天神さん

今日は天神祭です。
以前は屋上から花火がよく見えたのですが、今は、高層マンションやタワーマンションが林立して、すっかり見えなくなってしまいました。
息子が幼い時、屋上から家族で花火を眺めて楽しんだことが、懐かしい思い出です。



ただ、切ない思い出もあります。
3年前の宵宮の日、主人と私と息子の3人で天神祭に出かけました。
その日は日曜日で、私が天神祭に一度も行ったことがないと言ったところ、
じゃあ行こうかという事になりました。
お宮さんの前に着くと、丁度「催太鼓」が宮入するところでした。
間近に見たその姿はとても迫力がありました。
その後、川べりの夜店を見てずっと、歩きました。
ただただ、親子3人で黙って歩きました。
穏やかな夏の夜の、情緒あるひとときでした。
「催太鼓」は、時間を知らずに行って、見ることができたので、お義母さんのお友達が
「それはええものを見たね。きっと運気があがるわよ」
とおっしゃってくださいました。



ところが、その後わずか1ヶ月もたたないうちに、主人の父が交通事故で亡くなりました。
主人は
「全然ええことなかったな」
と自虐的に言いました。
その為、天神祭の時期がくると、せつなくなります。