2016年10月の読書記録とブルーインパルス

遅くなりましたが、10月の読書記録を残しておきます。
トワの病気や仕事の疲れでいつもよりも少なくなりました。
でも、今はトワも元気になり、ほっとしています。



2016年10月の読書メーター
読んだ本の数:13冊
読んだページ数:2172ページ
ナイス数:2563ナイス

世界で一番のねこ世界で一番のねこ感想
コンテストで一等賞を取った美しい猫のエトワール。とても大切にされていたのに、皮膚病になってしまった途端に捨てられてしまいます。なんて酷い飼い主。でも優しいお爺さんと出会い、お爺さんの工房でネズミを取る仕事をする事になります。ネズミを捕まえられなかったら又捨てられるかもしれないと思い一生懸命努力する姿が健気です。ネズミを捕まえる事に喜びを見出し、さらに腕を磨くためにスカウトされて修行に出る事に。お爺さんの言葉が素敵です。「どんなにはなれていようとも、おまえさんはわしにとって世界で一番のねこだ」
読了日:10月30日 著者:藤野恵美
“いのち”のすくいかた 捨てられた子犬、クウちゃんからのメッセージ (集英社みらい文庫)“いのち”のすくいかた 捨てられた子犬、クウちゃんからのメッセージ (集英社みらい文庫)感想
今までに何冊も動物達の命が粗末にされる現実を本で読んできたけれども、何冊読もうが、やっぱり涙が出てくる。そんな理由で飼っていた犬や猫を保健所に持ち込むの?あなたに心はあるの?と問いたくなる。もしも自分が病気したからとか妊娠したからとか、そんな理由で捨てられてさらに命を奪われる事になったら、そんな理不尽な!って怒るでしょう?もっと自分の立場に置き換えて考えて欲しい。感じて欲しい。そして一刻も早くショーウインドウでの生体販売を禁止して欲しい。本当に飼う資格のある人にしか売らないで欲しい。切に願う。
読了日:10月30日 著者:児玉小枝
ちいさなちいさなベビー服ちいさなちいさなベビー服感想
ある少年が小さなベビー服を手作りしたという記事を読み、この病院のボランティアさん達の取り組みを知った。息子も先天性心疾患で生まれてきた。毎日病院に通った。失われていく命を見てきた。でも、ベビー服は思いつかなかった。小さな赤ちゃん。この世の空気を吸わなかったとしてもお母さんにとっては大切な我が子だ。綺麗なベビードレスを着せてやりたい。親として当たり前の気持ちだと思う。ボランティアの皆さんには頭が下がる。ベビー服に限らず患者さん達の要望に応えて様々な物を作られている。素敵な方々に幸あれ。
読了日:10月28日 著者:八束澄子
死体は語る死体は語る感想
時代が少し前の本なので、今では当たり前に認められている事柄などが、驚きと共に書かれてあってちょっと面白かった。面白いというのは語弊があるかもしれないけれども…。例えば性同一性障害の人が手術を受けたり戸籍の性別を変更する事は手続きを取って裁判所が認めれば今なら出来る。この本の中ではまだ認められていない時代だったので解剖をされた著者が驚きと共に感想を書いていらっしゃるのだ。しかし、本当に死者の声を聴く事は大切だとつくづく感じた。見逃してしまうと完全犯罪が成立してしまう。人って身勝手で哀しい生き物だと思う。
読了日:10月24日 著者:上野正彦
秋ものがたり―ものがたり12か月秋ものがたり―ものがたり12か月感想
9月から11月までの「秋」に関する詩や俳句やお話。子供向きの不思議なお話が多かったです。可愛いものもありましたが、物悲しいものもありました。秋はやがてやってくる冬に向かうせいか、物悲しいお話が似合います。
読了日:10月19日 著者:
おおきなあなおおきなあな感想
読み友さんお薦めの絵本。虐めについて動物たちの行動でわかりやすく描かれてあります。虐める子、虐められる子、見て見ぬふりをする子。最後は皆が仲よくなります。救いのあるお話でホッとしました。でも現実にはなかなか難しい問題です。息子も虐められた事があり、私は学校だけが世界じゃないと教える為に、違う世界へ息子を引き込みました。そこでは一生懸命目標に向かって頑張っている息子と同じ年頃の子供達がいました。男の子も女の子も皆ライバルです。でも仲は良かった。あの経験は、今振り返れば親子共々とても良かったと思っています。
読了日:10月17日 著者:ぶん:あかみねちょうじえ:たなかしんすけ
空から見ててね いのちをすくう“供血猫"ばた子の物語 (集英社みらい文庫)空から見ててね いのちをすくう“供血猫"ばた子の物語 (集英社みらい文庫)感想
読み友さんが読まれていてこの本を知りました。供血猫や供血犬の存在を初めて知りました。供血猫として頑張ったばた子ちゃん。引退した後著者に引き取られて幸せな余生を過ごすはずが、様々な病魔に襲われて本当に可哀想でなりませんでした。どうして口の中に癌が出来るのか!痛くて食べられないなんて一番の楽しみを奪われたようなもの。神様はどうしてそんな酷い事をばた子ちゃんにしたのだろう?と神様を恨みたくなりました。でも最後は著者御夫婦に挨拶して虹の橋を渡って行った姿に、なんて良い子なんだろうと涙が出ました。
読了日:10月17日 著者:はせがわまみ
犬と私の10の約束犬と私の10の約束感想
以前『犬と私の10の約束』という映画があった事は知っていましたが、内容までは知りませんでした。作者不詳の『犬の十戒』が元になっていたのですね。しかもその『犬の十戒』も今回初めて知りました。犬の気持ちを表した10の約束。どれも心に響きました。とりわけ最後の10番目の約束には、泣きそうになりました。子供の頃に看取ったインコ達の事を思い出して泣きそうになったのです。あの子達は幸せな鳥生を送れたのだろうか?自信がありません。だからこそ今はトワとユキ大切にしたいと強く思います。
読了日:10月16日 著者:秋元良平
今はちょっと、ついてないだけ今はちょっと、ついてないだけ感想
今はちょっとついてないだけ。そんな男女4人がちょっとしたきっかけで知り合い、集まり、気がつけば一緒に仕事をしていた。大切な仲間になっていた。良いお話でした。今はちょっとついてないだけ。それは誰にも当てはまる事なんだと思わせてもらえました。希望のある結末に、彼らがこれからもワクワクしながら、輝きながら共に支えあっていく姿を想像できました。
読了日:10月16日 著者:伊吹有喜
銀の船と青い海 (河出文庫)銀の船と青い海 (河出文庫)感想
望都様の美しくて謎めいて不思議で面白くて怖くて楽しい、様々なコミックと絵とお話とエッセイが詰まっていました。望都様の世界が広がっていました。読んだ事のある作品もありましたが、ほとんどが初読みでした。どうしてこんなにも溜息が出るような綺麗な絵が描けるのでしょう?お話が書けるのでしょう?益々望都様のファンになりました。
読了日:10月13日 著者:萩尾望都
犬にみとられて犬にみとられて感想
著者がミニチュア・ピンシャーという犬と過ごした14年の記録。同じ種類の犬を妹一家がかつて飼っていたので元気いっぱいのゴン太がその犬と重なった。ゴン太のおかげで輝きを取り戻したお母様。犬には不思議な力があるのですね。人の心を読み寄り添ってくれる愛すべき存在。著者が書かれていますが人間の『死』は今や病院で迎える事が多く、たいてい医療関係者が綺麗にしてくださるから看取りが遠いものになってしまっている。著者はゴン太の体を綺麗にしてやって看取りの儀式をする事が出来た。その場面では目頭が熱くなってしまった。
読了日:10月8日 著者:向井承子
あきねこ (講談社の創作絵本)あきねこ (講談社の創作絵本)感想
『ふゆねこ』から季節ごとに読み始めたこのシリーズ。この『あきねこ』で一周しました。このお話もやっぱりステキなお話でした。透明の絵具で描かれる絵は全て秋の絵。秋の美しいコスモス畑やススキ野原や山々の景色。そしていつもの公園。猫と子供達との関係がどの絵本も良かったです。
読了日:10月2日 著者:かんのゆうこ,たなか鮎子
ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。ささいなことにもすぐに「動揺」してしまうあなたへ。感想
昔からすぐに動揺してしまい、内気で人の中に中々入っていけない自分がずっと嫌でした。臆病でなんて情けないんだろうと思っていました。小学生の時には神経症を発症するなど、とにかく人と関わる事や、初めての事が苦手でした。でも関わり始めるととことん突き進むのです。そんな自分の事を知りたくて手に取りました。今はいろんな経験をして大人になったから、ある程度の対処は出来るようになりましたが、この本のおかげで少し救われました。私だけじゃないんだとホッと出来ました。感謝です。
読了日:10月1日 著者:エレイン・N.アーロン

