平成26年11月の読書記録

11月の記録を残しておきます。


2014年11月の読書メーター
読んだ本の数:15冊
読んだページ数:2808ページ
ナイス数:490ナイス

天国はまだ遠く天国はまだ遠く感想
読みやすかったです。自分に自信がなくて、思い詰めて自殺をしようとした女性の再生の物語。山奥の何もない集落の民宿タムラで、あまりやる気の見えない主人の田村さんと接していく内に、人間本来の生きる力を取り戻していく。最後に田村さんが言っているように、全然気が弱いとは思えないし、率直で我儘で気楽な人だと思う。ちょっと休憩していただけで、きっとたくましく生きていけると思う。そし又いつか、田村さんと再会出来たら良いなあと思う。
読了日:11月30日 著者:瀬尾まいこ
ニッポンの猫 (新潮文庫)ニッポンの猫 (新潮文庫)感想
日本の味のある猫たちの写真集。お気に入りは枚方(大阪府)の鼻提灯がふくらんだ猫ちゃんの写真。寒かったのかなあ?大丈夫かなあ?ととても気になった。あとは奈良の二月堂の階段にいた猫の写真。階段と猫ちゃんのとても美しい写真に見惚れてしまった。
読了日:11月30日 著者:岩合光昭
鴨川ホルモー (角川文庫)鴨川ホルモー (角川文庫)感想
万城目さんの作品に変に慣れてしまったのかな?前に読んだ作品よりも面白く感じられなかった。面白いのは面白いんだけれども。楠木ふみさんの気持ちは初めからなんとなくわかった。たぶんそうじゃないのかなあ?と。でも、その表現じゃ安倍君には伝わらないよね。最後は二人が仲よくなって良かった。それにしても楠木さんのホルモーの能力の高さには驚いた。オニを泳がせたり飛ばせたり出来るなんて凄すぎる!そしてどうしてレナウンの歌なの?(笑)曲が頭から離れなくなって困った。
読了日:11月28日 著者:万城目学
ブラック・ジャック(12) (手塚治虫漫画全集 (162))ブラック・ジャック(12) (手塚治虫漫画全集 (162))感想
『地下壕にて』人間のいい加減さ、喉元過ぎれば熱さ忘れる的。『助っ人』人間の意地悪な面。『ハローCQ』素敵な友情。『老人と木』不思議な縁。『霧』切ない。『震動』国鉄という言葉にちょっと懐かしい。『発作』ブラック・ジャックピノコへの愛情が良い。『電話が三度なった』ブラック・ジャックの人の命を救う気持ちと姿を見て、自分の過ちに気がついた青年。『人面瘡』人間の良心。『ピノコ還る!』医師免許をもらえるチャンスを逃したブラック・ジャックピノコに対してどこまでも優しい。
読了日:11月20日 著者:手塚治虫
旅行けばネコ (新潮文庫)旅行けばネコ (新潮文庫)感想
表紙の猫ちゃんの表情のなんとも愛らしいこと!様々な地域の猫たち。岩合さんの前では猫たちも安心して写真を撮らせてくれるようですね。とりわけ、『この直後、トロ箱は落下します』というタイトルの写真がすきです。気持ちよさそうにしている猫たちの、その直後を想像して、クスッと笑ってしまいました。
読了日:11月19日 著者:岩合光昭
運命が怖いくらいわかる事典―恋愛、仕事、結婚、お金、健康…この先の“自分”に何が起こる?運命が怖いくらいわかる事典―恋愛、仕事、結婚、お金、健康…この先の“自分”に何が起こる?感想
ナポレオン占い、やってみようと思う。なんとなく感覚ではわかると思う内容だった。少しでも明るい未来になるように努力してみる。
読了日:11月18日 著者:桜井秀勲
猫なんかよんでもこない。その3 (コンペイトウ書房)猫なんかよんでもこない。その3 (コンペイトウ書房)感想
やっぱりウメさんとそういう事になりましたか!おめでとう!ポコちゃんはチン子の事が気になってしょうがないのですね。チン子の方はポコの登場に自分の居場所を奪われたような気持ちになったのでしょうか。でも、ポコが虐められたときに救いに来てくれたから、少しずつポコのことを認め初めているのかな?ただ、引っ越し後のチン子の事がちょっと心配。猫にとってのシアワセとはなにか?と杉作さんが書かれていらっしゃる。最終巻のチン子の事がとても気になる。
読了日:11月15日 著者:杉作
月光浴月光浴感想
満月の光だけで撮影された自然の写真の数々。とても神秘的な青い世界。でも、不思議な事に草原の緑がはっきり写っていたり、夜の虹の色がちゃんと認識できたりする。不思議だ。水の流れは特に神秘的に見えた。そして、極めつけは海の中の世界。静寂を感じる。海の中から上を見上げて満月を撮影した写真も好きだ。地球(海)と満月のコラボ。いつまでも見ていたい。子供の頃、海の底に横たわって上を見上げると海面がキラキラしてとても綺麗な夢を見たことがある。その夢を思い出した。
読了日:11月13日 著者:新井満,石川賢治
ブラック・ジャック(11) (手塚治虫漫画全集 (161))ブラック・ジャック(11) (手塚治虫漫画全集 (161))感想
相変わらず人情にあついブラック・ジャック。そして人の命を大切にして、全力で助けようとする姿に感動する。今回はピノコの登場が少なかった。ちょっと寂しい。
読了日:11月11日 著者:手塚治虫
ひみつの白い石ひみつの白い石感想
NHKの『少年ドラマシリーズ』で見た作品。当時習い事があって、全てを見ることが出来なかった。原作本がある事をつい最近知って図書館で借りました。白い石をめぐって孤独だった少年ハンプスと少女フィアが難題を乗り越え、友情を育んでいくお話。ドラマでは「ポロンポロンのフィーア」と言ってからかわれていた記憶があったが、原作では「ドレミファフィア」となっていた。微妙な点が違っていた。訳者あとがきにもあるが、時代や国が違ってもそこに生きた子供達や大人達の様子に違いがない事に気づかされた。
読了日:11月9日 著者:グンネル・リンデ
すべての神様の十月すべての神様の十月感想
とても良かったです。優しい気持ちになりました。すべての神様は、死神も貧乏神も疫病神も道祖神もヤタガラスも九十九神も福の神も、人間に寄り添い、見守ってくれているのですね。ありがたいと思います。神様なのに妙に人間臭くて親近感がわきました。
読了日:11月7日 著者:小路幸也
家族になったスズメのチュン (偕成社文庫)家族になったスズメのチュン (偕成社文庫)感想
面白かった。息も絶え絶えだった生まれたばかりの子雀が作者と奥さんの手によってすくすくと育ち、退院するまでのお話。雀ってこんなにも自己主張が強いのですね。作者のお宅を訪問する人は全てチュンの攻撃(爆撃)を受けるのですからたまったものではないですね。胸をはって「さあ、いつでも相手になるぜー」というポーズの写真は迫力があります。とても美しい姿だと思ってしまいました。なかなか退院しなかったチュンですが、その退院の仕方がユニークです。笑ってしまいました。 野性の雀を飼う事は法律違反なのですね。知りませんでした。
読了日:11月5日 著者:竹田津実
「なまけもの」のあなたのための こんどこそ!整理する技術「なまけもの」のあなたのための こんどこそ!整理する技術感想
ようは当たり前の事を当たり前にすればいいわけですよね。でもつい忙しいと後回しにしてしまう。既にやっている事もあった。参考にしてもう少し工夫して頑張ってみようと思う。
読了日:11月3日 著者:壺阪龍哉
吾輩は看板猫である 東京下町篇吾輩は看板猫である 東京下町篇感想
東京下町の看板猫たち。皆各々味があって可愛い。たばこ屋のチー、ノラ猫のシロと交代で店番するなんて面白い!蕎麦屋のピンク、ショーウインドウの中に入り込んで、すっかり馴染んでしまっているところが面白い!猫って本当に賢い生き物だと思う。ちゃんと店での自分の役割を心得ている。自分の可愛さをよーく分かっているのですよね。
読了日:11月2日 著者:梅津有希子
ある小さなスズメの記録 人を慰め、愛し、叱った、誇り高きクラレンスの生涯ある小さなスズメの記録 人を慰め、愛し、叱った、誇り高きクラレンスの生涯感想
足と翼に障害を持つ雀を育てたロンドンの御婦人と、その雀とのお話。淡々と語られている所が良い。雀がこんなにも賢くて愛らしいなんて思いもしなかった。自分の感情をストレートに表す事も。私もバルコニーでいつも雀に餌をやるようになってから観察するようになった。様々な色(茶色い子や黒い子や灰色の子)があり、様々な配色の組合せがある事に気が付いた。それまでは全部同じ配色(模様)だとばかり思っていた。実は違うのですよね。雀にも体の色や模様に違いがあるように、個性(性格)があるのですね。セキセイインコと同じように。
読了日:11月1日 著者:クレア・キップス

