引き続き昨年1年間の読書記録を残しておきます。
結局1月11日、13日、17日に1羽ずつ雛が誕生しました。
巣箱の中からは親に餌を求めるヒナたちの元気な声が聞こえてきます。
卵は全部で6個ありましたが、孵ったのは3羽でした。
雛の成長が楽しみな毎日です。
2024年の読書メーター
読んだ本の数:134冊
読んだページ数:31603ページ
ナイス数:15287ナイス
源氏物語 巻七 (講談社文庫)の感想
光源氏最終章。最愛の紫の上の死去ですっかり生きる気力を無くしてしまった光源氏。『雲隠』でその死を連想させ、新たな物語が始まる。明石の中宮の子、匂宮と女三の宮と柏木との子、薫との物語が。
読了日:12月31日 著者:
おじさまと猫(14) (ガンガンコミックスpixiv)の感想
冬樹がストリートピアノを弾こうとしていたら、マルガレーテ師匠が現れた。とっても個性的で素敵な女性!冬樹との過去のエピソードが面白い。彼女も猫好きなのですね。
読了日:12月22日 著者:桜井海
歳をとった親とうまく話せる言いかえノート イライラが思いやりに変わる80のレッスンの感想
思い当たる節が数しれず。そうなんですよね。高齢であっても自分たちでちゃんと生活しているのになぜ口出しするのか!といった雰囲気が昔はありました。今は少し弱ってきたのでこちらに寄り添ってくれるようになりました。加えて私も親の言うことに逆らわず、いったん受け入れるようになりました。それは違うからと話すとダメなんですよね。そうだねといったん受け入れた方が後々楽です。私も大人になったものです。
読了日:12月18日 著者:萩原 礼紀
58歳から 日々を大切に小さく暮らすの感想
ショコラさんと同じで私も残りの人生、好きなものだけに囲まれて暮らしたいと思い、整理を始めていたところでした。皆同じことを思うものなのだな。ただショコラさんと違って私は家族と一緒に暮らしているのであまり参考にはなりませんでした。最近ある芸能人の方が浴室で不慮の事故で亡くなられたので、独り暮らしはちょっと怖いなと思った次第です。
読了日:12月16日 著者:ショコラ
新装版 幸福の王子の感想
子供の頃読んだことがあるはずなのですが、曽野綾子さんの約では初めてだと思います。幸福な王子が銅像になってはじめて知った現実。そして王子に頼まれてひとつずつ王子についている宝石や金箔をはがして貧しかったり困っている人に届ける手伝いをする燕。越冬することを止めて王子と共にずっといる事を決意する燕が愛しいです。本当に愛の為ならばどんな犠牲も払う事。それは本当に難しい。そして尊い。
読了日:12月15日 著者:オスカー・ワイルド
ブルーがはばたくときの感想
暗い森の光の届かない場所で鳥のブルーは飛び方も忘れて孤独に暮らしていた。他の鳥たちもブルーの事はすっかり忘れていた。そんな時鳥のイエローが光を放ちながら現れる。高い木の枝からそっと歌いかけるけれどもブルーには届かない。それでもイエローは少しずつ下に降りていきブルーに近づいていく。イエローとの出会いがブルーを変える。人もイエローみたいにそっと近づいて寄り添うのがいいのかもしれない。お薦めです。
読了日:12月14日 著者:ブリッタ・テッケントラップ
源氏物語 巻六 (講談社文庫)の感想
若菜の章。女三宮の光源氏への降嫁により、紫の上は自分の不安定な立場から気をもむことになる。そしてある日突然病に伏せる。六条の御息所の怨念がまだ生きていたとは!一度は息の根が止まった紫の上だったが何とか息を吹き返した。そんな中、女三宮に恋焦がれる柏木はあろうことか、光源氏の留守を狙って忍び込み、思いを遂げてしまう。その言い訳が酷い。レイプしておきながらなんて言いぐさ!不義の子を懐妊した女三宮は気持ちが沈みさえいない。柏木も体調を崩し悪化していく。光源氏と藤壺の女御との事を思えばなんて気弱な。そして因果応報。
読了日:12月13日 著者:
源氏物語 巻五 (講談社文庫)の感想
光源氏の玉鬘への恋慕はつのるばかり。しかし保護者として世話をしている以上添い寝はしてもそれ以上踏み込むことが出来ないでいた間に事件は起きてしまった。髭黒の大将が玉鬘の女房の手引きで忍び込み、彼女を寝取ってしまった。平安時代の貴族の姫君って本当につまらない境遇なのだと思う。自分で夫を選ぶことが出来ない。父に仕えて言う通りにせねばならない。又嫌いであっても強引に妻にされてしまう。反対に夕霧はずっと思い続けた雲居の雁の姫君と漸く夫婦になることが出来た。
読了日:12月11日 著者:
この まちの どこかに (評論社の児童図書館・絵本の部屋)の感想
とても切なくなりました。小さな生き物は都会の中で迷子になったらどうやって生きていけるのだろう?おそらく飼い猫が迷子になって少年は町中を探しながらチラシを貼っている。猫の無事を祈りながら。帰宅したら家の前でお母さんが出迎えてくれた。母子の愛情が感じられたからこそ、猫が無事に見つかってほしいと思った。私も飼っていたインコが逃げて見つからなかった苦い経験があるから。
読了日:12月10日 著者:シドニー・スミス
ねえ、おぼえてる?の感想
「ねえ、おぼえてる?」ベッドで母と息子がお互いに問いかけ、覚えていると思い出を語り合う。大きな町に二人だけで引っ越してきた夜のこと。やがて迎えた朝を忘れないと息子は思う。きっと大きな何かがあって二人だけで大きな町へ出てきたのだろう。不安だらけの中で二人で語り合うことでお互いを励まし合っているように感じる。朝の光が未来への明るさを予感させる。心を揺さぶられる絵本でした。
読了日:12月09日 著者:シドニー・スミス
ぼくは川のように話すの感想
吃音がある少年。うまく話せなかった日は父親が川へ連れて行ってくれた。ある日父親が言った。「ほら、川の水を見てみろ。あれがおまえの話し方だ」なんて素敵なお父さんだろう。私も軽い吃音があったから少年の気持ちが少しは分かる。私は2音目に「は行」と「さ行」が来ると発音できなかった。だから人と話すのが億劫だった。自然に本の世界に没頭した。父の言葉によって彼は「川のように話す」ことに気づき、受け入れた。絵が美しくて引き込まれました。
読了日:12月08日 著者:ジョーダン・スコット
おばあちゃんのにわの感想
作者の祖母はポーランドからの移住者の為、英語が話せず、孫であるスコットさんと身振り手振りで話す。祖母は祖父亡き後ひとりで質素に暮らしていた。けれども庭にはあらゆる野菜が育っていた。孫と祖母との交流がいい。雨の日にミミズを拾って自分の庭にまくなんて素敵なアイデア!
読了日:12月08日 著者:ジョーダン・スコット
丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。15 (角川文庫)の感想
強制的に休暇を取らされた澪はイギリスへ。休暇のはずがリアムの兄サイラスからの依頼が入り、第六案件になり、次郎や晃もやってくる。全く英語が出来ず困っていた澪にリアムが手を差し伸べる。また伊原から受け取った翻訳機も使い、何とか皆の会話についていく有様。そして問題の案件は今までの中で最強の心霊案件だった。途中で嫌な想像を浮かべたけれどもやっぱりその通りだった。なんだかなあ。澪を包み込んだ花の香りはそういうことだったのか。澪がリアムと亡き祖母との間を取り持つことが出来て良かった。
読了日:12月08日 著者:竹村優希
世界の美しいフクロウ 神秘的なポートレートと生態の感想
フクロウやミミズクって神秘的な鳥だと思う。この本に載っている鳥たちは保護施設にいる鳥たちとのこと。お気に入りはアナホリフクロウ、コキンメフクロウ。驚いたのはクロメンフクロウ。メンフクロウが遺伝子の突然変異によって黒変種したもの。白変種はアルビノなどで知っていましたが、黒くなることもあるのだと初めて知りました。擬態が巧く機能せず短命になるケースが多いとのこと。ただ写真の子は保護施設で生まれたそうなので、このままそこで過ごすのかな?
