2016年7月の読書記録

7月の読書記録を残しておきます。
ハナが行方不明になり、落鳥していた雀を2回みつけ埋めてやり、鹿児島の叔父がもうダメだとの連絡を受け、夫の友達も末期癌と知らされ、義母も胃の具合が悪いとの事で検査を受けることになり、全然落ち着かない7月でした。
仕事と家事以外は、ただひたすら本を読んでいました。
『癌』という言葉が周囲で聴かれる事が多く、ましてや末期とか言われると、もうそこらじゅうに『死』が忍び寄ってきて落ち着かない気持ちになり、読書に逃げ込んでいた私です。
その為に、皮肉なことに冊数は増えました。



2016年7月の読書メーター
読んだ本の数:28冊
読んだページ数:3957ページ
ナイス数:2707ナイス

ともだちってだれのこと?ともだちってだれのこと?感想
ネズミが友達のテンの家を訪ねたところ、「ともだちのうちにいくのでいえをるすにします」という貼り紙が…。ネズミはテンを探して歩き回ります。でもなかなかテンは見つかりません。友達って自分の事ではないの?とだんだん不安になっていきます。その揺れ動く気持ちの切なさ。きっと大丈夫だよと思いながら読みました。ネズミの気持ちが痛いほど良く分かる。最後はハッピーエンドで良かったです。
読了日:7月31日 著者:岩瀬成子
十八の夏十八の夏感想
4つあるお話のどれも【花】が登場します。「十八の夏」そういうことでしたか!と最後になってようやく事の真相が分かった。信也にとってはちょっと苦い経験。「ささやかな奇跡」話の流れから明日香さんの事情は想像できた。素敵な家族になれると思う。大家さん親娘もステキ。「兄貴の純情」お兄さんには申し訳ないけれども、笑わせて頂きました。「イノセント・デイズ」一番ミステリーらしいお話。人はそこまで残忍になれるのかと空恐ろしくなった。でも救いがあったのは浩介さん一家がとても温かった事。史香には幸せになってもらいたい。
読了日:7月29日 著者:光原百合
八月六日上々天気八月六日上々天気感想
主人公珠紀の日常が淡々と綴られている。従弟の史郎の事を邪険に扱いながらも、襟巻を編んであげる位気にもかけている。市岡と結婚して広島へ行く事になり、見送りに来た史郎が流した涙。従姉への思慕だけではなかったように感じる。教師だった夫が突然教職を辞し兵隊に志願。その理由を聞き損ねる珠紀。そして史郎の成長と共に戦局は悪化していく。史郎はひょっとしたら市岡の志願の理由を知っていたのかもしれない。そんな中運命の8月6日を迎える。友と会う為に広島駅へ向かった史郎。市岡も史郎もどうなったのかが想像できるからこそ切ない。
読了日:7月27日 著者:長野まゆみ
駅の小さな野良ネコ駅の小さな野良ネコ感想
ある日、毛皮のコートを着た女性に川の中へ投げ捨てられた若いメス猫。なんて酷い事をするのだ!としょっぱなから憤りながら読んだ。その若い猫(ラチェット)は野良猫として逞しく生きていく。ラチェットの事を気にいったマイクは里親に猫を飼う事を許して貰えなかったけれども、少しずつ距離を縮めて、やがて絆を結ぶ事が出来た。野良猫の世界の事が詳しく書いてあって、気持ちがしんどくなる場面もあったけれども、面白かったです。
読了日:7月26日 著者:ジーン・クレイグヘッド・ジョージ
福島 余命1カ月の被災犬 とんがりあたまのごん太福島 余命1カ月の被災犬 とんがりあたまのごん太感想
