2017年8月の読書記録

遅くなりましたが、8月の読書記録を残しておきます。
戦争や原爆に関する本を予定通り読むことが出来ました。
又来年の夏も読みたいと思います。
お盆に四国へ夫の従姉も一緒に行ってきました。義母の実家、従姉の家のお墓の掃除とお参りの為です。
丁度三本松高校が甲子園で活躍していたので、町のいたるところに横断幕や幟やらがたっていました。
20年以上前に行ったきりのしろとり動物園へも久しぶりに行きました。
当時はまだ工事中で動物達との距離がとても近く、皆平気で寄ってくるものだから、幼かった息子がかえって怖がってしまって大変でした。
相変わらず、動物達との距離は近かったです。
ヒヨコを手のひらに包み、その温もりに命を感じました。
又、飼育員さんが蛇を肩に巻いて乗せていらっしゃったので、「乗せてください」とお願いして肩に乗せてもらいました。
蛇ってもっと冷たいのかと思ってましたが以外に温かったです。
     ↓

良い旅行でした。



8月の読書メーター
読んだ本の数:20冊
読んだページ数:3618ページ
ナイス数:2200ナイス

午前0時の忘れもの (集英社文庫)午前0時の忘れもの (集英社文庫)感想
昔「あした」という映画を観た事があり、とても印象に残っていました。その原作という事で手に取りました。映画では船でしたが、原作ではバスだったのですね。船の方が情緒がありましたね。泥だらけのバスはちょっと不気味でした。でも、事故で湖の底に沈んだバスの乗客の内、遺体がみつかっていない乗客とその家族が過ごせる1時間だけの時。素敵なプレゼントだと思いました。又別れるのは辛いけれども、淳が恵に行ったセリフ「生きる事が一番すてきなんだ」が真理だと思います。素敵なファンタジーでした。
読了日:08月31日 著者:赤川 次郎
99のありがとう・風 (文芸書)99のありがとう・風 (文芸書)感想
実話なのでとても胸に迫るものがありました。涙が出たものもありました。「家族」「笑顔」「感謝」「勇気」の4つの章からなる読者の皆さんの体験談。心が弱っていたこの時期に読んで良かったです。胸の中が温かくなりました。感謝。
読了日:08月30日 著者:谷口 雅美
世にも美しい瞳 ハエトリグモ世にも美しい瞳 ハエトリグモ感想
昔からハエトリグモが好きでしたが、もう、この写真の数々を見たらキュートで可愛らしすぎてたまりませんでした!でも、私がこの本を見てたら息子が「本を借りてまで見ようなんて普通思わへんで」と言うので、「あんたにはこの美しさやキュートさがわからんの!」と言い返していました。ハエトリグモの瞳の美しさったらまるで「風の谷のナウシカ」のオームの瞳のよう。十分堪能させて頂きました。ハエトリグモ好きにはお薦めの本です。
読了日:08月29日 著者:須黒 達巳
魂でもいいから、そばにいて ─3・11後の霊体験を聞く─魂でもいいから、そばにいて ─3・11後の霊体験を聞く─感想
東日本大震災で家族を喪った方々の不思議な体験を著者が聞いて書いた物。この方達の体験は本当の事だと思います。魂は想いだと思います。逝ってしまわれた人とこの世に残された人との、お互いがお互いを思う気持ちが繋がった体験だと思います。プラレールNゲージが動いた話が一番たまりませんでした。亡くなられたお子さんはどんな想いで家族を見守っているのでしょう?私自身も夢で義父の言葉を受け取りました。夫も当時の事務員さんも一緒に不思議な体験をしています。だから、この本に登場した方々の体験を私は信じます。
読了日:08月28日 著者:奥野 修司
99のなみだ・星―涙がこころを癒す短篇小説集 (リンダブックス)99のなみだ・星―涙がこころを癒す短篇小説集 (リンダブックス)感想
「星空ドライブ」「117の伝説」「孫の顔」「合鍵」「長い夜」「ありがとう」「恩送り」「待っているから」「パパ頑張って」「火事場の馬鹿」「幸せのレシピ」「落月屋梁」の12編。この巻も全体的に良かったです。涙は出ませんが、胸の中があったかくなるお話が多かったです。未来に希望を持てるお話が多かったです。人が人を思う、そういう良いお話ばかりでした。
読了日:08月23日 著者:
わたしおてつだいねこ (おてつだいねこシリーズ)わたしおてつだいねこ (おてつだいねこシリーズ)感想
忙しいおばさんが「猫の手もかりたい」とつぶやいたら本当に猫がお手伝いさんとしてやってきた!「何でもできます!」と答えた猫さんでしたが、何をやっても失敗ばかり。しょんぼりとして雨の中を出て行った後姿をおばさんがおいかけてきました。猫さん、優しいおばさんで良かったね。可愛らしいお話でした。【(^ΦωΦ^) 猫と読書(^ΦωΦ^) 】にて読了
