9月の読書記録を残しておきます。
息子お薦めの『聲の形』のお蔭で冊数が伸びました。
最初はイジメが全面に出てきますが、聲の形とは、結局人それぞれの伝え方、人とのコミュニケーションの取り方の事なのだと感じました。良い話を息子に教えてもらいました。ありがとう。
息子は映画も観に行きました。
とても良かったらしくて又観たいと言っています。
劇場に来た人だけもらえる冊子があってそれも読ませてもらいました。
可愛らしいお話でした。内容はヒミツ(^_-)
2016年9月の読書メーター
読んだ本の数:22冊
読んだページ数:3766ページ
ナイス数:1781ナイス
あおのじかんの感想
表紙の裏側に乗っている青の色の様々な名前が面白い。青の時間に生きる生き物達。鳥が好きだから、どうしても鳥に目がいきました。青の時間に生きる青い生き物達は美しくもあり、不気味でもあり、神秘的でもありました。
読了日:9月25日 著者:イザベル・シムレール
聲の形(7)<完> (講談社コミックス)の感想
目を覚ました将也と何かに導かれるように橋の上にやって来た硝子。お互いの気持ちをやっと伝える事が出来て良かった。この事件をキッカケにお互いの家族も又歩み寄る事が出来て良かった。母親2人の酒盛りがステキ。良いお母さん達だなあ。佐原は小学校時代と違って強くなった。映画は酷評されたけれども皆何かを乗り越えたように思う。それにしても最後まで植野の気持ちに鈍感な将也だ。成人式で手を繋いで小学校の同級生のいる会場の扉を開ける将也と硝子。未来は明るい。きっとこの先2人でどんな事も乗り越えて生きていくことだろう。
読了日:9月25日 著者:大今良時
聲の形(6) (講談社コミックス)の感想
自殺を図ろうとした硝子をかろうじて助けた将也。しかし代わりに自分が落ちて重傷を負い意識不明に。植野が硝子に暴力をふるう場面は苦しかった。植野の気持ちもわかるけれども、将也が自分のせいで皆がバラバラになってしまったと思っていたように、硝子も又自分のせいで皆がバラバラになったと思っていたのだ。硝子は言葉で語らないけれども、内にはたくさんの語られない思いが詰まっていた。彼女だって人間だ。ずっと苦しんできたのだ。硝子の強い思いによって再び仲間が映画作りの為に頑張り始める。硝子と将也の思いは?次巻へ
読了日:9月25日 著者:大今良時
聲の形(5) (講談社コミックス)の感想
う〜む。正直川井が一番好きになれない。確かにこういう女子いたよねと思い出す。映画作りの為母校の小学校を訪ねた将也。あの担任がまさかまだいたとはね。その担任の口からとんでもない言葉が飛び出す。硝子を一番疎んじてたのはやっぱり担任だったのだ。本当に最低な教師。小学校時代のイジメの事が映画作りの仲間に知られて皆の仲は空中崩壊してしまう。でも硝子とは一緒に過ごす将也。空中崩壊の原因が自分にあると思う将也。花火大会で別れる時の硝子の手話がいつもの「またね」ではない事への違和感。硝子の危機。ガンバレ!将也!
読了日:9月25日 著者:大今良時
聲の形(4) (講談社コミックス)の感想
読んでて一番辛い巻だった。永束に真柴が加わりさらに小学校時代の同級生の川井と植野と一緒に佐原と硝子と遊園地へ行った将也。観覧車に二人きりで乗った植野と硝子。結絃が仕掛けたカメラで二人が何を話したのかを知った将也と結絃。ある意味植野は一番自分の気持ちに正直なのかもしれない。ただ、将也に対する時だけ素直に気持ちを伝えられない。鈍い将也にそれでは気持ちは伝わらないよね。硝子の母親の辛さが身に染みてわかるので辛かった。自分の生んだ子の障害が自分のせいにされて夫やその家族から責められるなんて酷すぎる。→続く
読了日:9月25日 著者:大今良時
聲の形(3) (講談社コミックス)の感想
硝子が会いたいという佐原を探し出した将也。将也が手話を勉強していたように佐原も又手話を勉強していた。佐原さん、良い子だなあ。永束と4人で出かける事になった将也。硝子と楽しく会話(手話)する佐原の姿に少し嫉妬のようなものを感じる。でもそれは自分の不甲斐なさへのイライラだと気付く。そして小学校の時の同級生の植野の登場。これが不穏な空気をもたらす。硝子がポニーテールにしてきた日。硝子の必死の思いを込めた告白。しかし、将也は聞き取れない。次巻へ。
読了日:9月25日 著者:大今良時
聲の形(2) (講談社コミックス)の感想