福島の原発事故の為に、危険区域内に取り残されてしまったごん太。玉田さんに救出されたものの、悪性リンパ腫におかされ余命1ヶ月を宣告されてしまう。なんとしても飼い主を探さなくてはと、玉田さんたちボランティアの善意のリレーがみのり、無事に飼い主と再会できた時は胸が熱くなった。でもそれってきっと放射能のせいだよね。ごん太は何も悪くないのに。飼い主の石沢さんだって悪くない。全てあの大震災と原発の事故のせいだ。こんな悲しい事、二度と繰り返してほしくない。ごん太はきっと天国から石沢さん一家を見守ってくれていると思う。
読了日:7月25日 著者:仲本剛
前足だけの白い猫マイ―プロゴルファー杉原輝雄さんを支えた小さな命の物語 (ドキュメンタル童話・猫のお話)前足だけの白い猫マイ―プロゴルファー杉原輝雄さんを支えた小さな命の物語 (ドキュメンタル童話・猫のお話)感想
プロゴルファーの杉原さんにこんな素敵な家族がいたのですね。元野良犬のケイパー、その子供のナナ、そして元野良猫のマイ。ましてやマイはまだ仔猫の内に交通事故に遭って下半身不随の状態。自分で排泄が出来ないから人が手伝ってやらないといけない。とても早いお別れとなってしまったけれども、マイはきっと杉原さん達と出会えて大切にされて幸せだったと思う。
読了日:7月24日 著者:今泉耕介
いま行っておきたい秘境駅2いま行っておきたい秘境駅2感想
読んだ時点ですでに廃止された路線の駅が多く、まさに秘境駅はそういう運命とスレスレの所で存在しているのだと実感。廃止された駅の廃りようは目も当てられない状況で、著者が載せている以前の写真と比べて愕然とした。まさか、身近な生駒のケーブルカーの駅が載っているとは思わなかった。確かにこの駅で人が乗り降りするのを見た事は無いけど、秘境駅と言えるのかしら?強烈だったのが肥薩線の山神第二トンネルの事故。こんな悲惨な事故があったなんて初めて知りました。戦争からやっと生きて帰ってきたのに、故郷を目前にしての無念の死。復員兵
読了日:7月23日 著者:牛山隆信
ごん狐ごん狐感想
ごん狐がKindle無料版にある事を知り、ダウンロードして読みました。本当に久しぶりに読んだのですが、やはり切ないですね。母親に鰻を食べさせてあげられなかった兵十も気の毒だし、そのことを知ったごん狐が罪滅ぼしにせっせと栗を運んでいたところを、兵十に銃で撃たれてしまう場面は本当に切なくて辛いです。
読了日:7月22日 著者:新美南吉
月下の恋人月下の恋人感想
ラジオ文芸館で「あなたに会いたい」をニュースによる中断でちゃんと聴く事が出来なかったので原作を図書館で借りました。あなたに会いたかったのはゆきえだとばかり思っていましたが最後のセリフで、そうか彼自身の言葉でもあったのかと、漸くコミュニティで読友さんが書かれていた感想に納得できました。表題作も不思議な作品でしたが、お気に入りは「告白」と「同じ棲」。特に「告白」は血が繋がっていなくても温かい父子の関係に胸が熱くなりました。友達の奈美ちゃんが良い子です。幻想的だったりホラー的だったり、不思議な短編集でした。
読了日:7月21日 著者:浅田次郎
私の猫がいない日々私の猫がいない日々感想
田辺聖子さんの本の中で紹介されていた為、読みたくなって図書館で借りました。熊井さんの事は全然知りませんでしたが、とても庶民的で親しみやすいエッセイを書かれる方なのだと感じました。生まれた時から猫が傍にいた熊井さんと共に過ごした猫たちのエッセイ。簡単にノラ猫というだけで仔猫を残したまま殺処分されたノンノンの章では酷いと憤りながら読み、交通事故で息をひきとったマイマイの章では泣きそうになりながら読みました。純血種を守る為に雑種が生まれてすぐ淘汰されていたなんて驚きでした。そういう時代だったのでしょうね。
読了日:7月20日 著者:熊井明子
めっきらもっきら どおんどん (こどものとも傑作集)めっきらもっきら どおんどん (こどものとも傑作集)感想
