2015年11月の読書記録

11月の出来事と読書記録を残しておきます。
まず最初に、今年の5月に保護してお預かり期限が切れ、警察に申し出て、我が家の子となったハナ。
保護した時よりもだいぶ大きくなりました。
指を出すと乗ってくるようにもなりました。
放鳥して十分遊んだ後、ケージの入り口を近づけると自分から中へ戻るようにもなりました。
ただ、義母が咬まれて嫌がっています。
なぜか、義母だけ咬まれるのですよね〜(~_~;)
なぜ?


ユキが卵を産みました。全部で3個。

巣箱の中で一生懸命温めていましたが、孵りませんでした。
トワとちゃんと交尾できていなかったようです。
月末の日曜日に巣箱をケージから外して卵を取り除きました。
ユキはかなり怒っていましたが、彼女の体力を考えるともう限界でした。
孵らない卵をこれ以上抱かせるのは可哀想なので、心を鬼にして取り除きました。


2015年11月の読書メーター
読んだ本の数:19冊
読んだページ数:3216ページ
ナイス数:2014ナイス

ゼロ!  こぎゃんかわいか動物がなぜ死なねばならんと?ゼロ! こぎゃんかわいか動物がなぜ死なねばならんと?感想
熊本市動物愛護センターと善意ある市民の方々の、殺処分ゼロを目指して奮闘した記録。無責任な飼い主のせいで一向に減らない収容される犬や猫たち。センターの人達の気持ちも知らずに、勝手に捨てていく非常識な人達には腹がたった。ペットショップでの衝動買いを防ぐ為に、この本の中に登場する田中さんのショップのように、飼い主に通ってもらって信頼関係を築いてから販売するやり方を、法律で決めてもらいたいと思った。そうすれば動物と飼い主とのミスマッチもなくなり、こんなはずではなかったと、飼うことを放棄する事もなくなるだろう。
読了日:11月28日 著者:片野ゆか
あんずの木の下で:体の不自由な子どもたちの太平洋戦争あんずの木の下で:体の不自由な子どもたちの太平洋戦争感想
体の不自由な子供達が疎開させてもらえないどころか、人間扱いされない戦時下の、人の心が恐ろしかった。兵士として役に立たない者は人じゃないだなんて、酷すぎる。そんな事があったなんて今まで知りませんでした。恥ずかしいです。光明学校の校長先生はじめ上山田温泉の皆さんには頭が下がります。本当に疎開が出来て無事に終戦を迎えることが出来て良かった。もう二度と戦争はおこしてはいけない。子供向けの作品ですが、淡々と書かれてあって、読みやすいです。
読了日:11月23日 著者:小手鞠るい
ボブという名のストリート・キャットボブという名のストリート・キャット感想
表紙のボブに一目惚れ。なんて瞳に力のある猫なんでしょう!ジェームズもロンドンの人達もボブに惹かれたわけです。政府の援助を受けながら麻薬から立ち直るプログラムに参加しつつ街角で演奏をしてその日暮らしをしていたジェームズ。でもボブと出逢い強い絆で結ばれることにより、麻薬と手を切り、未来へ向かって歩き出した。もはやお互いになくてはならない存在。晴れの日も有れば土砂降りの雨の日もある。冷たい仕打ちにあう事も有れば人の優しさに救われる日もある。でも一人と一匹はきっとこれからも共に歩んで行くのでしょう。幸あれ!
読了日:11月22日 著者:
トオリヌケ キンシトオリヌケ キンシ感想
様々な病気や症状を抱えた人達を主人公とした6篇のお話。場面緘黙症共感覚、脳腫瘍、相貌失認症、半側空間無視白血病。相貌失認症以外は知っていた。『トオリヌケ キンシ』陽君とあずささんのこれからが楽しみ『平穏で平凡で、幸運な人生』素敵な家族に幸あれ。『空蝉』やるせない。でもタクミとタクヤのこれからはきっと良い人生になると思う。『フー・アー・ユー』素敵なカップル。『座敷童と兎と亀と』亀井のおじいちゃんが可愛い。兎野さん一家に拍手!『この出口の無い、閉ざされた部屋で』伊東君、緑野さんの呪いできっと幸せになって。
読了日:11月21日 著者:加納朋子
おれたちの故郷 (おれのおばさん)おれたちの故郷 (おれのおばさん)感想
魴鮄舎を閉めるというおばさんに、卓也が激怒。集まってきた陽介たちとの話し合いもままならない。あれだけパワフルなおばさんが閉めるというのは何かよっぽどの理由があるのだろう。それは何だろう?と思いながら読んだ。最後にその理由が分かった。そうですよね。おばさんだって人間だもの。悩むし苦しむよね。でも、魴鮄舎が存続できる希望が見えてきてよかった。陽介たちは高校生とは思えないほどの活躍ぶり。それはとりもなおさず『故郷』である魴鮄舎があるからこそ。
読了日:11月18日 著者:佐川光晴
おべんとうの時間 3 (翼の王国books)おべんとうの時間 3 (翼の王国books)感想