読了日:12月06日 著者:マリアンヌ・テイラー
君の膵臓をたべたいの感想
なるほど、そうきたか!と思いました。余命幾ばくもない少女と人と関わってこなかった少年の甘いストーリーと思いきや、どんでん返しがありました。そうよね。彼女たちが言っていたように、人はいつか死ぬ。それがいつかなんて分からない。残された彼と彼女の親友が築き上げてきた関係がいい。
読了日:12月05日 著者:住野 よる
猫にならっての感想
短編が8話。全て猫が登場する。そして少しずつ話に繋がりがある。猫たちの可愛さ、逞しさ。人間の弱さと優しさ。猫と人間の深い愛情と繋がり。お互いに助け合う大切な存在だと思った。
読了日:12月02日 著者:佐川 光晴
捨てられた僕と母猫と奇跡の感想
3匹の子猫を産んで保護されていたテコ。うつ病を患い休職していた著者。出会いからテコが虹の橋を渡るまで。テコが逝ってしまった場面では、自分と重なる部分があって悲しみがグッとあがってきた。皆、同じような経験をしているのだなと思った。猫も鳥も心の再生には良いのかもしれない。ただ癒してくれるだけではなく、お世話をすることで規則正しい生活が出来るし、張り合いもある。著者の事、存じ上げなかったのですが、俳優もされているのですね。本当にうつ病からよく回復されたと思います。
読了日:11月30日 著者:船ヶ山哲
源氏物語 巻四 (講談社文庫)の感想
今まで読んできた中でこの巻が一番興味深く読めた。光源氏の傲慢さや紫の上の気持ちを思いやることの出来ない所や女癖の悪さは相変わらず。ただ、どの女性たちにも生活に困らないように気配りが出来るのは、男の責任の取り方と言えなくもない。そして都と地方の格差やそれをバカにする感じがなんとなくしんどい。身分差別が甚だしい。そういう時代だったのだろう。やがて武士が台頭してくるまでは、自分たち貴族の優雅な生活が一番と思っていたのだろう。
読了日:11月29日 著者:
みつばの郵便屋さん そして明日も地球はまわる (ポプラ文庫 お 12-12)の感想
とうとう最終巻。秋宏の日常(配達)が続く中、受取人は移動したり、移動して来たりして変わっていく。配達人である彼だけが変わらないように思えたけれども、ついに移動を告げられる。郵送代が値上がりしたし、年賀状離れも進んでいるし、郵便を出したり受け取ったりする機会は減るかもしれない。けれども彼が思うように無くなるということは無いのかもしれない。配達人という彼の日常はこれからも続く。ただ、私生活ではおめでたい事が。さすが兄弟かな?
読了日:11月25日 著者:小野寺 史宜
花のすきなおおかみの感想
葉祥明さんの絵は好き。お花が好きな狼の女の子のウル。皆にバカにされてもお花の世話をしていた。そこに同じようにお花が好きな狼の男の子のルーフと出会う。二人は仲良し。でもいじめっ子がルーフに。。。ラストはとてもハッピー。素敵です。
読了日:11月23日 著者:きむらゆういち(文),葉祥明(絵)
源氏物語 巻三 (講談社文庫)の感想
光源氏が須磨・明石で過ごして再び都に戻るまで。明石の君が登場。この時代は身分の違いが大きな要因になるのだなと思ったことと、光源氏をはじめとして男性がよく泣くものだと思った。貴族だから?それが風流だから?なんにせよ、明石の君と契って女の子が誕生し、都へ呼び寄せるが明石の君は身分違いを理由に父親が用意した都から離れた場所に住まう。紫の上の気持ちはかき乱されてばかり。末摘花の君も光源氏に忘れられていたが、こちらはなんとか暮らせるようになって良かった。
読了日:11月23日 著者:
ランチ酒 今日もまんぷくの感想
ランチ酒3巻目。祥子に転機が訪れる。見守り屋は変わった仕事だけれども、いろんな人の秘密に関わり、危ないことにも関わらされ、自分磨きをしてきたのだと思う。アルコールと料理で胃袋と気持ちを癒し、前に進んできた彼女。角谷と今後上手くいくのかどうかなんてわからない。明里と元夫とその妻とも程よい距離感で関係を続けていけそうな感じだ。先の事なんて分からない。今を一生懸命生きればいいような気がする。そして見守ってきたはずの彼女が実は見守られていたと気づく場面が好きだ。
読了日:11月20日 著者:原田ひ香
ランチ酒 おかわり日和の感想
今回も美味しそうな食事がたくさん。私は下戸なので、豪快にお酒が飲める祥子がちょっとうらやましい。見守りの仕事もだんだん、ただ見守るだけではなく、依頼者に寄り添うような感じになってきた。スマホ依存症ともいえる美咲のこと、中学生のクロエ、末期がんで何も食べられないけれども食へのこだわりと意欲を失わない女性作家、編集長の母親で寝たきりになってしまった女性、買い物依存症の若い男性。様々な人が登場する。そして代議士秘書の角谷。娘の明里と元夫の再婚相手の美奈穂との関係。これからどうなるのかがとても気になる。
読了日:11月16日 著者:原田ひ香
ランチ酒の感想
夜に見守りを仕事としている祥子。見守る相手は子供だったり、中年女性だったり、高齢の女性だったり、ペットだったりする。仕事明けのランチをお酒と共に味わうのが祥子の楽しみであり癒しである。離婚して一人娘を置いてきた彼女を二人の友人が救ってくれた。いい友人関係だ。けれども、元夫の態度にはどうもすっきりしない。祥子の言を借りれば良い人なのだろうけれども。再婚相手の女性も祥子の事をちょっと蔑ろにしているように思える。明里ちゃんとの今後の関係が心配だ。
読了日:11月14日 著者:原田ひ香
水族館メモリーズ (実業之日本社文庫)の感想
水族館ガールのスピンオフ。クラゲの話とペンギンの話。クラゲは知らないことが多くて勉強になった。ミユちゃんと由香が一緒にクラゲの飼育をするがラストが切ない。クラゲの生態って本当に知らなかった。ペンギンは鳥。その説明には納得。我家にはセキセイインコがいるから、換羽も知っているし、臆病なのも知っている。でもちゃんと個性がある。
読了日:11月12日 著者:木宮 条太郎
美しい柄ネコ図鑑の感想
著者が撮った数々の猫の写真を柄・パーツなどに分類して載せてあり、面白かったです。島猫では香川県の島が以外に多かったです。猫は可愛い。でも面倒をみられないのならば、やっぱり手を出すべきではないと思う。
読了日:11月09日 著者:小林 希
明日へつながる5つの物語 (角川文庫)の感想
『この手に抱きしめて』父と娘の情愛。『烏城の空』城主と部下、城主の側近と石工との忠義。『カレシの卒業』少女と少年の不思議な恋愛。『フィニッシュ▪ゲートから』一度途切れた絆が繋がった友情の話。『桃の花は』年の離れた男女の桃の花にまつわる記憶と親子の愛。何気ない日常の話からSF的な話まで5つの短編。心暖まるお話でした。
読了日:11月08日 著者:あさの あつこ
これで死ぬ アウトドアに行く前に知っておきたい危険の事例集の感想
本当にちょっとした判断ミスや油断が死亡事故につながるのだなあと思った。私は心配性だからむやみに自分で取ったキノコや山菜などは食べない。自信がないから。かなづちなので水辺にもあまり近づかない。唯一山は子供の頃から両親に連れられて行っていたので、いろんな事を学んだけれども、さらに学ぶことが出来た。
読了日:11月06日 著者:羽根田 治
王妃マルゴ 8 (愛蔵版コミックス)の感想
同じカトリックのギーズを暗殺した事でアンリ国王は追い詰められていく。母后は病身を押して事態の収拾に臨むが失敗する。真実を知ったジャックはアンリ国王に刃を向けた。これによってアンリ国王は死去する。仕方ないよね。全部自分で招いた事。ただ、今わの際にナヴァルのアンリにジャックの事を打ち明けた。これによってジャックはマルゴが名付けたサパンと名乗りひっそり生き延びる。ナヴァルのアンリは改宗しついにフランス王となるが常に命を狙われていた。やがて彼も暗殺される。結局マルゴは生き残り再び息子とも会えた。彼女こそ勝者だ。
読了日:11月04日 著者:萩尾 望都
王妃マルゴ 7 (愛蔵版コミックス)の感想
マルゴはついにギーズとの間に授かった息子を見つけ出した。しかし母とは名乗れない。そしてアンリ国王はすぐに手を打ち、マルゴをパリから追放し、息子のジャックと会わせないようにした。ナヴァルの元に戻ったマルゴだが、ギーズが立ち上げた聖教同盟に参加するため逃げ出す。苦難の末再びジャックと巡り合えた。そしてアンリ国王は邪魔なアンリ・ギーズ暗殺を企てる。
読了日:11月03日 著者:萩尾 望都
王妃マルゴ 6 (愛蔵版コミックス)の感想
シャルル国王が亡くなりアンリ(アンジュー公)が国王になる。暗殺や陰謀が渦巻く相変わらずの世界。ナヴァルのアンリは掴みどころがない。そして女癖が悪い。パリを脱出し自国へ戻ってしまったナヴァルのアンリ。自分を置いて逃げ、しかも妹のカトリンだけを迎えによこしたことでマルゴは傷つく。マルゴはいつの間にか夫のアンリを愛していたことに気づく。二人の関係はどうなるのか?
読了日:11月03日 著者:萩尾 望都
王妃マルゴ 5 (愛蔵版コミックス)の感想
シャルル国王はすっかりおかしくなってしまった。そしてナヴァルのアンリは改宗しマルゴと結婚。カトリーヌ母后は本当に恐ろしい。マルゴが唯一心を許すことが出来た相手、ラ・モルは濡れ衣を着せられて処刑された。マルゴにはいつも困難しかない。
読了日:11月02日 著者:萩尾 望都
王妃マルゴ 4 (愛蔵版コミックス)の感想
もう陰謀だらけで嫌になる。恐ろしい時代。マルゴとナヴァルのアンリ王子との結婚話が出たが、アンリ王子の母のナヴァルの女王が急死する。カトリックとプロテスタントの争いは一触即発状態。母后の策略でギーズはコリニー提督暗殺を計画する。暗殺や謀略が渦巻く世界でマルゴはどう生き抜いていくのか?