今日は息子の誕生日。昔息子に読み聞かせした絵本。呪文のような歌が面白くて笑ってくれたものだった。かんたとヘンテコリンな3人組の愉快で楽しかった時間。かんたの一言で現実世界へ引き戻される。歌を忘れてしまったかんたは二度と3人組には会えなかった。ちょっと切ないお話。
読了日:7月19日 著者:長谷川摂子
世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ感想
ウルグアイのムヒカ大統領の国際会議での演説。なんて心を打つ演説なんでしょう。小国の貧しい大統領の演説なんてと、聞く態度では無かった他国の人々が最後は拍手喝釆。それも良いけど、ムヒカ大統領の気持ちをちゃんと自国に持ち帰って伝えたのかな?そっちの方も大事だと思う。「人間が幸福であってこそよりよい生活ができるのです」「幸せこそがもっとも大切な宝」その通りですよね。シンプルで一番大切な事。
読了日:7月18日 著者:
なつねこ (講談社の創作絵本)なつねこ (講談社の創作絵本)感想
なみこちゃんは風鈴の音が好きです。お母さんには聞こえていないみたいなのですが、なみこちゃんには風鈴の音に透きとおった風の音が聞こえるのでした。そこへ風鈴を作っているというなつねこさんと妹のこなつちゃんと出会います。なつねこさんと一緒に風鈴を作ったなみこちゃん。なぜ風の音が聞こえるのか?秘密も教えてもらいます。一度きりの夏の不思議な体験。でもなみこちゃんはずっと風鈴を大切にしていくことでしょう。昔は縁側に吊ってあった風鈴。殆んど見かけなくなり寂しい限りです。家には南部鉄の風鈴が1個あります。吊ってみようかな
読了日:7月18日 著者:かんのゆうこ,北見葉胡
やさしいライオン (フレーベルのえほん 2)やさしいライオン (フレーベルのえほん 2)感想
なんて切ないお話。人間の勝手で引き離された犬のお母さんのムクムクと、ライオンのブルブル。種族がちがっても本当の親子のように暮らしていたのに。ブルブルはただお母さんに会いたかっただけ。ムクムクもブルブルに会いたかっただけ。悲しい結末だけど、2人(2匹)は一緒になれたのね。先日テレビで犬とライオンが兄弟のように仲良くしてるのを見た。小さな時から一緒にいたら種族をこえて仲良しになれるのね。
読了日:7月17日 著者:やなせたかし
怪獣の夏 はるかな星へ (単行本)怪獣の夏 はるかな星へ (単行本)感想
ウルトラセブンのオマージュ。読んでいる途中で気がついた。我ながら鈍い(^_^;)セブンと光の子供達と、キリシマさん。忘れられないひと夏の体験。私の小学生時代は確かに光化学スモッグのせいで、運動場に赤旗が立つとき教室から出られなかった。へドラが登場するウルトラマンの映画も見た。地球を大切にしない地球人の事を怒る異星人がいても可笑しくはないよね。青く美しい地球。大切にしないと。
読了日:7月17日 著者:小路幸也
はなのあなのはなし (かがくのとも傑作集―わくわくにんげん)はなのあなのはなし (かがくのとも傑作集―わくわくにんげん)感想
こちらも息子に読み聞かせした絵本。穴繋がりで読んでみました。鼻の穴だけではなく、人間の体には穴が色々あって、全て大切である事を子供にわかるように、面白く書かれてあります。最後の頁はユーモラスです。
読了日:7月16日 著者:やぎゅうげんいちろう
あな (こどものとも傑作集)あな (こどものとも傑作集)感想
読友さんの感想を読んで懐かしくなり、ひっぱり出してきました。息子が保育所に通っていた頃、読み聞かせしていた絵本です。男の子がある日曜日にひたすら穴を掘り、出来た深い穴の中で座って空を見上げ、又埋め戻すというそれだけのお話なのですが、妙にインパクトがあって印象に残っていました。「これはぼくのあなだ」ひろし君の満足度がうかがえる言葉です。