読書メーター



写真集や漫画などが多かったので、冊数は多くなりました。
最近、仕事で本当に疲れていてなかなか読む事が出来ません。
読みたくても寝落ちしてしまうので読めない。
または、読む気力もなくてただぼんやり寝床でテレビを見ているだけの時もある。
こういう時はいくら時間が過ぎても一向に眠気が起きなくて困る。
ただひたすら眠くなるのを待ちながらボーっとテレビを見続けている。
それでもいつのまにか眠ってしまって朝、いつも通り5時前には目が覚める。


時々は早く寝つける事もある。
ふと目が覚める時があり、時計を見てまだ午前2時位だったりすると嬉しくなる。
ああ、まだ寝られる!って。
ひたすら眠りたいし休みたいと思っていたら、先週末体調を崩した。
土曜日の夕方から日曜日の朝までひたすら寝ることが出来た。
日曜日も洗濯以外は何もせず、ただ読書だけをして過ごした。
おかげで少し元気になったのだけれども、神様は意地悪だ。
月曜から仕事で又大きなストレスを抱えることになり、社長でもある夫とも衝突した。
義母からは、私が社長のサポートをしっかり出来ていない事が悪いのだと注意された。
そう、私は出来の悪い嫁なのだ。


毎日少しも気持ちの休まる時がない。