読了日:08月22日 著者:竹下 文子
ねんどの神さま (えほんはともだち (27))ねんどの神さま (えほんはともだち (27))感想
ラストが衝撃的でした。戦争を憎んで粘土で神さまを作ったケンちゃん。まさかそのケンちゃんが大人になって兵器を作る会社の社長になっていたなんて。そして巨大化してケンちゃんに会いに行った神さま。その会話がとても切ないです。神さまは言います。「ねえ、ケンちゃん。もうぼくは、いなくなったほうがいいのかな。ケンちゃんはむかしみたいに戦争がきらいじゃないみたいだからね」ケンちゃんは昔と変わっていないと言い訳をします。そう、言い訳です。だってねんどの神さまにあんな酷い事をするのだから…。悲しいお話です。
読了日:08月20日 著者:那須 正幹
ゴエモンが行く!   生命と向きあって (光文社文庫)ゴエモンが行く! 生命と向きあって (光文社文庫)感想
笠原家にやってきたパグのゴエモン君。幼い頃のとてもヤンチャで元気な姿が可愛らしくて面白かったです。そしてとても賢い!お友達犬も人間のお友達やファンもたくさんいて、素敵なワンちゃんだったのですね。後半の「生命と向きあって」はゴエモン君の病との戦いが壮絶で涙が出ました。笠原さん御夫妻の献身的な看病にも頭が下がります。犬を飼う事は命と向きあっている事だと正面から教えて頂きました。ゴエモン君、天国で幸せに。
読了日:08月18日 著者:笠原 靖,笠原 美尾
3月のライオン (10) [BUMP OF CHICKEN]CD付特装版 (ジェッツコミックス)3月のライオン (10) [BUMP OF CHICKEN]CD付特装版 (ジェッツコミックス)感想
図書館に予約してあったら9巻より先に10巻が回ってきました。なのでこちらを先に読むことになりました。せっかくひなちゃんの虐め問題も片付き、桐山君と同じ高校に入学し平和が戻ってきたと思っていたら、あらまあ、不穏な空気をまとった人物登場ですか。恐ろしい人がいるものだ。人間とは思えない。人の心をもっていない。桐山君、ガンバレ!
読了日:08月16日 著者:羽海野 チカ
どうぶつたちがねむるときどうぶつたちがねむるとき感想
いろんな動物達の寝姿を描いた絵本。表紙のラッコやアザラシや鳥や蛇やブダイなどの魚やマルハナバチなどの昆虫も出てきます。いろんな眠り方があって面白いです。平和に眠られますように。みんな、おやすみなさい。ペリカン等鳥がでてくるので鳥本とさせて頂きます。【(。・ө・。)酉年に鳥本を読もう】イベント28冊目。
読了日:08月13日 著者:イジー・ドヴォジャーク
トランクの中の日本―米従軍カメラマンの非公式記録トランクの中の日本―米従軍カメラマンの非公式記録感想
ジョー・オダネルという名前に聞き覚えがあったのですが思い出せず、写真を見てわかりました。亡くなった弟を背中に負ぶい焼き場の順番を直立不動で待つ少年の姿。余りにも有名なあの写真を写した方だったのですね。まだ23歳の若さで従軍カメラマンとして日本へやってきた彼が見た日本はあまりにも悲惨なものでした。彼は私用のカメラで撮った写真をトランクの中に封印したのでした。でも御自身も放射能の影響を受け精神的にも苦しみ、写真の封印を解く事で心が解放され癒しを得る事が出来たのでした。くしくも今日は長崎原爆忌
読了日:08月09日 著者:ジョー オダネル
鳥の正面顔鳥の正面顔感想
なかなか鳥の顔って正面から見たことないなあと思い図書館で借りました。雀とキジバトはいつも観察しているから正面顔もしっかりわかりましたが、他の野鳥は巻末の鳥名と見比べながら見ました。面白かったのがヒバリ。空高く飛んでいる姿しか知らないから、こんなお餅みたいにペッタンコになっている姿に笑ってしまいました。正面顔でも可愛いと思える鳥と人相?が悪いと思える鳥とがいて面白かったです。【(。・ө・。)酉年に鳥本を読もう】イベント27冊目。
読了日:08月08日 著者:♪鳥くん(永井真人)
HONKOWA霊障ファイル『泣ける動物霊特集』 (ASスペシャル)HONKOWA霊障ファイル『泣ける動物霊特集』 (ASスペシャル)感想
動物ものはやっぱりジーンときますね。健気に人間を守ってくれる心優しい、犬や猫たち。大切な家族ですものね。私もトワやユキを大切にして仲良く暮らしていきたい。長生きして欲しい。
読了日:08月07日 著者:山本まゆり
魔百合の恐怖報告 総集編 2017 (HONKOWA増刊)魔百合の恐怖報告 総集編 2017 (HONKOWA増刊)感想