読了日:7月15日 著者:谷川俊太郎
海色の壜海色の壜感想
『ラジオ文芸館』で聴いてすぐに興味を持ち図書館で予約したのですが、蔵書が少なくて(1冊しかない)やっと順番が回ってきて読む事が出来ました。若手ショート・シヨート作家との事で、昔読んだ星新一氏を思い浮かべながら読みました。もう記憶が定かではありませんが、星さんの作品はなんとなく笑える作品が多かったように思います。こちらの作品はブラックユーモア的な物が多かったような気がします。それと切なくなるものも…。文芸館で聴いた「海酒」が好きですが、「似豆」も切なくて印象に残りました。私も同じ事をしただろうなあ。
読了日:7月14日 著者:田丸雅智
悲しみよこんにちは (1955年) (新潮文庫)悲しみよこんにちは (1955年) (新潮文庫)感想
高校生の頃読んだ時と今読むのとではどう感じ方が変わるだろう?と思いながら読みました。高校生の頃は同じ年頃で、これだけの物を書ける事にとても驚いた事を覚えています。思春期の少女の残酷さ、思いもしなかった結末を迎えた事の重大さに対する心の痛み(哀しみ)は、当時の方がもっと共感出来たように思います。アンヌの年齢をも越えてしまった今思うのは、レエモンを愛してしまったアンヌが憐れだという事。私なら、レエモンやセシルとは関わりたくないと思う。
読了日:7月13日 著者:F.サガン
犬猫姉弟センパイとコウハイ犬猫姉弟センパイとコウハイ感想
豆柴のセンパイと猫のコウハイ。表紙の写真も可愛らしいけれども、二人(2匹)の関係が素敵です。本当に姉弟みたい。犬も猫も飼った事がないけれども、こんなにも仲よくなれるものなのですね。「避難する時」の章は考えさせられました。災害が起こるにつけ、いつもペットの問題がおきますよね。何回経験しても、ペットの避難についてはちゃんと確立される事がない。なんとかならないものかしら?と思いました。そして願わくば災害なんて起きなくて、家族皆で仲よく暮らせますように。
読了日:7月12日 著者:石黒由紀子
ヒロシマの風伝えたい、原爆のこと (角川つばさ文庫)ヒロシマの風伝えたい、原爆のこと (角川つばさ文庫)感想
前半は物語。後半は原爆経験者の詩。実体験に基づいているだけに、迫力があって、耐え難い程の恐怖と悲しみが押し寄せてくる。広島と長崎の両方の原爆資料館へ行った時の、展示物を思い出した。戦争は絶対ダメだ。ましてや原爆などの核兵器なんてもっとダメだ。人間が理性をとりもどし、世界から戦争や核の恐怖が無くなる事を願ってやまない。
読了日:7月11日 著者:山室有紀子
奇跡のイルカ フジ ビジュアルBook奇跡のイルカ フジ ビジュアルBook感想
原因不明の病気で尾びれを失ってしまったバンドウイルカのフジ。子供が大好きで子育て上手なお母さんイルカ。尾びれの壊死がどんどん進行していくため、尾びれの4分3を手術で切り取り、命はとりとめた。でもジャンプが出来ない。自由に泳ぎ回る事が出来ない。人口尾びれの製作が始まった。以前にテレビで見た事があった。人口尾びれを着けて泳ぎ、ジャンプするフジの姿が誇らしげで嬉しそうだ。良かったね、フジ。そして尾びれを作った方々は、素晴らしい。
読了日:7月10日 著者:加藤文雄
コンパニオンバード No.25: 鳥たちと楽しく快適に暮らすための情報誌 (SEIBUNDO Mook)コンパニオンバード No.25: 鳥たちと楽しく快適に暮らすための情報誌 (SEIBUNDO Mook)感想
