2015年12月の読書記録

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。
年末から年初にかけて色々な事があって疲れました。
その話については後程ブログに吐き出そうと思います。


12月の読書記録を残しておきます。
念願の20冊読破出来ました。
絵本や写真集なども含まれているのでちょっとズルですが…(^_^;)


2015年12月の読書メーター
読んだ本の数:20冊
読んだページ数:3372ページ
ナイス数:1735ナイス

十二支(えと)の動物たちの生き方事典 (コミュニティ・ブックス)十二支(えと)の動物たちの生き方事典 (コミュニティ・ブックス)感想
今年最後に読了した本がこの本となりました。干支にちなんだ様々なことわざや故事、英語でのことわざなども記載されてあります。巻末には表紙にも載っている水引で作られた干支のちょっと占い的な記載もあります。でも、それが当たっていると感じました。私は卯年、夫は申年、息子は午年、義母は酉年。それぞれの頁に書かれてある事柄にくすっと笑ってみたり、納得してみたり…。
読了日:12月31日 著者:
ねこじゃらしの野原 (子どもの文学傑作選)ねこじゃらしの野原 (子どもの文学傑作選)感想
谷あいの町のお豆腐屋さんのお話。色々なお客さんがやってきて楽しかった。印象に残ったのは次の3作品。『すずめのおくりもの』はすずめさんが律儀で可愛らしくて良かった。『ねずみの福引き』は線香花火による光の花畑を想像するだけでも楽しかった。『ひぐれのラッパ』はちょっと怖くて切なかった。
読了日:12月27日 著者:安房直子
くまとやまねこくまとやまねこ感想
いきなり悲しい場面から始まったので、いったいどうなるのかしら?と不安に思いながら読み始めた。でもやまねこさんが登場してバイオリンを弾いてくれて、くまさんはことりさんとの思いでに浸ることができた。ことりさんが可愛らしくて、本当に仲良しだったのだなあと思った。やまねこさんのおかげで立ち直ることが出来たくまさん。良かった。とても温かいお話でした。
読了日:12月27日 著者:湯本香樹実
レヴォリューションNo.0レヴォリューションNo.0感想
ゾンビーズ結成前のお話。ヒロシ君もまだ元気で思わず目頭が熱くなった。ドクターモローとの出会いもあり、「君たち、世界を変えてみたくはないか?」というセリフにしびれた。ここからゾンビーズが始まったのですね。彼らのお話をもっと読みたかったな。
読了日:12月24日 著者:金城一紀
ねずみのつくったあさごはん (1981年)ねずみのつくったあさごはん (1981年)感想
8匹の子供がいるお母さんねずみが、歯医者さんへやって来ます。今日は休診日だと断る歯医者さんに頼み込んで治療してもらいます。喜んだお母さんねずみはお礼にと繕い物をすることを申し出ます。そして、繕ってもらった靴下をはいた歯医者さんは朝食をご馳走になることに。可愛らしくて温かくてステキなお話でした。朝食のメニューが純和風なところも良かったです。
読了日:12月23日 著者:安房直子
幸せになる百通りの方法幸せになる百通りの方法感想
現代人の様子をリアルに皮肉を込めて書かれてあるように感じました。はっきり言ってあまり心に響きませんでした。唯一『ベンチマン』だけが心に残りました。その次が『原発がともす灯の下で』くらいでしょうか。ちょっと残念。私には合わなかったようです。
読了日:12月23日 著者:荻原浩
しろさびとまっちゃん 福島の保護猫と松村さんの、いいやんべぇな日々しろさびとまっちゃん 福島の保護猫と松村さんの、いいやんべぇな日々感想
松村さんは本当に凄い人です。たった一人警戒区域20キロ圏内に残り、動物達を助けていらっしゃる。その事を知った時に、どうしてもこの本が読みたくてしかたがありませんでした。やっと読めました。しろとさびの猫だけではなく、犬の石松やダチョウ、牛たちの世話までされているなんて、本当に凄いです。その勇気と強い思いはいったいどこから湧いてくるのでしょう?私には真似できません。震災から4年が経ち、今の松村さんはどうされているのでしょう?お元気に過ごされていらっしゃるのでしょうか?とても気になりました。