高校でも浮いていた将也に初めての友達が出来る。彼も又何かをかかえているように見える。最初は謎の少年に邪魔されながらも硝子とも会えるようになった将也。身辺整理をして死ぬつもりだった事を母親に見破られ、必死に謝る姿が可愛い。良いお母さんだと思う。ただ、硝子が将也と会うのは将也を許したからなのか、その理由は明かされない。でも言える事は、硝子は将也と会う事を嫌がっているようには見えないという事。謎の少年の正体もわかり、次巻へ。
読了日:9月24日 著者:大今良時
聲の形(1) (講談社コミックス)の感想
Kindle版では読んだのですが、息子から全巻借りたのでもう一度こちらでも感想を書いておきます。将也が硝子を虐め始めた理由も単純で、将也が虐められ始めた理由も単純そのもの。しかも硝子の件をまるで将也一人のせいのように持っていく学級の話の流れが本当に酷い。何もしなかった担任の責任は?高校生になった将也が身辺整理をして硝子に会いに行く所でこの巻は終わっている。それは何を意味するのかは言わずもがな。次巻へ。
読了日:9月24日 著者:大今良時
監察医が交わした死体との悲しい約束の感想
義父が交通事故死しているので、法医学教室での司法解剖のお世話になった事もあり、亡くなられた方の声を聞く監察医にとても興味を持ち、読みました。この本を読まれて感想を書かれていた読友さんに感謝します。高齢者の自殺の理由(真実)が一番辛かったです。そして本来ならば命懸けで守るべき子供の命を自ら手にかけて奪う母親の事が書かれてある箇所では、日頃私が感じていた事が書かれてあり、やるせなくなりました。時代が変わり、人の心も変わり、真実を見抜く事が難しくなってきているのですね。嫌な時代ですね。
読了日:9月22日 著者:上野正彦
聲の形(1) (週刊少年マガジンコミックス)の感想
息子お薦めの本。待ちきれなくてKindle版で1巻が無料であったのでダウンロードして読みました。私の子供時代と違って今の小学生ってこんな感じなの?と思いました。なんだかみんな、中身が無いっていうか、自分も含め人の事を大事にしないんだなと感じました。さらに担任には幻滅しました。こんなんでよく担任が勤まっているなあ。いや、教師もサラリーマン化しているのか。硝子の母親も変。硝子が一番まともに見える。1巻目は嫌なお話でした。息子が言うには始めはしんどいけれども最後は泣けるとの事。それに期待したい。
読了日:9月20日 著者:大今良時
悲しみの底で猫が教えてくれた大切なことの感想
いいお話でした。泣きそうになりました。登場人物が皆、色んな事情を抱えていたり、悩んでいたりしています。でも、猫と関わる事で色んな事が見えてきて、気持ちが変わっていって、人との繋がりも変わっていきます。最後のお話にはぐっときてしまいました。片目の黒猫のシロちゃん、よくぞ生きていてくれました。あなたのお陰で救われました。
読了日:9月20日 著者:瀧森古都
日本のいきもの図鑑 (郊外編)の感想
作者独特の解説が面白い。それにしてもこれだけたくさんの植物や生物が生息しているのですね。普段は全然気にもしない事を少し反省。中には知っているものもありましたよ。でも全然数が足りない。お恥ずかしい限り。外来種だけではなく、同じ国内でも本来の生息地が違う種類同士の交配で種の保存が難しくなっているものもある事を初めて知った。人間ってやっぱり勝手な生き物ですね。
読了日:9月16日 著者:前園泰徳
鼓動 ―感じて欲しい小さな命の重み。の感想
犬猫みなしご救援隊の東日本大震災で被災した犬猫たちの救済やその他の動物たちの事。犬だって心が傷つく。凶暴になってしまう事だってある。それでも噛みつかれて大怪我をしても犬に寄り添い世話を続ける勇気と愛情に頭が下がります。私なら怖くて出来ない。怪我した手の写真が痛々しい。飼い主は、今後、被災した時の事も頭に入れて犬のしつけをしておく必要があると思う。そうすればスムーズに助け出してもらえる可能性が高まる。亡くなってしまった動物たちの冥福をお祈りします。
読了日:9月12日 著者:犬猫みなしご救援隊,写真/金子二三夫
魔法使いの嫁 6 (BLADE COMICS)の感想
なんかエリアスが、世間によくある嫉妬深い夫みたいに見えてきてちょっと恐ろしい。監視するだんもの。「子供がおもちゃをとられたみたいな感じ」とチセが感じているように、エリアスって大人なんだか子供なんだか、感情の表現がやっぱり“人”と違っていてるのかもしれない。チセもエリアスもお互いになくてはならない存在になりつつあるのに、お互いの気持ちを素直に表現できないもどかしさ。ルツは相変わらずステキ。シルキーさんの出番が少なかった。