我が家のインコ達も、ユキが3歳3ヶ月、トワがこの9月で4歳を迎えます。シニアになっていく上で気を付ける事を勉強したくて、この号の特集を是非読みたいと思いました。飼われているセキセイインコは確かに餌も水も豊富にあるし、部屋の中を飛び回るだけでは運動不足です。発情過多が一番の心配でした。毎年健康診断を受けていて、今の所、健康上の問題はないようですが、これからは気を付けていこうと思いました。大切な家族の一員。少しでも元気で長生きしてもらいたいですものね。表紙のオカメちゃん、小首をかしげていてとても可愛いです。
読了日:7月9日 著者:
ルポ 虐待: 大阪二児置き去り死事件 (ちくま新書)ルポ 虐待: 大阪二児置き去り死事件 (ちくま新書)感想
この事件が起きた時、なんて母親なんだ!と憤った事を覚えています。でもこの本を読んで気持ちが変わりました。とても読みやすいルポでした。あの事件は防ごうと思えば防げたのだと思いました。全ては事件を起こした母親の生育環境に問題があったのだと感じました。愛されずに育った人は自分を愛せない。それは自信がないから。そして自分を愛せない人は他の人をも愛せない。信じることが出来ない。助けを求めることが出来ない。この母親は【逃げる】事で自分を守って生きてきた。子供を置いて逃げる事しか出来なかった。元夫も元姑も酷いと思う↓続
読了日:7月8日 著者:杉山春
路地裏のあやかしたち (3) 綾櫛横丁加納表具店 (メディアワークス文庫)路地裏のあやかしたち (3) 綾櫛横丁加納表具店 (メディアワークス文庫)感想
伝説の鵺がこんなにも軽くて元気者だとは想像できませんでした。「〜ッス」というしゃべり方にとある携帯電話会社の鬼役の顔が浮かんできて仕方がありませんでした。それにしても洸之介のお母さんもややこしい人ですね。でも、洸之介が進路をちゃんと見極めて前に進む事が出来て本当に良かった。旅立ちに乾杯!そして環さんやあやかしたちとの付き合いもずっと続いていくんだろうなあ。なんだかちょっと羨ましい。
読了日:7月6日 著者:行田尚希
路地裏のあやかしたち (2) 綾櫛横丁加納表具店 (メディアワークス文庫)路地裏のあやかしたち (2) 綾櫛横丁加納表具店 (メディアワークス文庫)感想
今回も様々な妖怪たちが登場しました。でも基本的に皆優しいのですよね。永い年月を生きているせいか、皆とても優しい目線で人を見てくれる。自分の気持ちを表現するのがちょっと下手だけど。なので、洸之介がしょっちゅう「わかりにくい」と心の中で言っている(苦笑)そんな中、洸之介自身も高校3年生の夏を迎え、自分の進路について悩み始める。次巻ではそれが描かれるのかな?博物館員の望月さん好きだわ。私もあやかしたちを紹介されたらこんな風にテンションマックスになってしまうかも。兵助さんは良い人をみつけたね。
読了日:7月5日 著者:行田尚希
チリンのすず (フレーベルのえほん 27)チリンのすず (フレーベルのえほん 27)感想
とても悲しくてやるせないお話。復讐は何も生まない。反対に自分を追い詰めてしまう。分かっていても、「許す」という事は難しい。チリンが可哀想だ。オオカミも可哀想だ。
読了日:7月3日 著者:やなせたかし
うみべのいすうみべのいす感想
とても静かな絵本。海辺の椅子に色々な生き物や人や、それ以外のものが座って海を見ています。ただそれだけの静かな物語。とても心が落ち着きました。ありがとう。
読了日:7月3日 著者:内田麟太郎

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せめて8月は何事もないようにと願っていましたが、昨日、叔父が亡くなりました。
寂しい限りです。