2020年12月の読書記録

12月の読書記録を残しておきます。

 

12月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:1592ページ
ナイス数:2453ナイス

神様のパッチワーク (ポプラ物語館 81)神様のパッチワーク (ポプラ物語館 81)感想
とても気持ちがほっこりしました。特別養子縁組で家族になった結くんと香ちゃん。両親はそれを隠すことなく周囲の人も皆知っていて普通に暮らしています。そこに転校生がやって来て波風がたちます。でも家族の絆は揺るぎないものでした。神様のパッチワーク、素敵な言葉です。
読了日:12月27日 著者:山本 悦子
黄色いポストの郵便配達 (理論社ライブラリー)黄色いポストの郵便配達 (理論社ライブラリー)感想
私の頭が固くなってしまっているせいか、この世界観になじむまでちょっと時間がかかりました。桜の木もマンボウも黄色いポストも、そして主人公も変わっています。主人公の友達も。でもマンボウが良い味をだしています。美味しい紅茶が飲みたくなります。
読了日:12月20日 著者:斉藤 洋
レッドタートル ある島の物語レッドタートル ある島の物語感想
ある南の小さな島が語る命のお話。一人の男性が流れ着いて、何度も脱出を試みようとしながらも失敗して苛立っていたところへウミガメがやってきます。そこから話は不思議な展開をみせていく。命が生まれ失われていくのをただ見るだけしか出来ない小さな島。島のため息ってどんなだろう?
読了日:12月20日 著者:マイケル・デュドク・ドゥ・ヴィット,池澤 夏樹
ドッグテールズドッグテールズ感想
犬と人との短編集。『グッドバイ』亡くなった愛犬クロの飼い主を思う不思議なお話。『バックパッカー』何もかも失った主人公についてきたアラスカンマラミュートという犬種の野犬との心暖まるお話。『疾風』老猟師と猟犬疾風(はやて)との切ないお話。人間が出来ていない者が銃を持つとろくなことにならない。『遠吼え』狼王ロボを彷彿させるお話。簡単に犬を捨てるからいけないのに。悪いのは人の方なのに。『向かい風』心に傷をおった救助犬のハンドラーが再び相棒のボーダーコリーのエマと共に歩み始める。
読了日:12月19日 著者:樋口明雄
白い標的 南アルプス山岳救助隊K-9白い標的 南アルプス山岳救助隊K-9感想
今回は宝石泥棒と山岳救助などが絡み合い、今まで以上にハラハラドキドキの連続でした。こんなにも人の命が失われた事が、しかも殺人が起きたことにショックを受けました。でも夏実の人としての強さ、静奈の能力の高さ、山岳救助隊の仲間を思う気持ちの強さ、犬たちの勇敢さにあらためて感動しました。
読了日:12月19日 著者:樋口明雄
めだかのぼうけん (ふしぎいっぱい写真絵本)めだかのぼうけん (ふしぎいっぱい写真絵本)感想
めだかって生息している地域で姿かたちや暮らし方が違っているのですね。知りませんでした。お店で売られているめだかを自然に離してはいけないのは、その生態系を壊してしまうから。どの動植物でも同じですよね。その地域古来の生物を絶滅させてしまうかもしれない。めだかも自然ではなかなか見られなくなってしまった。寂しいですね。
読了日:12月13日 著者:伊地知 英信
ダンゴムシみつけたよ (ふしぎいっぱい写真絵本)ダンゴムシみつけたよ (ふしぎいっぱい写真絵本)感想
子供の頃よく遊んだダンゴムシ。虫ではなかったのですね。ビックリポンです。今の季節は地中で眠っているのですね。懐かしい。
読了日:12月13日 著者: 
わすれられないおくりもの (児童図書館・絵本の部屋)わすれられないおくりもの (児童図書館・絵本の部屋)感想
素敵な絵本でした。年老いたアナグマが亡くなってしまって友達たちは悲しみにくれます。でもアナグマに教わった事を皆で話しているうちに元気になっていきます。我が家も義母を亡くして最初は悲しかったけれども、だんだん思い出を笑って話せるようになりました。亡くなってしまっても思い出は消えることはなく、受け継がれていくのですよね。
読了日:12月13日 著者:スーザン・バーレイ
心に折り合いをつけて うまいことやる習慣心に折り合いをつけて うまいことやる習慣感想
当時89歳の精神科医中村恒子先生の言葉を同じ精神科医の奥田先生が聞き取って本にしたもの。読んで良かったです。恒子先生の柔らかい関西弁が心にしみました。私が救われた言葉は「仕事の質は中途半端で大いに結構。手抜きしてもいいから途中で投げ出さないこと」「うまくいかないことが続くときは立ち止まってはいけない。立ち止まると先に進めない」そして先生が酒飲みの夫との生活がしんどかった時、ゴールを決めて頑張られた姿に、私も先の見えない苦しみにゴールをみつければいいのだと知る事が出来きたのがなによりの収穫でした。
読了日:12月09日 著者:中村 恒子,奥田 弘美
九十歳。何がめでたい九十歳。何がめでたい感想
面白すぎて何度本を置いて笑い転げたことか。。。佐藤さんは本当に義母にそっくりです。義母もたぶん同じ事を言うだろうなあと思えるエピソードの数々。これが笑わずにおられようかというものです。思わず傍にいる夫に本を読んで聞かせて「ね、お義母さんにそっくりでしょう?」と同意を求めていました。コロナ禍の中、笑わせて頂いてありがたかったです。
読了日:12月05日 著者:佐藤愛子

読書メーター