読了日:12月20日 著者:太田康介
おじいちゃんおばあちゃんだいすき―やさしさを詩に託した子供たちおじいちゃんおばあちゃんだいすき―やさしさを詩に託した子供たち感想
平成3年発行の初版本。当時先天性疾患を抱えた息子を連れて病院通いをしていた。子供たちの詩が温かくて気持ちが慰められた。読メに登録する為に引き出してきて久しぶりに読んだ。子供たちと祖父母とのつながりはとても暖かい。そして子供たちはよく大人を見ている。感心する。この本に登場する子供たちは今はもう立派な大人。どんな大人になっているのだろう?そして子供たちとどんな関わりをしているのだろう?そこには祖父母との関わりはあるのだろうか?ちょっと気になった。幸いにもうちの息子は祖父母と同居だったからふれあいがあった。
読了日:12月20日 著者:佐藤浩,青い窓の会
エンジェルフライト 国際霊柩送還士エンジェルフライト 国際霊柩送還士感想
海外で亡くなられた方を遺族の元へ運ぶ【国際霊柩送還士】という仕事がある事を初めて知りました。読友さんの感想を読んでこの本の事を知りました。読んで良かったです。感謝です。エアハースの皆さんには頭が下がります。亡くなられた方の、人間としての尊厳を守ってくださっていると感じました。人は、人として最後まで大切にされてあの世へと旅立っていきたいものだと思います。少なくとも私はそうです。海外とは御遺体に対する考え方も違うとの事。私は日本人で良かったと思いました。何度も泣きそうになりながら読了。
読了日:12月18日 著者:佐々涼子
はぎれでささっとハンドメイド (レッスンシリーズ)はぎれでささっとハンドメイド (レッスンシリーズ)感想
大量にある端切れをどうしたものか?と思い、図書館で借りました。う〜ん、やっぱり不器用な私にはちょっと無理かもしれません。作ってみたいという気持ちはあるのですが…。
読了日:12月16日 著者:
新装改定版 ブックカバーを作る: お気に入りの布ですぐできる/アイロンと両面テープで簡単きれい新装改定版 ブックカバーを作る: お気に入りの布ですぐできる/アイロンと両面テープで簡単きれい感想
手先が不器用で子供の頃からお裁縫は苦手でした。端切れがたくさんあるのがもったいなくて、でも、不器用でどうすることも出来なくて長い間放置していました。こんな方法があったんだ!と目からウロコでした。100円ショップで購入できる材料や道具がほとんどで、お手ごろ感があります。作ってみたいと思います。ただ、筋金入りの不器用な人間なので、果たして、できるかな?とちょっと心配です(~_~;)
読了日:12月16日 著者:えかたけい
作家と猫のものがたり (とんぼの本)作家と猫のものがたり (とんぼの本)感想
女性作家10名による猫の写真とエッセイ。どの猫も可愛らしくて楽しく読了。ただ、最後の向田和子さんが書かれている、向田邦子さんとマミオとの話は切なかった。ああ、猫を膝の上にのせて撫でてみたい!たまらなくそう思いました。
読了日:12月15日 著者:
笑顔のどうぶつ園 心がほぐれるリラックス写真集笑顔のどうぶつ園 心がほぐれるリラックス写真集感想
決して動物達が笑っているわけではないのですが、とてもいい笑顔!としか思えない表情が愛らしくて、思わずこちらも微笑んでしまいます。動物達の表情は本当に豊かで温かいですね。ありがとうと言いたいです。
読了日:12月13日 著者:松原卓二
晴れたらいいね晴れたらいいね感想
2015年の看護師高橋紗穂が、1944年の看護婦雪野サエの体にタイムスリップ。過酷な戦時中の異国の地で、看護という仕事に命をかけた女性たちの姿に感動した。とても辛いはずの世界ですが、紗穂の明るさと逞しさに救われている。ドリカムの「晴れたらいいね」の歌詞がこんなにもピッタリはまるなんて凄いです。沙穂が体にいた時雪野サエの意識はどこにあったのだろう?又彼女は戦後、紗穂が書いた従軍手帖をいったいどんな思いで読み返していたのだろう?そしてどんな思いで燃やしてしまったのだろう?とても気になる。ただ皆無事で良かった。
