2018年10月の読書記録

10月の読書記録を残しておきます。

10月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2261ページ
ナイス数:1031ナイス

クージョ (新潮文庫)クージョ (新潮文庫)感想
昔読んだ時は狂犬病の恐ろしさを感じたものでしたが、今回は、クージョが可哀想だと感じました。狂犬病になりさえしなければ本来穏やかな性格だった彼は、本当に穏やかな犬生を生きられたのにと。反対に人間たちのいい加減さ、身勝手さにはイライラしました。お酒や暴力や不倫、まっぴらだと感じました。タッドは可哀想でしたが、大人たちには同情すら感じませんでした。自業自得でしょうと。ちょっと厳しい感想になってしまいましたね。オール・ハロウズ・イヴ(All Hallow's Eve)Horror読書会(10月1日〜10月31日)
読了日:10月27日 著者:スティーヴン・キング
日航123便墜落の新事実  目撃証言から真相に迫る日航123便墜落の新事実 目撃証言から真相に迫る感想
衝撃的でした。日航123便の事故原因はずっと圧力隔壁だとばかり思っていました。日航の元客室乗務員であり、同僚を失った方だからこそ、色々な疑問を持ち、ここまで調べることが出来たのですね。でも真実を明らかにしたいという情熱がなければここまでは出来ないと思います。頭が下がります。あれは『事故』ではなく『事件』の可能性があったという新事実。本当に驚きました。あれから33年もたち、知らない人も増えていると思います。遺族の高齢化も進んでいます。決して忘れてはいけないと強く思いました。
読了日:10月19日 著者:青山透子
世界は猫のもの世界は猫のもの感想
可愛らしい猫たちの写真に癒されました。毎日本当につかれているので、こういう写真集はありがたいです。感謝。
読了日:10月17日 著者:MdN編集部
ハリー・ポッターと賢者の石 (1)ハリー・ポッターと賢者の石 (1)感想
息子が小学生の頃に読んで以来でした。今回イベントに参加したので久しぶりに読みました。やっぱり、楽しかったです。ハリーやロンやハーマイオニーが可愛らしかったし、子供たちなりの勇気と友情にほほえましさを感じました。魔法の世界はやっぱり楽しいですね。イベント オール・ハロウズ・イヴ(All Hallow's Eve)Horror読書会(10月1日〜10月31日)参加で読みました。
読了日:10月16日 著者:J.K.ローリング
九十九怪談  第一夜九十九怪談 第一夜感想
実話に基づく怖い話は大好き。でも、決して「出る」というスポットに自ら行くことはありません。それは死者をバカにする態度だから。本書の中で一番怖かったのは飼っている金魚やインコが次々といなくなったというお話でした。私もかつて金魚を飼っていたし、今はセキセイインコを飼っているのでリアルでした。イベント オール・ハロウズ・イヴ(All Hallow's Eve)Fantasy読書会(10月1日〜10月31日)参加として読みました。
読了日:10月10日 著者:木原 浩勝
群青に沈め―僕たちの特攻群青に沈め―僕たちの特攻感想
とても悲しかったです。戦闘機での特攻隊をめざしたはずが海に潜って上陸してくる敵を自分もろとも爆破させる特攻隊に配属された主人公。回転のようなものではなく、潜水服をきて海に潜って棒の先につけた機雷を敵艦にあてるという、なんともお粗末なやり方に主人公浅沼は辟易するも、上の命令には逆らえず、日々の訓練に励む。少年たちのひたむきさが哀れです。最初は嫌悪していた上官や親友を失った浅沼。ひとり生き残ったことに呆然としてしまうけれども、やがて前を向いて歩きだしたのでほっとした。彼らの分も生きてほしい。
読了日:10月06日 著者:熊谷 達也
度胸 (ハヤカワ・ミステリ文庫 フ 1-5 競馬シリーズ)度胸 (ハヤカワ・ミステリ文庫 フ 1-5 競馬シリーズ)感想
競馬シリーズ2作目。面白かったです。前回読んだ『本命』の主人公と違い、今回の主人公は音楽一家に生まれながらその才能に恵まれず、馬が好きで騎手を仕事にしているフィン。まだ駆け出しの売れない騎手の生活がよくわかり、応援しながら読んでいました。それにしてもいきなり騎手の自殺というショッキングな場面から始まり、いろんな騎手に不運がふりかかり、やがてやっとチャンスを掴んで順調に騎手生活がいきはじめたと思ったフィンにも魔の手が忍び寄ってきます。犯人の陰湿な性格はきっと治らないでしょう。フィンの復讐には驚きましたが。
読了日:10月04日 著者:ディック・フランシス

読書メーター


環境が大きく変わり、夫の入院・手術や自分自身の健康状態の問題などがあり、10月はあまり読めませんでした。
そんな中、読書メーターの方で読み友さんにハロウィンの読書イベントにお誘い頂き、
ファンタジーの方では『ハリー・ポッターと賢者の石』を
ホラーの方では『クージョ』を久しぶりに読むことが出来て、とても良かったです。
『クージョ』では昔読んだ時とは違った感じ方をしたし、『ハリー・ポッターと賢者の石』では昔と同じ感じ方をしました。
作品によって、年月が経った時の感じ方が違う事があるのだなあとわかり、ちょっと面白かったです。