読了日:11月02日 著者:萩尾 望都
25歳のみけちゃんの感想
なんと25歳の御長寿猫のみけちゃん。歯もあってオムツはしているけれどもちゃんと歩けてご飯の時間には厳しい(笑) なんて素敵な猫ちゃんなんでしょう❗弟猫のピース君とパレオ君と、大きな古民家でのスローライフ。まだまだ元気に長生きしてほしいものです。
読了日:11月01日 著者:村上しいこ
渦の中へ おいち不思議がたりの感想
新吉との祝言中に食中りで大勢の人が苦しんでいるとなった途端、松庵や十斗や明乃、美代に続いて花嫁衣装を脱ぎ捨てて向かうおいち。彼女らしい。その騒動が後々大変な事件になってくるとは知らずに。同じ長屋から新しく所帯を持つからと引っ越して行った巳助。今回は彼を救うために奔走する話だった。そしておいちにも嬉しい変化が。女性蔑視の時代。ドラマの『虎に翼』に通じる課題だ。女性が医師になることの難しさ。塾生も増え、前に進んでいく彼女たちの逞しさが素敵。
読了日:10月31日 著者:あさの あつこ
星に祈る――おいち不思議がたりの感想
今回の犯人のしたことはおぞましいと思ってしまった。ヒトラーがユダヤ人に行った行為。まさにそれだ。薬の開発に実験は付き物だけれども。どうしても薬を作らなくてはという思いと自分をバカにしたものたちを見返したいという思いが合わさって暴走して、行き着くところまでいってしまった。悲しいことだ。おいちはやっと医術を学ぶ機会を得た。そして新吉との未来が見えてきた。
読了日:10月29日 著者:あさの あつこ
きのう何食べた?(21) (モーニングKC)の感想
ふるさと納税に対するケンジさんの気持ちよ~く分かります。私もシロさんみたいに割り切れないです。ジルベールは相変わらずですね。小日向さんはジルベールの事本当に大事にしていますね。ケンジさんの実家はやっぱりあったかい。いい御家族ですね。
読了日:10月27日 著者:よしなが ふみ
火花散る おいち不思議がたりの感想
男たちに追われていた身重の女性、滝代を新吉と共に救い、出産に立ち会った事から、事件に巻き込まれていくおいち。生まれた赤子は男の子で、その子を残して姿を消した滝代は訳ありの様子。やがて赤子の命を守るために知り合いのお店に預ける事に。女性が自分の意思で将来の事を決められない時代。商人も武家も。でも母親は必死に我が子を守ろうとする。子供は守られるべき存在だと思う。いくら命令とはいえ、女性と赤子の命を狙うなんて酷すぎる。
読了日:10月24日 著者:あさの あつこ
王妃マルゴ 3 (愛蔵版コミックス)の感想
アンリ(アンジュー公)の精神はどうかしている。マルゴが哀れだ。一途にギーズを思っているのに、彼にも心底は信じてもらえない。母后は国を守るために動き続ける。そしてギーズとマルゴに別れが。悪いがシャルル国王は非力すぎる。弟のアランソン公の方が策略家だ。マルゴは強くならざるを得ない。
読了日:10月21日 著者:萩尾 望都
王妃マルゴ 2 (愛蔵版コミックス)の感想
ギーズに恋するマルゴ。異常に妹のマルゴを愛するシャルル。母から溺愛され、マルゴを兄と取り合うアンリ。濃い兄妹関係。そしてマルゴを利用しようと考えるギーズ。親戚関係が本当に頭に入ってこなくて巻頭の家系図を見ながら読了。自分が美しくて男性の目を釘付けにすることに気が付いたマルゴの先行きが不穏だ。
読了日:10月20日 著者:萩尾 望都
王妃マルゴ 1 (愛蔵版コミックス)の感想
フランス国王アンリ2世の娘として生まれたマルゴ。とても愛らしい少女で兄のシャルルとアンリからは特に愛されていた。やがて彼女の父が不慮の事故で亡くなり長兄のフランソワが国王の座につくが、それも長くは続かず、シャルルが国王の座につくと後見として母親のカトリーヌが実験を握る。ノストラダムスの予言で3人のアンリが取り巻いていると告げられるマルゴ。登場人物が多くて家系図とにらめっこしながら読んだ。人間関係が複雑で難しい。さらにカトリックとプロテスタントも理解できなくてそこから調べなくてはならず頭が爆発しそうだった。
読了日:10月19日 著者:萩尾 望都
大造じいさんとガン (偕成社文庫3062)の感想
『リラの花咲くけものみち』の中に『大造じいさんとガン』の話が出てきました。恥ずかしながらこの話を主人公と一緒で知らなかったので今回読みました。椋鳩十さんの作品は小学生の頃図書館でよく読んだのですが、この本の話は初めてのものばかりでした。動物たちの生き生きとした姿、尊厳、人間との関わり方、全てにおいて心を揺さぶられました。
読了日:10月17日 著者:椋 鳩十
源氏物語 巻二 (講談社文庫)の感想
相変わらず光源氏の恋愛遍歴には辟易しました。やっぱり読むのに時間がかかりました。藤壺の宮への執着は異常としか思えない。藤壺の宮の苦悩を思うと気の毒でならない。そして大切に育てた紫の上についに手を出したのには、今の時代だったら犯罪だよと思わずにはいられない。昔読んだから大体の話の流れは知っているけれども、平安時代の男女の事には慣れない。男性が皆そうなのか?光源氏が特別色好みなのか?
読了日:10月15日 著者:瀬戸内 寂聴
動物の義足やさんの感想
犬の車いすを作っておられる方は以前テレビで見たことがあったけれども、義足を作っておられる方がいたなんて驚きでした。犬・猫だけじゃなく、ペンギン、合鴨、うさぎ、羊、イヌワシ、ポニーなど様々な動物たちの不自由な部分を補う優しくて素敵なお仕事でした。
読了日:10月13日 著者:沢田 俊子
闇に咲くの感想
死んだ姉が自分の中にいると、おいちたちを訪ねてきた小間物問屋の主、庄之助。彼からは血の臭いがした。人は恨みに凝り固まると狂気の中に取り込まれていくものなのか。お京も憐れだが庄之助も憐れだ。人の心は難しい。
読了日:10月04日 著者:あさの あつこ
桜舞うの感想
おいちと幼馴染みのおふねとお松の切ないお話。医者にも色々ある。おいちの父親の松庵のように庶民を診る医者もいれば、山賀貝弦のように大店やお金持ちを診る医者もいる。ただ医者の本分を忘れるようでは医者とは言えない。おいちの出生の秘密が分かった。伯母のおうたの病状も心配だ。今回は新吉が活躍。おいちへの思いが溢れている。
読了日:09月30日 著者:あさの あつこ
お道具怪談 (竹書房怪談文庫 HO 642)の感想
道具に何らかの霊がこもる事はあり得そう。特に人形には霊が宿りそうで私は苦手だ。この本に登場する道具にまつわる不思議な話は、初めはあまり怖いとは思わなかったが、読み進める内に、怖いというよりも気持ち悪いというものの方がが多くなった。不気味でそんな事には関わりたくないと思った。
読了日:09月28日 著者:加藤 一,神沼 三平太,つくね 乱蔵,内藤 駆,服部 義史,久田 樹生,橘 百花,雨宮 淳司,松本 エムザ,渡部 正和,高田 公太,しのはら 史絵,ねこや堂,松岡 真事,雨森 れに,ホームタウン,鬼志 仁,三雲 央
源氏物語 巻一 (講談社文庫)の感想
昔挫折した源氏物語を寂聴さんの約が読みやすいと聞き、読み始めたのですが、やっぱり退屈でウダウダと続く男性陣の女性の品定めや、光源氏の身勝手な振る舞いにイライラして、なかなか読み進める事が出来ませんでした。やっと読み終わったという感じです。でも今回は頑張って最後まで読もうと思います。若紫の章での、光源氏の幼い姫君への振る舞いはもはやロリコンのストーカーだと思えてしんどくなりました。これが平安時代に愛された名作なのですね。私には分かりません。
読了日:09月24日 著者:瀬戸内 寂聴
セグロアシナガバチの巣の24節気の感想
随分と古い本だけれども参考になるかと思い読みました。自宅に営巣したセグロアシナガバチの観察記録です。この本によるとメイガが寄生した巣にアシナガバチは魅かれるようです。そしてメイガが寄生した巣は大きいとの事。生まれた巣から離巣する個体と離巣せずそのままとどまって越冬する個体がいるとの事。営巣途中で結構落下して放棄される巣が多かった。我家のセグロアシナガバチたちはいったん離れていったものの、数匹が戻ってきている。巣は小さめでメイガの寄生は無し。このまま越冬するかもしれず、観察を続けることにする。
読了日:09月18日 著者:
リラの花咲くけものみちの感想
藤岡さんの作品は読みやすくて物語の世界にすっと入っていけました。母が亡くなり父が再婚した相手から虐待を受け、父は見て見ぬふり。引きこもりになっていた聡里を母方の祖母のチドリが救いだし、愛情を込めて育ててくれた。やがて獣医をめざして入学した北海道の大学で、同級生や先輩、獣医、農場の人たちから影響を受け逞しく成長していく過程がまぶしい。ショッキングな場面もあるけれども、それが現実なのだと思う。残雪との出会いの場面では、おそらくこの先深くかかわってくる相手だろうと思った。良いお話でした。
読了日:09月13日 著者:藤岡 陽子