読書メーター


昨日、私と夫は町会の行事に参加したのですが、息子は奈良の平城京跡に行きました。
奈良の自衛隊基地が出来て60周年の記念式典として、ブルーインパルスが演技を披露したのです。
帰宅後息子からスマホで映してきた動画を見せてもらいました。
残念ながら天気が悪く雲が多かった為、スモークが途中で切れて綺麗なハートを描けなかったりしたそうです。
でもその分雲を避けて低く飛んだので迫力があったそうです。
グッズの販売もされていて長蛇の列に並び、漸く順番が回ってきた時には、欲しかった帽子は売り切れていて、仕方なくワッペンを購入したそうです。それは残念やったねと話しました。


ブルーインパルスと聞くと、どうしても1982年11月14日の事故を思い出します。
高嶋さんが操縦していたのはT-2。(4番機)
現在はT-4。
機種も違うし、安全に考慮して演技構成もされてあるとの事。
本当に素晴らしい演技には感動しますが、安全に演技して頂きたいと願います。
息子の映した動画に4番機抜きの編隊が映っていたので
「4番機がいてへんやん」
と言ってしまいました。
息子は
「4番機だけ先に単独でスクロールしながら演技して飛んで行って、その後をこの編隊が飛んできてん」
と説明してくれました。
広い平城京跡、どこから飛んで来るかわからないから、動画を取るのも大変だったとのことでした。
息子にもらった写真を載せておきます。