祖母の心孫知らず…

昨夕、義母が夕刊のある欄を私に見せました。
「私と同じ気持ちの人がいるわ」と。
何かと思い、読んでみると、あるお母さんが
経済的な理由と母として息子を手放したくなかった為に
一人息子さんを自宅から大学に通わせていた事。
ところが3時間もかかる為についにギブアップして下宿する事になった事。
その方のお友達がやはり息子さんが地方の大学に通う為下宿してしまい、
毎日寂しくて涙していた気持ちが今になってわかる等の事が書かれてありました。
その気持ちが義母も同じだという事を私に示したわけです。


息子の第1志望の大学は下宿しなくては通えません。
第2志望の大学は自宅から通えます。
どうやら義母としては、孫に第1志望の大学に合格してほしいけれども
公募推薦では不合格だったので、
自宅から通える第2志望の大学に既に合格しているので
このままそちらへ通って欲しいという、複雑な心境のようなのです。


私は別に自宅から通おうが下宿しようがかまわないと思っています。
かねてから息子にはどこの大学へ行こうとあんたの自由だからと
言ってあります。
東京へ行こうが、沖縄へ行こうが(息子は寒がりなので、北の方角は
ありえないと思っていましたので)かまへんでと言ってありました。
男なのですから、いつまでも親元でくすぶっていないで
広い世界へ出て行って見聞を広げてほしいと思っていました。
これは主人も同じ考えです。


義母もかつては、息子である主人が大学へ通う為に学生寮に入寮する事を
平気で許した人です。
ところが、孫は別のようです。


世間では、新聞に載っていたお母さんのような方が普通なのでしょうか?
私は鬼母なのでしょうか?


当の本人である息子は、『祖母の心孫知らず』で、
第1志望大学の一般入試に気持ちは向かっているようです (;^_^A