草刈りをするハチ: アシナガバチの生活の感想
著者の物干し場に落ちていたアシナガバチの巣を、庭の木に移し、観察された記録。写真付きでとても見やすいです。この夏観察してきたアシナガバチと重なるところが多々あり、興味深く読みました。我家のアシナガバチの女王は賢かったのだと思いました。風雨を防げて外敵からも守られる、絶好の場所に巣をかけたから。その女王も既に亡く、今は新しいメスバチとオスバチが巣についてじっとしている状態です。やがて巣がカラになるのだと思うとちょっと寂しいです。
読了日:09月07日 著者:須田 貢正
ガールズ・ストーリーの感想
町医者の娘のおいちはこれから来る患者の姿が見えたり、夢で死者と話したりできる特殊な力を持っている。その力を使って人を助けたいと願っている。早くに母を亡くし、父娘二人きり。でも母の姉(伯母)が色々と世話を焼きに来る。そんな伯母が持ち込んだ縁談に絡んだ心霊ミステリー。おいちの父親にもおいちの出生にも秘密があるようだ。読みやすかったので引き続き読んでいこうと思う。
読了日:09月05日 著者:あさの あつこ
黄泉とき 怪談社禁忌録 (竹書房怪談文庫 HO 626)の感想
あまり怖さは感じず。印象に残ったのは子供の話で『銀行強盗犯』福祉がしっかりしていれば子供は店を襲わずに済み、母親も助かったかもしれないのにと、怪談とは関係ないところで胸が痛んだ。あとは『秘密の交換日記』D君が哀れだ。読み解きはあまり出来ていないように思った。やっぱり理屈で説明できない事は世の中にあるのだと思う。
読了日:09月03日 著者:伊計 翼
これは経費で落ちません! 11 ~経理部の森若さん~ (集英社オレンジ文庫)の感想
結婚するとなると色々決めなければならないことが多い沙名子と太陽。各々の実家へ挨拶に行ったり、太陽の友人に引き会わされたり。披露宴の有無、新婚旅行、苗字の選択、結婚後の働き方、家事の分担、etc. 営業畑の太陽は沙名子の家族とも難なく打ち解ける。太陽の友人たちのサプライズに固まってしまい、六花に連れられて逃げ出すことが出来たけれども、もしかしたら自分の方がポンコツなのかもしれないと沙名子は悩む。そして会社への報告。正念場を迎えることに。続きがとても気になる。
読了日:08月30日 著者:青木 祐子
七丁目まで空が象色 (文春文庫 に 19-5)の感想
シリーズ5作目。マレーバクを迎えることになった為、山西市動物園に飼育方法等を学ぶために行った桃本たち。そこで従弟の誠一郎と出会う。懐かしい対面を喜んでいたところ、中国から来た象が脱走し園外に出てしまった。象に絡んだミステリーだけれども、毎回よくもまあ事件に巻き込まれるものですね。今回の事件は解決したもののなんだかしっくりしませんでした。わざわざ絶滅してしまったマンモスなどの動物を復活させる必要はあるのだろうか?巻き込まれた動物が可哀想でならない。
読了日:08月27日 著者:似鳥 鶏
クモの巣ハンドブックの感想
見たことのある巣はコガネグモとジョロウグモくらいで、後は知らないものが多かった。クモの巣にもいろんな形状があるのだと初めて知った。
読了日:08月25日 著者:馬場友希,鈴木佑弥,谷川明男
きのう何食べた?(20) (モーニングKC)の感想
ジルベールも彼なりに悩みがあるのですね。母親は割と柔軟に対応できるかも。父親は難しいかもしれませんね。シロさんのお父さん、言うべきことはハッキリ仰る。確かに謝って自分の気持ちをスッキリさせるために呼びつけるのもなんだかなあと思う。佳代子さんのさつまいものバター醤油煮、いいかも。夫はサツマイモの甘煮が苦手なのでこれならば食べられるかもしれないと思った。シロさんのお隣さん、対抗意識を燃やして料理されるのも、日常に張り合いが出来て良かったかもしれないですね。
読了日:08月25日 著者:よしなが ふみ
モモンガの件はおまかせを (文春文庫 に 19-4)の感想
シリーズ4作目。相変わらず事件に巻き込まれる楓ヶ丘動物園に勤務する面々。散歩している犬の様子で察知するなんて凄いです。そして悪質なペットショップ、ブリーダー、引き取り業者。一度動物を飼ったなら最後までちゃんと面倒をみること。動物たちに罪はない。悪いのは全て人間。危険動物を個人でペットとして飼うのならば最後までしっかり面倒をみてほしい。蛇類は脱走したら本当に周辺住民が困る。日本でも店頭での生体販売を早くやめてほしい。
読了日:08月20日 著者:似鳥 鶏
にっぽんスズメしぐさの感想
以前住んでいたビルのバルコニーで足の悪いスズメと交流していた時の事を懐かしく思い出しました。あの子のおかげでスズメを観察することが出来たので、この本の写真に見覚えのある物が多かったです。厳しい自然の中で、人家の傍で暮らすスズメ。愛しい存在です。
読了日:08月17日 著者:中野さとる
やっと きみを みつけたよの感想
文はない。絵だけ。捨て犬と女性が少しずつ距離を縮めていく。嵐が来て犬を心配した女性は探しに行くが、見つけられずに戻ってくる。見つけてあげてとドキドキした。最後はほっこり。良かったです。
読了日:08月17日 著者:グオ・ジン
迷いアルパカ拾いました (文春文庫 に 19-3)の感想
シリーズ3作目。ある日、桃本は同僚の七森さんがアルパカを見つけて二人で捕獲した。このアルパカはいったいどこから来たのか?七森さんの友達の花里さんが行方不明になり、その捜索をしている段階で、だんだん怪しげな人々が登場し、桃本も同僚たちも見えない敵に脅される。花里さんが勤めていた今福動物プロダクション。最初から変だったのでたぶんそういうことだろうというのは分かる。しかし動物を虐待する人間は許せない。絶対に。
読了日:08月12日 著者:似鳥 鶏
ダチョウは軽車両に該当します (文春文庫 に 19-2)の感想
シリーズ2作目。楓ヶ丘動物園の飼育員の桃本は、マラソンに同僚が出るので応援に行ったところ、なんとマラソンコースを疾走してきたダチョウとでくわす。同僚の七森さん、獣医の鴇先生、服部君たちと協力してダチョウをなんとか捕獲する。この事件の後、桃本たちは命の危険にさらされる事になる。いったいなぜ?真相にちょっとイラッとした。そんなことのためにダチョウや他の鳥たちを巻き添えにし、人の命まで奪うなんて。私はどうしても人間よりも動物の方に気持ちを持っていかれるので、今作でも鳥たちが可哀想で仕方がなかった。
読了日:08月08日 著者:似鳥 鶏
あしなが蜂と暮らした夏 (単行本)の感想
読み友さんに教えて頂いた本。セグロアシナガバチの観察記かと思っていたら、巣を自宅に持って帰って幼虫を育てるなんて驚きです。恐くないの?と思いました。新幹線の中でのアクシデントには目が点になりました。著者の観察力と行動力は凄いです。アシナガバチへの愛に溢れた作品でした。
読了日:08月06日 著者:甲斐 信枝
美しい鳥 ヘンテコな鳥 (サクラムック)の感想
美しい鳥、ヘンテコな鳥とあるけれども、どの子も美しくて可愛らしかった。そして著者の解説がユーモアがあって面白かった。
読了日:08月06日 著者:川上 和人
アンと幸福の感想
今回も盛り沢山の内容でした。ちょっと身近な謎とお美味しそうな和菓子。たまりません。そして私にとっては懐かしく祖母を思い出すカライモ。鹿児島の祖母はよくカライモやカライモ飴を送ってくれました。さらに和歌山の黒潮温泉、白浜のアドベンチャーワールド。どれも懐かしい場所。橘本神社だけは知りませんでした。行ってみたいです。はれて正社員になったアンちゃんのこれからのさらなる成長が楽しみです。次巻を期待したいです。
読了日:08月06日 著者:坂木司
ハコネコの感想
「誰だって、ひとりになれる場所が必要だよね」はい、その通り!箱やカゴや袋の中から除く顔や態度が可愛すぎて悶絶しそうです。昔うちにあったのと同じ洗濯物カゴに入っている姿にもう懐かしいやら可愛らしいやら、楽しく読了。
読了日:08月05日 著者:荒川 千尋
猫の日本史: みんな猫が好きだった (出版芸術ライブラリー, 17)の感想
とにかく猫、ネコ、ねこ、(=^ェ^=)づくしの本でした。猫は永く飼うものではない。永く生きると化けるとか、魔女狩りで弾圧されたり、神と崇めたり、外交に使ったりと、人間の都合で目まぐるしく存在を変えられてきた。猫は猫なだけなのに。人間って勝手だ。猫は魅力的。
読了日:08月02日 著者:渋谷 申博
ねことじいちゃん(9) (MF comic essay)の感想
安定の面白さとほのぼのさ。子猫たちがパワーアップしているのは絶対タマのせいよね。巌さん、そりゃあロボット手術で万が一の事ばかり説明されたら不安になるよね。餅をのどに詰まらせたときの講習、為になった。まさかタマが大吉さんで実践するとは。。。
読了日:07月27日 著者:ねこまき(ミューズワーク)
午後からはワニ日和 (文春文庫 に 19-1)の感想
