遅くなりましたが、5月の読書記録を残しておきます。
5月の読書メーター
読んだ本の数:21冊
読んだページ数:4822ページ
ナイス数:2493ナイス
旅猫リポートの感想
あらすじも結末も知っていたのですが、やっぱり泣きました。サトルは人が良すぎます。そしてナナも素敵な猫です。一人と一匹の深い友情に最後は本当に泣かされます。サトルはどうしてそんなにも純粋な心を失わずに生きることが出来たのだろう?いっぱい心が傷つく経験をしたからこそ、心が強かったのだろうか?本当に優しい人ほど強いものなのだと思う。ちょっと悲しいけれども心温まるお話でした。
読了日:05月31日 著者:有川 浩
たった一言で人生が変わるほめ言葉の魔法の感想
ほめ言葉によって3大欲求が満たされること。お世辞とほめ言葉は全く違うという事。中でも特に、脳には人称が関係ない、という事に一番驚きました。脳には「私」や「あなた」の概念がない。つまり「あいつはなんにもできないやつだ!」と思うと「自分はなんにもできないやつだ!」と認識してしまうという事。知らないうちにネガティブな言葉や思いで自分自身を追い込んでしまうのです。これが一番怖かった。もう絶対ネガティブな事は思うまい!と思いましたよ。ハイ。
読了日:05月30日 著者:原邦雄
なにかのご縁 (2) ゆかりくん、碧い瞳と縁を追う (メディアワークス文庫)の感想
シリーズ2巻目。相変わらずゆかり君はうさぎさんの命令で縁結びに忙しい。おまけに青い目のお仲間が登場してきて、さてどうなるのだろう?と思っていたら、そういう結末でしたか。留学生のローランと縁結びのうさぎのユリシーズ。ゆかり君とうさぎさんよりも古い時代からの絆があり、ちょっと胸が熱くなると共に、最後寂しくもありました。ゆかり君とローラン、これからも一緒に活躍するのかな?人と人との縁だけではなく、夢との縁については考えさせられました。ちょっと切ない。
読了日:05月29日 著者:野崎まど
世界の美しい空港の感想
空港って何だかワクワクする場所です。初めて飛行機に乗った時、当時のスチュワーデスさんに飛行機のオモチャと小さなカバンを貰った事と母と手を繋いでタラップを降りた事が忘れられません。殆ど飛行機に乗ることはないのですが、飛行機の離着陸を空港で眺めるのは好きです。世界の空港も日本の空港も今や温泉施設があったり、お店やホテルが充実していたりして、通過する場所ではなく、長く滞在して楽しむ場所になりつつあるのですね。又その国の特徴をいかした空港もあり、面白かったです。
読了日:05月26日 著者:
自分でできる住まいの修繕―だれでもかんたん、きれいにできる修繕のコツ満載! (レディブティックシリーズ (1611))の感想
一番知りたかったのはタイルの修理。しっかり載っていました。良かった。揃えておきたい工具や用品も載っていたので、参考にして修理してみます。その他も住まいで自分で修理出来たらいいなあと思える所が写真つきでわかりやすく載っていました。
読了日:05月26日 著者:西沢 正和
図書館ねこベイカー&テイラー:小さな町に奇跡を起こした2匹の物語の感想
デューイ以外にも図書館猫がいたんだ!と思って読みました。ベイカーとテイラーは凄く有名な猫たちだったのですね。図書館だけでなく、世界中から愛された点はデューイと一緒ですね。そして最後の迎え方も…。アメリカでは苦痛を和らげるために安楽死は必然の選択なのですね。私は猫を飼った事がないので、日本でもそうなのか知らないのですが…。お別れを決断する場面はやっぱり辛くて慣れませんね。デューイと共に、ベイカーとテイラーの事も忘れません。
読了日:05月26日 著者:ジャン ラウチ,ライザ ロガック
どんなに体がかたい人でもベターッと開脚できるようになるすごい方法の感想
先日薬剤師さんと話した時に、怪我をしやすいのは筋肉が固いからだと教えて頂いた。ストレッチをして筋肉を柔らかく保っていれば怪我をしにくくなるとの事。つまり私の肋骨回りの捻挫は筋肉が固いせいだったというわけです。治ったらストレッチをして筋肉を柔らかくしようと思い、手始めにこの本を借りました。たった4週間でベターッと開脚出来るなんて夢のようです。捻挫の痛みが取れたら挑戦してみようと思います。
