6月の読書記録を残しておきます。
新型コロナワクチンの予防接種ですが、なかなか思うように進みませんね。
実家の両親は2回とも済みましたが、我が家では夫が1回目を終わったばかりです。
私は7月に1回目、8月に2回目の予約をかかりつけ医にしてありますが、
ここへきてワクチンが足りないなんて話も出てきて
いったい政府は何をやっているのでしょう?
オリンピックもいいけれども、もっと国民の事を考えてほしいものです。
6月の読書メーター
読んだ本の数:11冊
読んだページ数:2032ページ
ナイス数:1812ナイス
怪談実話傑作選 磔 (竹書房怪談文庫)の感想
怖かったです。久しぶりに怖さを感じられる本に出会えました。実話との事で、筆者なりにルールをもうけて書かれてあるだけに今まで読んだ事のないお話が多かったです。ただ、『草爺』だけは切なかったです。この方の作品を引き続き読んでみたいと思います。
読了日:06月30日 著者:黒木 あるじ
丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。5 (角川文庫)の感想
とうとう一哉さんの事と吉原家の呪いの件が解決しましたね。まさか白砂神社と繋がっていたとは。途中から何となく犯人の予想はついていましたが、悲しいですね。そして次郎と澪は新しい一歩を踏み出しました。良かった。巻末の晃くんと美優さんの話は切なかったですね。
読了日:06月27日 著者:竹村優希
写真集「ねことじいちゃん」の感想
ねことじいちゃんの映画があったなんて知りませんでした。しかも監督が岩合さん!この写真集はその映画に登場した大吉さんやタマや島の風景などで、とても癒されます。それにしてもタマ役のベーコン、落ち着いたものですね。立派な役者ですね。良かったです。
読了日:06月26日 著者:岩合光昭
ひきこもり図書館 部屋から出られない人のための12の物語の感想
今の時期にピッタリだと思い、読みました。引きこもりにちなんだ作品のアンソロジー。萩尾望都さんの『スロー▪ダウン』とエドガー▪アラン▪ポーの『赤い死の仮面』は既読でした。その他の作品は初めて読んだものばかりでした。その中でも『フランケンシュタインの方程式』には笑ってしまいました。『私の女の実』は衝撃的でした。
読了日:06月25日 著者:萩尾 望都,萩原 朔太郎,フランツ・カフカ,立石 憲利,星 新一,エドガー・アラン・ポー,梶尾 真治,宇野 浩二,ハン・ガン,ロバート・シェクリイ,上田 秋成
ねことじいちゃん(4) (メディアファクトリーのコミックエッセイ)の感想
島のお店が閉店し店主夫妻が島を出ていかれた。大吉さんが島外へタマの餌を購入しに行こうとしたら、島の皆から頼まれた物をたくさん買う羽目になってしまって、過疎とか、高齢者ばかりの地域の現状はたぶん同じなのだろうと思った。じいちゃんとばあちゃんと猫の島。自然が豊富で素敵だけれどもそれだけではどうしようもない現実もある。子供たちがテグスで魚釣りをしている場面では、息子が幼い時に四国でやったことを懐かしく思った。大吉さんがキンパをお裾分けされた場面では、昨夕食べたばかりだったので偶然にちょっと驚いた。
読了日:06月20日 著者:ねこまき(ミューズワーク)
無名騎手の感想
『女騎手』の続編。夏海が騎手としてストイックに頑張っている姿には偉いと思った。しかし、時代背景のせいなのか?女性騎手に対する周囲の対応があまりにも酷く感じられた。厩務員までわざと夏海が落馬するかもしれない手抜きをするなんて酷すぎる。天才と言われながら落馬事故で体を壊して姿を消した騎手の自殺から始まった一連の事件。今回も犯人の動機とトリックになんだかなあと思ってしまいました。そんな事出来るの?というのが正直な感想です。それにしてももっと夏海には競馬で活躍してもらって父親の鼻を明かしてもらいたいと思います。
読了日:06月17日 著者:蓮見 恭子
老犬たちの涙 “いのち”と“こころ”を守る14の方法の感想
年老いたから、病気になったから、身勝手な理由で犬たちを死に追いやる。酷いです。私は年齢的にも環境的にも無理なので犬や猫を飼う事はありません。最後まで責任をもって飼えない以上それが正しいと思っています。私たちに出来る事。終生飼養の覚悟。介護サポーターを見つける。困ったときは早めに相談。犬の為の貯蓄。犬の健康管理。正しいしつけ。鑑札と注射済票、迷子札をつける。行方不明になったらすぐに捜索。犬の老化現象や老犬がかかりやすい病気、介護サポートについて学ぶ。老犬の気持ちを理解する。続く
読了日:06月13日 著者:児玉 小枝
ねことじいちゃん3 (メディアファクトリーのコミックエッセイ)の感想
大吉さんとタマの日常に癒されます。タマは賢いね。大吉さんを上手く利用している。都会育ちのイケメン先生(お医者さん)、島の女性に大人気ですね。ただ、島の人から頂いた食材に苦戦されていますが。
読了日:06月13日 著者:ねこまき(ミューズワーク)
ねことじいちゃん (2) (メディアファクトリーのコミックエッセイ)の感想
相変わらず良いですね。大吉さんとタマのゆったりとした日常。ただ、タマが行方不明になった時は心配しました。戻ってきた時はほっとすると共にその後の展開に笑ってしまいました。
読了日:06月12日 著者:ねこまき(ミューズワーク)
空色バトンの感想
母親を突然亡くした兄妹。その亡くなった母親のお通夜にやってきた同級生たちから、中学生時代にマンガの同人誌を作った事を知らされる。母親と同級生たちの過去の話。夢見る中学生たちの同人誌作り。各々に青春だなあと思える。マンガや絵の事が出てくるので、色々な『色』が登場します。
読了日:06月11日 著者:笹生 陽子
さくらいろのりゅうの感想
役に立たないと村人から言われ、こいしと呼ばれていた少女。いつもひとりぼっちだった。ある日山の中のいずみで龍と出会います。「なんてきれいなりゅう!」とこいしがりゅうの鼻先をなでます。その日から少女はひとりぼっちではなくなりました。それにしても欲に目のくらんだ村人たちの酷い事。龍とこいしが可哀想だ。龍とこいしはその後どうなったのだろう?幸せに過ごせたのだろうか?少し切ないラストだった。
読了日:06月05日 著者:町田 尚子
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