2019年11月の読書記録

随分遅くなりましたが、11月の読書記録を残しておきます。

 

 

11月の読書メーター
読んだ本の数:10冊
読んだページ数:1914ページ
ナイス数:1494ナイス

九十九怪談 第五夜九十九怪談 第五夜感想
一番印象に残ったのは『息子』人を中傷し続けるなんてそりゃあ、ご住職が仰るように業が深いと言わざるを得ない。たくさんの人を泣かせてきたのだから。『轢き逃げ』も因果応報という感じを受けた。人にした事は自分に返ってくる。だからやっぱり人に対しては良い行いをしたいと思う。『心中』は怪談というよりもその人の遺書のお蔭で助かったという、なんともいえないお話。切ない。
読了日:11月27日 著者:木原 浩勝
猫をおくる猫をおくる感想
猫が集まってくるお寺、木蓮寺。周囲からは猫寺と呼ばれている。猫専門のペットセレモニーをする事になり、木蓮寺の住職の真道の誘いに、藤井、瑞希が自然と集まって関わるようになる。各々と猫との関わり、そして麦や希実子や透子などの登場人物との関わりが静かにつづられている。猫の尾に秘密があったとは知りませんでした。素敵な秘密ですね。
読了日:11月25日 著者:野中 柊
ねことねこねことねこ感想
ねことねこを比べるだけの絵本。でも可愛いです。
読了日:11月24日 著者:町田 尚子
松井冬子画集 世界中の子と友達になれる (エーテー・アートブック)松井冬子画集 世界中の子と友達になれる (エーテー・アートブック)感想
なんとも不気味で不思議な世界が広がっていました。一番感じたのは『痛み』でした。日本画は色々見てきたけれども、ここまで徹底した世界は見たことがありませんでした。静寂と痛みと見るものを圧倒する世界。不思議な日本画家ですね。
読了日:11月22日 著者:松井 冬子
九十九怪談 第三夜九十九怪談 第三夜感想
第一話の『借り』が初っ端から強い印象を受けました。300年前の借りを返しにくるなんて、なんて律儀なと。そして現実のあの大きな事故との関係にぞっとしたのです。いろんなパターンで異常な現象が登場してきますが、二十一話の『墓参り』が怖かったです。十九話の『ネズミ』はちょっと笑えました。そして馬好きな私にとっては十四話の『仔馬』がとても気になりました。なぜ走り回っているのだろう?と仔馬の事が気になって仕方がありませんでした。
読了日:11月17日 著者:木原 浩勝
九十九怪談 第四夜九十九怪談 第四夜感想
シリーズ第4弾。世の中には不思議な力を持った人がいるものですね。大人では四十九話の入社式で会った男性が忠告してくれた話など。子供の場合、大きくなったらその頃のことを全然覚えていない話が多かったです。お札が力を発揮した話はいいのですが、反対に貰った紙人形が変な現象を起こすのは困りものですね。くれた人に言うことも出来ず、捨てるわけにもいかず、結局そういう扱いになるよねといった話がありました。
読了日:11月17日 著者:木原 浩勝
ひだまりひだまり感想
切なくてとても温かいお話でした。乱暴者の猫のトラビス。優しい三毛猫のミケーレと出会い、とても楽しい日々を過ごす。今まで一人で平気だったのに、ミケーレがいなくなったらどうしようと怖さを感じるようになる。やがてその時が…。トラビスとミケーレが仲良くひだまりにいる姿が可愛らしい。そしてミケーレを失って自暴自棄になったトラビスの心に少しずつ変化が。ラストは希望がある。
読了日:11月17日 著者:林 木林
不思議プロダクション (幻冬舎文庫)不思議プロダクション (幻冬舎文庫)感想
今までの不思議シリーズの中ではちょっと物足りなく感じました。それでも人間のエゴや愛が伝わってきました。シロクマ大福さん、物まねよりも探偵に向いているように思います。兼業にしてみては?なんて思ってしまいます。
読了日:11月14日 著者:堀川 アサコ
月の名前月の名前感想
月って神秘的だと思います。特に女性にとっては縁のあるものだと思います。ところがこの本によると昔は月は男性を象徴するものだったとか。月にはいろんな名前があって、素敵な名前も多かったです。日本語ってやっぱり繊細で表現が深くていいですね。【2019年花鳥風月読書会】参加にて読了
読了日:11月05日 著者:高橋順子
九十九怪談 第二夜九十九怪談 第二夜感想
怖い話は怖がりのくせに大好き。不思議な話、恐ろしい話、笑える話、様々でした。母は田舎育ちなので、子供の頃、母の体験として近所のおじさんがタヌキに化かされた話など聞かされていましたが、似たような話が載っていて面白かったです。
読了日:11月03日 著者:木原 浩勝

読書メーター

 

 

疲れていたので、気が付くと猫と怪談の本ばかり読んでました。