皆様
遅ればせながら
あけまして おめでとう ございます
本年もどうぞよろしくお願い致します
皆様にとって幸多き年となりますように
12月の読書記録を残しておきます。
『その日のまえに』は内容が重かったですが、それ以外はわりとさらっと読めるものが多かったです。
年末の忙しい時だっただけに、夜寝る前に読めるものを選んだので、こういう結果になってしまいました。
年齢を考えれば、もっと重厚で高尚な本を読むべきなのでしょうが、私にはちょっとしんどいです。
なので、今年も同じ路線で読み進めていこうと思います。
2014年12月の読書メーター
読んだ本の数:14冊
読んだページ数:3400ページ
ナイス数:513ナイス
ねこまたのおばばと物の怪たち (角川つばさ文庫)の感想
学校でいじめられ、家では赤ん坊の世話で手一杯の継母や父親にかまってもらえず、苦しんでいた少女、舞子。いじめっこにイラズの森の神社へお札を取りに行くように迫られ、行ったところ、不思議な世界に入り込んでしまう。ねこまたのおばばは本当に昔ながらのおばあちゃんのようで、温かくて優しい。物の怪たちもとても優しい。自分を大切にしてくれる人(?)の存在によって次第に自信を取り戻していく舞子。ただ、家族とだけはなかなか仲良く出来ない。ラストは思わず泣いてしまった。家族の絆を取り戻せて良かった。
読了日:12月30日 著者:
天国の本屋 (新潮文庫)の感想
天国がそんな風に素敵な場所だったら、どんなにか良いだろう!さとしが帰りたくなくなるのもわかる。私も天国の本屋さんで働きたくなります。それにしても、さとしには人の心をひきつける朗読の力があるのですね。不思議な力です。その力のおかげでユイの心の傷も癒されて、お互いの気持ちも繋がって良かったです。元の世界に戻ってから、『泣いた赤おに』を読んで欲しいと頼んできた女の子はひょっとして、お祖母ちゃんの生まれ変わりだったのかしら?
読了日:12月29日 著者:松久淳,田中渉
ブラック・ジャック(16) (手塚治虫漫画全集 (166))の感想
『ピノコ生きてる』好きなお話です。ブラック・ジャックのピノコへの惜しみ無い愛。『99.9パーセントの水』のなかで、ブラック・ジャックがキリコの妹さんに語りかける「病気ってやつはこの星空みたいなもんだねえ なァ妹さん」というセリフが印象的。『激流』切ないお話です。おかみさん、無理をしないでほしかった。『ポケットモンキー』も切ないお話です。動物ものは弱いです。
読了日:12月26日 著者:手塚治虫
てるてるあしたの感想
中学を卒業し、志望の高校にも合格し、明日を夢見ていた照代にふりかかった災難。親の夜逃げによって見ず知らずの久代さんの家で暮らす事に。ささらさやの続編。ユウスケ君が成長していて、嬉しかった。ダイヤ君もちゃんとお話出来るようになったし、人の事を思いやれる素敵な男の子になっていて嬉しかった。久代さんの事は寂しいけれども、照代はとても成長したし、もう大丈夫。ささらはやっぱり不思議な事が起こるし、それがふさわしい町なんですね。ただ偉子のノートの予言の謎だけがわかりませんでした。私が読み落としたのかな?
読了日:12月26日 著者:加納朋子
あずかりやさん (一般書)の感想
まるで九十九神のように暖簾や自転車やガラスケース、猫の視点から語られる物語。あずかりやさんの盲目の店主とお客様とのふれ合いが心地好い。とても心が温かくなる。色んな人生があるけれども、全てが語られているわけではなく、読者の想像に任されてある部分もあり、ちょっと不思議な世界観。あずかりやさんの店主はなぜ目が見えなくなったのかなど、明かされない謎が残っていて、私としては消化不良な思いが残っている。
読了日:12月23日 著者:大山淳子
竹鶴とリタの夢 余市とニッカウヰスキー創業物語の感想
NHKのマッサンでニッカウヰスキーの事を知りたくなり手に取りました。竹鶴さんとリタさんは本当に二人三脚で歩んでこられたのだなあと思いました。ニッカウヰスキーの全身の大日本果汁の大阪支社が芝川ビルにあったなんて知りませんでした。レトロな雰囲気が好きで一度行った事があった芝川ビルと、ニッカウヰスキーとが関係があった事に親近感がわきました。お酒は弱いのですが、いつか余市へ行って、リタロードを歩き、余市蒸溜所を見学してみたいものです。
読了日:12月21日 著者:千石涼太郎
ブラック・ジャック(15) (手塚治虫漫画全集 (165))の感想
『骨肉』が切ない。妹は心が純粋だったのだと思う。でもそれを知らないブラック・ジャックが 「赤の他人」と言う所にとても悲しくなった。『ミユキとベン』も切ない。でもベンは本望かも。ミユキは目が覚めて事実を知ったらどう思うだろう?ベンに感謝して生きていってくれたら良いなあ。『犬のささやき』は動物虐待も甚だしい。それでも犬は飼い主を救おうと、ブラック・ジャックの家に向かって走る姿が健気すぎる。
