最後の最後に…

今日は生きた心地がしませんでした。
事務所で仕事をしていると社長から、従業員さんが交通事故を起こしたと連絡がありました。
状況も何もわからず、とにもかくも、すぐにお世話になっている自動車屋さんへ行きました。
なんといっても今日は29日。
もう閉まっているかもしれません。
幸い、シャッターが半分開いていたので、誰か来ていらっしゃるのだと思い
シャッターをくぐって中へ入りました。
奥さんがいらっしゃいました。
事情を説明するとすぐに対処するからと、心強い言葉をかけて頂きました。



修理の案件が2件。
そのうちの1件に行っていた社長はすぐに事故現場へと向かいました。
やきもきしながら待つ時間の長い事。
現場に到着した社長から連絡を受け、従業員さんの奥さんへ連絡したり
自動車屋さんの奥さんに連絡したり、てんやわんやでした。
事務所で、しかも、断片的にしか情報が入って来ないもどかしさは
なんとも表現のしようがありません。



不幸中の幸いにも、自損事故で本人は打撲だけで済みました。
念の為に救急病院へ搬送され検査を受けましたが、異状なしとの事でした。
ただ、車は全損。
照明柱に突っ込み、柱が九の字に曲がった為、現場は立ち入り禁止のテープが張られ
救急車にパトカーに消防車にJAFのレッカー車にレスキュー隊が来るという大掛かりなものになったそうです。
本人は病院へ搬送されたので、現場には社長が残り、処理が終わるまで動けませんでした。



JAFのレッカー車で自動車屋さんまで運ばれてきた車を見て言葉を失いました。
【全損】の意味がよくわかりました。
車の正面にはくっきりと柱の後が残り、フロントガラスは粉々、正面は完全にひしゃげていました。
ルーフも曲がっています。
車が変形してしまっている為、運転席側のドアも開きません。
よくもこれで命があったものです。
でも、自動車屋さんの奥さんがおっしゃるには、車がこうやって全部衝撃を吸収してくれたから打撲で済んだのよとの事でした。



本当に今年はろくな年ではありませんでした。
お正月の義母の怪我に始まり、年末の従業員の交通事故に終わるという
最低な年でした。
ただ、本当に今回の事故で、人をはねなかった事と本人が無事であった事は
救いでした。
来年こそは、本当に良い年となるように
切に願います。