2021年2月の読書記録

3月3日、今日はひな祭りですね。

2月の読書記録を残して起きます。

 

 

2月の読書メーター
読んだ本の数:15冊
読んだページ数:3348ページ
ナイス数:1949ナイス

いのちのカプセル まゆ (ふしぎいっぱい写真絵本)いのちのカプセル まゆ (ふしぎいっぱい写真絵本)感想
繭って美しいと思う。蚕の繭は知っていましたが、この本に載っている虫たちの繭は知りませんでした。あの小さな体でたくさんの糸を吐いて繭を作る姿は健気です。モスラを思い浮かべました。せっかくサナギになっても成虫になるまでには苦難が続くのですね。他の虫に寄生されたり食べられてしまったり。自然の厳しいところですね。
読了日:02月28日 著者:新開 孝
精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉精神科医Tomyが教える 1秒で不安が吹き飛ぶ言葉感想
ゲイで精神科医でコラムニスト。ご自分の事をそう自己紹介されているTomyさん。とても腑に落ちる言葉が並んでいました。いいですね。私が長く苦しんだ結果、見つけた方法も言葉として書かれてあって、ああ、同じように感じる方がいらっしゃるのだと思い、なんだか同志を得た気がしました。
読了日:02月27日 著者:精神科医Tomy
阪堺電車177号の追憶 (ハヤカワ文庫JA)阪堺電車177号の追憶 (ハヤカワ文庫JA)感想
良かったです。大阪に阪堺電車という路面電車が走っているのですが、その177号が昭和8年から平成29年までを回想する形式で物語が語られます。登場人物も少しずつ繫がりがある短編集です。
読了日:02月26日 著者:山本巧次
青空のむこう青空のむこう感想
交通事故で亡くなってしまった少年ハリー。亡くなる前に姉と喧嘩して酷いことを言ってしまった事をとても後悔していた。今まで読んだ本に出てくる死後の世界とは違っていて、でも良かったです。ハリーが学校を訪ねた時は彼の気持ちを思うと切なかったです。そして家族の様子を知ってなんとか自分の気持ちを伝えようとする場面も切なかったです。ハリーの性格のせいもありますが、全編明るい雰囲気があり、ラストは希望があります。
読了日:02月23日 著者:アレックス シアラー
ねこ歩きねこ歩き感想
猫の日』に読了。表紙の子のなんとも言えない表情に癒される。岩合さんの手にかかると猫も安心して色んな表情を見せてくれる。猫はやっぱり可愛い。
読了日:02月22日 著者:岩合 光昭
むしのかお (ふしぎいっぱい写真絵本)むしのかお (ふしぎいっぱい写真絵本)感想
あまりにも小さな虫の顔。子供の頃は観察した事がありましたが、こんなにたくさんの種類の虫の顔を見たことはありません。表紙の子といい、可愛いです。
読了日:02月21日 著者: 
たんぼのカエルのだいへんしん (ふしぎいっぱい写真絵本)たんぼのカエルのだいへんしん (ふしぎいっぱい写真絵本)感想
子供の頃アマガエルを飼っていた。オタマジャクシがカエルになる事は知っていてもどんな風に足がはえてくるとかは知りませんでした。この本で知ってビックリしました。まさかそんなところからはえてくるとは。。。面白かったです。
読了日:02月21日 著者: 
天然日和天然日和感想
女優の石田ゆり子さんが30代の頃書かれたエッセイ。良かったです。ご自分の事をせきららに綴っていらっしゃって親しみがわきました。石田さんは職人さんが何かを作っている所をじっと見るのが好きなんだそうです。実は私もそうです。人が何かを作っている姿は美しいし飽きずにじっと見ていられます。猫3匹と犬1匹との生活。仕事の事。本の事。(凄い読書家でもいらっしゃいます)こだわりの品々。気が付けば物であふれていた事。そしてそれをフリーマーケットで販売した事など。続きがあるみたいなので読んでみようと思います。
読了日:02月20日 著者:石田 ゆり子
南の子供が夜いくところ南の子供が夜いくところ感想
恒川ワールド。でも今回はちょっと違っていました。一家心中しようとしていた家族を助けた謎めいた女性ユナ。助けられて南の島で教授と暮らす事になったタカシ。その南の島々の歴史のような、幻想的な、恐ろしくもあり、悲しくもあるお話の数々。不思議すぎてちょっとついていけませんでした。
読了日:02月17日 著者:恒川 光太郎
涙猫~私とネコの心あたたまる11の物語~涙猫~私とネコの心あたたまる11の物語~感想
猫が出てくる短編集。10代まで、20代から40代まで、50代から70代までと分かれている。猫の恩返し的なハートフルなお話が多いけれども、私は『彼によろしく』のミュウが猫らしくて良いなあと思う。颯爽と生きていて生命力の強さを感じられる。泣ける話が多かったけれども、私は残念ながら涙は出ませんでした。
読了日:02月15日 著者: 
善人は若死にをする (1971年)善人は若死にをする (1971年)感想
高校生の頃、読書家のご近所の方から頂き読みました。今回は図書館で借りました。昔読んだ時も衝撃を受けましたが、すっかり内容を忘れていた今回も同じでした。1970年代にこれが書かれたなんて凄いなと思います。ブラックユーモアもしくは風刺のきいたショートショートといった感じです。
読了日:02月14日 著者:大西 赤人
金色機械金色機械感想
面白かったです。時代劇ですがSFです。宇宙船が爆発して帰れなくなり、迎えを待ちながらひっそりと暮らしていた幽禅家。そこに仕える金色の異形の者。(私の頭の中ではスターウォーズのC3POが浮かんでいました)金色様と呼ばれていました。その金色様と不思議な能力を持った人間たちとの切なくも壮大な人間ドラマ。恒川さんらしい世界が広がっていました。
読了日:02月11日 著者:恒川 光太郎
さくらい動物病院の不思議な獣医さん(4) (双葉文庫)さくらい動物病院の不思議な獣医さん(4) (双葉文庫)感想
優生に何があったのか?は分かりましたが、どうもスッキリしません。手塚君が怒るのも無理はありません。亜希のおじいちゃんには困ったものですね。人をそんな風に試す?のってどうかと思います。試練を与える?違うでしょう!と言いたくなりました。
読了日:02月09日 著者:竹村 優希
犬がいた季節犬がいた季節感想
捨てられて高校に受け入れられた犬のコーシローと、共に過ごした高校生たちの連作短編集。コーシローの世話をするコーシロー会。初代のメンバーの優花と光司郎の淡く切ない関係。最後の章に繋がっていて嬉しかった。アイルトン▪セナは私も好きだった。『セナと走った日』のサッチャンとタカヤンの関係がすごく良い。私が通っていた中学にも犬がいたので、昭和▪平成▪令和、それぞれの時代の高校生たちに気持ちを重ねながら読む事ができた。良いお話でした。
読了日:02月07日 著者:伊吹 有喜
陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)陽気なギャングが地球を回す (祥伝社文庫)感想
面白かったです。嘘を見抜く達人の成瀬、演説の達人の響野、天才スリの久遠、正確な体内時計を持つ雪子という個性的な4人が銀行強盗をするのですが、なぜか憎めない。そしていつもは百発百中で成功させるはずが盗んだお金を横取りされた事から変な事に巻き込まれていく。不謹慎ですが、彼らを応援している自分がいて、なかなか痛快でした。
読了日:02月04日 著者:伊坂 幸太郎

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