お弁当シリーズも早3巻目。今回も目の保養をさせて頂きました。お弁当にもドラマがありますね。取材後にそのお仕事を引退された方がいらっしゃって、間に合ってよかったと阿部さんが書かれてました。本当、間に合ってよかったですよね。印象に残ったのは沖縄小浜島の知念さん御夫婦。パラソルの下で仲よくお弁当を食べる姿が可愛らしくて良いご夫婦だなあと思いました。
読了日:11月17日 著者:阿部了,阿部直美
待っている犬  東日本大震災で被災した犬猫たち待っている犬 東日本大震災で被災した犬猫たち感想
東日本大震災で被災した犬や猫たち。家族も同然のその子たちを置いてきぼりには出来ない。でも避難所の中に入れる事は出来ない。泥まみれで亡くなっていた犬の姿には涙が出た。思わず「辛かったね。頑張ったね。虹の橋で思いっきり走り回ってね」と写真に声をかけていた。又行方不明の犬を探すポスターに『死骸でもいいです』と書かれてあって飼い主さんの必死の思いが辛い。高齢の子たちにとっては被災したことのストレスは相当なものだったのだろう。次々に亡くなっていく姿に涙が出た。保護してお世話をしてくださっている方々に頭がさがる。
読了日:11月15日 著者:ドックウッド
おねえちゃんにあった夜 (児童書)おねえちゃんにあった夜 (児童書)感想
自分が生まれる前に亡くなった姉。色褪せた写真でしか知らなかった姉が現れて、一緒に自転車に乗り、一夜を過ごす。おねえちゃんはどんな気持ちで弟に会いに来たのかな?とても温かくて切なくてステキな絵本。弟が姉に会ったと話すとママは「ほんとうに?」と答え、決して否定せずに聞く姿勢を見せたことにホッとした。きっとこのあと、いっぱい話をしながら朝食をとったのだろうなあと想像した。
読了日:11月15日 著者:シェフアールツ
封印された日本の離島封印された日本の離島感想
“封印された”とありますが、封印されてる島はありません。確かに過去においては上陸禁止の島もありましたが…。離島・孤島・無人島、様々な島の歴史や風習など、興味深く読みました。平均に沖縄や鹿児島の島は、怖く切ない歴史があったり、足を踏み入れてはいけない場所が多かったりして、ちょっと怖い印象を受けました。
読了日:11月14日 著者:歴史ミステリー研究会
コンパニオンバード No.23: 鳥たちと楽しく快適に暮らすための情報誌コンパニオンバード No.23: 鳥たちと楽しく快適に暮らすための情報誌感想
スミレコンゴウインコ、図鑑とかで絶滅危惧種として知っていたけれども、幼鳥が日本に上陸していたのですね。それはビックリ!繁殖して数が増えるといいですね。いつもながら鳥さんたちの写真に癒されます。後、病気(感染症)の説明が勉強になりました。
読了日:11月14日 著者:
いのちの花~捨てられた犬と猫の魂を花に変えた私たちの物語~いのちの花~捨てられた犬と猫の魂を花に変えた私たちの物語~感想
青森県立三本木農業高校動物学科の生徒さん達の取り組み『いのちの花』殺処分された動物達の骨が産業廃棄物扱いされている事を知ってショックを受けた彼女達は、その骨を譲り受け、土に返し、花を育てる事にする。現実を知ってもらい、悲しい運命をたどる動物たちが少しでも減る事を願って、『いのちの花』を配り、人々に訴えていく。中には骨を土に混ぜて花を育てる事に抵抗を感じる人もいる。感じ方は人それぞれだから仕方がないと思うけれども、私は、ただゴミみたいに捨てられるのでなく、美しい花に動物達の命が息づいているように感じる。
読了日:11月9日 著者:向井愛実
天使になった犬達天使になった犬達感想
題名を見ただけでもう想像がついて辛かった。でも現実をしっかり見なくてはと思い読みました。著者は自身でも保護犬をたくさん引き受けて一緒に生活しながら、スクールで犬の事を教えている。これからを背負う若い人達にこそ動物愛護の精神をしっかり学んでほしいと。子犬を購入してすぐに1週間彼氏と旅行へ行き、帰宅すると子犬が死んでいたと、ペットショップへ怒鳴り込んできた女性がいたというエピソードには開いた口がふさがらなかった。日本の教育はこんなバカを作り出すようになってしまったのか。情けない。→続く
読了日:11月8日 著者:篠原淳美
ゆれるシッポの子犬・きらら (ノンフィクション・生きるチカラ)ゆれるシッポの子犬・きらら (ノンフィクション・生きるチカラ)感想
母親と一緒に捨てられてしまった2匹の子犬マルときらら。3匹はやがて捕まってセンターへ収容されてしまいます。そこで親子は離れ離れに。子犬達は素敵な飼い主に引き取られましたが、母親は…。きららは幸せであればあるほど、母親の事を思うと気持ちが沈んでしまいます。ところが…。最後はとてもハッピーエンド。ほっとしました。作者の今西乃子さんの『命の授業』を受けた小学5年生の言葉が胸に響きました。その言葉がこの作品のテーマです。ジュニア向けですが是非読んでみてください。
