痛みとの付き合い

私は今、チョコレート嚢腫の痛みと腱鞘炎の痛みと付き合いながら過ごしています。
そして、時々関節の痛みも起こります。
人とは違う形状の関節の為、炎症を起こしやすいと言われました。
以前、手首の関節が痛くて何もできなくなった時、手の甲に炎症止めの注射を打たれた事があります。
その時に徹底的に調べてもらって、関節が人とは違うと言われたのです。
炎症止めの注射を打って良くなったとしても、又同じ事になるよとも言われました。
一番いいのは動かさない事だとも言われました。
でも、それは無理な話です。手を動かさないなんて…。
冬の雪の降る寒い日は関節が痛みます。
湿気の多い梅雨もよく痛みます。


私と痛みとの付き合いは小学生の頃にさかのぼります。
小学5年生のある日、突然、両足の膝が痛みだし歩けなくなりました。
病院へ行くと、『骨端炎』と診断されました。
膝に集まってきている骨の内、1本だけ成長が遅れて短い為に起きる痛みだと言われました。
成長期の男の子に多い症状なんだけど、と苦笑いされました。
電気治療を受け、シップをされて包帯を巻かれて固定され、
できるだけ動かさないようにと言われました。
膝を曲げられなくなった私はまるでおもちゃのロボットのような不恰好な歩き方になりました。
母に自転車に乗せてもらって学校まで送ってもらいました。
母は仕事がある為、そのまま仕事場へ。
私は曲がらない足で、事情を知らない他の児童達に奇異の目で見られながら、
ロボット歩きで教室へ向かいました。
その私の前に立ちはだかったのは教室へと続く階段でした。
ゆっくりと必死に登りました。
担任に事情を説明しましたが、当時の私は嫌われていたので、
「骨端炎?何それ?あんたの話じゃわからないわ」
と冷たくあしらわれました。
夕方、私を迎えに来た母から説明してもらった次第です。
この『骨端炎』はしつこくて、痛みがとれても又ぶり返すという形で
中学2年生まで治療は続きました。


そして社会人となった私は事務職を選びました。
以来結婚してからもずっと事務ばかりしてきた為、肘や手首の関節の痛みに
襲われる事になりました。
それに今や腱鞘炎も加わって大賑わいです。
腱鞘炎でペンが持てない為、毎朝、テーピングをします。
その上手首にも関節を守る為にテーピングをします。
このテーピングには助かっています。
これがなかったらペンを持てないし仕事になりません。
テーピングというものを作ってくれた人に感謝です。