薬疹その後

昨日、紹介状を持って内科医の元へ行ってきました。
大きな病院は専門外の事はすぐに他の科へ回すものなんですね。
紹介状の内容を見た内科の主治医は、すぐに皮膚科へ院内紹介状を書くからそれを持って受付へ行って欲しいとおっしゃいました。
再び初心の窓口受付へ行き、手続き。
そして皮膚科へ。
皮膚科のお医者様へ、ここまでの経過を述べ、服用している薬がいつ、どう変わったのかをお薬手帳を見せて説明しました。



皮膚科の先生がおっしゃるには、私が服用している薬の内、『光』に反応する薬が2種類あるとの事。
血圧用と血糖値用。
そして衣服などで日光を遮られている箇所には湿疹がでていないことなどから、まず間違いなく薬による光線過敏症だろうとの事でした。
ただ、2種類の内どちらに反応しているのかはわからないので、話を聞いた感じでは、まず、血糖値用の薬から止めてみるのがいいのではないかとの事でした。
血糖値の薬は4月6日から飲み始めていて、湿疹が出たのが4月21日だからとの事。
血圧の薬は2月から飲み始めているので、潜伏期間を考えた場合、4月から始めた薬を先に疑うべきだろうとのお話でした。
そこで皮膚科のお医者様は
「内科の先生はなんとおっしゃっていましたか?」
と私に尋ねられました。
手紙だけ見てすぐに皮膚科へまわされたとは言いにくくて
「皮膚科の先生のご意見を伺いたいとおっしゃていました」
と答えました。
すると、皮膚科の先生は内科の先生へ病院内用のPHSで連絡を取られ相談されました。
そして皮膚科の先生のおっしゃるとおり、血糖値用の薬を止めることになりました。



その結果を書いた報告書を受け取って再び内科へ。
内科の先生から最初に診てもらったクリニック宛のお返事を書いた報告書を受け取り、
皮膚科の先生から処方箋を出していただいた飲み薬と塗り薬を受け取りに院外薬局へ。
そこへ夫が車で迎えに来てくれました。
病院が終わった時点で結果を伝える為電話したら、私には何も言わずに迎えにきてくれたのでした。
私が日光に当らないようにと。感謝です。


帰宅してからは昼食後、普段通り仕事をしました。
そして、夜、クリニックへ主治医から受け取った報告書を持って行きました。
とても良い先生で、
「同じ病院内の科同士連携をとって診てもらえると思うので、そちらの方でよく診てもらってください。
でも、もし、何かあればいつでも来てください」
とおっしゃってくださいました。
私は思わず
「薬にこんな副作用があるなんて全然知りませんでした」
と言いました。
先生は
「いやあ、副作用のない薬なんて無いですよ」
と笑っておっしゃいました。



というわけで、まだ薬を止めて2日目ですが、手の甲の湿疹が小さくなりつつあります。
まっかっかだったのが、です。
まだ、痒いのは痒いのですが…。



でも、この状況を別に嘆いているわけではありません。
光を浴びられないからとか外に出られないからとか、落ち込んでも始まらないので、この状況を楽しんでいます。
塗り薬を塗り日焼け止めを塗り、手袋をし、日傘と帽子を持って、今日は生駒山宝山寺へお参りに行ってきました。
曇っていた事と黄砂のおかげで強い日差しが無かったのが幸いでした(苦笑)
手の甲は湿疹の痕がシミのようになっていて汚いのですが、見て変に思う人には思わせておけばいい。
私は私。
この経験のおかげで、日光に当る事のできない病を抱えた人の気持ちがよくわかったし、いい勉強になりました。