読み友さんの感想を読んで久しぶりに山本まゆりさんの作品が読みたくなり、購入しました。寺尾玲子さんの御活躍は相変わらずですね。そして雨宮視子さんも。しばらく遠ざかっていたから沙弓さんの事は存じ上げませんでした。「囚われの少女達」は辛いお話でした。昔ならあり得る話だなあと思いながら読みました。昔の由緒ある家柄だったら、人と違う子どもを隠そうとするだろなあ。でも本人には何の罪もない。現代だったら違っていたのだろうなあ。その時代に生まれた悲劇といえるかもしれない。でも解放されて上へあがる事が出来て本当に良かった。
読了日:08月06日 著者:山本まゆり
おばあさんの しんぶんおばあさんの しんぶん感想
このエピソードは以前何かのテレビ番組で観た事がありました。原作者の実体験が元になって絵本になっていると知り手に取りました。やっぱり良かったです。みはらのおじいさんとおばあさんの優しさがなんともいえません。特におばあさんはてつお君の為に新聞を取り続けたわけですが、新聞を読みにやってくるてつお君と過ごす時間が楽しかったのかもしれませんね。気持ちを温かくしてくれる良いお話です。たくさんの人に読んでほしいです。
読了日:08月06日 著者:松本 春野
99のなみだ・風―涙がこころを癒す短篇小説集 (リンダブックス)99のなみだ・風―涙がこころを癒す短篇小説集 (リンダブックス)感想
「宇宙の約束」「父の家で」「『マツミヤ』最後の日」「デビュー戦」「いじわるジジイ」「いるかとくじら」「ほほえむまでの時間」「金襴緞子」「転校」「風見鶏の町」「笹山兄弟譚」「乾杯」の12編。涙は出ないけれども全体的には好きな作品が多かったです。「いるかとくじら」は考えさせられました。発達障害の事、これまで勉強して少しは知っているけれどもお子さんによって色々だろうから実際その場面に出くわしたらどうしたらいいのかわからないと思う。でも親御さんを責める事はしないと思う。「金襴緞子」嘘も方便。義母の気持ちが温かい。
読了日:08月05日 著者:
八月の六日間八月の六日間感想
同僚から「明日、山、行きませんか」と声を掛けられ、山ガールになった主人公。初心者だからと鍛錬をして勉強もして、基本一人で登る事が好きでも、登山途中でいろんなアドバイスを受けながらコース変更をしたりして、決して無理はせずに山登りを楽しんでいる。いや、しんどすぎていったい何をやっているのだろう?と思う場面もあるのだけれども、少しずつ山に慣れて魅かれて行く姿が素敵です。親友とのやりとりは、後々ちょっと辛かった。別れた男性との事も最後には吹っ切れた様子。これからも真摯に山と向き合っていくのだろうなあ。
読了日:08月03日 著者:北村 薫
ふたりふたり感想
クラスで一部の女子から虐められている転校生の小野さん。准はそれをやめさせる勇気はないけれども蔭でこっそり小野さんを守ろうとします。そんな二人が同じミステリー作家のファンだとわかり意気投合。覆面作家でもあるその作家が別名義で他のジャンルの本を書いている事を知り、二人で協力してそれを突き止めようとします。二人で謎解きをして作家に会いに行く行動力にビックリ!可愛らしいお話でした。ラストは希望が持てて良かったです。このままずっと仲良しでいてほしいなあ。
読了日:08月02日 著者:福田 隆浩
幽霊魚 (文学の扉)幽霊魚 (文学の扉)感想
父親と共に島に移住してきた知希。正人と栄治とひょんな事から仲よくなります。離れて暮らす母親と妹がいますが、知希には母親との間に訳ありな様子。その辺はちょっと辛いものがありますが、栄治も又辛い環境にありました。栄治は「幽霊魚」を釣り上げる事に必死になっていました。幽霊魚を釣り上げれば願いが叶うと信じて…。でもその前に島を去る事に。そして残された知希が「幽霊魚」と出会い格闘します。きっと幽霊魚は少年が乗り越えなければならない試練の象徴だったのかもしれません。そんな気がします。
読了日:08月01日 著者:福田 隆浩
ぼくたちのサマーぼくたちのサマー感想
この物語はラストを読者に想像させる終わり方になっています。この後どうなったんだろう?とちょっと気になります。そして自分で好きなように想像しました。主人公の健吾が飼っていた柴犬にした事が最初は許せませんでした。でも反省して犬たちの為に、友達の為に歩き出したのは良かったと思いました。人は過ちを犯すものです。間違いをするものです。でも、間違いに気づき反省して歩き出した人間を責めるつもりはありません。間違いを間違いのまま置いておかずに自分に出来る事をやっていく事。大切だと思います。
読了日:08月01日 著者:本田 有明

読書メーター



淡路島で食べた鰆のたたき定食、とても美味しかったです。

鰆は春と秋が旬とのことなので、その時期に同じお店に生さわら丼を食べに行けたらいいねと家族で話しています。

春吉

食べログ 春吉