読了日:12月20日 著者:手塚治虫
ブラック・ジャック(14) (手塚治虫漫画全集 (164))の感想
『一ぴきだけの丘』が切ない。人間の身勝手さで振り回されて生きてきた熊のタローが可愛そうすぎる。『されどいつわりの日々』ブラック・ジャックの「おれはなんのために助けたんだ!!」という叫びが心に残る。生きる気力のないものを助けても無駄だったのか?それってとても苦しい。
読了日:12月18日 著者:手塚治虫
その日のまえにの感想
正直重かった。病気で余命を告げられてそれでも尚、残される家族の為に出来る事をしようとする姿や、きちんとお別れをしに行き、生前整理や、思い出をたどる旅をしたりする姿に、他人事とは思えず、辛かった。自分だって、いつどうなるかなんてわからない。きちんと整理しておかなければと思いつつ、日々の忙しさに後回しになってしまっている。この本と出会った事は、きちんと考えないといけない時期が来ているのかもしれないと思った。
読了日:12月17日 著者:重松清
増山超能力師事務所の感想
『初仕事はゴムの味』での篤志のストーリーが明るくコミカルだったので、そういう感じのお話が続くのかと思っていたら違った。『心霊現象は飯のタネ』では流行りの薬物が出てくるし、『面倒くさいのは同性の嫉妬』では明美の秘密に気が重くなり、最後には『相棒は謎の男』で文乃の秘密にゾッとしてしまった。でも増山が文乃に心の安らぎを与えようと頑張っている姿には頭が下がる。彼がいる限り未来は明るいのかもしれない。
読了日:12月14日 著者:誉田哲也
神さまをまねく 開運お掃除 たったこれだけで我が家が見違えの感想
毎年ギリギリまで仕事をしている為、大掃除はパパッと簡単に(手抜き)済ませてしまっている。ちょっと反省して、今年は、どこか一ヶ所決めて徹底的に掃除しようと思って読みました。ガッツリ掃除を一ヶ所して、残りはパパッと掃除にしようかと…(^^; やっぱり、手抜きに違いないか!(苦笑)
読了日:12月13日 著者:
かのこちゃんとマドレーヌ夫人 (角川文庫)の感想
かのこちゃんとすずちゃんの友情。玄三郎とマドレーヌ夫人の夫婦愛。かのこちゃん、玄三郎、マドレーヌ夫人各々の思いやり。ホンワカ温かい気持ちになるお話。そしてとても甘酸っぱくて切ない別れ。きっとかのこちゃんは又すずちゃんに会えると思うし、いつかきっとマドレーヌ夫人とも会えると思う。良いお話でした。
読了日:12月8日 著者:万城目学
ブラック・ジャック(13) (手塚治虫漫画全集 (163))の感想
御嶽山の噴火の事があったので、『火と灰の中』は胸に堪えた。親子が仲直り出来たのは良かったのだけれども…。『オオカミ少女』も切ない。せっかく本人の望む姿になれたのに。政情不安定は罪な事だと思う。『ふたりのジャン』シャム双生児のお話。実験動物じゃないというジャンの叫びが切ない。『家出を拾った日』は未来があって好きだ。
読了日:12月5日 著者:手塚治虫
ささらさやの感想
突然交通事故で亡くなってしまった夫が他人の体に入り込み、残された妻のサヤとユウスケを見守り助けるお話。頼りなげだったサヤだけれども、ユウスケの母親としてとても強い事が最後にはわかって良かった。素敵な三人のおばあさま方とエリカとこれからも仲良くやっていくことだろう。それにしても、義父母や義姉のやり口には腹がたった。ユウスケをさらうなんて酷すぎる。でも知人で同じような事があったから余計に腹がたったのかもしれない。知人もお子さんを勝手に連れて行かれた事があった。事実は小説よりも奇なりと当時は思ったものだった。
読了日:12月3日 著者:加納朋子
読書メーター
元旦はNHKの『2355・0655』の特別バージョンの羊さんたちを見た後、氏神様にお参りしてきました。
朝、遅めに起きて、家族でお節をかこんでお祝いをしました。
その後はもうず〜〜〜っとおこたに入ったまま、テレビを見たり、本を読んだり、家族でゆっくり過ごしました。
本当に久しぶりにゆっくり過ごすことができました。
2日は実家へ行ってきました。
こちらも妹の一家が来ていたので、両親と共に賑やかに過ごしました。
『アナと雪の女王』のDVDを皆で見て楽しみました。
3日は京都の伏見稲荷神社と平安神宮へ初詣に行ってきました。
京都市内、まだ雪がたくさん残っていて、それが凍って滑りそうで歩くのに苦労しました。
屋根や木の上から雪の塊が落ち来て大変危なかったです。
タクシーの運転手さんも、今年の元旦は大変だったとおっしゃっていました。
そして今日は読書メーターやブログの更新をしてから、明日の仕事に備えて少し準備をしておこうと思い、事務所でこれを書いています。
昨年は私や家族にとっては激動の1年でした。
今年こそは穏やかで良い年となりますように。
そう願わずにはいられません。