動物園を舞台にしたミステリー。怪盗ソロモンを名乗る人物にイリエワニを筆頭に、ミニブタ、インドクジャクが盗まれた。飼育員の桃本は否応なしに事件に巻き込まれていく。癖のある同僚ばかりで、振り回され勝ちな桃本。ラスト、犯人が本当に意図するところは私にも想像がついた。人間のエゴに巻き込まれたイリエワニのルディ、ミニブタのアイとハナが憐れだ。
読了日:07月25日 著者:似鳥 鶏
臨床の砦の感想
砦とはよくいったものです。あの頃新型コロナがまだ未知のウイルスだった頃、感染者を受け入れて手探りで治療に当たってくれていた地方の病院がどんな状態だったかがよく分かった。なのに最前線で命を懸けて治療してくれている人たちへの風当たりがきつかったこと、覚えています。差別したり虐めたり。自分がコロナに感染したときに治療に当たってくれるだろう人たちに、よくもそんな仕打ちが出来るものだと当時は憤っていました。今第11波が来ている中、改めて気を引き閉めなくてはと思いました。
読了日:07月22日 著者:夏川 草介
椿ノ恋文の感想
QPちゃんも成長し、鳩子とミツローさんとの間には女の子と男の子が誕生し、五人家族になっていた。バーバラ婦人がかつて住んでいたお隣の今の住人と上手く付き合えていない中、QPちゃんの反抗的な態度に困惑しながらも代書家業を再開し早速個性的なお客様や事情を抱えたお客様が訪れてくる。驚いたのが先代のラブレター。相手の方の甥と共にラブレターの供養をする為に伊豆大島へ。結果的にはQPちゃんとの誤解も溶け、お隣さんとも打ち解けられて良かった。
読了日:07月19日 著者:小川 糸
自然を再生させたイエローストーンのオオカミたちの感想
かつてイエローストーンにはオオカミがいた。人間がオオカミの毛皮目的などで乱獲し、姿を消した。その後イエローストーンは荒廃した。オオカミをイエローストーンに放つ計画が実行された。カナダから連れてこられた14匹のオオカミたち。彼らのおかげでイエローストーンの自然は見事に蘇った。それにしても14匹のオオカミたちの顛末が各々記載されてあったのだけれども切なくなった。いつの世も生態系を壊すのは人間。人間は何のために地球に存在しているのだろう?
読了日:07月15日 著者:キャサリン・バー
約束の猫 (立東舎)の感想
とても優しい猫にまつわるお話が4編。『七日間のスノウ』スノウが天に召されてしまって悲しかったけれども、家族の絆はしっかり感じられて良かった。『五千年ぶんの夜』五千年もの永い間、ずっと猫は人間に寄り添ってくれているのだ。『春の約束』死んでしまった子猫にした約束。『約束の猫』額に星のある猫とお父さんとの約束。どのお話も猫愛に溢れていて良かったです。
読了日:07月14日 著者:村山 早紀,げみ
むかし 日本狼がいた (日本傑作絵本シリーズ)の感想
日本狼は子供の頃から憧れ、ロマンでした。このお話のように昔の日本には確かにいたのですよね。生態系を壊すのはいつの世も人間ですね。
読了日:07月12日 著者:菊池 日出夫
水族館ガール9 (実業之日本社文庫)の感想
シリーズ最終巻。アクアパークの存続をかけたプレゼン。梶と由香と修太はやり切りました。大規模企業体が美しくプレゼンを飾ってもそこには水族への愛はない。これだけの開発を手掛けたのだという実績だけがほしいのだと思う。アクアパークの前途は多難だけれども、由香たち水族を愛する従業員たちがいる限り、心配することはないでしょう。『アクアリウムにようこそ』の単行本を読んだ時は、由香の妄想が酷くて続きはもういいかなと思っていたが、読み切って良かった。水族や水族館の事を知る事が出来て良かった。
読了日:07月10日 著者:木宮 条太郎
ひとりぼっちのオオカミの感想
オオカミと人間との出会い。オオカミが“犬”へと進化して人間との付き合いが始まった瞬間。確かに人間の子供とオオカミの子が出会って仲良くなっても不思議ではない。穏やかな性格のオオカミの子がいたかもしれない。優しいお話。
読了日:07月07日 著者:ケイティ・スリヴェンスキー
はじめまして、ママの感想
赤ちゃんがママに出会うまでのお話。赤ちゃんがママを選んできてくれるのかな?
読了日:07月07日 著者:マチュー・ラヴォワ
水族館ガール8 (実業之日本社文庫)の感想
自然保護。難しいですよね。カワバタモロコの新種を修太さんの娘で小学生のミユちゃんが発見した。山の中の誰にも知られていなかった古池で。メディアが大々的に報道し古池までの道も整えられた。結果は-。善意ほど厄介なものはない。いや、善意と言うより無知だ。勝手な思い込みで行動することが重大な結果を招くことがある。無知は罪だ。知る努力を忘れてはいけないと思う。梶の父親と内海館長の会話に胸を打たれた。イルカの赤ちゃんの離乳トレーニングは面白かった。アクアパークに降りかかった難題。梶と修太と由香、頑張れ。
読了日:07月04日 著者:木宮 条太郎
水族館ガール7 (実業之日本社文庫)の感想
イルカのルンの出産、そしてルンが病気になり、由香は赤ちゃんイルカの人工哺育をすることに。ここでもニッコリーが大活躍。後半はアクアパークのある湾岸でイルカビーチトライアルをすることになり奮闘することに。海洋プールって四国で息子がイルカと泳ぐ経験をしたから知っているけれども、イルカは逃げ出さないのか不思議だった。何か仕掛けがあるのだと思っていた。本書ではニッコリーが外洋に飛び出してしまい行方不明に。ヒヤヒヤしたけれども結果は良かった。ニッコリーは賢くて可愛い。
読了日:07月02日 著者:木宮 条太郎
おじさまと猫(13) (ガンガンコミックスpixiv)の感想
小林さんと奥さんのミヨちゃんの話が良かった。森山君のバンドメンバー探しがしっくりしない。人が良すぎるよね。人に流されやすい伊吹は又人に流されたら裏切るかもしれない。マリンは太りすぎ。早死にしちゃうよ。可愛がるのはいいけれども度を越してはダメですよね。肝心の冬樹の舞台復帰はいつになるのか。ちょっとお話の進み具合が遅くて中だるみ気味。
読了日:06月30日 著者:桜井海
水族館ガール6 (実業之日本社文庫)の感想
今回はアシカの生態とイルカの出産。アシカのコミカルな芸しか知らず、ちょっと反省。アシカの生態は興味深かったです。イルカのルンの妊娠と出産。何度か映像でイルカの出産は見たことがあるけれども尾びれから出てきて、するっと一気に体が出てきて、呼吸のために水面を目指すぎこちない泳ぎが印象的。しかしアクアパークは前代未聞な計画を打ち立てる。水族館の基準作りプロジェクトとイルカの出産ライブプロジェクト。特に出産は何が起きるか分からない。由香たちは準備に追われる。そしてー。
読了日:06月27日 著者:木宮 条太郎
イライラしなくなるちょっとした習慣~60万人の怒りをしずめてきたアンガーマネジメントのテクニックの感想
自分が成長したことを実感できました。パワハラを受けていた頃はイライラしていたと思います。でも今はイライラすることが無くなりました。本書を読んで、そんなことではイライラしないと思う事例ばかりでした。信号や電車に駆け込みはせず次を待つし、食材は安いところで調達してあるのでコンビニで無駄遣いはしません。テレビも必要最低限しか見ないし、人間関係でも自分には関係ないしと受け流すことが増えたし、『今目の前の事』に一生懸命努力する事で先々の為に備えているし、いいことばかりです。
読了日:06月23日 著者:安藤俊介
水族館ガール5 (実業之日本社文庫)の感想
今回はウミガメのお話。関西に住んでいるので、徳島でのウミガメについての活動はだいたい知っていましたが、それでも知らない事の方が多くて、勉強になりました。本当に人間は他の動物たちに迷惑をかけてばかりですね。しかし子亀のきをつけの姿勢には驚きました。そんな姿勢で大海を漂っているのでしょうか?ウミガメの生態には謎が多すぎです。どうか、絶滅だけは避けられますように。由香と梶の恋愛要素は少なめの方がいいです。申し訳ないけど。
読了日:06月22日 著者:木宮 条太郎
うちの子が、なぜ: 女子高生コンクリート詰め殺人事件の感想
女子高生コンクリート詰め殺人事件。当時センセーショナルに報じられていた事は覚えている。うちの子がなぜ!とは加害者側の親の気持ちのことだった。本書を読んだ限り、加害者の親は最悪だ。息子とちゃんと向き合っていなかった。息子たちは息子たちで、稚拙で野蛮で我儘で刹那的で自己中心的でこれ又最悪だ。被害者が浮かばれない。彼らの裁判での受け答えは、どうも要領を得ない。全然伝わってこない。全くどこかの異星人のようにしか感じられない。反省しいているように思えない。つかみどころがない。なんとも後味が悪かった。
読了日:06月17日 著者:佐瀬 稔
泣き終わったらごはんにしよう (小学館文庫 た 38-1)の感想