読了日:9月12日 著者:ヤマザキコレ
図解 知ってるようで知らない食べ方の常識の感想
絵で図解してあってわかりやすいといえばわかりやすいが、なんかもっと違う内容を想像していたのでちょっと肩透かしを食らった感じ。知っている内容が多かったのもあるかもしれません。
読了日:9月12日 著者:にっぽん食べ方研究会
世界のお墓の感想
宗教観の違いでお墓もこんなにも違うのかと改めて驚いた。表紙の写真、本を借りるまでは良く見えていなくて、全部人骨で出来ている事を知って驚愕した。西欧には骨をこんな風に見えるようにしている所が多いのですね。カタコンベとか。鳥葬とか風葬とか言葉では知っていても、いざこの本で写真付で語られると現実味を帯びるから不思議。でも猛禽類も減っているから鳥葬も減ってきているそうだ。どうしても日本人なのでお墓や遺骨は敬い大切にすべきものというイメージがあるので骨がむき出しになっているのには馴染めなかった。
読了日:9月11日 著者:ネイチャー&サイエンス
こんなにも優しい、世界の終わりかたの感想
こんなにも静かな世界の終りがあったら、とても幸せだと思う。隕石が落ちてきたり、核爆弾だったり戦争だったりする世界の終りとは違って、なんだか荘厳な感じのする終わり方だと感じた。こんな世界の終末だからこそ、人間が優しくなれるのかな。翻せば、こういう終末が来ないと人は優しくなれないのかな。そう思うと切なくもなる。世界の終わりには愛する人と一緒にいたい。優君と雪乃さん、瑞木さんと絵里子さんみたいに。
読了日:9月10日 著者:市川拓司
アンと青春の感想
なんとなくアルバイトとして働きだしたみつ屋で過ごす内にアンちゃんは様々な事を学び成長していたのですね。ただ、このままでいいのか?という将来に対する不安と焦りが出始めだした。当然と言えば当然の悩み。私も又お菓子の事を学びながら、アンちゃんの将来が明るい物でありますようにと願っていた。お雛様とお内裏様の並びが東西で逆は知っていた。だからどちらも正解。間違いなんてない。それをいかにも今時の若い子はなんてお説教するものではないと思う。放射能を気にする事も仕方がないとはいえちょっと辛いものがある。↓続く
読了日:9月7日 著者:坂木司
水中犬の感想
陸の上だととても可愛らしかったり、凛々しかったりするワンちゃん達のお顔。ところがどっこい。水中でボールを追いかけるお顔は野生そのもの。牙むき出しでとても恐ろしい形相。中には笑えるお顔もあります。でもあんなに可愛いチワワが鬼のような形相で口をあけているのには本当にビックリした。ワンちゃん達、水中では基本的に目はあけているのですね。陸上の時の顔とのギャップが面白いです。
読了日:9月4日 著者:セス・キャスティール
たいせつなあなた (あなたへ8)の感想
なんて言えばいいのでしょう?うまく感想を言葉に出来ません。たくさんの人があなたの事を待っていますよ。それはなぜなのかをそっと教えてくれる絵本。たくさんの人が待っている、あなたは大切な人と、静かに語りかけてくれる。そんな絵本です。
読了日:9月4日 著者:レイフクリスチャンソン
ジェニーの肖像 (ハヤカワ文庫 NV 90)の感想
結婚した時に本を詰めた段ボール箱を持ってきたのだが、ずっと行方不明だった。最近見つけ出し(納戸の奥に入れられてさらに納戸の前には古いタンスが置かれて塞がれてあった)少しずつ読み始めている。その中にあった1冊。でも読んだ記憶が全く無い!おかげでストーリーを楽しめました。萩尾望都さんの『マリーン』を思い浮かべました。悲恋です。時を超えた悲恋。悲しいけれどもジェニーの肖像画は残っているし、イーベンには思い出があります。慰めにならないか…。
読了日:9月4日 著者:ロバート・ネイサン
江戸時代から続く 老舗の和菓子屋の感想
洋菓子よりも和菓子が好きなので、とても興味を持って読みました。両親が鹿児島出身なので小さい頃から軽羹(かるかん)を食べていたので大好きなお菓子です。ちゃんと載っていました。酒饅頭系も好きです。以前テレビで見たことのある乃し梅も載っていました。これは本当に食べてみたい。各お菓子のホームページも掲載されていてお取り寄せも出来るようなので、考えてみようかなと思います。和菓子好きには堪らない本です。
読了日:9月2日 著者:
読書メーター
9月17日〜18日に四国へお墓掃除とお参りに行ってきました。
お天気も持ってくれてゆっくり出来て良かったです。
たまにはリフレッシュしないとね。