読了日:05月22日 著者:Eiko
天空の犬の感想
共感覚の持ち主である主人公の夏実。ボーダーコリーのメイを相棒に山岳救助の任務に励みながら、仲間に支えられて成長していく物語。任務以外の時は夏実に甘えるメイが可愛らしいです。それにしても山へ無防備に出かけて遭難して命を落とす人が少しでも減りますように。最後の政治家の登山の場面では、登山を甘く見すぎていて情けなかったです。もっと事前に体を鍛えて備えるべきでしょう?と思ってしまった。結果的に犯罪に巻き込まれてしまったわけだけれども。命がけで救助してくれる人たちの事も考えてほしいものです。
読了日:05月21日 著者:樋口明雄
豆柴センパイと捨て猫コウハイの感想
豆柴センパイと捨て猫コウハイ。相変わらず可愛らしいです。二匹が石黒さん宅へ来ることになった理由を知らなかったので、それを知ることが出来て良かったです。巻末の「生まれてきたすべての動物たちが、しあわせな一生をまっとうできる日が来ることを願って」という石黒さんの言葉にその通りだと思いました。
読了日:05月17日 著者:石黒 由紀子
わたしをみつけての感想
以前にドラマを観た事があり興味があったので読みました。主人公の弥生は生後間もなく親に捨てられて施設で育ち、自分の出自を知られないように、目立たないようにしながら準看護師として勤務している。そんな時に他人の子供の虐待を心配する菊池と出会う。又勤務する病院に新しい看護師長が赴任してくる。この看護師長が凄く良い。本当にスペシャリストと言える。反対に院長や勤務医のなんとお粗末な事か…。菊池や藤堂看護師長と関わる事でだんだん気持ちが変化していく弥生。そう、良い子でいる必要なんてない。ありのままの自分で良いんだよ。
読了日:05月16日 著者:中脇初枝
世界でいちばん貧しい大統領からきみへの感想
世界で一番貧しい大統領と呼ばれたムヒカさんの生き方が良く表れていて、とても心がひかれました。おりしも日本では政治家の呆れる発言が相次いていたので、ムヒカさんの爪の垢でも煎じて飲めばいいのに!と思ってしまいました。「多様性が世界を豊かにし、命を尊重することにつながる」その通りです。「たとえ20回挫折しても、やり直す価値があるんだよ」この言葉に励まされました。ムヒカさんご自身も4回も投獄されながら、大統領にまでなられたのですものね。奥様も素敵な方ですね。
読了日:05月16日 著者:くさば よしみ
エミリの小さな包丁の感想
タイトルから幼い子供のお話だと思っていましたが違っていました。初っ端から物騒な表現があり、いったいどうなるのだろう?と引き込まれていきました。エミリは主人公の名前で小さな包丁が祖父が大切にしていた出刃包丁だったのですね。都会で傷ついて祖父の家に転がり込んだエミリが、自然の中で祖父との自然体での暮らしや、周囲の優しい人たちとの関わりで又生きる力を取り戻していく素敵な作品でした。途中で最初のエミリのセリフの意味が理解出来ましたが、エピローグも良かったです。さすが森沢さんですね。良かったです。
読了日:05月15日 著者:森沢 明夫
図書館ねこデューイ 町を幸せにしたトラねこの物語 (ハヤカワ文庫NF)の感想
読メのオフ会で譲って頂いた本。単行本では8年前に読んでいたが、忘れている事も多く、読むことが出来て良かった。ヴィッキーさんとデューイの深い絆を改めて思った。ただ、高齢になったからと苦情を言ってくる人間の気がしれません。自分だっていずれ高齢者になるだろうに。デューイとのお別れを決断する場面だけはやっぱり辛くて慣れません。素敵な図書館ねこデューイの事はずっと忘れません。
読了日:05月13日 著者:ヴィッキー マイロン,Vicki Myron
これは経費で落ちません! ~経理部の森若さん~ 3 (集英社オレンジ文庫)の感想