少女漫画の雑誌の編集者である温人。とても穏やかな性格で料理上手。その料理で恋人のたんぽぽさんや姉妹や友人や漫画家や同僚の心を癒していく。穏やかなお話でした。でも身近に起こりうる事柄が多く、馴染みやすくて良かったです。
読了日:06月14日 著者:武内 昌美
一線の湖の感想
『線は、僕を描く』の続編。大学3年生になった霜介は斎藤の抜けた穴を埋めるべく、西濱と湖山会の為奮闘しつつ、自身の進路に悩んでいた。揮毫会での失敗。その後の小学校での水墨画の指導が広く全国の教育者に知られてしまい、大学祭で行うことになり、ますます忙しくなり疲れが溜まっていく。そしてー。右手の感覚を失い水墨画を描けなくなった霜介に湖山先生は山荘で休むことを提案する。師弟の絆を強く感じられ、ラストの湖山先生の引退式は圧巻だった。小学校でのふれあいは霜介にとっては良かった事だと思えた。彼の未来に幸あれ。
読了日:06月13日 著者:砥上 裕將
水族館ガール4 (実業之日本社文庫)の感想
ラッコとペンギンについて。大阪の海遊館にも昔はラッコがいたけれども今はいない。絶滅危惧種にしてしてしまったのも人間だ。関西では鳥羽水族館にラッコがいるけれどもそれもいつまで見られるかは分からない。寂しい。反対にペンギンはどんどん増える、らしい。本書に登場する白モモは不憫だった。彼女の件については吉崎姉さんの判断ミスだと思う。白モモに感情移入してしまったのかもしれない。難しいね。イルカのニッコリーとホコの再会プロジェクト。興味深かった。ただ、実際には会わせてもらえない2頭が不憫だ。
読了日:06月10日 著者:木宮 条太郎
そこにいるのにの感想
久しぶりにゾッとしました。恐ろしい話ばかりで、もしも自分がその立場になったら絶望するだろうと思えて本当に怖かったです。ただひとつ、『帰り道の子供』だけは気持ちが温かくなりました。私も主人公のように疲れた様子の人に声かけができる人間になりたい。
読了日:06月06日 著者:似鳥 鶏
塩の街 ~自衛隊三部作シリーズ~ 5 (花とゆめコミックス)の感想
ノブオが嫉妬のあまり真奈を勝手に連れ出すという暴挙に。でも真奈が必死に秋庭の事を話すうちに、秋庭が真奈を探しに現れる。ノブオにとっては苦い初恋の経験。でもノブオなりに立ち直って旅立っていった。そして真奈が心配するほどもなく、秋庭はしっかり真奈の事を深く大切に思っている。その他は野坂夫婦の馴れ初めあり、入江が父親を人体実験で亡くした少女に拉致されるという話あり。続きが気になる。
読了日:06月05日 著者:弓 きいろ
丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。14 (角川文庫)の感想
見えない敵である占い師の高い霊能力は仁明の力を使っている為。仁明は瀕死の状態で占い師に利用される事になったのだと分かってきた。澪たちは占い師の拠点や仁明の体が匿われている場所を探し始める。そんな中高木だけが第六の皆に隠れて何やら動いている事が分かる。東海林の力も借りて仁明の体と魂を取り戻し、全てを終わらせる為に動く澪たち。果たしてー。番外編は高橋達治と仁明兄弟の幼い頃の話。仁明の心が歪んでいったのは長兄や次兄のせいもあったのでは?と思ってしまった。
読了日:06月03日 著者:竹村優希
ねこの証明 (講談社文庫 も 1-100)の感想
森村誠一さんが猫好きとは知りませんでした。猫の写真と俳句、猫のエッセイと小説が3篇。エッセイは猫への愛情が溢れており、当時の世情も絡めて苦言を呈していらっしゃる。猫を大切にすれば世の中は平和になるということが繰返し書かれてあり苦笑してしまった。そうだったらいいのになあ。小説の方は猫が酷い目に遭うのでちょっと辛かった。
読了日:05月30日 著者:森村 誠一
水族館ガール3 (実業之日本社文庫)の感想
由香と梶の恋愛模様は横に置いておくとして、水族館の抱える様々な問題がよく分かった。飼育の難しい生き物たち、地味で見向きしてもらえない生き物たち。可愛いと保護されるけれども可愛くないと保護されず滅んでいく。人間の勝手にすぎない。本当に人間が地球上で一番身勝手な生き物だと思った。
読了日:05月28日 著者:木宮 条太郎
水族館ガール2 (実業之日本社ジュニア文庫)の感想
大阪の水族館へ出向した梶。慣れない土地で、慣れない人間関係の中、奮闘する。残った由香は新人のヒョロとイルカライブのトレーニングを開始するが上手くいかない。その失敗する姿をあえてイルカライブで見せて観客を魅了することに成功する。そんな時に傷を負った野生の子イルカを保護することに。そこでニッコリーが思わぬ行動にでる。梶と由香、水族館のみんなの努力により、イルカと人間の不思議なライブが行われた。前代未聞のライブのラストに、人間のあずかり知らぬ事が起こりー。ドタバタはありますが読んでいて楽しかったです。
読了日:05月23日 著者:木宮 条太郎
水族館ガール (実業之日本社ジュニア文庫)の感想
以前に単行本で読了しているが続きが文庫本で出ているので最初から読み直そうと図書館で借りたのですが、間違ってジュニア本を借りてしまいました。なので文章は簡単で読みやすかったです。C1の亡くなるシーンは最初に読んだときと同じでやっぱり辛かったです。イルカは哺乳類なのだと改めて思いました。
読了日:05月16日 著者:木宮 条太郎
想い出すのは 藍千堂菓子噺 (文春文庫 た 98-4)の感想
百瀬屋の主の療養のために妻も付き添うという。店にはお糸がひとりになってしまう。そこに新たに双子の兄妹が仕えることになった。そうか、昔は双子は嫌われていたのか。迷信って本当につまらないものだ。そして藍千堂には、なぜかどんな菓子でも作ってくれると聞いたと、変わった菓子の依頼が相次ぐ。同心の岡の調べでそのからくりは判明するものの、全く迷惑な話だ。でも藍千堂の菓子はこれからも人々の心に寄り添い続けることだろう。
読了日:05月12日 著者:田牧 大和
砂上のファンファーレの感想
読み進めるうちにどんどん引き込まれていきました。母の物忘れの酷さに端を発し、バラバラだった父と息子たちが各々の現実と向き合い、行動していく姿が良かったです。家族の再生物語でした。死ぬ時に幸せだったと思える人生って最高だと思います。
読了日:05月09日 著者:早見 和真
丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。13 (角川文庫)の感想
沙良と津久井を救うため、占い師がやった残酷な仕業の後始末をすることになった第六のメンバーと目黒氏と東海林氏。まさかここへきて霊感ゼロの晃が役に立つとは!仁明が関わっている事は分かったけれども、結局占い師の正体は分からず終い。まだまだ不穏な先行きが予想される。もう一遍は玲奈と一哉との出会いと、一哉の死を知って打ちのめされてしまった現在の玲奈の様子。でも次郎からの依頼(本編に関わる)で又その能力を取り戻して良かった。玲奈はやっぱり強気でいてくれなくては。
読了日:05月08日 著者:竹村優希
さがしもの (新潮文庫)の感想
読み始めてしまった!と思った。私の好みと合わなかったのだ。なので読み進めるのに思惑時間がかかってしまった。唯一興味を持てたのは『ミツザワ書店』と表題作『さがしもの』だった。作者の角田さんがあとがきエッセイで書かれている。「つまらない」と決めつけては本に対して失礼である。なのでいつか読み返すことがあれば又違う感想になるかもしれない。
読了日:05月05日 著者:角田 光代
ひかりをすくうの感想
淡々と読みました。主人公の智子がパニック障害を発症し、仕事を止めて同居人(恋人?)の哲ちゃんと田舎暮らしを始める。主夫だった哲ちゃん。二人とも無職だ。一度、人生において中休みをしてみるのも悪くはないかな。ただ、どこかで生きるための再スタートは必要な気がする。感動はなかった。本当に淡々と読んだだけ。
読了日:05月01日 著者:橋本 紡
猫を処方いたします。 (PHP文芸文庫)の感想
面白かったです。途中でなんとなく事情が分かってきましたが、ブリーダーの話は辛かったです。それって虐待よね、と。ニケ先生と千歳のコンビはこの後も続くようなので、『猫』を処方し続けて人間たちを救ってあげてくださいね。
読了日:04月29日 著者:石田 祥
あなたのためなら 藍千堂菓子噺の感想
藍千堂の兄弟を追い出した叔父が営む菓子司百瀬屋の総領娘のお糸。この巻は彼女が主に中心だった。彼女が巻き込まれた騒動は父親が巻いた種のせいだった。しかしお糸は立派だった。気丈に振る舞った。従兄弟の晴太郎や幸次郎の申し出を断って店を立て直す決心をした彼女の前途は多難だ。でも応援したい。
読了日:04月26日 著者:田牧 大和
晴れの日には 藍千堂菓子噺の感想
