ボランティアってどこまでの範囲を言うものなのでしょうか?
子供が小学生の頃、主人が市の委嘱を受けてボランティア活動をしていた時、
私もお手伝いをした事があるのですが、まだ、その頃は、
活動が終わった後、小さなお子さんの手を引いた若いお父さんやお母さんが
スタッフに
「今日はありがとうございました。」
とおっしゃって帰っていく姿がありました。
その一言で、色々準備をしてきた苦労や、引率して皆を無事に連れ帰った後の
疲れなど吹き飛んだものでした。
しかし、最近は少し事情が違ってきました。
参加費を頂いて子供達を遊びに連れて行くのですが、高学年のお子さんは
ひとりでも参加OKですが、低学年のお子さんには保護者に付き添いをお願いしています。
少ないスタッフでは全員に目が行き届かないからです。
参加費は電車賃や昼食代や入園料等に当てられます。
単に気がつかないだけなのか、それとも、参加費を払っているのだからお客さんだ
という気持ちからなのか、活動後、以前みたいに
「ありがとうございました。」
とおっしゃって帰っていかれる方は皆無となりました。
それがとても寂しいと主人は申しています。
人間は感情の生き物なので、ちょっとした一言があれば嬉しいのです。
スタッフは皆、子供の笑顔が見たいという単純な性格の人が多いので、
その一言があれば、それだけで、又やる気になって
次回はどこへ連れて行ってあげようか、という前向きの気持ちになれるのです。
本当に、ちょっとした一言、ちょっとした心遣いが、人の心を明るくするものなのだと思います。
私も気をつけようと思います。