2月の読書記録を残しておきます。
2017年2月の読書メーター
読んだ本の数:21冊
読んだページ数:3222ページ
ナイス数:1402ナイス
捨て犬のココロの感想
この写真に載っている子犬達は皆譲渡される事が決まっているとの事でほっとした。写真は可愛いのだけれども、文章が切なくていったいどうなるのだろう?とドキドキしながら読んだから。でも、世の中にはこの子達と違って選ばれなくて処分される犬や猫がまだまだたくさんいる。藤本さんが巻末で書かれておられる事、賛成です。本当にショップでの生体販売を一刻も早くやめて欲しいです。誰か議員さんが案を国会に提出してくれないかな?掛け替えのない命を守る為に。法律を変えて欲しい。安易に動物を飼わないように。お願いしますm(__)m
読了日:2月28日 著者:藤本雅秋,坂崎千春
3月のライオン 6 (ジェッツコミックス)の感想
ひなちゃん偉い!強い子だと思います。あかりさんやおじいちゃんや高橋君や桐山君がひなちゃんを支えようとする姿が美しいです。それにしてもひなちゃんの担任の酷い事!林田先生の熱血漢ぶりが見られて面白かったです。やっぱり林田先生、良い人だなあ。ついに二階堂君の病気の事を知った桐山君。彼の言葉の重みを知り、将棋に真摯に向かい合う桐山君。勝てて良かった。成長しているのだと思う。次巻ではひなちゃんの問題は解決するのかな?とても心配。
読了日:2月28日 著者:羽海野チカ
笑顔のおくりものの感想
「あなたの大切な人にメッセージを添えて笑顔を届けてください」本の最終頁に相手の名前を書き込めるようになっていてこの言葉の意味がわかりました。写真も文も優しくて疲れた心を癒してくれました。「失くしたものは戻らないけれども あたらしい世界はどんなふうにも作ってゆける」そうですね。「もらった優しさを 次 あの人へ」で映画の『ペイ・フォワード 可能の王国』を思い出しました。笑顔ってやっぱり大切ですね。セキセイインコのトワとユキにはいつも笑わせもらっているので彼らに感謝しなければ。
読了日:2月27日 著者:中島未月,奥中尚美
銀のしずく降る降るまわりに―知里幸恵の生涯の感想
藤本さんは本当に丁寧に調べてこの本を書かれていますね。裏付けを取る為にいろんな所に出かけて、いろんな人に会って、幸恵さんの遺品を見せてもらって、疑問に思われていた事を解明する努力を惜しまない態度に頭が下がります。よくぞ書いてくださいました。それにしても本当に昔の日本はアイヌをバカにしていたのですね。腹が立って仕方がありませんでした。幸恵さんが元気でいらしゃったらもっとたくさんのアイヌの伝承を本にしてくれていた事でしょう。残念でなりません。巻末に幸恵さんが和訳した「銀の滴降る降るまはりに」に梟が登場します。
読了日:2月26日 著者:藤本英夫
黒ねこのおきゃくさま (世界傑作童話シリーズ)の感想
貧しいおじいさんの1週間の一度の楽しみの日。ずぶ濡れで弱った黒猫がやってきます。おじいさんは自分の楽しみの為にとっておいたミルクやパンやお肉を全て黒猫にやってしまいます。そして一緒に寝た翌朝。黒猫はすっかり元気になって去って行きます。その去り際の両者のやりとりが素敵です。黒猫はきっと神様だったのではないでしょうか。心温まる作品でした。『猫と読書』のイベントにて読了。
読了日:2月22日 著者:ルースエインズワース
うち、カラスいるんだけど来る? カラスの生態完全読本の感想
最近我が家の周辺でもカラスが増えてゴミ袋を破られる被害が出始めて、対策をとったところです。確かにカラスは悪くないんですよね。彼らだって生きる為にやっている行動ですもの。人間の方がきちんと対策を取るべきなんですね。太古はカラスは崇められる存在だったとの事。人間の生活環境が変わってしまった為に起きたトラブルだったのですね。カラスの事を勉強できて良かったです。【(。・ө・。)酉年に鳥本を読もう】イベント11冊目。
読了日:2月21日 著者:柴田佳秀
レオポン誕生―猛獣の種間雑種をつくる (1974年) (ブルーバックス)の感想
日本初のレオポンが誕生した甲子園阪神パーク。残念ながら私は生きていた頃のレオポンを見た事がない。剥製になった姿も見た事がない。5頭の内ジョニーは1985年7月19日に亡くなっているので、見に行こうと思えば行けたのですが、当時の私はレオポンがまだ生きていた事を知りませんでした。残念な事をしてしまった。さらにレオポン一家が剥製にされてパーク内に展示されてあった事も知らなかった。パークの閉園と共に一家はバラバラになってしまう。父豹のカネオと母ライオンのソノコ、チェリー、デイジーは国立科学博物館へ、→続く