藍千堂という菓子司を営む晴太郎・幸次郎兄弟と職人の茂市。今回は松沢家の節句の菓子を作りに行ったことで、晴太郎が沙菜という女性と娘のさちと出会ったことから事は始まる。菓子以外には興味のなかった晴太郎が恋をした。しかしその相手は訳りだった。兄弟、面倒を見てくれている伊勢屋総左衛門、同心の岡、医師の久利庵他周囲の皆の力添えがあって無事に解決して良かった。
読了日:04月24日 著者:田牧 大和
いちばん長い夜にの感想
芭子は綾香の息子の消息を調べるために仙台へ。日帰りのつもりがその日は東日本大震災の日だった!大変な経験をし、命の儚さを知った中で、芭子も綾香も自分のことを受け入れてくれる人と出逢う。良かった。1巻の時からモヤモヤしていた気持ちがスッキリした。綾香が夫の命を奪う事はなかったのだ。逃げれば良かったのだと気づいてくれたから。例えどんな人間だろうとその命は1つしかない大切なもの。奪う権利はないと思うから。ふたりは今後は地に足の付いた生き方をしていくことだろう。
読了日:04月17日 著者:乃南 アサ
すれ違う背中をの感想
刑務所で覚えた裁縫の技術で犬の服を作ることに生き甲斐を感じ始めた芭子。パン作りに頑張っている綾香。ふたりとも未来が明るくなってきて良かった。おまけに芭子はセキセイインコを飼いはじめて、そりゃあ可愛いし癒されるよねとウキウキ。ところがどっこい、トラブルの予感が。回避できたものの、これからさきも用心深く生き続けないといけないのかと思うと気の毒。
読了日:04月14日 著者:乃南 アサ
木曜日にはココアをの感想
登場人物が少しずつ関わりがある、連作短編。あるカフェに木曜日にココアを飲みに訪れる女性に好意を抱くカフェの店長の男性。そこから始まる物語が12編。どれも“色”が出てくる。カフェのオーナーが不思議な人で、もっと彼のことを知りたかったかも。何気なくしている行為が誰かを救っているかもしれないと思わせてくれる優しいお話の数々。世の中に一つも無駄なことはないと思わせてもくれる。誰かの役に立てているかもしれないと思うことは生きる力になる。
読了日:04月08日 著者:青山 美智子
ふしぎ荘で夕食を ~思い出のオムライスをもう一度~ (メディアワークス文庫)の感想
前作と同じでほっこりできるお話でした。全話に暖かい雰囲気があり、安心して読めました。お互いのことを思うから悩んでしまう。夏乃子と深山荘の面々がこれからもお互いを思いやって過ごしていく限り、きっと悪いようにはならないと思えました。
読了日:04月05日 著者:村谷 由香里
ひとつむぎの手の感想
とても無器用で真面目な心臓外科医の平良。一流の心臓外科医になるために手術経験を豊富に積める病院への出向を希望しているが、教授の甥で優秀な針谷も同じ出向先を希望していた。人員不足の心臓外科へ研修医を入局させれば希望に添えるようにする等と言われて頑張るが最初は空回りばかり。でも次第に平良の人柄や患者に対する真摯な態度と医療技術に研修医たちも心を開いていく。ラストの平良の決断には拍手を送りたい。彼ならば新天地で地域住民に信頼されるお医者さんになるに違いない。
読了日:04月02日 著者:知念 実希人
いつか陽のあたる場所での感想
罪を犯し服役した経験のある芭子と綾香。芭子は祖母が残した家に住みながらアルバイトの日々。綾香はパン製造のアルバイトをしている。二人は時々一緒に食事をとりながら前を向いて生きていこうとしている。けれども警官にドキリとし、近所にバレないかとヒヤヒヤしながら暮らしている。やってしまったことは悪い事だ。でも二人ともやりようがあっただろうにと思ってしまった。それしかないと思い込んでしまう事の恐ろしさ。視野が狭まってしまう事の愚かさ。反面教師だと思った。続きがあるようなので読んでいこうと思う。
読了日:03月30日 著者:乃南 アサ
か「」く「」し「」ご「」と「の感想
人の気持ちや感情が記号などに変換されて見ることが出来るという、隠された能力を持つ5人の少年少女。彼らの高校生活と各々の交錯する思い。不思議な力を持っていても、それを使って皆の気持ちを楽にさせたいと思っても、上手くはいかない歯痒さ。結局その力って、持っていても持っていなくても皆は繋がったのではないのかな?と思ってしまった。だって彼らはとても優しいから。
読了日:03月27日 著者:住野 よる
ふしぎ荘で夕食を ~幽霊、ときどき、カレーライス~ (メディアワークス文庫)の感想
とても読みやすくてほっこりするお話でした。夏乃子さんの生い立ちには胸が痛むけれども、今は深山荘の皆と楽しく過ごしているので、未来は明るいです。深山荘の住人たちも個性豊かで素敵な面々でした。
読了日:03月22日 著者:村谷 由香里
永遠のガンダム語録 (PHP文庫 れ 2-1)の感想
リアルタイムで見ていた『機動戦士ガンダム』当時は衝撃を受けた。戦争を、人間をリアルに描いた作品だと思った。セリフも驚くものが多くて記憶に残っている。「戦争という破壊の中でただひとつものを創っていくことができるから」というマチルダのセリフ。このあとの特攻のような最後を知っているから余計に心に残った。そのほかのガンダムシリーズは知らない。でも納得のいくセリフが多かった。今も人類は無意味な戦争をし続けている。
読了日:03月20日 著者:
解決したがる男 共感がほしい女の感想
題名はなんとなく分かるような気がします。単純に自分自身と夫を見て思ったのですが。ナルホドと思う事もあれば、まあそういうこともあるかもしれないと思う感じでした。筆者も「おわりに」で書かれていますが、同じ人間なのだから共通点の方が圧倒的に多いのだと思います。ただ、男性と女性とで反応が違う点を抜き出して示してくださっただけだと思います。そのうえで上手く付き合っていけたらいいなあと思います。
読了日:03月17日 著者:内藤 誼人
(P[み]4-1)晴れた日は図書館へいこう (ポプラ文庫ピュアフル)の感想
図書館を舞台にしたちょっとした謎解き。本を大切にしない人がいることは残念だ。返却ボックスにイタズラされたという話は聞いたことがある。酷いことをするものだ。でも全体的にはほっこりすることができた。
読了日:03月14日 著者:緑川 聖司
西域の貌―SILK ROADの感想
かなり大型の写真本でした。でもその分見やすかったです。自分の生き方、暮らしに満足している方々の貌は健やかで穏やかでした。子供たちは将来を見据えて頑張っていました。競馬が出てきた時は心がトキメキました。裸馬に乗って競う若者たち。馬を連れて競馬を見つめる少年の横顔は凛々しかったです。シルクロードで日本と繋がる大陸。そこで暮らす人々。良かったです。
読了日:03月07日 著者:長倉 洋海
愛唄 ——約束のナクヒト—— (朝日文庫)の感想
映画も観たので各々の俳優さんを重ねながら読了。命の期限を知った透が龍也と出会い、凪と出会い、精一杯生きていく姿が眩しく切ない。誰かのために一生懸命になる若者の姿が印象的です。三人の思いの結晶である『愛唄』はずっと人々の心の中に生き続けるに違いない。龍也は本当に良い人だと思う。彼も又透と同じように命の期限を越えて生き続けている限り、透と凪と過ごした日々を糧に前を向き続けることだろう。いつか天国でふたりに逢う日まで。
読了日:03月07日 著者:小林雄次
昨日の海はの感想
祖父母の心中事件を、東京から四国の田舎へ戻ってきた伯母が調べ始める。高校生の光介はさして興味のなかった祖父母の事を次第に真剣に調べ始める。真実は胸に痛いものだったけれども、それに辿り着いた光介は大人になったと思う。
読了日:03月05日 著者:近藤 史恵
きのう何食べた?(19) (モーニングKC)の感想
曲げわっぱのお弁当箱、いいですね。しかも二人でお揃い。ケンジの海苔弁当も美味しそうでした。シロさんへの愛で溢れていますね。ミートソースにアサリを入れるとは驚きでした!そしてシロさんからはエプロンのプレゼント。こちらもお揃い。もうラブラブすぎます(笑)
読了日:03月02日 著者:よしなが ふみ
きのうのオレンジの感想
久しぶりに泣いてしまいました。若くして癌になってしまった遼賀。病院で看護師になっていた、高校の同級生の矢田泉と再会する。弟の恭平や職場の部下の高那、母や祖母との過去等が絡み、話が展開していく。各々の思いや優しさが胸を打つ。何よりも遼賀本人がとても優しい。優しすぎて、何故病魔に襲われて苦しまなくてはならないのかが辛くて泣いてしまった。
読了日:03月01日 著者:藤岡 陽子
猫のお告げは樹の下での感想
神社を訪れた悩める人々に、お尻に星のマークの付いたミクジと呼ばれる猫が、タラヨウの葉を授ける、不思議なお話。葉っぱに書かれたお告げは本人にしか見えない。しかもそのお告げの意味もなかなか気付くには難しい言葉ばかり。でもその人にピッタリの言葉だと後で分かる。こんな猫がいたら私もお告げを受けとりたいなあ。ミクジにはなかなか会えないらしいが。ミクジは何処へ帰っていったのだろうか?それとも次の場所へ向かったのだろうか?
