2016年11月の読書記録

11月の読書記録を残しておきます。
後半風邪をひいてダウンしたりしたのですが、目標冊数には達しました。


2016年11月の読書メーター
読んだ本の数:18冊
読んだページ数:3146ページ
ナイス数:1662ナイス

犬と、いのち犬と、いのち感想
泣きながら読了。箱にいれて又はリードをつけて散歩の途中のように連れてきて、[死]の入口へ愛犬を送り込むなんて信じられない!人の心を持っているのか?と言いたい。イヤ、人だからこそ、そんな残酷な事が出来るのだと思う。犬達の訴えかけるような瞳を凝視出来ず、ごめんねと謝る事しか出来ない。いいえ、この現実を伝え続けよう。自分に出来る事をしていこう。この表紙のワンちゃん達ももういない。切ない。一人でも多くの方にこの本を読んでもらいたい。現実を知って出来る事でいいので、行動を起こして欲しい。切に願います。
読了日:11月30日 著者:渡辺眞子
その道のプロに聞く生きものの持ちかたその道のプロに聞く生きものの持ちかた感想
セキセイインコを飼っているので、勿論その持ち方は知っていましたが、犬や猫にも持ち方があるのですね。面白かったです。ただ、危険生物だけは出会いたくないし、持ちたくもないです!
読了日:11月30日 著者:松橋利光
給食費未納 子どもの貧困と食生活格差 (光文社新書)給食費未納 子どもの貧困と食生活格差 (光文社新書)感想
給食費未納の問題は以前にテレビで見た事がありましたが、インタビューに答えていた母親は払えるのに文句を言って払っていない人でした。この本で取り上げられている人はその人達とは違って貧困などの何らかの理由があって、払えない家庭の子供達の事でした。子供は国の宝です。資源のない日本においては優秀な人材こそ宝です。その未来ある子供達が満足に食事を摂れないというのはゆゆしき事態だと思います。義務教育中は、給食を無料に出来るように何とか政府に対策をたててもらいたいものです。
読了日:11月28日 著者:鳫咲子
3月のライオン (1) (ジェッツコミックス)3月のライオン (1) (ジェッツコミックス)感想
息子に薦められて手に取りました。何となく「聲の形」と似た匂いがしました。主人公の孤独感が迫ってきて、これからどう物語が進んでいくのだろう?と興味を持ちました。あかりさん達姉妹が可愛いです。そして猫も(笑)
読了日:11月27日 著者:羽海野チカ
星月夜への招待星月夜への招待感想
まだ風邪がすっきり治っていない時期に癒してもらいました。美しい夜空の写真の数々。溜息が出ます。私の少ない語彙では表現しきれません。ただ、ただ、美しい、自然は素晴らしい、としか言えない自分が恥ずかしいです。一度ご覧になってみてくださいとしか言えないです。
読了日:11月23日 著者:KAGAYA
マルの背中マルの背中感想
いきなり初っ端から母親の「一緒に死のう」のセリフには驚いた。亜澄は「嫌だよ」と返事をして逃げ出す。離婚した母子家庭の不安定さが露呈されていて心が苦しかった。母にそんな事を言われた亜澄の気持ちを考えないのか!と母親を責める気持ちがありつつも、今読んでいる『給食費未納子どもの貧困と食生活格差』とかぶる部分もあり、母親自身も辛いのだと思った。そんな中猫のマルを預かる事になった亜澄。マルの背中の丸を撫でると願いが叶うのだと信じて撫でる亜澄。切なかった。でもラストは希望が見えてほっとした。
読了日:11月22日 著者:岩瀬成子,酒井駒子
十一月の扉十一月の扉感想
子供向きの本ですが、とても良かったです。一目ぼれした十一月荘に下宿することになった中学生の爽子。彼女が紡ぎだすお話も面白くてステキだし、十一月荘の住人の皆さんも素敵な人たちで、心穏やかに読むことが出来ました。爽子の恋心も思春期らしくて可愛らしかったです。11月ってこれから冬に向かうからなんとなく寂しい気持ちになるのですが、どこかに十一月の扉があってそこを開くと楽しい事がある!と想像すると暗くなりがちな気持ちも吹っ飛んでしまいました。
読了日:11月21日 著者:高楼方子
ねこたちのてんごくねこたちのてんごく感想
天国で猫たちがとても大切にされている姿に安心感を覚えさせてくれる絵本でした。天使の膝の上でゴロゴロ、神様の頭の上に乗ってお散歩。なんだか笑えました。本当に猫たちにとって天国ですね。
読了日:11月20日 著者:シンシアライラント
ふぶきのとり (幻想シリーズ)ふぶきのとり (幻想シリーズ)感想
不思議なお話でした。ふぶきのとりが吹雪を起こして雪を降らした後、広場に降り立ち、雪の動物たちが集まってきて一緒に遊ぶのがなんか可愛らしかったです。題名からしてもっと寒いお話を想像していましたが違っていました。意外なラストに心温まりました。
読了日:11月20日 著者:手島圭三郎
不調のときに助けてくれる野菜ごはん不調のときに助けてくれる野菜ごはん感想
今まさに絶不調になりつつある時でしたので、グッドタイミングで図書館から順番が回ってきました。「疲れがとれないとき」「かぜの引き始めに」「胃腸が弱っているとき」などのカテゴリー分けがしてあり、そのページを開けば野菜たっぷりのレシピが載っています。私は「かぜのひき始めに」の頁でポトフを見つけて今日の夕食はポトフに決定しました(笑)なんて安易な!でも風邪で倒れるわけにはいかないので良かったです。
読了日:11月17日 著者:牧野直子
坂木司リクエスト!  和菓子のアンソロジー坂木司リクエスト! 和菓子のアンソロジー感想