読了日:2月18日 著者:赤木一成
写真集 美しい刑務所 明治の名煉瓦建築 奈良少年刑務所の感想
以前に『空が青いから白をえらんだのです』という奈良少年刑務所の少年達が書いた詩集を読んだ事があります。とても純粋で心を打たれる詩が並んでいました。その奈良少年刑務所が廃庁されるとの事。あまりにも美しいその姿の為保存される事が決まったそうだが、ここでそうやって心を込めて少年達と培ってきた繋がりや教育のノウハウは失われる事はないのだろうか?建物が残るのは嬉しいがそちらの方がとても気になった。犯罪を起こしてしまう少年達を作り出す社会の方に問題があるのに、それを解決できない事がもどかしい。
読了日:2月17日 著者:寮美千子
地獄変・邪宗門 好色・藪の中 他七篇 (ワイド版岩波文庫)の感想
中学生の頃、ラジオの講座で聴いていたのが『地獄変』。絵仏師良秀の異常なまでの絵に対する執着に中学生ながら衝撃を受けたのを覚えています。大人になって再び読み返してみたいと思い手に取りました。やはり衝撃的でした。良秀の娘と猿が憐れです。そして良秀自身も。『邪宗門』という続きがあった事を知りませんでした。ところがこれから面白くなるという所でブツリと切れていました。未完でした。『竜』は面白かったです。『藪の中』はそれこそ真相は藪の中でした。『六の宮の姫君』も憐れでした。『二人小町』は笑えました。
読了日:2月15日 著者:芥川竜之介
うさぎ島 会いに行けるしあわせ動物 (NATIONAL GEOGRAPHIC)の感想
いつか行ってみたいと思っている大久野島のうさぎたち。かつて人間の事情で飼われて、戦後置き去りにされた8羽のうさぎたちが、いまや700羽にもなっているなんて!野生でありながら人懐こく寄ってくる姿が人気の秘密らしい。可愛い姿だけではなく、オス同士の戦いも載っているのですが、ちょっと笑える攻撃方法もありました。まんまるお尻の写真も可愛かったです。
読了日:2月14日 著者:福田幸広
LOVELY 愛らしい鳥たちの感想
表紙の子雀3兄弟の写真からしてもう目が釘付け。様々な野鳥の一瞬を写し取った素敵な写真集でした。鳥の写真を撮るのって本当に難しい。熊谷さんを尊敬します。鳥好きの方にはお薦めです。【(。・ө・。)酉年に鳥本を読もう】イベント9冊目
読了日:2月12日 著者:熊谷勝
インコの手紙の感想
インコから飼い主の少女に対する手紙。「正直言うとぼくはあなたがキライです」に始まる文面に続く数々のエピソードには、子供なら有り得るなあと思いながら読みました。でも最後のインコの言葉には泣かされました。子供達に小さな生き物の命の尊さを教える良い絵本だと思います。お薦めです。【(。・ө・。)酉年に鳥本を読もう】イベント8冊目
読了日:2月12日 著者:あきばたまみ
ぷりんせす瞳チャマ〈2〉の感想
え〜と、なんて感想を書けばいいのか?正直悩む。最初は猫の瞳も出てきたし、実家に戻ったおばさん主体の話だったのだけれども、途中から実在する人名や場所がバンバン出てきて、小説なのかノンフィクションなのか、訳が分からなくなってしまいました。おばさんの社会に対する不満盛りだくさんの、社会批評が中心に変わってきてしまいました。おばさんの言いたい事はよくわかるのだけれども、猫のプリンセス瞳の事はどうなったの?題名と違うやん!というのが正直なところです。
読了日:2月11日 著者:宗石槇恵
ぷりんせす瞳チャマの感想
う〜ん、思っていたのとは違ってました。もっと猫が活躍するお話かな?と思っていたのですが違っていました。ラブホのオーナーのおばさんと、拾われたロシアン・ブルーの猫が主人公の、ボロボロのラブホテルで起きる人間模様を綴ったお話。ラブホ自体馴染みがないので、いったいどんな人間模様が展開されるのか?と興味を持って読んだのですが、ちょっと肩透かしをくらった感じです。オーナーのおばさんの状況があまりにも可哀想で見てられませんでした。最後はちょっとほっとしましたが。とりあえず続編を続けて読んでみます。
読了日:2月9日 著者:藤田和惠