読了日:02月29日 著者:青山 美智子
([お]7-5)空ちゃんの幸せな食卓 (ポプラ文庫 日本文学)の感想
『空ちゃんの食卓』『ゆく年くる年』『僕らのパレード』の3編。少し独特な家族の形態と生きづらさを感じている人が前を向いていく感じ?独特な世界観だった。
読了日:02月23日 著者:大沼紀子
天国までの49日間 (スターツ出版文庫)の感想
亡くなると人はこの世に49日間留まって、あの世へ行く準備をする、ということは聞いたことがある。そんな事を元にしたお話なのかな?と思った。自殺した14歳の安音が霊感のある同級生榊と共に49日の間に、この世に未練を残し悪霊となった少女の気持ちを鎮めるのといじめを無くすために奮闘する。久しぶりに心が震えました。いじめが無くなることはないのかもしれない。でも無くすために努力は出来る。そして自ら命を絶つことのないように、支えることの出来る社会になってほしい。
読了日:02月20日 著者:櫻井千姫
アンガーマネジメント入門 (朝日文庫)の感想
私の怒りのトリガーは幼少期の辛い体験がトラウマになっていることだ。昔から幾度も思い返して自分の怒りの原因は分かっていた。この本を読んでさらに理解できた。最近は怒ることは減ったけれども、感情が高ぶることがまだあり、その対処方法を学ぶ必要があると思った。
読了日:02月16日 著者:安藤俊介
ポーの一族 青のパンドラ (1) (フラワーコミックススペシャル)の感想
大老ポーのまさかの昔語り。老ハンナとの出会いも。新鮮でした。エドガーが渇望したアランの復活。しかしこの先不穏な雰囲気が。
読了日:02月11日 著者:萩尾 望都
みつばの郵便屋さん あなたを祝う人 (ポプラ文庫 お 12-11)の感想
「あなたを祝う人」「拾いものにも福はある」「エレジー」「心の小売店」の4編。秋宏の移動は今年もなかったというところから始まる。そろそろ次巻あたりではあるのかな?8年もいたら色々な事がある。子供は成長するし、お年を召した方はお別れされていく。寂しくもあり、楽しみでもあり、様々な人の人生とも関わっている秋宏。町も変わる。カフェが出来たりして。谷さんと美郷さんの事はすぐにピンときた。秋宏が鈍すぎるよ。たまきとはどうなっていくのかな?
読了日:02月09日 著者:小野寺 史宜
これは経費で落ちません! 10 ~経理部の森若さん~ (集英社オレンジ文庫)の感想
税務調査、長くかかりましたね。手土産を渡すのは税務調査の常識だと私は認識していましたが、最後に水田さんに渡した沙名子。税務調査にも慣れて逞しくなったのだと思いました。プライベートではまさかの告白!公衆の面前で?とちょっと驚きましたが、事態が動き出したのだからこれで良かったのですよね。次巻が楽しみです。
読了日:01月31日 著者:青木 祐子
僕らの食卓 (バーズコミックス ルチルコレクション)の感想
ドラマを見て感動したので原作を手に取りました。ドラマの途中でBLだ!と気づいたのですが、BLというよりもヒューマンドラマでした。ドラマと原作では少し変えてありますが、そこに流れる人間愛は変わりませんでした。家族に恵まれなかった豊と母を失って心に穴が開いていた穣の豊穣コンビと穣の弟の種君。この3人の関係性が微笑ましくて良かったです。絶妙なタイミングで兄を邪魔する種君が可愛すぎです。種君が成長した後の話が少しだけ出てきますが、やっぱりそうなるよねという思いでした。
読了日:01月24日 著者:三田 織
知らずに他人を傷つける人たち (ベスト新書)の感想
モラハラ、パワハラは受けた事があるけれども、自分も知らないうちに誰かを傷つけているかもしれないと思い、この本のタイトルに魅かれて読みました。特に気になったのが「30代うつ」私の適応障害とも似ていたので気になりました。ストレスの元から離れれば良くなるという点が似ていました。ただ、本書ではそれによって理解ある上司が二次被害を受けてうつ病を発症してしまう事が書かれてありました。気の毒でした。人が存在する限り、モラハラは無くならないのでしょう。
読了日:01月22日 著者:香山 リカ
これは経費で落ちません! 9 ~経理部の森若さん~ (集英社オレンジ文庫)の感想
合併後、初めての税務調査が入ることになった。沙名子を始め経理部員はピリピリモードで準備に忙しい。営業所も含め会社をあげて協力するようにとのお達しが出て、沙名子は大阪営業所と九州営業所へ出張に行くことになる。太陽は相変わらず良い人で、沙名子に優しい。ラストの彼の言葉には驚いた。次巻、どうなるのだろう?それにしても不気味なのは鎌本だ。勇さんが来なかったら沙名子はどうなっていたのだろう?申し訳ないけど気持ちが悪い。
読了日:01月18日 著者:青木 祐子
午後の足音が僕にしたことの感想
題名に魅かれて読み始めたのだが、途中で私の好みの作品ではないことに気が付き、ほとんど修行のような感じで読み終えたので時間がかかってしまった。嫌いというわけではなく、肌に合わない感じ。非常に短い話が22作品。私は男女の感情の機微に頓着な方なので恋愛ものはあまり読まない。ただ、最初と最後の作品が繋がっていて、これだけは顛末が分かってよかった。
読了日:01月12日 著者:薄井 ゆうじ
ミミズクとオリーブの感想
主人公の作家の妻が様々な事件を解決するお話。作家の友人の警官がべらべらと捜査内容を喋るのが気になるけれども、ま、小説の世界の話だしとスルーして、読みました。奥さんが可愛がっている野生のミミズクとオリーブの木が登場しますが、タイトルになってはいるけれども、本編とはつながりはありませんでした。鳥好きなので別にいいのですが。
読了日:01月09日 著者:芦原 すなお
泣ける競馬の感想
読んで良かったです。田辺騎手の、今は亡き竹本騎手と井西騎手とのエピソードにはじわっと来ました。後藤騎手の事も顛末を知っているだけに辛かったです。兄妹愛があったり師弟愛があったり、同期との友情だったり、競馬にかける思いだったり、騎手だけじゃない、いろんなエピソードを知ることが出来ました。
読了日:01月04日 著者:平松 さとし
あとを継ぐひとの感想
『跡継ぎのない理容店』『女社長の結婚』『わが社のマニュアル』『親子三代』『若女将になりたい!』『サラリーマンの父と娘』の6編。仕事を継ぐお話だけでなく、仕事への向き合い方を継ぐ、というようなお話も。親子だからこそ気持ちを上手く伝えられない不器用さってあると思う。他人だからこそ上手く付き合えなくて苦しむ事もある。でも基本的に人って分かり合いたいし、仲間になりたいものなのですよね。
読了日:01月03日 著者:田中 兆子
猫だって……。の感想
猫にだって色んな事情と言うものがある。本当にそうだと思う。様々な境遇の猫たちが自ら語る形式で幸せになった経緯が描かれる。事情を知ると苦しくなるけれども、皆幸せになれて良かった。
読了日:01月02日 著者:佐竹 茉莉子
脳が冴える15の習慣 記憶・集中・思考力を高める (生活人新書)の感想
最近物忘れや名前が出てこない現象が相次いでいるので読んでみました。症例や例え話などで、とても分かりやすく書かれてありました。1度読んだだけではちゃんと理解したかどうかあやふやなので、もう一度メモを取りながらじっくり読みなおして実行しいたいと思います。私の場合、まずは睡眠時間の確保から始めたいと思います。
読了日:01月01日 著者:築山 節
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