読了日:12月12日 著者:藤岡陽子
ボブがくれた世界 ぼくらの小さな冒険ボブがくれた世界 ぼくらの小さな冒険感想
ボブとジェームズの前作『ボブという名のストリート・キャット』が出版されるまでのお話。ジェームズが完全に麻薬と縁が切れて良かった。それにますますボブとの絆が深まり、本当に楽しそうに過ごせるようになって良かった。ジェームズが色々理不尽な目に遭いながらもボブと共に乗り越えていく姿は本当に素晴らしい。ボブは賢くて勇気もあって素晴らしい猫です。ジェームズと出来るだけ長く一緒にいられるといいなあと願うばかりです。
読了日:12月11日 著者:ジェームズ・ボーエン
おいで、一緒に行こう―福島原発20キロ圏内のペットレスキューおいで、一緒に行こう―福島原発20キロ圏内のペットレスキュー感想
福島原発事故、20キロ圏内のペットレスキューの記録。著者は初め、立ち入り禁止に違反してレスキューしている為、ボランティアに迷惑がかからないように時期を誤魔化すか、匿名にして発表するつもりでいた。けれども、それはおかしいと思うようになり、さらにボランティアの方々も実名でかまわないとおっしゃってくださり、決心がついたとの事。国はどうしてペットレスキューをそんなに嫌がるのだろうか?そちらの方が知りたくなった。本当は国がやるべきことだと思うのに。ペットと一緒に避難ができる環境を整える事がなぜできないのだろう?
読了日:12月8日 著者:森絵都
やさしい たのしい 野菜の蒸し料理やさしい たのしい 野菜の蒸し料理感想
野菜本来の味を楽しみたいと思い、手に取りました。蒸し料理ってそれが出来そうな気がしたので。木製の蒸し器はないけれども、ステンレスの蒸し器があるのでそれでチャレンジしてみようと思います。まずは蒸しポトフから。
読了日:12月7日 著者:野口真紀
恋愛写真―もうひとつの物語恋愛写真―もうひとつの物語感想
何年も前に読んだ作品。当時はラスト涙を流しながら読んだ。朝ドラで玉木宏さんと宮崎あおいさんを見て、『ただ、君を愛してる』で共演されていたのを思いだして、原作のこの本をもう一度読みたくなり手に取りました。やはり切ないお話でした。もどかしくて、切なくてでも、温かくて、心に残る作品です。恋愛ものは苦手なのですが、この作品は好きです。それはやっぱり、静流が魅力的だからだと思います。
読了日:12月6日 著者:市川拓司
惑星カロン惑星カロン感想
最初の話に登場する【呪いのフルート】が最後の表題作『惑星カロン』に繋がってくる。とても美しい装飾のフルートに関する悲しいお話。とても切ない。でも、あゆちゃんはきっと頑張って練習していつか必ずそのフルートを手にするだろう。草壁先生の過去にも少し触れられている。今後だんだん明らかになっていくのだろうか?それにしても相変わらずハルタとチカちゃんの恋のさや当ては笑わせてくれる。今回はチカママにも笑わせてもらった。
読了日:12月5日 著者:初野晴
月の砂漠をさばさばと月の砂漠をさばさばと感想
作家の母親と娘のさきちゃんの日常を描いた作品。母娘の会話が面白くて楽しかったです。ただ、最初の『くまの名前』でさきちゃんが「苗字が変わる」発言をした時にお母さんの様子がおかしかったのでなぜかな?と思っていました。お父さんの姿がないことも疑問に思っていました。でも、『ふわふわの綿菓子』でなんとなく事情が垣間見えました。明るい親子にも触れられない過去がありそうです。『猫が飼いたい』はさきちゃんに共感できました。まるで子供の頃の自分を見るようでした。さきちゃんの努力する姿を見てお母さんが流した涙が印象的でした。
読了日:12月1日 著者:北村薫

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