犬が来る病院 命に向き合う子どもたちが教えてくれたことの感想
題名からてっきりセラピー犬の話だとばかり思っていたのに違っていました。セラピー犬がやってくる病院で病と闘う子供達のお話でした。病と闘っている子供達の方が早く大人になるようです。それだけ過酷な経験をしているわけですね。病に打ち勝った子供達が、亡くなった子供達の事を思いながら、夢を叶える為に不安を抱えながらも歩いていこうとしている姿が眩しかったです。小児科は減りつつあります。でもこの病院のようにトータルケアをしてくれる所が増える事を願います。
読了日:2月8日 著者:大塚敦子,酒井駒子
世界の美しい野生ネコの感想
世界の野生の猫科の動物達についての写真と解説。とても興味深かったです。絶滅危惧種に指定されている猫科の動物が結構いる事を知りました。個人的にはイリオモテヤマネコも載せてもらいたかったなあと思います。この本の中でもやっぱり人間との共存が問題になっています。人間は自分たちが一番だと思っているから、困りものです。この本の中では、野生の猫科の動物達の保護活動のHPのアドレスも掲載されてあります。なんとか人間と共存していけるようになってほしいです。
読了日:2月7日 著者:フィオナ・サンクイスト,メル・サンクイスト
走る動物病院の感想
車での移動動物病院。そこに至るまでには紆余曲折があったけれども、決して夢を諦めなかったユーミン先生。素晴らしいと思いました。『戦火の動物たち』涙が出ました。動物に罪はないのに。全部人間が悪いのに。戦争なんて無くなればいいのに。本当に人間が一番罪深い。ユーミン先生の御活躍をお祈りします。
読了日:2月6日 著者:佐和みずえ
月刊flowers(フラワーズ) 2017年 03 月号 [雑誌]の感想
ポーの一族が読みたくて購入。年表がついていたのは助かった。相変わらず美しい絵と引き込まれるストーリー展開。ポーの村と繋がっていたの?とちょっと驚き。続きがとても気になります。
読了日:2月5日 著者:
3月のライオン 5 (ジェッツコミックス)の感想
あかりさん達姉妹の考える和菓子が面白すぎ。でもひなちゃんの考えた和菓子の人気が出て良かった。おじいちゃんも喜んでくれたしね。桐山君は2年生に上がっても相変わらず学校では浮いている。けれども1年の時の担任の林田先生が気にかけてくれて部活までする事になって、しかもそれを楽しむ姿が見られて良かった。新たな事件が起こる(ひなちゃんの事)のだけれども、桐山君がひなちゃんの言った言葉で気持ちが救われて、ひなちゃんの為に何か行動を起こしそうな予感を残してこの巻は終了。次巻がとても気になる。天道虫、私も好き。
読了日:2月5日 著者:羽海野チカ
イヤなことを1分間で忘れる技術の感想
ナルホド、言われてみれば確かにそうだ、と思う事が多かったです。失敗ばかりして落ち込む事の多い私。でも、もっと若い頃(独身の頃)はこの本に書いてあったように気持ちを切り替える事が出来ていたと思い当たりました。休日に大好きなお城を観に行ったり、映画を観に行ったり、一人でどこへでも出かけて行ってました。独りで行く事が当時の私にとっては気持ちを切り替える方法だったのでしょう。今はふらりと一人で出かける事は難しいので、この本に書いてあった方法の内、出来る事をやってみようと思います。
読了日:2月3日 著者:石井貴士
E.T. (新潮文庫)の感想
通院の時しか読まないので漸く読了。映画のシーンを思い出しながら読みました。USJでもE.Tは私達家族にとってお気に入りのライドでした。息子が小さい頃は年間パスでほぼ月1回は行ってました。なので無くなってしまった時はがっかりしたものです。優しいE.Tと子供達とのやりとり。やっぱりステキです。夢があります。USJのE.T復活しないかなあ。でも今は夫が首を痛めてるから復活したとしても行けないのだけれども…。懐かしい。
読了日:2月1日 著者:ウィリアム・コツウィンクル
読書メーター
後半熱を出したりしましたが、まあまあな2月でした。
それよりもいよいよ私にとって鬼門の3月が始まりました。
気を付けるようにします。
ブロ友さんや読み友さんに不義理をしているので、とても気になっているのですが、年度末(決算)で忙しくなるので、なかなかお返事を書けそうにありません。
ここでお詫びを申し上げておきます。
ごめんなさいm(__)m