相変わらず様々な人間模様がありますね。私は学校卒業後、個人事務所に勤めたので、アットホーム的な雰囲気で人間関係で悩むことなく仕事をしていました。なので企業に勤めたことがなく、天天コーポレーションみたいないろんな部署や経理との絡みが実感できないんですよね。巻が進むごとに、ああ、ややこしい!と思ってしまいます。ある意味森若さんと同じ気持ちかもしれません。ただ、森若さんみたいに推理力がないし、経理としてきっちり物言うことの出来ない人間なので、森若さんのぶれない態度には感心します。ただ、太陽君が絡むと面白いです。
読了日:05月11日 著者:青木 祐子
なにかのご縁―ゆかりくん、白いうさぎと縁を見る (メディアワークス文庫)の感想
ひょんな事から『縁』を結んだり切ったりするしゃべるうさぎと知り合ったゆかり君。自分の太い縁をうさぎに切られてしまい、又繋いで貰う為にうさぎを手伝うことに。シュールすぎるうさぎの姿や態度(まるでおじさん)に笑えます。それにしてもゆかり君は良い人ですね。先輩の西院さんがスーパーウーマンで凄すぎます。でもその西院さんの悪しき縁を解消することが出来て良かった。きっと大月君も喜んでいると思う。
読了日:05月09日 著者:野崎 まど
天国までの百マイル (講談社文庫)の感想
最後は泣けました。心臓病を患っている母を助けるために、天才外科医がいる病院へ車で連れて行こうとする主人公の安男。それにしても安男以外の兄弟のなんと冷たいことか。むしろ安男の元奥さんや一文無しの安男の面倒をみてくれているマリさんや、高利貸しの友人など他人の方が優しくて胸が熱くなった。そして、マリさん、格好良すぎるよ。本当に泣けてきました。マリさんみたいな女性が男性を幸せに出来るのかな?でもマリさん自身は?それで幸せなの?マリさんのその後が幸せなものであってほしい。
読了日:05月07日 著者:浅田 次郎
猫を想うだけで、なぜ、こんなに幸せになれるのだろうの感想
猫の写真と著名人の猫に関する言葉の数々。猫の写真と言葉に癒されます。猫の寝顔を見るのは好きです。本当に幸せそうに、気持ちよさそうに眠っている姿は可愛らしいです。タイトル通り幸せな気持ちになれます。
読了日:05月05日 著者:
写真集 必死すぎるネコ (タツミムック)の感想
もう表紙の猫の姿を見ただけでもその必死さが伝わってきて笑えてしまいます。塀に両前足だけでまるで鉄棒のようにぶら下がっている姿にも笑えてしまいました。必死すぎる、可愛い猫の姿満載です。
読了日:05月05日 著者:沖 昌之
ササフラス・スプリングスの七不思議 (児童図書館・文学の部屋)の感想
読み友さんに教えて頂いた『アメージング・グレース』繋がりの作品。ササフラス・スプリングスに住む少年が外の世界へ行きたくて、父親とササフラス・スプリングスの7不思議を見つけたら行かせてもらえる事になり、7不思議を探しながら、成長していくお話。まさかアメージング・グレースとノコギリの演奏が繋がるとは思いませんでした。町長とアルおじさんのお話も凄く良かったです。
読了日:05月05日 著者:ベティ・G. バーニィ
これは経費で落ちません! ~経理部の森若さん~ 2 (集英社オレンジ文庫)の感想
2巻目にして一気に企業内のイザコザ、とりわけ女性のめんどくさい諍いや厭らしさ、そして不正がどーんと出てきて、これだから人間関係はしんどいと思わざるを得ませんでした。そんな中、太陽君の明るさが救いですね。森若さんの自分の生き方のスタンスを守りたい、イーブンな態度を保ちたいという気持ちはよく分かるのですが、それだけでは息が詰まらないのかな?とも思います。太陽君とのお付き合いが森若さんの気持ちを和ませるものならばいいですよね。
読了日:05月04日 著者:青木 祐子
「いい猫だね」僕が日本と世界で出会った50匹の猫たち(ヤマケイ新書)の感想
岩合さんが日本及び世界で撮影した猫の写真集。思いの深い猫たちのようで、添えられた文章に猫たちへの愛情が感じられます。猫と仲のいい犬たちも同じ写真に納まって登場します。ジャンプする猫や、子育て中の母猫の美しさと逞しさには魅かれますね。令和最初に読み終わった本となりました。
読了日:05月02日 著者:岩合 光昭
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