文庫―名作シリーズ)じゃりン子チエ (11) (双葉文庫―名作シリーズ)感想
チエちゃんの担任の先生の結婚。テツの家出。女対男のソフトボール対決と盛りだくさん。家出したテツの居場所を推測して迎えに行くヨシ江さんが素敵。出てきたテツとの会話が面白い。本当にどうしてヨシ江さんはテツと結婚したんだろう?本当に気になる。巻が進んだらその話が出てくるのかな?楽しみ。
読了日:11月13日 著者:はるき 悦巳
あかりあかり感想
生まれて間もない赤ちゃんの為に灯された一本のロウソクのあかり。赤ちゃんの成長と共に特別な日にあかりを灯されます。とても静かにそして温かくお話は続いていきます。ドンドン小さくなっていくロウソクに寂しさを感じましたが、最後に歳をとったお婆さんと又温かい時間を持てたことは良かったです。お疲れ様でした。
読了日:11月12日 著者:林 木林
青の炎青の炎感想
昔映画を観た。とても切なく印象に残っていた。刑事役の中村梅雀さんが素晴らしくて、主役を上手に引き立てていらっしゃいました。原作がある事を知り読んでみました。映画とは少し内容が違っていましたが、本だからこその色々な心理描写がわかりやすかったです。秀一の心の中に燃え上がった青の炎。友達の大門の言う通りにその炎は自分自身を焼き尽くしてしまった。高校生だからこその若さと憐れさが胸をうつ。周りの大人、とりわけ母親には腹が立った。もっとしっかりすべきでしょう!と。
読了日:11月10日 著者:貴志 祐介
生きているだけでいい! 馬がおしえてくれたこと (講談社青い鳥文庫)生きているだけでいい! 馬がおしえてくれたこと (講談社青い鳥文庫)感想
私が先月寄付したNPO法人引退馬協会の代表理事をされている沼田恭子さんのお話。どうして馬と関わるようになったのか、愛する御主人の事、家族の事、乗馬クラブ運営の厳しさ、そして生きがい。引退馬の為にそして東日本大震災の被災馬の為によくぞ立ち上がってくださった!と賞賛と感謝の気持ちでいっぱいです。「生きているだけでいい!」馬だけに限らず、家族でも友達でも、全ての生き物たちに言える事だと思います。コンチェルトとの別れの場面だけは辛くて泣いてしまいました。
読了日:11月07日 著者:倉橋 燿子
少年の名はジルベール少年の名はジルベール感想
竹宮さんがこんなにも苦しみながら漫画を描いていらっしゃったなんて全然思いもしませんでした。私にとって望都様と竹宮さんは偉大な漫画家で好きな作品も多かったから。そして増山さんとの出会いや望都様との同居生活、大泉サロンの事、ヨーロッパ旅行の事など知らなかった事がたくさん出てきてとても良かったです。『風と木の詩』が世に登場した時はさすがにぶっ飛びましたが、それでも夢中になって最後まで読みました。望都様の『トーマの心臓』や『ポーの一族』である程度の少年愛には慣れていたとはいえ、肉体関係の描写から始まったのにはただ
読了日:11月06日 著者:竹宮 惠子
サニーのおねがい 地雷ではなく花をくださいサニーのおねがい 地雷ではなく花をください感想
人間はなんて恐ろしい兵器を作り出してしまったのでしょう。地雷ほど恐ろしいものはありません。読んでいて身震いしました。ぬいぐるみやチョコレートに似せた地雷があるなんて❗明らかに子どもを狙った卑怯なものです❗弱者を苛めて何が面白いの?許せない。この本を購入すれば10㎡の地雷源がクリアされるとの事。広まって欲しいです。
読了日:11月05日 著者:柳瀬 房子
あなたが生まれた日―家族の愛が温かな10の感動ストーリー (リンダブックス)あなたが生まれた日―家族の愛が温かな10の感動ストーリー (リンダブックス)感想
ラジオ文芸館で「母の言霊」を聴いてとても感動したので原作を図書館で借りました。「お好み焼きのプライド」「女王のいた家」「忘れてもいいよ」「赤い風船」「スフレケーキ」「不思議なちから」「フライドポテト」「ママの恋」「平均点と最高点」の10作品。どの作品も親子の関係が描かれいてしかも身近に有り得る事が取り上げてあり良かったです。親の気持ち、子どもの気持ち、どちらも良く分かるし、分かるからこそもどかしく、切なく、心に響きました。
読了日:11月04日 著者:
クジャクを愛した容疑者 警視庁いきもの係クジャクを愛した容疑者 警視庁いきもの係感想
ラニア、クジャクハリネズミが登場する3作。薄さんのおかげで動物の事が良くわかるのはいいのですが、無駄に変な日本語入れてません?須藤さんとのかみ合わない会話が前ほど面白く感じられませんでした。クジャクの鳴き声は子供の頃聴いた事があるのですが、作中に登場したような声ではありませんでした。私が耳にしたのは「ミャオ〜」という猫みたいな鳴き声でした。ハリネズミのお世話は大変ですね。昨今テレビでも紹介されていましたが、本当に正しい飼い方を知った上で飼って頂きたいと思いました。
読了日:11月01日 著者:大倉 崇裕

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