イチゴの花と保育所の思い出

ベランダのプランターで、イチゴの白くて可憐な花が咲き始めました。
昨年は豊作でたくさんの美味しいイチゴを食べることができました。
果たして、今年の出来はどうでしょう?


息子は大の果物好きです。
とりわけ、イチゴとブドウには目がないです。
離乳食の時、デザートに食べさせていたのが、イチゴミルクでした。
イチゴを潰してミルクと砂糖をかけて食べさせていました。
息子はそれがお気に入りでした。
息子のイチゴ好きはそのせいだと主人に言われています。
季節ごとの旬の果物を必ずデザートに食べさせていたので、
いまだに食後には果物を食べないと気がすまないようです。


私達夫婦は一緒に仕事をしている為、そして、息子は一人っ子の為、
早い時期から保育所へ入れようと話し合って決めました。
勿論、主人の両親には大反対されました。
でも、ひ弱な一人っ子にするわけにはいかないので、
大勢の人間の中でもまれてたくましく成長させる為にも
それは必要だと思い、決めました。


ただ、心配だったのが、心臓の事です。
主人が子供の頃、心臓病を理由に地元の公立幼稚園への入園を拒否された
事があったそうです。
その経験があった為、果たして受け入れてもらえるのかどうかが問題でした。
ところが無事に審査をパスして、晴れて入所する事ができました。
そして、驚いたことに、所長さんと担任の保母さんが、息子の病気の事を
詳しく知りたいと、一緒に病院まで先生のお話を聞きに行ってくださったのです。
主人の過去の話を聞いていた私には本当に驚きでした。
でも、嬉しかったです。
それだけ熱心に対応してくださる保育所の皆さんがありがたかったです。


大阪市立の保育所では、昼食のおかずは出ますが、ご飯やパン等主食は
持参しなければなりません。
そして何より息子にとって救いだったのは、果物が出ることでした(;^_^A
ある日、迎えに行った私に保母さんがおっしゃいました。
保母さん「●ちゃん(息子)は果物が好きなんですね」
私    「ええ、もう果物には目がないんです」
保母さん「今日のデザートが巨峰だったんですよ。二つだけよと言ったら、
      ●ちゃんは私の顔を見ながら、一つ二つと取って、さらに三つ
      四つと取り続けるんですよ。ううんと首を振って二つだけ、と
      言ったら、全部戻して、又一つ二つ三つと取り続けるんですよ。
      それを何回も繰り返したんですよ」
私    「きゃあ、すみません。ブドウは大好物なんです!」

と恥ずかしいやら可笑しいやら。


ベランダでイチゴを育て始めたのも、大阪城公園の植木市で、
イチゴがたわわに実った鉢植えを息子が見つけた為です。
親バカな私はその鉢植えを買って帰り、以来、その一株から
どんどん繁殖したイチゴで、今はベランダのプランター
すべて占領されてしまいました  (;~〓~) アセアセ