仕事中に眠くなる事はありませんか?
今でこそ、社長(主人)は従業員さんに
「眠くなったりしんどくなったりしたら、休憩してかわまないから。
無理して仕事しても能率が上がらないから」
と言って休ませるようにしています。
でも、まだ、社長も私も若かった頃のこと。
私が仕事中に猛烈な眠気に襲われた時、社長にたるんでいると叱られた事がありました。
それだけ疲れが溜まっているのだな、とは思ってはくれませんでした。
男性である主人は仕事だけしていれば文句を言われません。
けれども、当時の私は同居している義父母との関係もまだ確立してはおらず、
朝早く起きて洗濯して朝食の用意をして、息子の保育園用のお弁当箱にご飯をつめ、
息子を保育園へ送り届けると会社に出て、おトイレとビル内の階段の掃除をして、
それから仕事。
少しでも掃除が遅れると、これ見よがしに義母に先に掃除をされてしまいました。
私に掃除するように指示しておきながら、どうして取り上げてしまうのだろう?
と当時の私は思っていました。
義母は何でもテキパキとこなすタイプ。
それに比べ私はおっとりしていてドン臭い人間でした。
後日、少しも指示した事を守らないと、主人に私の事を言いつけられてしまいました。
夕方には息子を保育園に迎えに行き、夕食後は息子をお風呂に入れて寝かせてから又仕事、
という日々でした。
ところが、夜、息子を寝かしつけて又仕事に行かなくてはと焦ってしまうと
かえってなかなか寝ないものです。
ぐずって寝ない息子に苛立ってしまったこともありました。
唯一息子と過ごせる夜くらいは、ゆっくりと一緒に絵本など読んでやって
過ごしてやりたかったです。
それが、今の私を『後悔』という形で苦しめるのです。
幼児期の大切な時期に母として愛情を持ってその役目をしっかり果たせなかった事が
今の私を苦しめるのです。
当然、息子は義母の手に委ねられる事が多くなり、おばあちゃん子に育ちました。
それはそれで息子が優しい子に育ってくれていいのですが、
母として少し寂しくもあるのです。
当時の私は夜ぐらいは息子と過ごしたいと強く言うことが出来ない、弱い人間でした。
主人にもその辛さを言えませんでした。
出来ることならば、もう一度あの頃に戻って、息子との楽しい時間を持ちたいと
思ってしまう、今日この頃の私です。