約束

人間は生まれてから死ぬまでの間に、いったいどれだけの約束をするのでしょう?
そして、その約束をどれだけ守ることができるのでしょう?
どれだけ、守ろうと努力する事ができるのでしょう?
又、守ることができなかった約束について、どれだけの人が悩むのでしょう?


約束とは、時に、とても重い時があります。
守らなかったばっかりに、取り返しのつかない事になってしまった場合、
それは後悔してもしきれずに、ずっと、心に傷を残す事になります。


自分にとっては軽くて、約束ともいえないような程度の約束の時、
それを守れなかったとしても、簡単に忘れてしまう場合があります。
たとえ、自分にとってはその程度の約束であっても、
相手にとってはとても大切な約束の場合もあるというのに…。


守った約束。
守れなかった約束。
守りたかった約束。
破られた約束。
破ってしまった約束。
私がしてきた数々の約束。


此岸から彼岸へ旅立ち、地獄の閻魔大王浄玻璃の鏡の前に引き出された時、
その数々の約束もまた、映し出される事になるのでしょうね…。