「空の春告鳥」は既読。坂木司さんの発想でお菓子をテーマにしたアンソロジーが出来上がりました。どれも良かったです。知らない作家さんのものも読めて良かった。なかでも「しりとり」には胸キュンとしてしまいました。素敵な御主人だなあと。 「古入道きたりて」牡丹餅とおはぎと季節で名前が違う事は知っていたけれども、季節ごとに4つ名前がある事を初めて知り驚きました。日本人の和菓子に対する奥ゆかしさとでもいうのでしょうか。日本人で良かったなあと思いました。
読了日:11月16日 著者:坂木司
インコ式生活のとびら: 育て方から環境、性格、病気の話まで。インコ式生活のとびら: 育て方から環境、性格、病気の話まで。感想
インコを飼っている人にアンケートを取った結果をまとめてあります。納得いく事や思い当たる事の数々。面白かったです。そして、これからインコを飼おうと思っている人へのメッセージには、インコ達への愛があふれていました。犬や猫と同じでインコも命ある生き物です。ちゃんと最後まで面倒を見られるのか?病気になった時どうするのか?お金がかかる事も承知しているのか?覚悟を持ってお迎えしてやって欲しいです。家族の一員なのですから。
読了日:11月13日 著者:
二本あしのワンコ すみれちゃん、生きる二本あしのワンコ すみれちゃん、生きる感想
すみれちゃんの受難に涙した。こんな澄んだ眼をした可愛い子が何でそんなひどい目に遭わなければならないのか?それにしてもすみれちゃんの生命力の強さには驚きました。そして許せないのが警察の対応の酷さです。人間の子供だったらほっといた?犬だから命に関わる大怪我をしているのにほっといたのでしょう?命の大切さを全然分かっていない。そんな警察に市民を守れる筈がない!今は警察の対応も変わったそうですが本当に許せなかったです。すみれちゃんのこれからが幸せでありますように。
読了日:11月13日 著者:すみれのしっぽ
鉄道員(ぽっぽや)鉄道員(ぽっぽや)感想
表題作「鉄道員」は高倉健さん主演で以前映画がありましたが観てなかったので内容を全然知りませんでした。こんなお話だったとは…。ゾッとしました。もっと娘とのファンタジー的な話だと思っていました。ラジオ文芸館で聴いた「角筈にて」ラジオで聴いた時とは印象が変わりました。久美子がなんて優しくて強い人なのだろう。それに比べて男達(主人公とその父親)はなんて弱いのだろうと思いました。一番気に入ったのは「うらぼんえ」主人公の祖父のカッコイイ事ったら。ちえ子もきっと素晴らしい人生を手に入れると感じました。→続く
読了日:11月12日 著者:浅田次郎
ママ、さよなら。ありがとうママ、さよなら。ありがとう感想
胎話士さんを初めて知りました。そして胎話士さんだけではなく、お母さんもお父さんもこの著者である産科医さんも赤ちゃんからメッセージを受け取られている現実に納得がいきました。私にも経験があるからです。子供達の胎内記憶や生前記憶もたまに耳にした事があったので、やっぱり覚えている人がこんなにもいるのだと思いました。私自身の経験は、妊娠中、夢の中で自分の体の中に潜って行き、子宮に到達すると小さな赤ちゃんがいました。そして赤ちゃんに小さなオチンチンをみつけて男の子だと確信したのです。当時夫は信じてくれませんでしたが。
読了日:11月8日 著者:池川明
ちっぽけ村に、ねこ10ぴきと。―絵本作家の森ぐらし (MOE BOOKS)ちっぽけ村に、ねこ10ぴきと。―絵本作家の森ぐらし (MOE BOOKS)感想
山の森の中の村に住みついた著者。最初は猫は2匹だけだった。それがだんだん増えていって賑やかに。自然に囲まれた中で、猫とゆったり過ごす生活のなんて素敵な事。今の私にはとてもじゃないけど、憧れだけで実際には出来そうにもない。それに物を大切にされているところもステキです。机や家具を大切に使っていらっしゃる姿に見習わなければと思いました。なんせ不器用なもので、そういった古いものをリメイクする器用さを持ち合わせていません(>_<)でもなんとか工夫してみようかな?猫達も個性的。でも一緒にお散歩する姿が可愛いです。
読了日:11月5日 著者:どいかや
ほぉ…、ここが ちきゅうの ほいくえんかほぉ…、ここが ちきゅうの ほいくえんか感想
保育園の子供達の可愛くて素敵な語録集。子供って本当に時々ドキッとするような名言を言ってくれるものですよね。大人では絶対思いつきもしない言葉の数々に笑わせてもらったり、しんみりしてみたり、楽しませてもらいました。てぃ先生、子供たちにいじられてばかりで面白かったです。でもさすが保育士さん。子供さんにどう対処したらいいかを解説もしてくれています。楽しい本でした。
読了日:11月3日 著者:てぃ先生
10月はたそがれの国10月はたそがれの国感想
10月中に読み終わりたかったのですが出来ませんでした。昔確かに読んだはずなのですが、忘れている作品が多かったです。萩尾望都さんが作品化されてあるものは多少アレンジされてある部分もありつつ覚えていたのですが。レイ・ブラッドベリの不思議な世界観がやっぱり好きです。特に「集会」が好きです。ティモシーの孤独感や悲しみが伝わってきてとても切なくなります。
読了日:11月3日 著者:レイ・ブラッドベリ

読書メーター


もはや12月。
1年てなんて早いのでしょう。
昨年の12月は大晦日に夫の従姉の御主人が亡くなり、バタバタの内に年越しをしました。
今年の12月は出来るだけ落ち着いて穏やかに過ごせたらいいなあと思います。
皆様も風邪やインフルエンザにお気を付け下さい。