読了日:11月7日 著者:今西乃子
命がこぼれおちる前に―収容された犬猫の命をつなぐ人びと (感動ノンフィクションシリーズ)命がこぼれおちる前に―収容された犬猫の命をつなぐ人びと (感動ノンフィクションシリーズ)感想
千葉市動物保護指導センターの動物たちを救いだすボランティア活動をしている植松雅美さんたちに頭が下がります。彼女たちの熱い思いが伝わって職員(獣医)の二井谷佳代さんも協力し始めます。二酸化炭素による窒息死の殺処分が無くなり、注射による安楽死に変わってきたとの事。まだ殺処分がゼロになったわけではないけれども、少なくとも苦しみながら死んでいく事がなくなっただけでも進歩だと思う。一個人が熱心に働きかけることにより、協力者も増えていき、行政までも動かす事が出来る事を雅美さんは教えてくれました。
読了日:11月6日 著者:今西乃子,浜田一男
夢見る犬たち 五番犬舎の奇跡夢見る犬たち 五番犬舎の奇跡感想
外国でも日本と同じで動物愛護センターがあって、殺処分されてしまうのですね。でもこの本に出てくるセンターはそうさせない事をポリシーに運営されている。顔に怪我をしてなかなか引き取り手のみつからないラルフを中心に物語は綴られる。性格もいいラルフ、ただ顔が醜いというだけで貰い手がみつからない。とても切ない。同じ犬舎の仲の良い他の犬たちもそれぞれ問題を抱えている。犬だって心が傷つくよね。全て飼い主が悪いと思う。それでも最後は仲の良かった犬達もラルフも幸せになれて良かった。
読了日:11月6日 著者:クリフマクニッシュ
犬たちがくれた音―聴導犬誕生物語 (ノンフィクション 知られざる世界)犬たちがくれた音―聴導犬誕生物語 (ノンフィクション 知られざる世界)感想
動物保護団体の前に捨てられいた子犬。その内の1匹のハナが聴導犬に向いているのではないかという事で、その訓練が始まる。聴導犬の事はテレビなどで知っていましたが、どのように育てられるのか?どのように訓練されるのか?どのような方達が育ててくださっているのか?全然知りませんでした。この本を読んで良かったです。盲導犬聴導犬介助犬を動物虐待と言う人がおられるとの事。それは違うと思う。犬だって、中にはそういう仕事をする事によって瞳を輝かせて、喜ぶ子だっていると思う。人間でいう所の生きがい。犬にだってあると思う。
読了日:11月3日 著者:高橋うらら,MAYUMI
おれたちの約束 (おれのおばさん)おれたちの約束 (おれのおばさん)感想
『おれたちの約束』仙台の高校へ進学した陽介。新しい仲間もでき、楽しく学校生活を送る彼にとって唯一気にかかるのが父親のこと。高校へ入学する前に父に会いに行った事によって、父親への怒りが込み上げてしまい、波子とも喧嘩別れすることに。そこへ大地震が起きる。罪を犯した父親をそう簡単には許せないだろう。級友たちによって思いもかけない再会を果たした陽介家族3人。果たして家族は元通りになれるのか?次巻が楽しみ。『あたしのあした』自分の誕生日を忘れていたおばさん。魴鮄舎の子供たちのサプライズが素敵。
読了日:11月3日 著者:佐川光晴
そして生活はつづくそして生活はつづく感想
今見ているドラマに全然笑わない役柄で出演されていて、どんな方なのだろう?と思い読みました。当たり前ですが、役柄とは全然違いましたね。普通の男性でしたね。いや、普通ではないのだろうか?私にはよくわかりません。「おじいちゃんはつづく」は切なかったです。それと、「はたち」という漫画は心に残りました。たとえネズミであってもそういう感情を持つ方なのだと。
読了日:11月2日 著者:星野源
いつでも会えるいつでも会える感想
今日、図書館から借りてきました。とても可愛い絵だからこそ、グッと胸にきました。シロちゃんのミキちゃんへの想いの強さに胸をうたれました。そうですよね。いつだって犬の方が先に逝くとは限らない。飼い主の方が先に逝ってしまう事だってある。どちらの場合でも辛い事に変わりはないけれども、『いつでも会える』のですよね。
読了日:11月1日 著者:菊田まりこ

読書メーター



11月は動物に関する本を多く読みました。
少しでも殺処分が無くなるように、自分に出来ることを考えた月でもありました。
買い物のお釣りを募金箱に入れたら、店員さんからお礼を言われて恥ずかしかった。
もっとたくさん募金できればいいのだけれども…と、読書メーターでつぶやいたら、
読友さんから諭されました。
無理のない範囲で募金すればいいんだよ、と。
なので、無理のない範囲で少しずつ募金していくことにします。